霧氷、福寿草、そして泥濘の【鍋尻山】と福寿草の宝庫:保月集落
- GPS
- 07:17
- 距離
- 19.3km
- 登り
- 1,307m
- 下り
- 1,297m
コースタイム
- 山行
- 5:01
- 休憩
- 2:17
- 合計
- 7:18
天候 | 晴 【気温】五僧峠:−3℃ 鍋尻山登山口:2℃ 鍋尻山:7℃ 五僧峠:10℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
今回はなぜか累積標高の数値が高く記録されています。 |
写真
感想
昨年初めて訪れた鍋尻山と保月の廃村を含めた福寿草鑑賞の山行が
忘れられず、今年もまた同じように五僧峠を越えて歩いてこよう。
(福寿草狙い 第3弾)
冬期ゲートから林道に入るとしばらくして見えるお山に着雪が
見られる。昨夜の冷え込みはこの辺りでは降雪をもたらしたようだ。
毘沙門谷へ向かう旧道の分岐を過ぎ、五僧峠が近づくにつれ林道にも
僅かな雪が残り、五僧の廃村は5cmほど積雪していたが権現谷に向かい
峠を下り始めるとしばらくして雪も消え春らしい景色が戻ってきた。
時山多賀線から権現谷に入りアサハギ谷林道で高度を上げて行くと
再び雪山に戻った白く輝く霊仙山が目に飛び込んで来る。
林道には凍結以外に降雪の影響は無いが、鍋尻山ではどうだろう?
期待通りに福寿草は見られるだろうか?などと心配しながら到着した
保月の廃村にはうっすらと雪が残り、何処にも福寿草は見えずすっかり
雪に隠されてしまった。
根雪ではないので時間と共に融ける事を期待して、一面雪景色の鍋尻山を
山頂に向かい、岩が集まる自生地を覗くと日当たりの良い場所から
僅かに花が顔を出しているのがわかる。目で追えばそこかしこに黄色の
花が認められるが評判の群生を眺めるのは無理だろう。
雪融けを期待して時間を稼ぐようにゆっくりと山頂を目指すと
カルスト地形が広がる展望地の辺りで予期せぬ霧氷の林が待っていた。
青空に映える霧氷の歓迎を受けながら、山頂で霊仙山の姿と三角点を
確認したら他にする事が無いので展望地に戻り昼食にする。
烏帽子岳、三国岳、頭陀ヶ平〜茶野へ続く稜線、目の前の高室山など
山座同定を楽しみながら昼食を摂っている間にも続々と人が現れ
自生地へ下る登山道はドロドロ、酷い状態になっていた。
やっとの思いで自生地に近づくと雪が融け、あちこちで福寿草を
愛でる事が出来たが満足できるほどの見応えは得られなかった。
「近い内に出直すか」と納得させて下の自生地に立ち寄るが、こちらは
すっかり雪が消えそれなりの状態で楽しむ事が出来た。
午後になり廃村の雪も融けたので、福寿草の鑑賞スポットを順に訪ねる。
小学校跡の裏、廃村の裏などゆっくり時間をかけて見て廻るがやっぱり
廃村の福寿草は見応え充分だった。すでに見頃を過ぎた花から初々しい
蕾まで、まだまだ楽しめるであろう小群落を追っているときりがなく、
山中で思った「また出直すか」との考えはすっかり「満足」な思いに
上書きされてしまった。
今年もまた8kmの距離を歩いて保月の廃村を訪ねた甲斐があったと
思わせてくれた山行だった。
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