鳥海山(象潟口) 〜無数の花咲く出羽富士へ〜
- GPS
- 09:41
- 距離
- 16.8km
- 登り
- 1,436m
- 下り
- 1,428m
コースタイム
- 山行
- 8:30
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 9:26
天候 | くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場無料 トイレあり |
コース状況/ 危険箇所等 |
賽ノ河原、鳥海湖周辺、千蛇谷、新山ー七高山間に残雪あり。いずれもクランポンなしで通過可。 ・賽ノ河原は問題なし。 ・千蛇谷では落石に注意。 ・鳥海湖南から御浜小屋を経由せずに河原宿に向かう木道は、雪に覆われた急斜面のトラバースとなっていたので鳥海湖まで引き返した。 ・新山頂上から七高山に向かう場合、御室小屋東側から一旦下るのが安全。 |
写真
感想
今年の梅雨はなかなか厄介だ。夫婦揃って2日間の休暇を取得し、金曜日と土曜日で朝日連峰に登ろうとしたが、どうも土曜日の天気が荒れそう。そこで予定を変更し、鳥海山の日帰りとした。日帰りと言っても、栃木県南部から鳥海山までは450km、片道7時間の移動となるため、実際には行きと帰りで車中泊となった。
象潟口から石畳の階段を登るとすぐに大きなシラネアオイが姿を見せてくれる。特産のチョウカイアザミはほとんど蕾だが、1輪だけ咲いていた。頭が重いのか、下を向いていた。
奈曽渓谷の眺めは雄大で、その上に乗るように鳥海山が見える。いくつかの残雪を越えて御浜神社の鳥居をくぐり鳥海湖の北側に出ると、それは見事なハクサンイチゲの
お花畑が広がる。鳥海湖の雪はかなり融けてきているようだ。
扇子森を越えて御田ヶ原、七五三掛の分岐で千蛇谷へ向かう。千蛇谷は残雪たっぷりで、外輪山からの落石が点在している。夏道の急登から上部雪渓を横切り御室小屋に着いた。近くでは特産のチョウカイフスマが数輪開花していた。
御室小屋から鳥海山の最高峰である新山までは巨岩が重なっている。他の山域に例えると、北八ヶ岳の大岳や三ツ岳に似ている。岩壁の間を通り抜けて右に巻いて、10時3分、鳥海山に登頂。ガスっぽくて遠くは見えないが、にかほ市や酒田市の海岸線は見えた。鳥海山で日本百名山は64座目。
山頂は狭いのでそそくさと先へ進む。すぐ隣の七高山に向かうのに、残雪をまっすぐ進んだが登る道がない。下を見たら道がある。御室小屋の東側から向かうのが正しいルートのようだが、我々は残雪の斜面を下った。登り返して着いた七高山は新山より7mほど低い2229m。新山の岩っぷりを楽しめる。風が強くなってきたので、近くの岩陰で昼食、そして豆から挽いた珈琲を楽しんだ。
外輪山を構成するのは前述の七高山、行者岳、伏拝岳、文殊岳。七五三掛まで花畑の中を歩ける。上から見下ろす千蛇谷の景色も面白かった。
しばらく来れないほど遠い山なので、御田ヶ原の分岐で鳥海湖の南側を目指す。残雪は多いがニッコウキスゲの群生があり、こちらを歩いて良かった。鳥海湖越しの鳥海山が見られるのもお得感がある。そのまま進んで河原宿まで行きたかったが、傾斜のある残雪に出くわしたので、少し戻って御浜小屋に登り返した。小屋から先は朝に登った道を下るだけ。
今回は低気圧が近づいていて遠くの山々は見えなかったが、さすが花の百名山と言える花畑を楽しむことが出来た。来週はどこの山に登ろうか?
やはり、鳥海山は遠いですねぇ〜。
栃木県からでも450kmですか...。
山行自体も結構距離があり、時間もかかるのですね。
山頂は大きな岩がゴロゴロしていたとは...
相変わらず挽きたて珈琲は最高でしょうなぁ♪
いつかバッタリお会いしましたら、珈琲を飲ませて下さい(笑)
64座目の笑顔をありがとうございます!
お疲れ様でした。
ayamoekanoさん、おはようございます。
新穂高温泉までが315kmなので、鳥海山までは1.5倍。ものすごく遠出したことを実感しました。東北の県はでかいですね〜
山行16kmは結構ロングコースですね。東北の山らしく、穏やかな雰囲気を感じられました。
今回の珈琲は豆のまま持っていきました。やはり挽きたては香りがいいです。いつも余分に持っていくので、もし会うことがあればご馳走しますよ♪
こんばんは!
御夫婦での百名山、ちゃくちゃくと登られてますね
私はいつになるやら・・・
ところでチョウカイアザミって、普通のアザミよりもなんかデカいのは写真の撮り方のせいですか?
ファイナルファンタジーに出てくるモンスターに見えました(笑)
miyucchiさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
百名山を意識して登っていますが、残っているのは遠方が多くなってきました。登山の時間より移動時間の方が長いこともしばしば…
チョウカイアザミは接写したから大きく見えるのもあると思いますが、実際に一回り大きい感じがしますね。我々はモルボルと呼んでいます(笑)
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