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Yamareco

記録ID: 662218
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雪山ハイキング
大雪山

大雪山 旭岳〜黒岳の縦走

2015年06月12日(金) [日帰り]
 - 拍手
GPS
10:20
距離
17.5km
登り
1,582m
下り
2,026m
天候 午前中は快晴。午後から急変、曇り
過去天気図(気象庁) 2015年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
前日、美瑛駅からタクシーで旭岳温泉へ移動、青少年野営場でテント泊。
コース状況/
危険箇所等
山開き前だけあって、標識は全壊or半壊、判読不能なもの多数あり。赤石川付近の標識は皆無。黒岳は9合目以降の登山道が雪の下で、リフト乗り場までシャーベット状の雪に覆われた急斜面が続き、要注意。
その他周辺情報 層雲峡温泉の朝陽亭ホテル
狙い通りのお天気となり、テンションがあがります!
2015年06月12日 07:22撮影 by  iPhone 5, Apple
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6/12 7:22
狙い通りのお天気となり、テンションがあがります!
姿見の池付近は40cmの積雪だが、アイゼン不要。
2015年06月12日 08:35撮影 by  iPhone 5, Apple
6/12 8:35
姿見の池付近は40cmの積雪だが、アイゼン不要。
姿見の池はまだ雪の下。
2015年06月12日 08:54撮影 by  iPhone 5, Apple
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6/12 8:54
姿見の池はまだ雪の下。
7合目付近。雪がなく、登りやすい。
2015年06月12日 09:14撮影 by  iPhone 5, Apple
6/12 9:14
7合目付近。雪がなく、登りやすい。
春先にしか見られない独特なゼブラ模様はやっぱり綺麗。
2015年06月12日 10:44撮影 by  iPhone 5, Apple
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6/12 10:44
春先にしか見られない独特なゼブラ模様はやっぱり綺麗。
忠別岳&トムラウシ
2015年06月12日 10:45撮影 by  iPhone 5, Apple
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忠別岳&トムラウシ
金庫岩付近。天気は一気に下り坂に・・・
2015年06月12日 10:53撮影 by  iPhone 5, Apple
6/12 10:53
金庫岩付近。天気は一気に下り坂に・・・
旭岳、ゲット!
2015年06月12日 11:12撮影 by  iPhone 5, Apple
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旭岳、ゲット!
雲の切れ目を狙って、これから歩くルートを激写
2015年06月12日 11:40撮影 by  iPhone 5, Apple
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6/12 11:40
雲の切れ目を狙って、これから歩くルートを激写
旭岳からの下りは雪道。この後、突然の厚い雲に追われ、瞬時にホワイトアウト状態。そして道を間違え、裏旭へ行ってしまった・・・1時間ロス・・・
2015年06月12日 12:08撮影 by  iPhone 5, Apple
6/12 12:08
旭岳からの下りは雪道。この後、突然の厚い雲に追われ、瞬時にホワイトアウト状態。そして道を間違え、裏旭へ行ってしまった・・・1時間ロス・・・
松田岳付近。天気は一刻一刻変化していく
2015年06月12日 14:13撮影 by  iPhone 5, Apple
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松田岳付近。天気は一刻一刻変化していく
御鉢平。神秘的な感じ
2015年06月12日 14:13撮影 by  iPhone 5, Apple
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6/12 14:13
御鉢平。神秘的な感じ
ようやく北海岳に到着。ここまで一度も人に会わず・・
2015年06月12日 14:50撮影 by  iPhone 5, Apple
6/12 14:50
ようやく北海岳に到着。ここまで一度も人に会わず・・
赤石川への下山道はかなりきつい。
2015年06月12日 15:29撮影 by  iPhone 5, Apple
6/12 15:29
赤石川への下山道はかなりきつい。
雲ノ平を歩く。先客足跡が無ければルートファインディングに相当時間がかかったに違いない。
2015年06月12日 15:51撮影 by  iPhone 5, Apple
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6/12 15:51
雲ノ平を歩く。先客足跡が無ければルートファインディングに相当時間がかかったに違いない。
人気のない自然は美しい
2015年06月12日 16:03撮影 by  iPhone 5, Apple
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6/12 16:03
人気のない自然は美しい
黒岳石室。天気は完全回復。
2015年06月12日 16:23撮影 by  iPhone 5, Apple
6/12 16:23
黒岳石室。天気は完全回復。
黒岳の山頂付近にキツネを発見。こっちをまったく気にせず、テクテクとどこかへ行ってしまった。
2015年06月12日 16:54撮影 by  iPhone 5, Apple
6/12 16:54
黒岳の山頂付近にキツネを発見。こっちをまったく気にせず、テクテクとどこかへ行ってしまった。
歩んだ道を見納め。ここまでは長かったな〜
2015年06月12日 17:00撮影 by  iPhone 5, Apple
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6/12 17:00
歩んだ道を見納め。ここまでは長かったな〜
一応、証拠写真として・・^^
2015年06月12日 17:01撮影 by  iPhone 5, Apple
6/12 17:01
一応、証拠写真として・・^^
黒岳からの地獄のカカトあるき。
まさか、こんな所で追い込まれるとは・・・
2015年06月12日 17:35撮影 by  iPhone 5s, Apple
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6/12 17:35
黒岳からの地獄のカカトあるき。
まさか、こんな所で追い込まれるとは・・・

