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Yamareco

記録ID: 648350
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

八ヶ岳(赤岳・権現岳)キレットを越えツクモグサに再会

2015年05月28日(木) 〜 2015年05月29日(金)
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GPS
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距離
17.9km
登り
1,754m
下り
1,830m

コースタイム

※ルート図は手描きで特に日ノ岳方面はアバウトです。
◆2015年5月28日(木)   ◆2015年5月29日(金)
09:23 観音平発      05:43 権現小屋発      09:10 地蔵分岐通過(ツクモグサを探索)
10:27 押手川通過     07:03 キレット小屋分岐着  09:57 地蔵分岐通過(探索終了し下山)
11:23 青年小屋着     07:08 キレット小屋分岐発  10:37 行者小屋着
11:55 青年小屋発     08:26 赤岳着        10:48 行者小屋発
12:49 権現小屋着     08:45 赤岳発        13:13 美濃戸口着
※5月28日(木)…青年小屋から[乙女の水]へ給水に向かっています。
※5月29日(金)…地蔵分岐からツクモグサを求めて日ノ岳方面に向かいまた戻って地蔵尾根を下っています。
天候 ◆2015年5月28日(木) 曇り時々晴れ
◆2015年5月29日(金) 晴れのち曇り、のち小雨
過去天気図(気象庁) 2015年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス タクシー
◆2015年5月28日(木)
新 宿7:00-8:54小淵沢(スーパーあずさ1号)  
小淵沢→観音平=タクシー 約15分  \3,340

◆2015年5月29日(金)
美濃戸口14:45-15:22茅 野  バス \930 切符は八ヶ岳山荘売店で販売していました。
茅  野15:50-18:07新 宿(あずさ24号)
コース状況/
危険箇所等
◆熊
2年前の同じ時期に西岳方面で人を襲い軽傷を負わせた熊が編笠山や西岳の麓に
住みついているとのこと。しかも年々狂暴化しているようなので注意が必要です。
◆残雪
今年は八ヶ岳もこの30年で1,2番の雪の少なさだとか。押手川〜青年小屋(巻道経
由)、地蔵尾根〜行者小屋〜美濃戸の登山道上に残雪がありますがかかとを蹴りこん
で滑らないようにし慎重に下ればまず問題ないかと思います。
◆ハイマツ
ツルネ、キレット小屋周辺の登山道は細く、ハイマツが覆いかぶさっています。
こだわりがなければ長ズボン、長袖シャツの方が安全です。また降雨直後もこの
周辺はハイマツで濡れると思います。
◆権現岳〜赤岳の鎖場や岩場
三点支持をしっかり意識して歩き、常に前だけでなく左右にも注意を払い、岩に
付けられたペンキを確認していけば落ちることもなく道を間違えることもないと
思います。
◆水場
[乙女の水][行者小屋]ともたくさん流れていました。無料です。
その他周辺情報 ◆八ヶ岳山荘
下山後の入浴・・・http://www.yatsugatake.gr.jp/yatugatake.html
◆WC
観音平の駐車場にあります。権現小屋のトイレはエコトイレ(紙あり)で\100。
ファイル
(更新時刻:2015/05/30 05:42)
(更新時刻:2015/05/30 10:57)
平日でも多くの車が停まって
いた観音平を出発します。

 
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平日でも多くの車が停まって
いた観音平を出発します。

 
苔生しています。


 
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苔生しています。


 
押手川の分岐。迷わず巻き道
を選択し、青年小屋に一直線

 
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押手川の分岐。迷わず巻き道
を選択し、青年小屋に一直線

 
「遠い飲み屋」青年小屋に
着きました。

 
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「遠い飲み屋」青年小屋に
着きました。

 
青年小屋から歩いて4~5分、
「乙女の水」で給水。

 
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青年小屋から歩いて4~5分、
「乙女の水」で給水。

 
「もっと遠い飲み屋」
権現小屋を目指します。

 
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「もっと遠い飲み屋」
権現小屋を目指します。

 
岩稜帯を歩くのも
1年半ぶり。

 
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岩稜帯を歩くのも
1年半ぶり。

 
権現小屋(左)と権現岳(右)が
見えてきました。

 
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権現小屋(左)と権現岳(右)が
見えてきました。

 
到着し小屋のなかに入ると
置手紙がありました。
小屋番さんは15:30ごろ
戻ってこられました。 
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到着し小屋のなかに入ると
置手紙がありました。
小屋番さんは15:30ごろ
戻ってこられました。 
時間もあったので
権現岳にいってきました。

 
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時間もあったので
権現岳にいってきました。

 
キバナシャクナゲ。


 
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キバナシャクナゲ。


 
久しぶりに見る
八ヶ岳主峰群。

 
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久しぶりに見る
八ヶ岳主峰群。

 
郷愁を感じる小屋。炬燵には
豆炭が入っていました。

 
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郷愁を感じる小屋。炬燵には
豆炭が入っていました。

 
ランプが灯されて。


 
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ランプが灯されて。


 
2年振り3回目の権現小屋の夜
は静かでした。これは2年前
にもいただいた独特の味わい
のする飲み物です。 
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2年振り3回目の権現小屋の夜
は静かでした。これは2年前
にもいただいた独特の味わい
のする飲み物です。 
夕食。2杯半食べました。
何故か山から下りたら体重
が増えていました。
  
