ガスと強風の武尊山:上の原コースは長かった
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 1,223m
- 下り
- 1,206m
コースタイム
- 山行
- 8:43
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 9:25
天候 | 曇り時々小雨&強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口に登山ポストあり はじめのうちは林道歩き 武尊神社コース合流までは特に危険個所は無い 藤原武尊直下はクサリ場が連続する |
写真
感想
武尊山に登るのは3回目。過去2回は武尊牧場からと武尊神社から登っており、今回は上の原登山口から挑戦。
昨晩大雨が降ったようだが、天気予報では午後から晴れとのこと。
宝台樹スキー場の前を通りすぎて上の原登山口に到着。天気は曇りで気温も低いのでアンダーウエアを長袖にして出発。
しばらく林道を歩く。ほとんど車が通らないらしく、カラマツの落ち葉が積もっていて歩きやすい。
45分ほど歩くと林道終点となり、ここから登山道に入る。
名倉沢沿いの登山道だが、沢を何度も渡り、時には沢の中を歩くところもある。登山道自体も草が生えていたり崩れていたりしていて、そんなに歩かれていないようだ。
しかし、いくら登っても稜線が見えてこない。沢もかなり上まで水が流れている。
沢に残雪が現れ、少し登るとやっと支尾根らしい所に出た。そこからブナ林を急登すると名倉のオキに着いた。大きなネズコの木が1本立っているだけでこれといって特徴もないのでそのまま通過。この稜線は須原尾根というらしいが、若干アップダウンがあるものの落ち葉の積もった歩きやすい道だ。
武尊神社コースと合流し、少し行くと左下の雪の中に手小屋沢避難小屋が見えた。ここは帰りに覗いてみることにして先を急ぐ。
植生が針葉樹林帯に変わるとだんだん急になってきた。道もぬかるみ木の根が張り出していたりして歩きづらい。
残雪も多くなり、滑らないよう気をつけて登る。
そのうちにクサリ場が現れた。昨晩の大雨と霧のせいか岩はかなり濡れている。クサリも濡れて滑りやすいのでしっかり持って慎重に登る。
何箇所かクサリ場を登りきると視界が開けた。藤原武尊のピークだ。目の前には武尊山の山頂が…な〜んにも見えない。稜線はガスの中に消え、その先は真っ白の世界。風も強くフードをかぶる。
唯一、シャクナゲをはじめとした花々が咲いていて心を癒してくれた。
シャクナゲは山腹では散っていたが森林限界を超えたこのあたりでは満開だった。
シャクナゲを眺めながらハイマツ混じりの稜線を辿るとひょっこり山頂に出た。5時間もかかり、ここまで長い道のりだった。
あいかわらず風は強いし山頂もガスの中で稜線すら見えない。
山頂のハイマツを風除けにし、さっさと湯を沸かしてラーメンを作り、昼食とした。
さて、下山は来た道を戻る。天気はさらに悪化。霧雨も降ってきた。
登りは泥や残雪で歩きづらかったが、今日はチェーンスパイクを持参している。登りで使えばよかったが何とかなるだろうと思ってザックから出さなかったが、下りで滑ったら大変なので装着。グリップがきき、格段に歩きやすくなった。登りでも使えばもっと早く登頂できたかも。
クサリ場だけは本当に気をつけて下り、あとはスピードアップ。
途中、手小屋沢避難小屋を覗いてみると、若い男性が1人出てきた。今日はここに停まるとのことだった。
名倉のオキから沢沿いを下ったが、下りもとても長く感じた。いくら下っても同じような沢の風景が変わらない。
いいかげん飽きたころ、少し明るくなりそこが林道終点だった。
あとは林道を下るだけ。勢いをつけ30分ほど下ると、やっと登山口が見えた。
沢上部の残雪では登りに付いた自分たちの足跡しかなかったので、今日このコースは自分たちだけだったかもしれない。
とても長〜く感じた1日だった。
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