記録ID: 6527901
全員に公開
山滑走
妙高・戸隠・雨飾
空沢山 笹倉温泉から
2024年03月07日(木) [日帰り]
osamuin
その他2人
体力度
4
1泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 09:08
- 距離
- 15.4km
- 登り
- 1,334m
- 下り
- 1,327m
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標高グラフを拡大コースタイム
日帰り
- 山行
- 8:16
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 9:08
| 天候 | くもり |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2024年03月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
天気 くもり（時々小雪） 雪質：新雪5�冂�度、その下にカチカチなし 糸魚川で高速を降りるが小雨模様。頚城の山々にも雨雲がかかって山容は見えない。 R8から早川を遡るが雪は全くない。切込橋を渡ると雪が出てきて焼山温泉を通過するころにはすっかりと積もっていた。やや新雪も積もったようで道路にもうっすら。 それでも季節は3月、横の用水も水が勢いよく流れ下る。 シール走行で放山方向に向かう。今シーズン3回目でGPSを出す必要がなかった。 杉林の中も藪は少なくなる。新雪の下も柔らかなのでクトーも要らない。 ブーツラッセルとシールが良く効くので非常に歩きやすい。 標高850mを超えいつもの大斜面へ向けて微妙に方向修正。 谷間の右手に雪庇が見えたので左手の小さい尾根からアプローチ。 標高1000mの大斜面は藪が無く勾配も緩く見え登りやすくあっけなく終了。 ただし、天気はガス気味で風も出てきた。鉾ヶ岳も見え始めたがピークは雲の中。 放山へ通じる尾根も新雪が載って藪もなく快適に進む。 放山最高点手前から右手のコル（放山最高点とP1194の鞍部）へトラバース。 コルに到着。尾根東側の雪庇は去年よりも全然小さかった。 今回はここからクロ沢まで下って空沢山の北尾根を狙っていた。 シールを付けヒールロックで雪庇の無いところから東斜面を下降。 下り始めてすぐに違和感。足元が分からない。遠くの木々は分かるがスキー先端の先の斜度・凹凸が分からない。感覚的に酔いそうだ。 少し遠くの木に狙いを定めてスピードを抑えてトラバース気味に滑っていく。 下が見えそうな目立つところまで下って作戦会議。 皆さん、雪酔いで難儀したので通常ルートに戻ろう。 眼下に西飛山ダムとクロ沢を見て空沢尾根に登り返し。 約100m登り返して尾根東側をトラバース。 雪庇が小さく雪崩の危険性もなさそうなので尾根をトラバース気味に登り上げる。 雪は軽くなりどこでも滑れそう。 標高1200mを超えるとブナの樹林帯へ。 標高1200mの小さな台地はやや複雑で雪庇の右手を進み窪地に下りて左手の丘に登り返す。 そこから尾根を詰めていくとやや緩くなり山頂が見えだす。 先頭でラッセルしているとたまに雪酔いに襲われる。登りでも路面の凹凸が認識できなくなる時があった。谷間の通過で雪酔いになると厄介。 山頂東側は雪庇が出ているので標高1350mで早めに尾根に乗り上げる。 後は尾根右手のブナの中を縫って山頂へ。雪は軽くプチラッセル。 最後は右手へ抜けて真っ白なポコの上がピーク。 残念ながら主要な山々の頭はガスの中。焼山東面台地は木々が目立つ。 風が無くなったので山頂で昼食を取る。時折日差しが差したりガスが出たり空は不安定。 山頂でシールオフしてトレース通りに滑走していく。 雪は軽く板も走るが雪面の状況が捉えにくい。 それでも標高1250mからクロ沢側に滑り込む。 ここからは記録が無い世界である。 上は斜度もありブナの疎林の広い平原を落としていく。 やっぱり雪面の状況が良く分からないので慎重な滑りが続く。 やがて谷形状が出てくるとルーファイが必要。 ここは左手がやや急なので右手をメインに滑っていく。 雪が重くなってくる。標高1050mでそろそろ登り返し地点を探しながら谷間を滑る。谷間は左右から支谷が合流してやや複雑な斜面になってくる。 いよいよ谷が一本になり右手を滑っていく。 標高980mで谷間に大きな穴が出てきた。 これ以上は危険と判断して手前でシールを貼って登り返すことにした。 谷間から登り上げてすぐに広い斜面が広がり放山方向を見ることができた。 トラバースはあまりいれず空沢尾根に向かって登り上げる。 シールが良く効く登りやすい雪であった。 トレースに合流して北に向かい体力セーブ。 途中からコルまでプチラッセルしながらのトラバース。 コルから笹倉温泉への尾根に出てシールオフ。 あとは尾根から藪が無い林間を笹倉温泉近くまでほぼトレース通りに滑る。 上はパウダーで下はやや重めの雪の滑走で太腿が疲れました。 |
| その他周辺情報 | 笹倉温泉 https://www.sasakura-onsen.com/ |
写真
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どんよりとした天気。
雪は新雪がうっすらで期待できるが天気がイマイチ。
雪は新雪がうっすらで期待できるが天気がイマイチ。
尾根に乗っかるとガス気味で寒かった。
遠望は無し。
白毛の野ウサギ二匹目撃。
遠望は無し。
白毛の野ウサギ二匹目撃。
シールを付けて東斜面へ
目の前の雪面の状況が認識できない。
ちょっとした斜度の変化に追従が遅れる。
目の前の雪面の状況が認識できない。
ちょっとした斜度の変化に追従が遅れる。
トレースがあると滑れるが無いと分からない。
遠い木々を目標にして滑っていく。
遠い木々を目標にして滑っていく。
ロックオン
正面から登ると雪庇地獄なので右手の尾根へ早めに向かう。
正面から登ると雪庇地獄なので右手の尾根へ早めに向かう。
疲れの出る登り返しは雪質が良くて助かった。
今日は登りやすく下りにくい条件だった。
今日は登りやすく下りにくい条件だった。
撮影機器：
感想
今回は笹倉温泉から空沢山で新しいルートで行く予定とのこと。
回復基調の空模様、そして、新しいルートで標高差と距離があるので細板でハードシェル、アイゼンなど少し重装備をザックに納めて準備した。
放山のコルまでは薄らとした新雪と藪が埋まりスムーズだったが、
コルから東斜面は視界不良で雪酔い状態。早めに通常ルートに戻す判断をしてピークに向かった。
帰りも視界不良だったがクロ沢上部を探索して大きな穴が出てきたところでテンパイ。そこからコルまで登り返し＆トラバース。
コルからは重雪スキーのお出迎えで太腿がパンパンでゴール。
変化に富んだルートと視界不良の登山でした。
経験しておけばいつかまた役立つときがくる、そんな山旅でした。
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