赤城山荒山から南面千本桜お花見

2024年04月10日(水) [日帰り]

• GPS: 06:56
• 距離: 17.8km
• 登り: 630m
• 下り: 1,388m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:17
• 休憩: 0:34
• 合計: 7:51

8:42 姫百合駐車場
10:04 10:26 荒山
10:35 10:38 ひさし岩
10:44 10:51 南尾根の東屋
11:04 11:06 小丸山
13:51 13:28 赤城南面千本桜
16:10 ゴール地点

　赤城山南面千本桜にお花見に行きたいが、車で行けば大混雑の渋滞沼にはまるだけだし、公共交通機関はないし(と思っていた)、そうだ歩いていけばいいんだ、ということで、山の会らしく一山登って下ってお花見、という計画を立ててみた。
　荒山に登って、そこからならほぼまっすぐ下って千本桜の上端に降りられるはず、少なくとも地形図上では。と先週、三夜沢赤城神社と櫃石という2つのパワースポットを尋ねることにして、下見に行ってきた(ヤマレコの「みんなの足あと」にあまりGPSスポットがないので)が、おそらく問題ないと思われたので、今回実施した。

天候

終日「快晴」

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

　平日の前橋駅から赤城山方面はバス少なく、7時32分に乗れないと次は11時台と登山には不適です。またこのバスには通学の児童生徒がたくさん乗るので、子供をかき分けて無理やり乗車するわけにもいかず、苦労しました。
　赤城山南面には前橋市が運営するデマンドバス網があり、アプリを使ってバス(と言ってもワゴン車ですが)を呼ぶことができて、大変便利でした。歩けば上毛電鉄の駅までおよそ7〜8Kmありますので、だいぶ助かります。

コース状況／危険箇所等

赤城山の中でも歩く人が少ないと思われる(ヤマレコみんなの足跡にもGPS記録少ない)ルートですが、踏み跡は比較的明瞭で、地形図の歩道表示も実際に近い場所が記されているので、GPSを使いながら歩くぶんには危険と言えるほどのところはないと思われます。

