大山(広沢寺温泉〜日向薬師)

2024年03月22日(金) [日帰り]

• GPS: 08:00
• 距離: 16.7km
• 登り: 1,580m
• 下り: 1,573m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:04
• 休憩: 0:56
• 合計: 8:00

6:50 広沢寺温泉駐車場
7:23 7:23 二の足林道ゲート
7:30 7:30 山の神沢広場
7:36 7:36 不動尻山の神峠分岐
7:45 7:45 谷太郎分岐
7:57 7:57 不動尻
8:21 8:21 ミツマタ群生地分岐
8:52 8:55 不動尻三峰分岐
9:01 9:01 唐沢峠
9:17 9:18 矢草ノ頭
9:56 9:57 不動尻分岐
10:18 10:46 大山
10:59 10:59 不動尻分岐
11:37 11:41 見晴台
11:56 11:56 日向越(雷峠)
12:36 12:36 九十九曲ハイキングコース入口
12:38 12:39 一ノ沢橋（日向川）
13:00 13:00 日陰道分岐
13:17 13:19 日向薬師 梅林
13:21 13:23 日向薬師
13:26 13:28 日向薬師 梅林
13:40 13:41 十字路
13:53 13:59 日向山
14:06 14:07 七曲峠
14:16 14:20 見城
14:50 広沢寺温泉駐車場

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

・広沢寺温泉登山者用駐車場（無料）
トイレ有
上段と下段がありそこそこの広さがあります。
トイレと登山届ポストは下段にあります。
不動尻のミツマタ鑑賞がピークの時はさらに下に臨時駐車場もできるようです。

コース状況／危険箇所等

全体的に良く歩かれており登山道としては十分行き届いている印象を受けます。
流石に大山登山道の中でも表参道等と比較すると通行量が少なそうですが、道中の道標は十分にあり危険個所は丁寧に整備されていました。
大山山頂が近くなり山頂から見晴らし広場へのコースと合流するまでの区間は連続する階段ですが、この部分は踏面の土がかなり流れてしまっており周辺の土も泥濘やすい泥斜面となっている場所が多いです。
登りでも滑りやすいくらいですので降りでは特に慎重に通過した方が良いでしょう。
地味に最も緊張した箇所は後半で登山道から石雲寺直近の舗装路に降り立つ直前の木橋でした。
橋自体は狭くそこそこ年季も入っている印象で結構揺れますが手すり等はありません。
万が一転落しても2m程度ですがそれなりに怪我をしそうな感じはありました。

その他周辺情報

・玉翠楼
駐車場最寄りの温泉施設で日帰り入浴（1000円/1時間）が可能です。
お風呂は気持ちの良い強アルカリ泉でしたが、なかなか狭いため混雑は得意ではなさそうです。
温泉利用者用の駐車場は施設目の前にもありますが、登山者用駐車場から歩いてもさほど距離はありません。

写真

3/22 6:50

おはようございます登山者Dです。
ここは広沢寺温泉登山者用駐車場です。
奥の建物は綺麗な水栓トイレです。

3/22 6:51

駐車場には登山者カードポストがありました。
私はコンパスを使ってすでに提出済みです。

3/22 6:55

それではスタートです！！
本日の計画は広沢寺温泉から不動尻を経由し大山へ登頂。
その後は日向薬師方面へ進み日向山・見城山を経由し広沢寺温泉へ戻ってくるコースです。

3/22 7:04

天気は一日快晴予報。
ここ数日は悪天候が多かったですが、悪天候の隙間の晴天日を引き当てた！！

3/22 7:15

まず目指すは不動尻。
本日はこの不動尻に行きたくてこのコースを計画したようなもんです。

3/22 7:17

しばらくは舗装路です。
本日はそこそこ長いコースを組んでいるので、まずはゆっくりウォーミングアップ。

3/22 7:23

車両通行止めのゲートを通過します。
歩行者なので脇からヌルッと行きます。

3/22 7:30

心霊スポットと噂の山神隧道。
なかなかホラーな隧道ですが今回はほかにも通行者が複数いたので安心。
隧道自体は真っ暗ですが蛇行もしておらずこの位置からでも出口の明かりがすでに見えているのでライト無しでも歩けそうです。

3/22 7:44

隧道を抜けさらに進んでいきます。
もうそろそろお目当ての不動尻のはず。

3/22 7:50

おぉ！！キタキタキター！！
これです、これこそがお目当ての不動尻のミツマタ！！
いい時期に来たようです！！

3/22 7:52

ほとんど満開と言っていい時期と思います。
春を感じますね♪

3/22 7:56

不動尻はキャンプ場の跡地という話ですが、なるほどとても雰囲気が良い場所です。

3/22 7:56

沢の雰囲気も非常に良いです。
登山をしない人でもここに来るだけでも価値がある気がします。

3/22 7:58

すごいミツマタの大群落！！
見切れていますがハート形のフレームの手前にスマホをセットするような台もあります。
カップル撮影用と言えそうですが…正直あまり雰囲気に合っていないので無い方が良いような気も…

