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Yamareco

記録ID: 6611190
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
道南

白水岳〜冷水岳

2024年04月01日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
10:53
距離
16.3km
登り
1,740m
下り
1,755m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
10:13
休憩
0:37
合計
10:50
5:36
125
7:41
7:47
44
8:31
8:31
13
8:44
8:45
24
9:09
9:12
63
10:15
10:16
82
11:38
11:40
35
12:15
12:32
107
14:19
14:26
120
16:26
平田内温泉
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2024年04月の天気図
アクセス 平田内温泉登山口に駐車
水力発電所工事は行われていなかった
コース状況/
危険箇所等
白水岳〜熊石岳間のコル付近、屏風岳の登山道下部のみスノーシュー
他はツボかアイゼン
平田内温泉の登山口を出発。
発電所工事はまだ始まっていない?ようで、資材も置かれていなかった。
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平田内温泉の登山口を出発。
発電所工事はまだ始まっていない?ようで、資材も置かれていなかった。
登山口からしっかり雪が繋がっている。
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登山口からしっかり雪が繋がっている。
数日前?のワカンのトレースが残っていて、雪はツボで歩ける程度に締まっていた。
5合目で登山道(と思われる)を離脱。
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数日前?のワカンのトレースが残っていて、雪はツボで歩ける程度に締まっていた。
5合目で登山道(と思われる)を離脱。
白泉岳までは真っすぐ尾根を進んでも良いのだけど、今回は先人の方のトレースを追って沢形から・819の北のコルに上がってみた。
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白泉岳までは真っすぐ尾根を進んでも良いのだけど、今回は先人の方のトレースを追って沢形から・819の北のコルに上がってみた。
・819の北で尾根に上がると、・929の先までは緩やかな登りで歩きやすい。
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・819の北で尾根に上がると、・929の先までは緩やかな登りで歩きやすい。
白泉岳への最後の登りは多少クラストしていたがツボで登り切る。
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白泉岳への最後の登りは多少クラストしていたがツボで登り切る。
白泉岳(1043m)到着。
雪庇が発達していて、夏に見た看板は完全に雪の下だった。
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白泉岳(1043m)到着。
雪庇が発達していて、夏に見た看板は完全に雪の下だった。
この後回る予定の冷水岳が目の前に聳える。
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この後回る予定の冷水岳が目の前に聳える。
熊石の海岸線と、手前にヤンカ山を見下ろす。
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熊石の海岸線と、手前にヤンカ山を見下ろす。
白泉岳から稜線を北上。まずは南白水岳へ。
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白泉岳から稜線を北上。まずは南白水岳へ。
部分的に雪庇が崩れかかっていたりクラックが入っているものの、概ね安定していて歩ける状態だった。
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部分的に雪庇が崩れかかっていたりクラックが入っているものの、概ね安定していて歩ける状態だった。
南白水岳への急登をアイゼンを効かせて登って行く。
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南白水岳への急登をアイゼンを効かせて登って行く。
急登が終わると稜線は広くて緩やかになった。
左端に見える南白水岳を越えて・・・
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急登が終わると稜線は広くて緩やかになった。
左端に見える南白水岳を越えて・・・
・1124の中白水岳。強風のせいか樹氷が発達している。
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・1124の中白水岳。強風のせいか樹氷が発達している。
そして白水岳(1136m)に到着。ここから先は夏道が整備されていないので積雪期でないと難しい区間になる。
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そして白水岳(1136m)に到着。ここから先は夏道が整備されていないので積雪期でないと難しい区間になる。
白水岳の下りは夏は背丈を越える笹藪に覆われているのだけど、雪があると一瞬だった。
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白水岳の下りは夏は背丈を越える笹藪に覆われているのだけど、雪があると一瞬だった。
臼別岳〜遊楽部岳が近づいてきた。
日帰りで遊楽部も含めて周回するとなると、かなり長い行程になりそう。
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臼別岳〜遊楽部岳が近づいてきた。
日帰りで遊楽部も含めて周回するとなると、かなり長い行程になりそう。
白水〜熊石のコル付近だけは風当たりが弱く、雪が締まっていないのでシュー装着。
沢形が2本あるので回り込むようにして熊石岳へ。
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白水〜熊石のコル付近だけは風当たりが弱く、雪が締まっていないのでシュー装着。
沢形が2本あるので回り込むようにして熊石岳へ。
