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Yamareco

記録ID: 6487978
全員に公開
雪山ハイキング
磐梯・吾妻・安達太良

雄国沼 *'。.*`*‵・゜・:。..白とグレーのガラス瓶

2024年02月23日(金) [日帰り]
 - 拍手
blueblu その他1人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
07:27
距離
11.7km
登り
514m
下り
508m
歩くペース
ゆっくり
1.61.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:33
休憩
0:45
合計
7:18
距離 11.7km 登り 514m 下り 519m
8:24
28
8:52
9:00
63
10:03
5
10:08
10:10
2
10:12
10:19
51
11:10
11:12
7
猫魔ヶ岳登山道徒渉点(湯沢川左俣)
11:19
11:22
23
徒渉点(湯沢川右俣)
11:45
42
湖岸着(寛文浜)
12:27
12:44
1
12:45
6
12:51
41
13:32
13:38
107
15:25
ゴール地点
天候 くもりからの小雪ちらちら。無風。マイナス7~マイナス4度。
過去天気図(気象庁) 2024年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
・雄子沢駐車場は除雪されていました。8時前で10台程度でほぼ満車。
・磐梯町側からのアクセス国道は駐車場手前の数kmは圧雪凍結しています。五色沼までは乾燥路面でした。
コース状況/
危険箇所等
▪️通常の冬季コースはすべてトレース~薄いトレースあり。締まった雪の上に10cm程度の新雪で,トレース外でも踏み抜きほぼなしでした。登りの途中から最後まで軽アイゼンをつけました。ワカンは使いませんでした。

▪️駐車場→休憩舎:今朝の先行者さんトレースは途中まで沢沿いで,沢沿いコースが徒渉になる直前で一段高い夏道沿いに登っていました。私たちはその先も沢沿いを選択し,数日前のうすくなったトレースをたどりました。徒渉が2回続きます(写真)。そのあと地形図の崖マークのところでやや高い斜面を通過し,その後はゆるく登っていって夏道沿いに合流しました。

▪️休憩舎→猫魔ケ岳登山道→湖畔→休憩舎:猫魔ヶ岳登山道には数日前の薄いトレース上に,今日お一人先行の方のトレースがありました。このコースは全く赤テープないんですがトレースは的確で,湯沢川左俣の徒渉点も地図どおりの地点でステップもできており,ありがたかったです。私たちはその徒渉の先でトレースを右にはずれ,すぐに湯沢川右俣を徒渉で越し,ノートレースを気ままに進んで湖畔経由で休憩舎に戻りました。終始,アイゼンで踏み抜きなしで快適でした。

