武尊山〜快晴で大展望 藤原口から周回

2015年06月07日(日) [日帰り]

• GPS: 07:22
• 距離: 11.2km
• 登り: 1,197m
• 下り: 1,182m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:46
• 休憩: 0:40
• 合計: 6:26

6:16 林道終点の駐車場
6:29 6:29 須原尾根分岐
7:20 7:27 武尊神社下降点
7:31 7:31 手小屋沢避難小屋分岐
9:01 9:30 武尊山
10:31 10:35 剣ヶ峰山
12:32 12:32 須原尾根分岐
12:42 林道終点の駐車場

○コース参考
・昭文社　山と高原地図　「16　谷川岳」（2014年版）
・山と渓谷社　新・分県登山ガイド9　群馬県の山　「10　武尊山(1)藤原口」

天候

アクセス

利用交通機関：

自家用車

相模原愛川→水上　圏央道・関越道　170.1km　3,790
水上IC→林道終点の駐車場　約25km


起点・終点：武尊神社の奥、林道終点の駐車場
注意：HONDA FITだと下を擦ります。車高が高いと大丈夫でしょう。

林道終点の駐車場→裏見の滝駐車場　約1.5km

裏見の滝

裏見の滝駐車場→宝川温泉　約10km

宝川温泉　宝川山荘　1,500

月夜野IC→昭和IC間事故で通行止め
宝川温泉→赤城IC　約52km
赤城→相模原愛川　関越道・圏央道　140.3km　4,090

コース状況／危険箇所等

・鎖／ロープ付きの岩場が4か所。足をかける場所はあるので、難しくはないと思う。
・全般的に大きめの段差が多い印象。そいうえば、この山は階段を付けるなどの加工は一切されていなかった。
・ぬかるんでいる箇所がとても多い。どろんこ必至。
・剣ヶ峰山から武尊神社方向への下りは、登りの岩場以上に注意が必要。
　急斜面で大きな段差、その上にぬかるんでいて滑りやすい。
　そしてそれが延々と続く難儀な道。
・裏見の滝への道はキレイに整備されていて、登山靴でなくても大丈夫だが、階段は多い。
　奥の院の近くは、歩道がヒビ割れていて、ちょっと怖い感じ。