・1082の熊石岳。
頂上は平坦で広く、遊楽部岳の南側が間近に眺められた。
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・1082の熊石岳。
頂上は平坦で広く、遊楽部岳の南側が間近に眺められた。
歩いてきた白泉岳〜白水岳の稜線。
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歩いてきた白泉岳〜白水岳の稜線。
岩子岳とペンケ山。
800m台の山の割に存在感がある。そのうち登ってみたい。
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岩子岳とペンケ山。
800m台の山の割に存在感がある。そのうち登ってみたい。
熊石岳からコルに下り、奥冷水岳まで240mの登り返し。
ただ雪が締まっているおかげでそれほどキツく感じなかった。
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熊石岳からコルに下り、奥冷水岳まで240mの登り返し。
ただ雪が締まっているおかげでそれほどキツく感じなかった。
頂上の台地に上がると、東寄りの小高い所が・1143で奥冷水岳と呼ばれているらしい。
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頂上の台地に上がると、東寄りの小高い所が・1143で奥冷水岳と呼ばれているらしい。
・1143の奥冷水岳。ここも開けたピークで、南側に連なる山々が全て見えそうな眺望だった。
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・1143の奥冷水岳。ここも開けたピークで、南側に連なる山々が全て見えそうな眺望だった。
再び登り返して冷水岳へ。少し東側から回り込むようにして上がると傾斜は思ったより緩かった。
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再び登り返して冷水岳へ。少し東側から回り込むようにして上がると傾斜は思ったより緩かった。
冷水岳(1175m)到着。
今回の核心部はこの先だったかも・・・
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冷水岳(1175m)到着。
今回の核心部はこの先だったかも・・・
冷水岳から1040mあたりまでは細い稜線に崩れかけの雪庇が連続していて気が抜けない。
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冷水岳から1040mあたりまでは細い稜線に崩れかけの雪庇が連続していて気が抜けない。
雪庇を崩さないように右側の枝の間を縫って慎重に歩いた。
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雪庇を崩さないように右側の枝の間を縫って慎重に歩いた。
1040mから一旦広くなって安心するも・・・
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1040mから一旦広くなって安心するも・・・
屏風岳の直下はさらに細く、崩れそうな雪庇と崖に囲まれて逃げ場がない。
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屏風岳の直下はさらに細く、崩れそうな雪庇と崖に囲まれて逃げ場がない。
尾根直上を踏み固めて慎重に進んだり、藪に捕まってトラバースしたりして何とか乗り切った。
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尾根直上を踏み固めて慎重に進んだり、藪に捕まってトラバースしたりして何とか乗り切った。
△938の屏風岳に到着。
三等三角点名は「冷水岳」・・・?
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△938の屏風岳に到着。
三等三角点名は「冷水岳」・・・?
屏風岳からの下りは下が見えないほど急だった。
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屏風岳からの下りは下が見えないほど急だった。
部分的に雪が切れていて、かつての夏道?らしきものが見えていた。
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部分的に雪が切れていて、かつての夏道?らしきものが見えていた。
450mあたりで尾根を下り、浅い沢形を越えて隣の尾根に乗り移る。
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450mあたりで尾根を下り、浅い沢形を越えて隣の尾根に乗り移る。
不明瞭な樹林帯を下って尾根末端へ。
雪は途切れながらも末端まで大体続いていた。
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不明瞭な樹林帯を下って尾根末端へ。
雪は途切れながらも末端まで大体続いていた。
屏風岳から反時計回りで行くのはしんどいような気がする。
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屏風岳から反時計回りで行くのはしんどいような気がする。
冷水岳登山口に到着。あとは道路を歩いて平田内温泉まで。
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冷水岳登山口に到着。あとは道路を歩いて平田内温泉まで。

感想

数年前からやりたかった道南アルプス周回。

平田内温泉から白水岳までの間は近年登山道の整備が入って歩きやすくなったが、白水岳〜冷水岳を周回するルートもかつて(20年以上前?)は道が整備されていて、夏に繋ぐこともできたようだ。地形図にもその頃の道の表記が残っている。

そんな訳で、2022年の秋に白水岳から登山道跡を辿って縦走を試みるも、道の痕跡はほとんどなく、濃密な笹藪で進めず白水岳直下で撤退。

2023年の残雪期に再び挑戦するも、悪天候で白泉岳で撤退。

3回目にしてようやく実現することになった。


今回は全体的にツボ足かアイゼンで歩きやすい雪質だったのは幸い。スノーシューを持って行ったが出番は少なく、ワカンで十分だったと思う。白水岳〜冷水岳までは尾根も広くてスムーズに歩けた。一方で、冷水岳〜屏風岳以降は細尾根と急斜面、不安定な雪庇の連続で意外と時間がかかってしまった。

通称の山を含めると新たに4つのピーク(熊石岳、奥冷水岳、冷水岳、屏風岳)を踏むことができ、変化に富んだ周回ルートを楽しめて充実した山行だった。

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