記録ID: 6541330
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アルパインクライミング
大雪山
ニセイカウシュッペ山南稜
2024年03月08日(金) 〜
2024年03月09日(土)


- GPS
- 32:00
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 1,363m
- 下り
- 1,363m
天候 | 両日とも快晴無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年03月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
①駐車場(6:30)-(13:30)孫槍先コル=Ω1 Ω作成約2時間弱 先日の上ホロ北西稜から中1日だが、せっかく巡ってきた好天周期を逃すまいと一発気合をいれて入山を決断する。高山バス停に駐車し、ニセイノシキオマップ川沿いの林道を進む。おそらくブルーウルフへと続くトレースがあり、二股まではノーラッセル。左股に入ったあとも雪は締まっておりラク。送電線をくぐったあたりから左岸に渡ろうとするが、SBが未発達。結局水線が屈曲しているあたりから尾根に取り付いた。そのまま・1558西尾根を詰めていくが、アプローチ日にはもったいないくらいの晴天。目指す南稜や、背後の表大雪の盟主たちを眺めながら尾根を上がる。c1150の露岩は右(南)から巻いた。南稜のってすぐEPに換え、孫槍まで。孫槍の下りは先が見通せなかったため、念のため懸垂。捨て縄かけて20mほど。前情報通り右(荒井川方向)からも巻けはしそうだった。孫槍北コルはΩ適地。せっかくだしデラックスなのを掘った。 ②Ω1(6:00)-(14:00)大槍-西尾根-(16:30)ニセイノシキオマップ川下山 朝は-20℃以上に冷え込んだが、関口と廣野は無事Ω童貞を捨てられたようだった。モルゲンロートを眺めながら小槍へ向かう。朝イチクライミングなんてメンタルと手足、二重の意味で痺れるね。小槍の凹角が顕著になる手前までノーザイルでよじり、向かって左の落下物避けられそうな所に灌木とイボイボで支点構築。リードは関口。出だしが想定より岩っぽく、またプロテクションが取りにくかったため、ハーケンでピン取れるまで奮闘的なクライミング。一段あがると泥/草/氷になり、イボイボ、灌木でピンを取りながら快調なクライミング。凹角を抜けたところの太いハイマツでピッチ切った。小槍頭まで少しノーザイルで歩き、てっぺんのハイマツに捨て縄かけてまずはリッジ上を懸垂20m。このままリッジ上懸垂するとザイルの流れが悪くなりそうなので、ニセイノシキオマップ川方向にクライムダウン20mほどした後、顕著なルンゼ状を木に捨て縄かけて懸垂40m。すこしトラバースして南稜に復帰。小槍と大槍の間はスキーではギリギリ行けないくらいの太さで、渋々EP/ESで進む。これがズボズボ地獄で最悪。ドンパの奮闘的クライミングに応えるために徳井は頑張った。大槍は遠目ではイカツイが、近づくにつれて簡単そうに見えてくるタイプ。適当なところまで上がり、灌木掘りだして支点にする。下調べに従ってリッジ右のルンゼ状を関口リードで行こうとするも、積雪多く猛烈な除雪でとてもじゃないけど登れない。リッジに追いやられるがこっちは左手の崖への露出感抜群👍でこれまた奮闘的。中間はトライカム、灌木。終了点はハイマツ。まだ先が少し細いのでもう1ピッチアンザイレンし、ビレイ解除。安堵。これが南稜を登り終えたあとの率直な感想だった。西尾根c1560ポコでスキーに換え、徳井の完璧(たまたま)ルーファイによりドンピシャでトレースを当て、あとは自動下山。国道が見えた時は、緊張からの解放で思わず吠えた。 |
その他周辺情報 | 黒岳の湯 ウエスタン |
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