その他周辺情報

○温泉　宝川温泉　宝川山荘　1,500
　ものすごく広い露天風呂。
JAF会員だと300円引きです。グループ割引がきかないので全員持っていないといけません。

写真

6/7 5:23

朝、コンビニ前から谷川岳。

6/7 6:16

武尊神社近くの駐車場から、さらに荒れた未舗装路を進んだ場所にある駐車場。
朝6時過ぎで既に空きは残りわずか。

6/7 6:24

ラショウモンカズラ。

6/7 6:29

駐車場から、しばらく石ごろごろの広い道を緩やかに登ると、この分岐。
まずは武尊山頂を目指して左へ。

6/7 6:36

小さな沢を何度か渡る。

6/7 6:37

序盤は心地よい森。

6/7 7:04

道が急斜面に取り付き始めると、所々でガチガチの雪が残っていた。

6/7 7:06

岩の下に木版がたくさん置いてある。
不動明王と書かれた木版もある。
謂れのある岩なのだろうか。

6/7 7:20

急斜面に付けられた歩きにくい道が終ると、尾根に出る。
ここからしばらくは快適な道。

6/7 7:28

ショウジョウバカマ。
雪解けの頃の花がまだ咲いている。

6/7 7:32

ツバメオモト。
この花も多かった。

6/7 7:37

マイヅルソウ。
先々週の御坂山地では咲き始めていたが、同じくらいの標高でも、ここではまだまだ。

6/7 7:41

木の合間から剣ヶ峰山。

6/7 7:50

エンレイソウ。

6/7 8:04

所々に雪が残っている。

6/7 8:13

最初の岩場。

6/7 8:23

2つめの岩場。
けっこうな傾斜だけど足場はあるので難しくはない。

6/7 8:24

2つめの岩場を越えると、大きな雪溜まり。

6/7 8:27

至仏山と奥に燧ヶ岳が見える。

6/7 8:33

3つめの岩場。

6/7 8:35

岩場を登りきると、絶景。
越後の山並み。

6/7 8:37

岩と越後山脈。

6/7 8:37

シャクナゲがちらほらと現れ始める。

6/7 8:38

コヨウラクツツジ。

6/7 8:38

岩場4つめ。
これで最後。

6/7 8:39

まんーーーかい。

6/7 8:40

岩場を登りきると、さらに絶景。

6/7 8:41

シャクナゲと越後山脈。

6/7 8:43

タカネザクラ、かな？

6/7 8:44

稜線の残雪。

6/7 8:46

稜線にもエンレイソウ。

6/7 8:48

右手には、鋭鋒の剣ヶ峰山。

6/7 8:49

山頂までもうひと息。

6/7 8:57

アップで

6/7 8:57

越後の山と石楠花。

6/7 8:58

剣ヶ峰山への稜線。

6/7 8:58

来た道を振り返った先には、谷川連峰。

6/7 8:58

水もしたたる。

6/7 8:58

小さめのムシカリが多い。

6/7 8:59

ムシカリの中に、石楠花の蕾。

6/7 8:59

稜線にもツバメオモト。

6/7 9:01

山頂に到着！

6/7 9:02

御嶽山大神なんですね。

6/7 9:02

武尊山は一等三角点。

6/7 9:03

山頂のいろいろ。
小さな祠、三角点、石版、眺望図、そして山頂標示。

6/7 9:03

山頂は、360度の大展望。
南側には、この後向かう剣ヶ峰山。

6/7 9:03

左手には前武尊への稜線。

6/7 9:04

北面は越後山脈。

6/7 9:05

至仏山と燧ヶ岳。

6/7 9:05

越後三山。
中ノ岳を中心に、右に越後駒ヶ岳、左奥に小さく八海山。

6/7 9:07

谷川連峰と、その奥に苗場山。

6/7 9:07

越後山脈。
何度見ても素晴らしい眺め。

6/7 9:08

剣ヶ峰山。

6/7 9:23

前武尊。

6/7 9:30

さすがに百名山。
まだ朝9時半だが、すでに多くの人。

6/7 9:30

剣ヶ峰山への分岐。

6/7 9:32

さて、剣ヶ峰山に向かって出発。

6/7 9:39

ガレの急斜面を下って、雪溜まりに出る。
振り返って武尊山。

6/7 9:48

とんがっている剣ヶ峰山。

6/7 9:52

ミツバオウレン、かな？
この稜線上にも花は多い。

6/7 9:54

ショウジョウバカマ。

6/7 9:57

残雪と剣ヶ峰山。

6/7 9:59

イワナシ。

6/7 10:01

アップダウンが少しキツい・・・
なかなか着きそうで着かない。

6/7 10:06

振り返って武尊山。

6/7 10:11

葉が3枚なので、ミツバオウレン、かな？

6/7 10:13

6/7 10:14

この稜線はシャクナゲが多い。

6/7 10:17

さあ、もうひと息。

6/7 10:18

上向きに花を付けるカエデ。
ミネカエデの種類だろうか？

6/7 10:20

剣ヶ峰山の周辺は白いイワカガミが多い。
ヒメイワカガミ？

6/7 10:24

分岐に着いたら、ここから剣ヶ峰山を往復。

6/7 10:31

急な岩だらけの斜面を登って、剣ヶ峰山に到着。

6/7 10:32

この山も展望は抜群。