写真

4/10 8:39

こんなに空いている姫百合駐車場を見るのは初めて。

4/10 8:43

北側の登山道には霜柱がびっしり。

4/10 8:58

荒山高原には向かわずに直接荒山を目指す。

4/10 9:14

木の間越しには上信国境の山々が、まるで新雪をかぶったように美しく見えた。先日の嵐は吹雪だったのかな？

4/10 9:19

快適な登山道。

4/10 9:32

荒山高原からの道に合流。

4/10 9:43

展望の広場からのまさに大展望。

4/10 9:44

鍋割山の向こうに、八ヶ岳と南アルプス北部の山々。

4/10 9:44

南にはもちろん富士山。

4/10 9:46

浅間山の右には北アルプス。左には御嶽山。

4/10 9:52

急な上りになる前にこんな雪道も。

4/10 9:57

少しの残雪がある。

4/10 10:09

荒山頂上。

4/10 10:11

頂上から上信越国境の山々。もっと右方にも上州武尊山や尾瀬の山々が見えていたが、手前の灌木がうるさい。

4/10 10:38

ひさし岩から首都圏を見るが、モヤがあるようで、都内のランドマークは見えない。

4/10 10:50

荒山南休憩舎に到着。要所要所に群馬県内の高校山岳部が設置したしっかりした指導標がある。

4/10 10:51

休憩舎のすぐ脇を下る。やや心もとない道だ。

4/10 10:54

時に踏み跡が消失。

4/10 10:55

道は不明瞭でも例の指導標が確信を与えてくれる。

4/10 11:10

登山道のはずだが、昨秋の落ち葉は壊れもせずに健在。歩かれてない道なのね。

4/10 11:13

木段も整備されている。

4/10 11:17

赤城温泉からくる関東ふれあいの道に合流。

4/10 11:37

ここからはいい道。

4/10 12:01

しばらくは「ふれあいの道」らしい優しい歩道が続く。

4/10 12:04

時に道は不明瞭になるが、赤テープなどもあり、特に問題はない。

4/10 12:12

一見どこに行こうかと思うが、赤テープの間を進んだ。

4/10 12:16

登山道記号を離れて、稜線沿いにまっすぐ「櫃石」に向かう。踏み跡はないので、適当に歩きやすいところを進む。

4/10 12:19

櫃石に近づくと少々笹薮がうるさくなる。

4/10 12:19

地形図上、櫃石手前にある三角点を発見。

4/10 12:19

ここが最も笹薮の濃かったところ。歩くのに支障はない。

4/10 12:22

櫃石に到着。群馬県指定の史跡になっている。

4/10 12:22

6世紀ころの祭祀遺跡。あの岩の上に神様が降り立ったのだろう。

4/10 12:41

櫃石からは遊歩道に近い道。

4/10 12:50

要所に櫃石への看板がある。ここは登山道から櫃石への分岐点。看板の右側に地形図上の登山道が続いている。

4/10 12:54

快適な登山道。ルンルン気分だったが・・・・。

4/10 13:07

道の真ん中にキャンプ材料の残骸。わざわざここまで捨てに来たのか。先週の下見時にはなかったので、先週末のしわざだろう。登山口キャンプ場の客のおこないとは思いたくないが。

4/10 13:56

すったもんだの末、ようやく赤城南面千本桜に到着。ほぼ満開！！

4/10 13:56

車道と歩道の脇に3列に桜が植えられている。

4/10 13:57

歩道側の桜並木。見渡す限り桜だ。

4/10 14:01

桜並木がつづく。

4/10 14:02

桜のアーチをくぐっていく。

4/10 14:05

外国人もたくさんいる。

4/10 14:09

園地にもいわれのある桜が植えられていた。

4/10 14:21

よくある菜の花畑とのコラボレーション。

4/10 15:47

乗車したデマンドバスの乗り場。個人のお宅のすぐ近く。「○○さんちの西」という意味の乗り場名でした。

4/10 16:06

来てくれました。予約の「バス」助かりました。

撮影機器：

FUJIFILM X10 富士フイルム

iPhone 12 128GB SoftBank Apple

感想

zephyrus2425

　天候に恵まれて(とうとう下山まで全く雲を見なかった)、大変幸せな山行になりました。山は素晴らしい展望で迎えてくれたし、登山道も問題なく踏破でき、最後の〆の千本桜は予想通り圧巻で、今年の春はいいお花見ができました。
　ただ登山口に降りてから、千本桜へ行くには、かなり車道を遠回りしなければいけません。今回地形図上にある近道と思しき道を探索しましたが(本報告の地図画面で道路をうろちょろしているGPS記録があるのはそのためです)、私有地であったり、ほぼ完全な廃道でヤブがひどくて歩けないといった、使用困難な道でした。
　また今回初めて前橋市のデマンドバスを利用させてもらいましたが、今まで赤城山南面では赤城県道の大河原から鍋割山に登ったことしかなく、それ以外のところには公共交通がないので、南面を登山口(あるいは下山口)に使うのは無理と思っていました。なので、このサービスは本当にありがたい。ただ最初に千本桜の近くから申込みをしてみたら、バスが来るのは2時間後で、そんなに待ってはいられないと歩き出しましたが、いくつか乗降場所という看板を見かけたので、その3つ目でもう一度申込みをしてみたら、20分後に行けるという返事が帰ってきて、そこからこのバスのお世話になることにしました。先に申込みをした人の経路に近いところなら、寄っていってくれるなんていう事情もあるのかもしれません。
　全国的にも登山に使えるバス路線がどんどん廃止されていく現状は、登山者には辛いものがあります(数年前に盛岡駅から網張温泉行のバスが廃止された時はショックでした)。ですから前橋市の取り組みのように、スマホのアプリで必要に応じてバスが使えるというのは、すごく便利だと思います。続くといいなぁと思います。