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夕食。2杯半食べました。
何故か山から下りたら体重
が増えていました。
  
朝食。私一人だったので
5:00にしてもらいました。

 
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朝食。私一人だったので
5:00にしてもらいました。

 
北岳  [権現小屋から]


 
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北岳  [権現小屋から]


 
甲斐駒ヶ岳(左)と
仙丈ヶ岳(右)
     [権現小屋から]
 
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甲斐駒ヶ岳(左)と
仙丈ヶ岳(右)
     [権現小屋から]
 
権現小屋を出発。


 
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権現小屋を出発。


 
あっ 富士山だ!


 
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あっ 富士山だ!


 
そんな盛り上がりをかき消す
ようにすぐ源治梯子61段が
待っていました。
 
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そんな盛り上がりをかき消す
ようにすぐ源治梯子61段が
待っていました。
 
横から見ると源治梯子は傾斜
が付いているように感じるの
ですが上から見るとまったく
そんな感じはなく・・・。
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横から見ると源治梯子は傾斜
が付いているように感じるの
ですが上から見るとまったく
そんな感じはなく・・・。
キレット小屋。7月上旬から
営業されるとのこと。

 
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キレット小屋。7月上旬から
営業されるとのこと。

 
いよいよ修羅場も後半戦。


 
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いよいよ修羅場も後半戦。


 
ペンキの〇印など確認を
しながら登ります。

 
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ペンキの〇印など確認を
しながら登ります。

 
鎖や岩場もより安全を
意識して歩きました。

 
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鎖や岩場もより安全を
意識して歩きました。

 
頂上へあと少しだそうです。


 
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頂上へあと少しだそうです。


 
赤岳頂上。


 
歩いてきた方向には、権現岳
の頭上に北岳・甲斐駒ヶ岳・
仙丈ヶ岳が連なっています。
 
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歩いてきた方向には、権現岳
の頭上に北岳・甲斐駒ヶ岳・
仙丈ヶ岳が連なっています。
 
ツクモグサを求めて横岳方面
に向かいます。

 
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ツクモグサを求めて横岳方面
に向かいます。

 
地蔵の分岐も過ぎ、振り返る
と秀麗な赤岳の姿が。

 
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地蔵の分岐も過ぎ、振り返る
と秀麗な赤岳の姿が。

 
2年ぶり。


 
再会できました。


 
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再会できました。


 
陽の光を求めて
それぞれの表情

 
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陽の光を求めて
それぞれの表情

 
地蔵の分岐から地蔵尾根を
下ります。眼下に行者小屋
が見えています。
 
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地蔵の分岐から地蔵尾根を
下ります。眼下に行者小屋
が見えています。
 
行者小屋。2年前同様この
あたりから小雨がパラパラ

 
 
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行者小屋。2年前同様この
あたりから小雨がパラパラ

 
 
ホテイラン。

この花を探していらっしゃる
方も多いそうです。
 
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ホテイラン。

この花を探していらっしゃる
方も多いそうです。
 
もうすぐ美濃戸口だという
ところでカモシカ。

 
 
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もうすぐ美濃戸口だという
ところでカモシカ。

 
 
美濃戸口・八ヶ岳山荘に到
着。風呂にも入り、風呂上
がりの生ビールも。美味か
ったです。
 
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美濃戸口・八ヶ岳山荘に到
着。風呂にも入り、風呂上
がりの生ビールも。美味か
ったです。
 

感想

権現小屋に一泊しキレットを抜け赤岳の向こう側に行く登山もこれが3回目になります。

3回とも権現小屋の小屋番さんは広島出身のシゲさん。過去の泊りでは広島の政治経済、
そして広島カープの話題で長く熱い夜に。さて今回はと思いきや、その手の話は早々に
終わり昨年の小屋でのある出来事に話は終始しました。切なくとも深い絆を感じる・・、
これまでとは一線を画したしんみりとした一夜になりました。

登山自体はギリギリ天候に恵まれ、どこにどういった山があるかグルッと見渡すことが
できました。一定程度以上の標高(つまり赤岳)から見える南、中央、北の各アルプスの
山容は圧倒的な存在感がありました。また権現岳をあとにし、キレットから赤岳頂上を
目指して登れば登るほど権現岳に隠れていた北岳・甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳がその雄姿を
現わしてくれました。その屹然とした立姿には畏怖の念を改めて強く覚えるものでした。
また、北アルプスも焼岳から白馬岳まで綺麗に一直線に見えていました。大キレットも
ハッキリと。2年ぶりに見る赤岳からの光景はとても感慨深く感動的でした。

そういった迫力満点の眺望もあれば高山に咲き我々の心に潤いを与えてくれる希少な花。
いつも変わらぬ峰々の美しさとそこに生きる人の誠実さを感じた八ヶ岳の二日間でした。




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