足元にはシャクナゲがたくさん。

6/7 10:35

武尊山の全容。

6/7 10:38

岩に張り付くように白いイワカガミ。

6/7 11:01

ミツバツツジかと思ったら、なんだか厚みがあって違う。
ムラサキヤシオのようだ。

6/7 11:10

剣ヶ峰山からの下りは、難儀な道だった・・・
急斜面で段差も大きく、しかもぬかるんでいて滑りやすい。
途中の雪溜まりでひと休みして武尊山を仰ぎ見る。

6/7 11:20

雪に穴が開いている。
恐る恐る通過。

6/7 11:41

ここにもツバメオモトが群生している。

6/7 12:02

広い沢に出て、ここでひと休み。
ここまでの道は、かなり難儀な道だった。

6/7 12:11

広い沢を渡ると、あとは穏やかな道。
まだコブシ（→タムシバだったようだ）があった。

6/7 12:12

こっちにもコブシ（→タムシバだったようだ）。

6/7 12:24

さっきまでの道に比べたらまるで天国。

6/7 12:32

朝通った分岐に戻ってきた。

6/7 12:33

ULTRA武尊スカイビュートレイルの準備。あの下りを走るの危険だな。

6/7 12:36

道の脇にはラショウモンカズラが目立つ。

6/7 12:42

駐車場に到着。

6/7 12:42

駐車場の水溜りに・・・
この黒い部分全部がオタマジャクシ！

6/7 13:06

車で武尊神社近くの駐車場に移動して、裏見の滝へ。

6/7 13:19

滝の裏へは通行禁止。

6/7 13:25

裏見の滝。
水量も落差もなかなかの迫力。

6/7 13:27

奥の院と裏見の滝。

6/7 13:27

奥の院近くは岩がせり出していて、ちょっと怖い。

6/7 13:31

滝への道はキレイに整備されている。
が、階段が多い。

6/7 13:35

木の合間から谷川岳。

6/7 13:36

滝までの遊歩道は、心地いい緑。

6/7 13:40

武尊神社。

6/7 13:41

武尊神社と道祖神。

6/7 13:44

駐車場に戻ってきた。

6/7 14:05

宝川温泉の駐車場で・・・
物憂げな武尊さん。

6/7 14:06

温泉は、宝川温泉。
とにかく広い露天風呂。

6/7 15:12

食事は、ダムカレー。
堤防をどこから破壊しようか迷ってしまう。

撮影機器：

PENTAX K-3 ペンタックス

Xperia Z3 SO-01G SONY

感想

WashiTabi

今回は武尊山。
土曜日にするか日曜日にするか、コロコロと変わる天気予報で、なかなか決められず。
金曜日の天気予報では、土曜日は明け方まで雨だが昼には晴れる予報。
日曜日は晴れの予報だがその先は下り坂。

日曜日の午後は大渋滞になるので、できれば土曜日にしたいところだが、沢筋の道があるので雨の直後は避けたいところ。
それよりも、土曜日は前日に仕事で帰りが遅くなって早起きできそうにないので、結局日曜日に決定。
で、結果的に天気は大当たり。

この山は稜線に出てからが素晴らしい。
序盤の展望は木の合間から見える程度だが、花は多い。
高度を上げるにつれて局所的に残雪がでてきて、鎖・ロープの岩場を越えるたびに眺めが良くなっていく。
岩場が終わって山頂が近くなると、道は緩やかになってシャクナゲが多くなり、素晴らしい眺めになる。

そして、山頂からは360度の大展望。
まだ雪が多く残っていて白と黒のまだら模様を見せる、越後の山々の眺めが特に絶品。
この山から眺めると、谷川岳もあまり目立たない。

北面は谷川連峰から越後山脈、そして至仏山と燧ヶ岳に至る、まだ雪が多く残る山並み。
南面にはすぐ近くに武尊の鋭鋒が並び、遠くには赤城山を中心に雪のない山々と平野が広く見渡せる。
南の方は雲が多いようで、富士山は見えなかった。

剣ヶ峰山への稜線も、眺めがよくて花が多い。
ただ、短いアップダウンが多く、長く歩いてきた足にはちょっとキツい。
剣ヶ峰山は細長い山頂で狭いが、ここからの眺めも抜群。
ここからは、どっしりとした武尊山を眺めるのがいい。

剣ヶ峰山からは急坂をひたすら下る。
1メートルを超えるような段差が幾度も現れ、しかも地面はぬかるんで滑りやすい。
木の枝に掴まりつつ、一歩一歩足場を確かめながら・・・というのを何度も繰り返す。
登りの岩場よりも大変だった。
沢の音が聞こえてくると傾斜が緩み、沢を渡ると快適な道になる。

駐車場に戻ったら、武尊神社近くの駐車場まで移動して、裏見の滝を見物。
名前とは裏腹に、滝の裏側の道は通行禁止になっている。
でも、落差水量そして周辺の岩も合わせてなかなかの迫力。

滝を見物したら、広〜い露天の宝川温泉で汗を流して帰途に就く。
・・・が、なんと高速道路は月夜野IC〜昭和IC間が事故で通行止め！
結局、帰りは渋滞だらけで遅くなってしまった・・・

武尊山。
丁稜からの眺めは想像以上に素晴らしかった。
ここは登るルートがいくつかあるので、いずれ別のルートでも登ってみたいと思う。

○すべての写真（Googleフォト）
https://goo.gl/photos/CsJKN3a6KjjBX8SHA