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Yamareco

記録ID: 6493412
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

ほんまに晴れるんか⁉ リハビリ爺ヶ岳東尾根

2024年02月23日(金) 〜 2024年02月24日(土)
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
13:58
距離
14.3km
登り
1,965m
下り
1,954m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:00
休憩
0:11
合計
7:11
6:58
213
10:31
10:41
60
11:41
11:41
72
12:53
12:54
75
14:09
2日目
山行
7:38
休憩
0:33
合計
8:11
6:45
4
6:49
6:51
56
7:47
7:49
23
8:12
8:20
16
8:36
8:36
34
9:10
9:21
26
9:47
9:53
19
10:12
10:12
101
11:53
11:53
31
12:24
12:28
23
12:51
12:51
40
13:31
13:31
84
14:55
14:55
1
14:56
ゴール地点
天候 初日は小雪がしぶとく続き、夕方からやっと晴れる。2日目は最高の天気も風は強め。
過去天気図(気象庁) 2024年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
鹿島山荘前の路肩駐車場。場所取りが厳しいと聞き前入り車中泊も、さすがに23日はかなりの雪だったので朝6時の段階でも空き有。下山後にはその路肩からはみ出して縦列駐車している車が2台あった。
コース状況/
危険箇所等
登山口から暫くすると急登が1260m辺りまで続く。あれだけ雪が降ったのに、あまり雪はなかった。途中でアイゼン装着。登りは大したことはなかったが、久しぶりのフルテン泊装備で、この傾斜を下るのはかなり恐ろしかった。一歩一歩叫びながら転げ落ちないように気合いを入れた。

そこからP3までは眺望はないが普通の雪山ハイク。P2への登りがかなり急で、ここも下りが堪えた。P2越えるとトレースが消え、少しずつズボリ始め、矢沢の頭直下の登りはとても堪えた。矢沢の頭を越えてすぐ、P1手前で幕営。

しかし、ここが風の通り道の吹きだまりだったようで、一晩中猛烈な風に吹かれて、凍えて一睡もできず。モンベルのアルパインダウンパーカを着て、ドライシームレスダウンハガー#1だったのに、寒さでガタガタ震えた。テント前室にも雪が入り込み、地面の掘り下げと雪壁の積み上げが不十分だったことが悔やまれた。また、「日本でスノーフライ使うことはない」という常識(?)があるが、やはり厳冬期の高所稜線泊の場合はレインフライでは役に立たないということも学んだ。

