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記録ID: 65460
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ハイキング
蔵王・面白山・船形山

船形山

2010年05月22日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
09:15
距離
15.0km
登り
1,112m
下り
1,055m

コースタイム

8:45 旗坂キャンプ場登山口
9:19 一群平
9:40 鳴清水
10:20 三光宮
12:00 蛇ヶ岳山頂
13:05 船形山山頂
13:52 船形山山頂から下山開始
14:40 蛇ヶ岳山頂
    (蛇ヶ岳を下山し、しばらく迷う)
16:15 瓶石沢分岐点
16:53 三光宮
17:23 鳴清水
18:00 旗坂キャンプ場登山口
天候 晴れ 気温24℃
過去天気図(気象庁) 2010年05月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
登山ポストあり:旗坂キャンプ場駐車場
登山口からしばらくはブナの新緑の登山道で快適
19番過ぎたあたりから残雪が増え始め、
雪などでなぎ倒された樹木をかき分け
雪に残る足跡や、目印のテープを探しながら歩く
蛇ヶ岳に通じる池塘の周辺では雪原の斜面を歩く
蛇ヶ岳〜船形山山頂は稜線歩きで雪は少ないが
登山道をはずれ雪道を足跡探しながら歩く状態
船形山は快適な稜線が続き、歩きやすい

旗坂キャンプ場にトイレあり
山頂の小屋は、トイレはあるがハエが大量発生とても利用する気になれない
8:45 登山口出発
2010年05月23日 15:52撮影
5/23 15:52
8:45 登山口出発
フデリンドウ
2010年05月23日 15:52撮影
5/23 15:52
フデリンドウ
爽やかなブナの新緑の中を歩く
2010年05月23日 15:52撮影
5/23 15:52
爽やかなブナの新緑の中を歩く
春ゼミの抜け殻
2010年05月23日 15:52撮影
5/23 15:52
春ゼミの抜け殻
ムラサキヤシオ
2010年05月23日 15:52撮影
5/23 15:52
ムラサキヤシオ
オオカメノキ
2010年05月23日 15:52撮影
5/23 15:52
オオカメノキ
タムシバ
2010年05月23日 15:52撮影
5/23 15:52
タムシバ
オウレン
2010年05月23日 15:52撮影
5/23 15:52
オウレン
ブナの古木
2010年05月23日 15:52撮影
5/23 15:52
ブナの古木
残雪の登山道
2010年05月23日 15:52撮影
5/23 15:52
残雪の登山道
三光宮:太陽、月、星のシンボル
2010年05月23日 15:52撮影
5/23 15:52
三光宮:太陽、月、星のシンボル
シジュウカラが寄ってきた
2010年05月23日 16:55撮影
5/23 16:55
シジュウカラが寄ってきた
三光宮から北泉ヶ岳を望む
2010年05月23日 15:52撮影
5/23 15:52
三光宮から北泉ヶ岳を望む
雪面にカモシカのフン?
いっぱいあった。
2010年05月23日 15:52撮影
5/23 15:52
雪面にカモシカのフン?
いっぱいあった。
蛇ヶ岳に登る途中、雪原を振り返る
2010年05月23日 15:52撮影
5/23 15:52
蛇ヶ岳に登る途中、雪原を振り返る
遠くに栗駒山が見える
2010年05月23日 15:52撮影
5/23 15:52
遠くに栗駒山が見える
蛇ヶ岳山頂
2010年05月23日 15:52撮影
5/23 15:52
蛇ヶ岳山頂
稜線伝いの道を行く
2010年05月23日 15:52撮影
5/23 15:52
稜線伝いの道を行く
ヒメイチゲ
2010年05月23日 15:52撮影
5/23 15:52
ヒメイチゲ
サクラ。後に船形山
2010年05月23日 15:52撮影
5/23 15:52
サクラ。後に船形山
イワナシ。かわいいピンクの花がいじらしい。
2010年05月23日 15:52撮影
5/23 15:52
イワナシ。かわいいピンクの花がいじらしい。
2番からの南方向眺望
2010年05月23日 15:52撮影
5/23 15:52
2番からの南方向眺望
船形山山頂
2010年05月23日 15:52撮影
5/23 15:52
船形山山頂
三角点
2010年05月23日 15:52撮影
5/23 15:52
三角点
山頂石積み
2010年05月23日 15:52撮影
5/23 15:52
山頂石積み
山頂からの眺め西方向山形側
2010年05月23日 15:52撮影
5/23 15:52
山頂からの眺め西方向山形側
キジムシロ
2010年05月23日 15:52撮影
5/23 15:52
キジムシロ
断崖の絶景
2010年05月23日 15:51撮影
5/23 15:51
断崖の絶景
ツバメオモト
2010年05月23日 15:51撮影
5/23 15:51
ツバメオモト
迷いのもとはこの標識
2010年05月23日 15:51撮影
5/23 15:51
迷いのもとはこの標識
三光宮からの眺め
日が傾き、日没近づく
2010年05月23日 15:51撮影
5/23 15:51
三光宮からの眺め
日が傾き、日没近づく
下山途中、フキノトウ
ここはまだ春になったばかり?
2010年05月23日 15:51撮影
5/23 15:51
下山途中、フキノトウ
ここはまだ春になったばかり?
日没。
旗坂から大和町吉岡に戻る途中
長くて短い一日だった。
2010年05月23日 15:51撮影
5/23 15:51
日没。
旗坂から大和町吉岡に戻る途中
長くて短い一日だった。