感想

忘れられない縦走となった。天候は先日と打って変わり、雲ひとつない快晴。朝一(8時)のロープウェイで姿見の池まで上がり、熊の出没情報をチェック。我々の歩くルートには足跡すら見つかってないということで一安心。姿見の池周辺は40センチの雪がまだ残ってはいたが、アイゼンを着けるほどではない。轟音を伴う噴煙の景色は圧巻。それをちら見しながら登山開始。道は富士山の下山道によく似ていて、上に行けばいくほど滑りやすい。実際にこけている人を何度も目撃。8合目周辺から見る十勝連峰やトムラウシ、忠別岳の大パノラマにただただ感動。冬と春は入れ混ざっている景色、きれいすぎて言葉にならない。
しかし、山頂付近に出た途端に天気が一変。どこから涌いたのか、周りは厚い雲に覆われた。その切れ目からルートを確認しつつ短い昼休みを取り、美瑛で買ったトマトなどを頬張る。甘くて、うまい。
さて、ここからは本番。旭岳を下り、間宮岳に登り返してからクレーター淵の稜線を北海岳まで縦走し、谷に下りきって川を渡り、そして最後の砦、黒岳を登ってから層雲峡ロープウェイ側に降りるという、オンシーズンでも6時間以上かかるルートを、山開き前の今は、果たして何時間で行けるのだろうか。
旭岳を下り始めた途端、雲がさらに厚くなり、ホワイトアウト状態。そして気が付いたら、道を完全に間違えて、裏旭に行ってしまった事を地図とコンパスで判明。元の道に戻るのに1時間もロス・・これは痛い。間宮岳にようやくでてから出来る限りペースを上げて強行軍を開始。シーズン前の大雪山国立公園では本州の山じゃありえないほど標識がなく、あるいは壊れたり、文字が判読不可能なほど薄くなったりして、ルートファインディング技術と地図・コンパスのこまめなチェックは必須。正直、10時間の間、一瞬も気を抜くことができなかった。もっとも難しかったのは黒岳手前の川に下りきってからのルート探し。川と言っても厚い氷と雪に追われ、標識は皆無。先客の足跡が(それも1人のもののみ)あったからよかったものの、それが無ければさらに時間をロスしていたのだろう。。
川の上をひたすら歩き、とうとう黒岳石室に到着。後は黒岳を登って降りるのみ。6時半の層雲峡に下る最終リフトまで1時間半も時間があり、少し余裕が出てきたが、それはいかに甘かったかはすぐに思い知らされた。黒岳に登って、夕暮れの景色を目に焼き付け、ついに下山開始・・・したものの、9合目からの下山道は・・・ない・・・急斜面のシャーベット状の雪だけが延々と下まで続いていく・・・最後の力を振り絞って、必死のカカト歩き。あまりのハードさに汗が滝のように流れる。無我夢中で降りたら、かろうじて終了5分前のリフトに乗りこんだ。セーフ・・・

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