3/22 7:58

さてミツマタ堪能をしたので次のお目当ての大山登山と行きましょう。
ここからは4kmの行程との事。

3/22 7:59

ミツマタ群落の横を通過しながら入山していきます。
今日は大好きな丹沢の森をたっぷり堪能したい。

3/22 8:24

このルートの通行量がどれほどあるかはわかりませんが、よく踏まれておりとても歩きやすいです。
それなりの登りなのですが歩きやすいためあまり苦にならない。

3/22 8:49

流石に表参道ほどの整備とはいきませんが登山道としては十分に手厚いレベルの整備がなされています。
道標の看板も豊富にあって安心。

3/22 8:52

最初の急登を登り終えると道はカクッと南に曲がります。
ちなみに看板はありませんがここを北方面に行くと三峰山へ行けるようです。
とはいえ破線ルートなので私には厳しいかな。

3/22 9:01

大山方面へ進み唐沢峠を通過。
陽当たりの良い鞍部にテーブルベンチが設置されています。
休憩にはうってつけのポイント。

3/22 9:09

唐沢峠から先では何か所か痩せ尾根が出てきます。
しかし非常に手厚い整備なので安心感がすごい。

3/22 9:10

整備は手厚いのですがこの痩せ尾根…地山が脆そうなのでいずれは崩れてしまいそうな気がしますね。

3/22 9:11

この辺りから開花しているアセビがチラホラ出てきました。
陽当たりの良い所ではすでに満開となっています。

3/22 9:15

物凄い整備。
流石にここまでして有ればわざとふざけない限り滑落は無さそう。

3/22 9:20

痩せ尾根ゾーンを越えた先は非常に気持ちが良い幅広の尾根に。
ここからしばらくは癒しゾーンです。
この先では長い階段急登が待ち構えているので十分に英気を養いましょう。