矢沢の頭からは特に難所はないが、中峰への最後の登りはかなり急。アイゼンがしっかり噛むのでイージーだったが、スリーオクロックが必要な斜度なので、その練習を繰り返した。
その他周辺情報 きょんしーさんのレコを参考に「湯けむり屋敷 薬師の湯」でさっぱり。Googleマップで「薬師の湯」で検索するとちゃんと出てこないので、湯けむりを付けるべし
中央自動車道小淵沢の辺りから結構な雪だったが、なぜか安曇野インターを降りると、ピタッと雪が止んだ
2024年02月23日 00:56撮影 by  SC-52C, samsung
2/23 0:56
中央自動車道小淵沢の辺りから結構な雪だったが、なぜか安曇野インターを降りると、ピタッと雪が止んだ
しかしそれは一瞬で、また降り始めて、駐車場に着く頃には結構地面に雪が積もっていた
2024年02月23日 01:49撮影 by  SC-52C, samsung
2/23 1:49
しかしそれは一瞬で、また降り始めて、駐車場に着く頃には結構地面に雪が積もっていた
こんな感じの駐車場。思ったより並列に10台くらい止められそう
2024年02月23日 01:49撮影 by  SC-52C, samsung
2/23 1:49
こんな感じの駐車場。思ったより並列に10台くらい止められそう
ピンクテープをつけた竹竿を5本以上持った山岳会っぽい団体が入山し、このソロの男性も行くので、僕も意を決してびびりながら入山
2024年02月23日 06:56撮影 by  SC-52C, samsung
1
2/23 6:56
ピンクテープをつけた竹竿を5本以上持った山岳会っぽい団体が入山し、このソロの男性も行くので、僕も意を決してびびりながら入山
最初は沢沿いを歩き、道はなだらか
2024年02月23日 07:02撮影 by  SC-52C, samsung
2/23 7:02
最初は沢沿いを歩き、道はなだらか
一瞬空が明るくなったが...
2024年02月23日 07:47撮影 by  SC-52C, samsung
2/23 7:47
一瞬空が明るくなったが...
やはり雪は降り続いた。まあ、これはこれでキレイ
2024年02月23日 10:04撮影 by  SC-52C, samsung
2/23 10:04
やはり雪は降り続いた。まあ、これはこれでキレイ
ここがジャンクションピーク(1767)の模様
2024年02月23日 10:34撮影 by  SC-52C, samsung
1
2/23 10:34
ここがジャンクションピーク(1767)の模様
ジャンクションだけに四方八方撮ってみる
2024年02月23日 10:34撮影 by  SC-52C, samsung
1
2/23 10:34
ジャンクションだけに四方八方撮ってみる
こっちが東尾根
2024年02月23日 10:34撮影 by  SC-52C, samsung
1
2/23 10:34
こっちが東尾根
これはどっち向きやったかな...
2024年02月23日 10:34撮影 by  SC-52C, samsung
2/23 10:34
これはどっち向きやったかな...
ちょっと雪庇チック
2024年02月23日 10:43撮影 by  SC-52C, samsung
2/23 10:43
ちょっと雪庇チック
P3が迫っているような雰囲気
2024年02月23日 11:10撮影 by  SC-52C, samsung
1
2/23 11:10
P3が迫っているような雰囲気
振り返ったのかな...
2024年02月23日 11:10撮影 by  SC-52C, samsung
2/23 11:10
振り返ったのかな...
P3(1978)の手前(1900辺り)に最初のテン泊跡地
2024年02月23日 11:11撮影 by  SC-52C, samsung
2/23 11:11
P3(1978)の手前(1900辺り)に最初のテン泊跡地
P2の手前でしばし休憩
2024年02月23日 12:39撮影 by  SC-52C, samsung
2/23 12:39
P2の手前でしばし休憩
うっすら爺ヶ岳が見える
2024年02月23日 12:40撮影 by  SC-52C, samsung
1
2/23 12:40
うっすら爺ヶ岳が見える
結構な急傾斜を越えると痩せ尾根になり、トレースがほぼ消えた
2024年02月23日 12:59撮影 by  SC-52C, samsung
1
2/23 12:59
結構な急傾斜を越えると痩せ尾根になり、トレースがほぼ消えた
2024年02月23日 15:46撮影
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2/23 15:46
2024年02月23日 17:30撮影 by  SC-52C, samsung
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2/23 17:30
2024年02月23日 17:30撮影 by  SC-52C, samsung
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2/23 17:30
左から蓮華岳、針木岳、スバリ岳(中央)、右のピーキーなのは赤沢岳とか鳴沢岳なのか?
2024年02月23日 17:33撮影 by  SC-52C, samsung
2
2/23 17:33
左から蓮華岳、針木岳、スバリ岳(中央)、右のピーキーなのは赤沢岳とか鳴沢岳なのか?
鹿島槍ヶ岳行きたかった
2024年02月23日 17:34撮影 by  SC-52C, samsung
2
2/23 17:34
鹿島槍ヶ岳行きたかった
この時間までは風も弱くサイコーだった。今回は106.4gもガスを消費した。220gのこのサイズは1泊2日の雪山2回分のようだ
2024年02月23日 17:47撮影 by  SC-52C, samsung
1
2/23 17:47
この時間までは風も弱くサイコーだった。今回は106.4gもガスを消費した。220gのこのサイズは1泊2日の雪山2回分のようだ
槍ヶ岳がはっきりだった