感想

今回は、初めての船形山登山なので
あまり無理はせず、いろんな方々の山行記録を参考にして
行ける所まで行って引き返そうと思っていました。
しかし、つい欲が出てしまって
蛇ヶ岳山頂から船形山山頂が見えてしまうと
どうしても行きたくなりアタックしてしまいました。
手元にあるのはヤマケイの本の簡単な略図と案内文のみ。
コンパスも地図も持たず、向う見ずな行動でした。
道に迷い、誰にも会わない時間の恐ろしさを味わった一日。

登山口からしばらくはブナの新緑の中を快適に歩く。
鳥の鳴き声が良く響き、春ゼミの鳴き声もしていた。
ブナの新緑の中に混じって、ナラやカエデ、
オオカメノキ、コシアブラ、タムシバ、シロヤシオ、ムラサキヤシオ
の新芽や花が混じって見え、色彩的に魅力あふれる景色だった。
羽虫が多いので虫よけネットをかぶってひたすら歩く。
三光宮で、念願の石碑を拝む、太陽、月、星のシンボルデザインは
なかなか魅力的。ここからの北泉ヶ岳周辺の眺望は絶景だ。
ブナ林が続き、さぞかし、紅葉の頃もきれいに違いない!
雪解け水が流れる谷あいの沢の音が鳴り響きとても心地よい。
ここで人懐っこい、シジュウカラがおやつをほしそうに寄ってきた。
(あげなかったけど)
三光の宮からは雪道と格闘しながら
足跡をたどって倒れている枝などをよけながら木の幹に頭をぶつけながら
目印テープをたどっていくが少々道に迷う。
このへんで断念して下山した人もいるらしい。
´不動岩´という標識を見つけたが場所がよく把握できなくて
雪面の人の足跡をたどって雪原に出る。
雪斜面をななめにずっと足跡通り辿っていく。
すれ違った方がここを行けば蛇ヶ岳に出られるよと教えていただき
安心して、雪原を斜め歩き。
稜線の分岐点に出てからはすぐに蛇ヶ岳山頂に着いた!
目の前には船形山が、反対側には三峰山、後白髪山がくっきり見える。
もう、臆することなく船形山山頂を目指す!
歩きやすい稜線。途中雪が残り、登山道から外れながらも前に進む。
ひたすら前進あるのみ!
途中、サクラを見つける。イワナシもけなげに咲いていた。
午後13:05ついに山頂!!
「やった〜!」記念写真、眺望写真、自撮り撮りまくり。
北の方向遠くに栗駒が見え、鳥海山も見え
西の方向に尾花沢市内を見下ろし、月山もかすかに見えた。
いろんな山々の稜線や山容を満喫するこの愉しみ。
この眺めと景色を見ると、来て良かった〜とつくづく思う。
心洗われる、大自然の雄大さ。
先着男性が二人いて、一人は三光宮ですれ違った人、もう一人は大滝から
登ってきた人で、この方は登山歴何十年!というベテランさん。
いろいろお話を聞かせていただきこれからの山行に大いに参考になるものだった。
午後13:50
おにぎりを食べた後、後ろ髪引かれる思いで下山開始。
山小屋のトイレに行こうとしたけどハエがものすごくて羽虫の世界だったので
トイレはあきらめた。
下山する方向には三峰山、後白髪山、北泉ヶ岳が見え、
この縦走コースも魅力的で、いつか挑戦できれば・・・と思う。
タヌキが登山道を横切りびっくりしながらも
順調に蛇ヶ岳を下り、雪原を横切り、
登山途中で迷った場所に来て、目印テープと足跡を頼りに行ったはず。。
ところが
沢の音が激しくなり、目の前に轟音を立てている。
こんな場所は知らないぞと思い、来た道を引き返す。でも、また目印足跡を見失い
行っては戻り、行っては戻り、気持ちは焦ってパニック寸前。
もう3時半だ。。日が暮れる前に戻らないと。。でも誰もいない。
私の後ろに誰も下山者はいない。どうしよう。。。暑いし喉はカラカラ。
ペットボトル2本飲みほしてしまったし、水はもうない。
地図も持っていない。コンパスもない。どうしよう・・
途方に暮れ、ふと遭難事故が頭をよぎる。3か月ほど前に起きた遭難事故。
ベテランの登山者が雪山で遭難したが無事に2日後助かったという事があった。
不安な気持ちがますます気持ちを焦らして、
ひたすら木の幹につけられた赤やピンクのテープ目印を探す。
テープを伝って、人の足跡を伝って辿りついたのは升沢小屋!?
簡易地図を見てここから三光宮への分岐点を探しながら
また元に戻る。そこで見逃した赤テープを見つけやっと分岐点標識を発見。
倒れかかった「瓶石沢分岐」の標識。。。こんなところにあったなんて。。
やっと安心して、来た見覚えのある道をひたすら下る。
三光宮で、日が傾きつつある北泉ヶ岳のブナ林を見下ろして
ここまで戻ってこれたことに感謝。。山の神様に感謝。
ここからは猛ダッシュで下山。登山口に着くこと18:00。日没前。
ブナの林に戻ってくるともう安心。ブナ林の温かさも感じたりして
ひたすら心の中で「私を帰してくれてありがとう」と安心と感謝の思い。
雪が解けて、どろどろになった個所もあり、靴は泥汚れがすごかった。
喉はカラカラ、あせぐっしょり、ひたすら疲労困憊。
自分自身の浅はかさを思い知った今回の顛末山行。