3/22 9:25

目指す大山山頂が美しい。
しかしまだ結構登るな。

3/22 9:26

海側の眺望も最高。
風も強くなくシャツだけで気持ちがいいくらいです。

3/22 9:36

三峰山もよく見えます。
不動尻から直接登る実線ルートがあるようなのでそちらも歩いてみたいな。

3/22 9:39

あぁ…ここめっちゃ良い…。
大山への登山ルートの中では一番好きな場所かもしれない。

3/22 9:47

そして癒しゾーンの先に待ち構える急登階段。
なかなかの長さだという事もあるのですが、踏面の土が流れてしまっており歩きづらい。

3/22 10:17

黙々と階段を登り大山山頂と見晴台を結ぶルートに合流すれば山頂まではあと僅か。
もう少しだっ！

3/22 10:18

キター！
こっち側から山頂エリアに立ち入ったのは何気に初めてなので新鮮です。

3/22 10:18

という事で大山（1251.7m）登頂です。
お疲れさまでした！！

3/22 10:22

トイレ裏からの富士展望。
大山山頂エリアではトイレ裏が隠れ絶景ポイントです。
表尾根を経て塔ノ岳から丹沢山にかけてが一望できますね！！

3/22 10:29

関東平野の眺めを楽しみながらお昼ご飯休憩。
非常に贅沢な時間。

3/22 10:46

さて下山は見晴台方面へ。
見晴台の分岐から日向薬師方面を目指します。

3/22 11:02

この大山山頂から見晴台までの区間は泥濘箇所が結構ありました。
すでに崩れてしまっている斜面もありますし、こういう所の整備維持は大変そうですね。

3/22 11:36

見晴台で小休止。
今日は一日通して本当に良い天気。
最近連続で晴れを引けているので嬉しい。

3/22 11:41

それでは日向薬師方面へ進みましょう。
見晴台から日向薬師までの区間は関東ふれあいの道の一部となっています。

3/22 11:41

石雲寺と書いてある方へ向かいます。
大山には何度も来ていますが日向薬師方面も歩いた事が無いので楽しみ。

3/22 11:48

こちらにもミツマタポイントがありました。
不動尻ほどの群落ではありませんが陽当たり良好で満開となっているので綺麗ですね！

3/22 11:55

関東ふれあいの道に指定されている区間なので道標も上質なものが。

3/22 11:56

勝五郎地蔵を通過。
勝五郎という石工が作った地蔵だそうで、この人はこの辺りの石切り場で信州の職人から石造技術を受け継いだ最初の人だそうです。

3/22 12:04

勝五郎地蔵から先は一気に九十九折で高度を下げます。
この坂は九十九曲という名も付いているようなのですが、なるほど納得な急斜面でした。

3/22 12:24

一気に降りて舗装路へ。
でもすぐに登山道に戻ります。

3/22 12:25

という事ですぐに登山道のへの分岐が。
案内に従い進んでいきましょう。

3/22 12:31

しばらく進むと下方に人工物が見えてきました。
あそこまで降りれば登山道はひとまず終わりです。

3/22 12:34

そのラストに控えるのがこの木橋、
今回のコースでここが一番緊張した箇所でした。
細い古い高い揺れるというアトラクションっぷり。

3/22 12:36

そして舗装路へ。
ここからしばらくは舗装路です。
多くはありませんが車も通るので注意。

3/22 12:46

雨降山石雲寺。
曹洞宗のお寺だそうです。

3/22 13:04

道標に従いながら日向薬師方面を目指してしばらく歩きます。

3/22 13:07

この先に日向薬師があるという事もあってか地味に交通量がある道です。
しかも結構飛ばしている車が多いので歩行には注意を。

3/22 13:17

日向薬師。
日本三薬師に数えられています。

3/22 13:21

正規名称は日向山宝城坊というそうです。
高野山真言宗のお寺で1300年以上前に開創されたそうです。
茅葺屋根の本堂（薬師堂）が印象的ですね。

3/22 13:25

日向薬師は公衆トイレ（50円）があるので利用させていただきっ先へ進みます。
駐車場の脇から日向山へ登っていきます。

3/22 13:25

紫木蓮かな？
もう咲いているのですね。
春ですねー！

3/22 13:43

日向山へは少しだけ登ります。
それほど急登ではありませんが、行程の後半で出てくる登りは脚を刺激しますね。

3/22 13:53

日向山（404m）登頂です。
樹林に囲まれていますがのんびり過ごすには良さそうな山頂でした。

3/22 13:53

道標に広沢寺温泉の文字が出てきました。
案内に従い進んでいきます。

3/22 14:00

登山道は最近整備したような比較的新しい雰囲気がありました。
整備してくれている方々のおかげで安心して歩くことができます。

3/22 14:07

ひとしきり降ると峠があります。
名前が書かれた看板などはありませんが、この場所は七曲峠というそうです。
そしてこの先の進路は見城山方面へ。

3/22 14:09

鞍部からの登り返しは見た目はそこそこゴリっとしていますが道は岩場を巻くようにつけられているでの登りやすいです。

3/22 14:16

割とすぐに見城山（365m）登頂です。
ここはその名の由来の通りというか北東側の見晴らしがそこそこ良いです。

3/22 14:20

さてこれで本日のピークはすべて踏破しました。
後は駐車場に戻るだけです。
進路は広沢寺温泉方面へ。

3/22 14:25

見城山からの降りですが、地味に急な岩尾根状の道を行きます。
よく整備されているのでなんてことはないのですがそれなりに急斜面なので慎重に。

3/22 14:45

ある程度降りると動物除けの電気柵沿いの道になります。
地味に通電部分が人の顔の高さくらいで結構近いので注意。

3/22 14:47

ラストは柵を通過しゴールへ。
いやー歩いた歩いた！

3/22 14:49

愛宕神社の脇から降りてきました。
本日も無事に歩かせていただきましてありがとうございました！！

3/22 14:50

そして駐車場へ。
平日ですがそこそこの台数が停まっていました。
やはりミツマタ鑑賞の人が多いのでしょうか？

3/22 14:59

下山後の温泉は最寄りの玉翠楼へ。
日帰り入浴は1000円/1時間で利用できます。

3/22 15:00

とても良い雰囲気の温泉です。
泉質は強アルカリの沸かし湯でとても気持ちの良いお湯でしたが、結構狭いので混雑すると苦しいかもしれません。

撮影機器：

iPhone 11 Pro 256GB au Apple

感想

登山者D

2024年3月22日

今回は広沢寺温泉を起点に大山登山をしてきました。
ルートは広沢寺温泉から不動尻経由で大山へ登頂し、見晴台から日向薬師をへて日当山・見城山を登りつつスタート地点へ戻るコースです。
大山登山は何度もしていますが、これまでは多少のアレンジはあっても基本的にはすべて駒参道から阿夫利神社下社を経て表参道経由で登るコースしか歩いていませんでした。
大山の登山道は他にも色々とある事は知っていて、その中でも今回選んだ不動尻を経由するコースは興味を抱いていたコースでもありました。
そして不動尻を通過したかった最大の理由であるミツマタのピークシーズンであるこのタイミングで計画を実行する事にしました。
お目当てのミツマタはほぼ満開と言っていい素晴らしい大群落を堪能する事ができました。
今回計画したコースはそれなりにロングコースでしたので、夏に向けて体力を戻していきたいという狙いにも丁度良いコースでした。
先週の雲取山登山で体力の低下を痛感しましたが、あの登山で少しは戻ったのか今回はそれほどキツさを感じずに良いペースで歩き切る事ができました。
この先はどんどん季節が進みあっという間に夏になってしまいますので、抜かりなく脚を仕上げていきたいところです。