2024年02月24日 06:03撮影 by  SC-52C, samsung
1
2/24 6:03
槍ヶ岳がはっきりだった
蓮華岳は大きいね!
2024年02月24日 06:03撮影 by  SC-52C, samsung
1
2/24 6:03
蓮華岳は大きいね!
爺ヶ岳南峰(左)と中峰
2024年02月24日 06:03撮影 by  SC-52C, samsung
2/24 6:03
爺ヶ岳南峰(左)と中峰
今朝も鹿島槍ヶ岳サイコー
2024年02月24日 06:03撮影 by  SC-52C, samsung
2
2/24 6:03
今朝も鹿島槍ヶ岳サイコー
昨日のおかげで大雲海
2024年02月24日 06:03撮影 by  SC-52C, samsung
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2/24 6:03
昨日のおかげで大雲海
夜明け待ち
2024年02月24日 06:04撮影 by  SC-52C, samsung
4
2/24 6:04
夜明け待ち
富士山もやけに大きく見えた
2024年02月24日 06:04撮影 by  SC-52C, samsung
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2/24 6:04
富士山もやけに大きく見えた
浅間山の左手から御来光
2024年02月24日 06:26撮影 by  SC-52C, samsung
6
2/24 6:26
浅間山の左手から御来光
槍ヶ岳が引き締まる
2024年02月24日 06:26撮影 by  SC-52C, samsung
4
2/24 6:26
槍ヶ岳が引き締まる
針木岳
2024年02月24日 06:26撮影 by  SC-52C, samsung
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2/24 6:26
針木岳
ぼつぼつ行くかな
2024年02月24日 06:26撮影 by  SC-52C, samsung
1
2/24 6:26
ぼつぼつ行くかな
2024年02月24日 06:26撮影 by  SC-52C, samsung
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2024年02月24日 06:44撮影 by  SC-52C, samsung
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2/24 6:44
2024年02月24日 06:49撮影 by  SC-52C, samsung
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2/24 6:49
2024年02月24日 06:50撮影 by  SC-52C, samsung
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2/24 6:50
2024年02月24日 07:03撮影 by  SC-52C, samsung
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2/24 7:03
登ってきた東尾根
2024年02月24日 07:33撮影 by  SC-52C, samsung
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2/24 7:33
登ってきた東尾根
2024年02月24日 07:33撮影 by  SC-52C, samsung
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最後は中々の急登
2024年02月24日 07:33撮影 by  SC-52C, samsung
2
2/24 7:33
最後は中々の急登
あれ?ここが中峰?と3本竹竿しか立っていなかったので、キョロキョロしていると、地面に山頂標識が横たわっていた。立ち上げられなかった
2024年02月24日 07:42撮影 by  SC-52C, samsung
3
2/24 7:42
あれ?ここが中峰?と3本竹竿しか立っていなかったので、キョロキョロしていると、地面に山頂標識が横たわっていた。立ち上げられなかった
中峰から東尾根を見下ろす
2024年02月24日 07:42撮影 by  SC-52C, samsung
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2/24 7:42
中峰から東尾根を見下ろす
おー!劔岳がこんなに見えるのね。初めての快晴爺ヶ岳に驚く
2024年02月24日 07:43撮影 by  SC-52C, samsung
4
2/24 7:43
おー!劔岳がこんなに見えるのね。初めての快晴爺ヶ岳に驚く
立山も
2024年02月24日 07:43撮影 by  SC-52C, samsung
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2/24 7:43
立山も
南峰へはまだ誰も行っていない
2024年02月24日 07:43撮影 by  SC-52C, samsung
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2/24 7:43
南峰へはまだ誰も行っていない
槍ヶ岳方面
2024年02月24日 07:43撮影 by  SC-52C, samsung
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槍ヶ岳方面
鹿島槍ヶ岳
2024年02月24日 07:56撮影 by  SC-52C, samsung
5
2/24 7:56
鹿島槍ヶ岳
劔岳
2024年02月24日 07:57撮影 by  SC-52C, samsung
2
2/24 7:57
劔岳
種池山荘が見える