船形山登頂できたことは嬉しい!
しかし、きちんと地図とコンパスと連れを伴うべきだった。
誰にも登山者に会わない不安、道に迷ってしまったという恐怖。
無事に戻れた安心感。運が良かった。反省反省!!

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コメント

meikenさん
はじめまして。びっくりです。読んでいて手に汗をかいてしまいましたよ。
大変な思いをされましたね。残雪期の船形はベテランの方でも道を失います。特に三光の宮と升沢小屋の間です。でも無事で帰られてよかったです。本当に。教訓いくつか書いておられましたが、その通りだと思います。単独の山行は、地図とコンパス、できればGPSが今は普通になってきていますね。山ブログ書かれる方もほとんどGPS携帯されていますよ。地図表示あるものは高いですが、ロガーでも緯度経度が出るので、地図と合わせると位置がわかります。保険のようなものですから、ご検討されてもいいかと思います。最悪自位置を知らせることが可能です。
2010/5/23 22:20
肝に銘じます。kiyoshiさん。
コメントありがとうございます。
私、本格登山は今年で2年目で、昨年は主にツアーに頼っていました。ガイド付きの団体ツアーは安心でした。
しかし、自由行動がとれず、時間に制約され、お値段も高めのツアーは少なくして、自分で行きたいところに行く、という頑固な意思で行ってしまった船形山。
4月から七つ森、泉ヶ岳を5〜6回登っては訓練し
一人でも十分登れる、という、奢っている自分自身がいました。

携帯にGPS機能はついていますが、使い方を良く知らないで
ひたすら気持ちは焦ってしまっていました。
ちゃんと、トリセツ読んで、練習します。
と、いうよりGPSを買えばいいんでしょうね。
単独行動もとるわけですから、ちゃんとします。
アドバイスありがとうございました。
2010/5/23 22:45
こんばんはmeikenさん
 はじめまして、meikenさん。仙台の端っこに住んでいるkajyukiと申します。
21日の『刈田岳〜熊野岳〜地蔵山周遊』、22日の『船形山』と連日の登山、お疲れ様です。
レポを拝見していて、いずれも状況が目に浮かぶように伝わってきます。これからも楽しい報告を色々期待しています。
 で、ちょっと気がついたんですが、写真撮影は立て撮りが多いですよね。何ででしょうかね。どうでもいいことなんだけど
 ヤマレコ仲間として、これからもよろしく
2010/5/23 22:34
はじめましてkajyukiさん
山行記録いつも読ませてもらっています。
コメントありがとうございます。
写真ですが、携帯写真です。
カメラよりも性能のいい携帯っていろいろあるんですよねえ。
時代は進みましたね。
写真撮るのは好きですが、まだあまり使いこなせません。
素人の撮りなので、見苦しいかも知れませんが
改善していこうと思います。
これからもよろしく。
2010/5/23 22:50
はじめまして。
無事に帰れて何よりでした。
 大変な山に登ってきましたね。
   しかも一人で・・・。
私は独りでは臆病なので、知らない山には行かないことにしています。
 知らない山は、その山に詳しい人に連れて行ってもらいます。
 そして登ってみて、一人でも大丈夫だと思ったら、次からは独りで行きます。
 
独り登りはいいですね。自由に楽しめますから。
 これからもmeikenさんの、独り登りの報告を待っています。(^^)
2010/5/26 11:46
コメントありがとうござます。 setisetiさん。
怖いもの知らずの無謀な人なので
行こうと思ったら、連れを探し、それでもいなければ一人で行きます。
行きたいときに行かなければ絶対行けないと思うので
(私の場合ですが)
天気さえよければ、一人で行ってしまいます。
その日は、土曜日で天気も良くて、登山者もまあまあいましたが
頂上にたどり着いたのはほんの少し?下山するときは誰にも会いませんでした。
こういう経験は初めてです。
今まで、泉ヶ岳や七つ森周辺でうろうろしていたので
必ず平日でも休日でも登山中も下山中も誰かに会って、知らない人でも情報交換していたわけですから。
今回の経験はすごく教訓になりました。
今日は、コンパスと山と高原地図を買ってきました。今頃!?
GPSもそのうち手に入れるつもりです。
一人登山、これからもトライして報告します。run
2010/5/26 18:32
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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