▪️休憩舎→雄国山→駐車場:山頂までは今日のトレース明瞭,その先もトレースの判別は容易でした。最後の1164mピークはトレースを逸れて北側の緩斜面をトラバースして迂回しましたが,今日は天候・雪の状態が良かったおかげで安全に進めたので,一般的ではないです。
その他周辺情報 ・雄国沼の地形・地質,および江戸期以降の水利開発の歴史については,下記の資料に詳しいです。沼周辺の詳細な地名の図も載っています。
新協地水株式会社(郡山市)さん発行の広報誌「土と水」
2007年1月号(第49号)福島県の湧水シリーズ(その26)雄国沼-明るく開けたカルデラ湖-
http://sinkyo-tisui.co.jp/e_and_w_old/no49/fr04.html
曇り空の雄子沢。今朝の先行者さんたちのトレースはみな,徒渉点手前で一段上に上がっていました。私たちはそのまま沢沿いを進むことにし,その先は数日前の薄いトレースをたどります。最初の徒渉点で右岸に渡り,
2024年02月23日 08:57撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
13
2/23 8:57
曇り空の雄子沢。今朝の先行者さんたちのトレースはみな,徒渉点手前で一段上に上がっていました。私たちはそのまま沢沿いを進むことにし,その先は数日前の薄いトレースをたどります。最初の徒渉点で右岸に渡り,
ほどなく再度左岸に渡ります。今日は気温が高くないので水量はたいしたことなく,飛び石的に渡れました。
2024年02月23日 09:02撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/23 9:02
ほどなく再度左岸に渡ります。今日は気温が高くないので水量はたいしたことなく,飛び石的に渡れました。
今日は一時的に寒めでも,木々の下はすでに根開けっぽく,春の近さを感じますー。
2024年02月23日 09:30撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/23 9:30
今日は一時的に寒めでも,木々の下はすでに根開けっぽく,春の近さを感じますー。
上のほうを見げたら…うひょ,霧氷になってるみたいで期待大っす◎
2024年02月23日 09:33撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/23 9:33
上のほうを見げたら…うひょ,霧氷になってるみたいで期待大っす◎
じきに沢を離れて,ブナ純林の斜面に入っていきます。きれい。...なのですが,この密な生え具合が自分的には少し圧迫感あり…
2024年02月23日 09:50撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/23 9:50
じきに沢を離れて,ブナ純林の斜面に入っていきます。きれい。...なのですが,この密な生え具合が自分的には少し圧迫感あり…
沼の縁が近づくとガスが流れてあたりが白くなり,気温がスッと下がるのがわかりました。お山の扉をひとつ開けました。わくわく〜。
2024年02月23日 09:57撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/23 9:57
沼の縁が近づくとガスが流れてあたりが白くなり,気温がスッと下がるのがわかりました。お山の扉をひとつ開けました。わくわく〜。
休憩舎を過ぎて,湖岸に到着です。ゆるゆると白い世界にすべり込みました。なーにもみえません( ;∀;)。
2024年02月23日 10:13撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
7
2/23 10:13
休憩舎を過ぎて,湖岸に到着です。ゆるゆると白い世界にすべり込みました。なーにもみえません( ;∀;)。
湖岸を東に進んで猫魔ヶ岳への登山道に入ってみます。最初は「百間土手」(または「雄国堤」)と呼ばれる江戸時代初期にルーツをもつ築堤を歩きます。
2024年02月23日 10:22撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/23 10:22
湖岸を東に進んで猫魔ヶ岳への登山道に入ってみます。最初は「百間土手」(または「雄国堤」)と呼ばれる江戸時代初期にルーツをもつ築堤を歩きます。
顔を出した水面がオブジェのよう。このころから小雪がちらつき始め,以後ずっとかすかに降っていました。ロマンチックです。
2024年02月23日 10:34撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/23 10:34
顔を出した水面がオブジェのよう。このころから小雪がちらつき始め,以後ずっとかすかに降っていました。ロマンチックです。
見えてきた湖岸とその周囲は,霧氷とちらつく小雪でいろどられ,
2024年02月23日 10:35撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/23 10:35
見えてきた湖岸とその周囲は,霧氷とちらつく小雪でいろどられ,
めっちゃきれいです(語彙...)。
2024年02月23日 10:40撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/23 10:40
めっちゃきれいです(語彙...)。
湖岸を離れ,猫魔ヶ岳に向かう登山道に入ります。確乎とした先行者さんのトレースがありがたいです。
2024年02月23日 10:48撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/23 10:48
湖岸を離れ,猫魔ヶ岳に向かう登山道に入ります。確乎とした先行者さんのトレースがありがたいです。
ここのブナ林,霧氷と新雪で
2024年02月23日 10:48撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/23 10:48
ここのブナ林,霧氷と新雪で
めっちゃきれいです(語彙...)。その後登山道をはずして気ままにすいすい歩き回り,
2024年02月23日 11:02撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/23 11:02
めっちゃきれいです(語彙...)。その後登山道をはずして気ままにすいすい歩き回り,
ぉぉ,という姿の巨木にあいさつし,
2024年02月23日 11:31撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/23 11:31
ぉぉ,という姿の巨木にあいさつし,
湖岸の雪原に出ました。対岸に小さく休憩舎。ここは「寛文浜」というそうです。山が押し出す土砂が年々歳々去年も今年も流れ積もってできる湖畔扇状地がつくる平原です。
2024年02月23日 11:36撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/23 11:36
湖岸の雪原に出ました。対岸に小さく休憩舎。ここは「寛文浜」というそうです。山が押し出す土砂が年々歳々去年も今年も流れ積もってできる湖畔扇状地がつくる平原です。
この雪原は,
2024年02月23日 11:43撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/23 11:43
この雪原は,
まちがいなく,
2024年02月23日 11:45撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/23 11:45
まちがいなく,
今日のハイライト。別世界感ありあり。
2024年02月23日 11:52撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/23 11:52
今日のハイライト。別世界感ありあり。
凍った樹々が,
2024年02月23日 11:51撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/23 11:51
凍った樹々が,
白い空間に映えることおびただしいです。
2024年02月23日 11:52撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/23 11:52
白い空間に映えることおびただしいです。
沢の流出口も今日は難なく渡れました。(ラッキー)
2024年02月23日 11:57撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
8
2/23 11:57
沢の流出口も今日は難なく渡れました。(ラッキー)
また巨木にあいさつ。
2024年02月23日 11:57撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/23 11:57
また巨木にあいさつ。
百間土手まで戻ってきました。歩き回った森を遠望して過ぎた時間を惜しみます。
2024年02月23日 12:15撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/23 12:15
百間土手まで戻ってきました。歩き回った森を遠望して過ぎた時間を惜しみます。
ここにもどえらい大木。
2024年02月23日 12:15撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/23 12:15
ここにもどえらい大木。
一瞬,あとで行く牛殺山と雄国山の間の鞍部が見えました。この2分間が今日のマックス展望でした。またすぐにガスがおりてきて何も見えなくなりました。
2024年02月23日 12:19撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/23 12:19
一瞬,あとで行く牛殺山と雄国山の間の鞍部が見えました。この2分間が今日のマックス展望でした。またすぐにガスがおりてきて何も見えなくなりました。
休憩舎でひと息入れて雄国山へ。稜線も幸い風がなかったので,このまま進めそうです。
2024年02月23日 13:11撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/23 13:11
休憩舎でひと息入れて雄国山へ。稜線も幸い風がなかったので,このまま進めそうです。
るんるんな(なにも景色は見えないけれど)尾根をたどって,
2024年02月23日 13:24撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/23 13:24
るんるんな(なにも景色は見えないけれど)尾根をたどって,
雄国山山頂の壊れた展望デッキがお出迎え。おあと,下山ですー。
2024年02月23日 13:31撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/23 13:31
雄国山山頂の壊れた展望デッキがお出迎え。おあと,下山ですー。
このあたり,株立ちのブナの木が多いのは,人の手が入ってるからなのでしょうか... どーんと迫力があります。広い尾根が気持ちよいです。
2024年02月23日 13:52撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/23 13:52
このあたり,株立ちのブナの木が多いのは,人の手が入ってるからなのでしょうか... どーんと迫力があります。広い尾根が気持ちよいです。
標高が午前中より高いぶん,霧氷も立派で,
2024年02月23日 14:05撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/23 14:05
標高が午前中より高いぶん,霧氷も立派で,
きらきら感高めです。うひょおです。
2024年02月23日 14:13撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/23 14:13
きらきら感高めです。うひょおです。
尾根の鞍部に陣取る巨木。これはすごい...ふんばってます。(心の中で雄国三郎と名付けてみます。三郎ちゃん仲良くしようぜ…)