2024年02月24日 07:57撮影 by  SC-52C, samsung
2
2/24 7:57
種池山荘が見える
南峰への登山道が見える
2024年02月24日 07:57撮影 by  SC-52C, samsung
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2/24 7:57
南峰への登山道が見える
中峰を振り返る
2024年02月24日 07:57撮影 by  SC-52C, samsung
2
2/24 7:57
中峰を振り返る
南峰来ました
2024年02月24日 08:13撮影 by  SC-52C, samsung
4
2/24 8:13
南峰来ました
立山を中心に
2024年02月24日 08:13撮影 by  SC-52C, samsung
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2/24 8:13
立山を中心に
蓮華岳と槍ヶ岳
2024年02月24日 08:14撮影 by  SC-52C, samsung
1
2/24 8:14
蓮華岳と槍ヶ岳
針木岳を中心に
2024年02月24日 08:14撮影 by  SC-52C, samsung
1
2/24 8:14
針木岳を中心に
針木岳サーキット
2024年02月24日 08:14撮影 by  SC-52C, samsung
2
2/24 8:14
針木岳サーキット
劔岳を中心に
2024年02月24日 08:14撮影 by  SC-52C, samsung
2
2/24 8:14
劔岳を中心に
爺ヶ岳中峰と北峰(左)
2024年02月24日 08:15撮影 by  SC-52C, samsung
2
2/24 8:15
爺ヶ岳中峰と北峰(左)
北峰を目指す
2024年02月24日 08:41撮影 by  SC-52C, samsung
1
2/24 8:41
北峰を目指す
少し危ない
2024年02月24日 09:16撮影 by  SC-52C, samsung
2
2/24 9:16
少し危ない
右側は雪庇でどこまで行けるかのチキンレース
2024年02月24日 09:21撮影 by  SC-52C, samsung
2/24 9:21
右側は雪庇でどこまで行けるかのチキンレース
妙高山や火打山が見え始めた
2024年02月24日 09:21撮影 by  SC-52C, samsung
2
2/24 9:21
妙高山や火打山が見え始めた
北峰のピークから中峰を見上げる
2024年02月24日 09:22撮影 by  SC-52C, samsung
3
2/24 9:22
北峰のピークから中峰を見上げる
引いてカバー
2024年02月24日 09:22撮影 by  SC-52C, samsung
2
2/24 9:22
引いてカバー
劔岳いかついね
2024年02月24日 09:25撮影 by  SC-52C, samsung
1
2/24 9:25
劔岳いかついね
2024年02月24日 09:48撮影 by  SC-52C, samsung
2
2/24 9:48
この構図も何度も見つめる
2024年02月24日 09:49撮影 by  SC-52C, samsung
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2/24 9:49
この構図も何度も見つめる
南峰
2024年02月24日 09:49撮影 by  SC-52C, samsung
2
2/24 9:49
南峰
頸城三山(くびきさんざん)ズーム
2024年02月24日 10:09撮影 by  SC-52C, samsung
3
2/24 10:09
頸城三山(くびきさんざん)ズーム
槍ヶ岳
2024年02月24日 11:54撮影 by  SC-52C, samsung
2
2/24 11:54
槍ヶ岳
テント撤収して下山開始
2024年02月24日 11:54撮影 by  SC-52C, samsung
1
2/24 11:54
テント撤収して下山開始
頸城三山と右は高妻山?
2024年02月24日 12:05撮影 by  SC-52C, samsung
1
2/24 12:05
頸城三山と右は高妻山?
八ヶ岳
2024年02月24日 12:07撮影 by  SC-52C, samsung
1
2/24 12:07
八ヶ岳
南アルプス
2024年02月24日 12:08撮影 by  SC-52C, samsung
2
2/24 12:08
南アルプス
P2が結構えぐい
2024年02月24日 12:16撮影 by  SC-52C, samsung
1
2/24 12:16
P2が結構えぐい
そしてまた雪がちらつく
2024年02月24日 13:01撮影 by  SC-52C, samsung
1
2/24 13:01
そしてまた雪がちらつく
この最後の下りは軽荷ならなんてことないが、一歩一歩必死。今こけるとまた肋骨が折れる
2024年02月24日 14:45撮影 by  SC-52C, samsung
2
2/24 14:45
この最後の下りは軽荷ならなんてことないが、一歩一歩必死。今こけるとまた肋骨が折れる
冬期探査路なのね
2024年02月24日 14:54撮影 by  SC-52C, samsung
1
2/24 14:54
冬期探査路なのね
みんな前まで行って写真を撮っているトレースあり
2024年02月24日 14:54撮影 by  SC-52C, samsung
2
2/24 14:54
みんな前まで行って写真を撮っているトレースあり
湯けむり薬師の湯でさっぱりして、飯を食べながらYAMAPのモーメントの長文を書く。薬師の湯の露天風呂でベテランそうな年配の男性が、「やっぱりここが一番」と言っていた
2024年02月24日 16:25撮影 by  SC-52C, samsung
2
2/24 16:25
湯けむり薬師の湯でさっぱりして、飯を食べながらYAMAPのモーメントの長文を書く。薬師の湯の露天風呂でベテランそうな年配の男性が、「やっぱりここが一番」と言っていた

感想




















ヤマレコできょんしーさんの爺ヶ岳東尾根から鹿島槍ヶ岳ピストンを見て触発され、できるだけ上部に幕営しようと張りきっていた。しかし、そもそも結構な雪が降りしきる中、駐車場で入山するべきか、帰るべきか躊躇する。そこに、山岳会なのか、竹竿にピンクテープをくくりつけたものを4、5本持ち、準備万端な5、6人のグループが入山して行くのを見て、「俺も行くか...」と準備を再開した。また、ソロの男性も「日帰り」で入山するようだ。「今日の日帰りは修行ちゃうか?」と思い、「あ!夕暮れ狙いですか?」と無意味な質問をすると、「何も狙ってません。まあ、行けるかなってだけです」

ショックなことに、やはり大所帯はペースが遅く、猛烈なスローペースの僕ですらすぐに追い付いてしまった。仕方なく先を行く。そしてP3を越えた辺りで、その例の男性ソロが上から下りてきた。「速いですね!」と声をかけると、「いや、登頂してません」。なぬ⁉?「それは何故ですか?」と聞くと、「景色も何も見えないし、モチベーションが上がらなくて...」。そんなん登る前から分かってるやん?

そしてP2を越えるとトレースがほぼなくなった。「やはり今日は人入ってなかったか...」。ヤマケイの雪山登山の説明用地形図がちょうど爺ヶ岳東尾根で、最後の幕営適地がP1くらいと示されていた。明日の鹿島槍ヶ岳への可能性をつなぐため、ずぼりまくりながら、必死に矢沢の頭まで到達した。しかし、前方を見ると土が見えているように見える(後から通ってみるとハイマツだった)。「これはあかん」と、ここで諦め、矢沢の頭の先の適当な所(2400m弱)を幕営地とした。しかし、これがサイテーのチョイスだった。一晩中猛烈な風に吹かれ、凍えて死にそうだった。アルパインダウンパーカを着込み、ドライシームレスダウンハガー#1を使用してたというのに。最近の異常な暖かさに完全に油断していた。やはり厳冬期の稜線テント泊は、並大抵の防寒ではダメなようだ。やはりレインフライでなく、持っているスノーフライで来るべきだった。後は、もっと地面を深く掘り下げ、360度を雪壁で囲うべきだった。一睡もできなかった。

鹿島槍ヶ岳はまだ肋骨が痛い(整地をして改めて感じた)のと、行ってしまうと僕の今のスピードでは、2日目の行動時間が12時間を超えてしまうので止めておいた。そもそも今回は爺ヶ岳のホワイトリベンジで来たのに、そこをブラックで通過するのは矛盾している。なので爺ヶ岳を堪能するために、中峰の後、南峰に行き、その後いつも下を通過する北峰にも登ってみた。北峰は右側が雪庇のように見え、独りチキンレースだった。

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積雪期ピークハント/縦走 白馬・鹿島槍・五竜 [日帰り]
爺ヶ岳東尾根
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
4/5
体力レベル
4/5

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