天候も雪の状態も良いので,ここから左へそれて次の1164ピークをトラバースでまいてみました。ルート取りの練習でもあり。
2024年02月23日 14:17撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/23 14:17
尾根の鞍部に陣取る巨木。これはすごい...ふんばってます。(心の中で雄国三郎と名付けてみます。三郎ちゃん仲良くしようぜ…)

天候も雪の状態も良いので,ここから左へそれて次の1164ピークをトラバースでまいてみました。ルート取りの練習でもあり。
最後の下り坂を一気下りです。標高が低くなると雪質も緩んできてました。
2024年02月23日 15:08撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/23 15:08
最後の下り坂を一気下りです。標高が低くなると雪質も緩んできてました。
「熊注意」の黒い看板のところのガードレールの切れ目で国道に出ます。
2024年02月23日 15:16撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/23 15:16
「熊注意」の黒い看板のところのガードレールの切れ目で国道に出ます。
冬らしい一日を,ありがとうございました。
2024年02月23日 11:52撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/23 11:52
冬らしい一日を,ありがとうございました。
撮影機器:

感想

雄国沼は白とグレーの神秘の玉手箱になっていました。朝に狭い谷間から入って夕方戻ってお山からポンっと抜け出ると,いっときガラス瓶の中に入り込んで回遊してきて現世に戻った,…ような感覚に。

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