高見登山口(杉谷)から大峠、高見山、下平野へ

2024年04月26日(金) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 7.8km
• 登り: 842m
• 下り: 839m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:30
• 休憩: 0:40
• 合計: 4:10

10:40 杉谷登山口
11:40 11:40 小峠
12:00 12:10 大峠
13:00 13:30 高見山
14:00 14:00 杉谷・平野分岐
14:20 14:20 高見杉
14:50 14:50 平野登山口
14:50 ゴール地点

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

近鉄榛原駅 8:33発奈良交通バス
菟田野 8:55着　9:54発（榛原駅9:34発の奈良交通バス）
ひよしのさとマルシェ　10:06着　10:08発東吉野村コミュニティバス
高見登山口　10:36着

菟田野〜ひよしのさとマルシェ間のコミュニティバスが要予約であることを見落としていました。奈良交通バスと平日の村内のコミュニティバスは予約不要で、休日と村外に出るコミュニティバスは要予約のようです。

気候変動問題や交通機関の経営難、中心市街地の空洞化などの問題が深刻ですので、できる限り公共交通機関のご利用をお願いいたします。

近鉄　https://www.kintetsu.co.jp/
奈良交通　https://www.narakotsu.co.jp/
東吉野村コミュニティバス「ふるさと号」　http://www.vill.higashiyoshino.nara.jp/life/bus/

コース状況／危険箇所等

よく整備された登山道。トイレは榛原駅、ひよしのさとマルシェ、高見登山口バス停、大峠、たかすみ温泉にあります。菟田野バス停にはありません。

その他周辺情報

下平野に日帰り入浴のたかすみ温泉と食事・宿泊のできる天好園があります。たかすみ温泉にはコミュニティバスのバス停があります。
バスの乗り換え地点のひよしのさとマルシェでは麺類など軽食があり、お土産や食料品や日用品が買えます。

写真

4/26 8:26

榛原駅から菟田野行きのバス。実はそもそも大又行きに乗り継いで薊岳・明神平に行くつもりでした。

4/26 8:38

後方に鳥見山、貝ヶ平山、香酔山、額井岳

4/26 8:44

伊那佐山

4/26 9:26

菟田野。ここで接続のバスが要予約であることに気付き絶望。戻るか？東吉野村の観光にとどめるか？携帯にDLしていた時刻表を見ると次の東吉野村役場行きのバスが杉谷行きのコミュニティバスに接続していることを発見。高見山に行先変更。

4/26 10:37

高見登山口バス停。

4/26 10:40

トイレがあります

4/26 10:51

登山届を提出

4/26 10:51

民家の横が登山口。旧伊勢南街道です。

4/26 10:52

シャクナゲと白いフジ

4/26 11:03

街道らしく石畳の部分もあります

4/26 11:06

4/26 11:06

水平に出た大きな枝が撞木に見立てられたのでしょうか。残念ながら枯れているようです。

4/26 11:12

尾根上に市が立っていたのですね。考えたら昔は尾根でも谷でもどうせ山道を徒歩なのでどちらでも良かったのかもしれません。

4/26 11:17

904.1mの水準点

4/26 11:22

「曲」とかいてヒジと読むのは肘と同源でしょうね

4/26 11:27

山抜け跡がありますがちゃんと迂回路が付いています

4/26 11:32

テンナンショウの仲間。種類が多すぎて調べるのが難しい

4/26 11:32

4/26 11:34

ハコベの仲間。これも難しい。ツルハコベ？

4/26 11:36

鋸歯のある5出掌状複葉はコシアブラとかトチバニンジンとかあるそうですがさっぱりわかりません

4/26 11:37

小峠

4/26 11:38

ここで熊に遭遇したら「なんて日だ！」って叫ぶ……？

4/26 11:42

林道を少し東に進むと旧街道の山道

4/26 11:51

洞窟は埋まってしまったのか見当たりません

4/26 11:53

良い感じの橋

4/26 11:57

山崩れの跡が大規模に固められています

4/26 12:05

大峠（高見峠）。乙巳の変の際蘇我入鹿の首がここまで飛んできたという話があります。伊勢側に「首塚」もあるそうです

4/26 12:08

本居宣長も来ています。松阪の人ですもんね。

4/26 12:08

宣長の歌碑

4/26 12:20

新緑の急斜面を上る

4/26 12:30

山頂が見えました

4/26 12:30

ベンチから雲ヶ瀬山、国見山方面

4/26 12:48

タチツボスミレかな

4/26 12:51

ツツジもきれい

4/26 12:52

アセビが花盛りでクマンバチが集まってました

4/26 12:53

共演

4/26 12:57

山頂

4/26 12:58

住塚山方面

4/26 12:58

倶留尊山・大洞山方面

4/26 12:58

三峰山方面

4/26 12:59

高角神社

4/26 13:00

大峰山方面

4/26 13:01

明神岳方面

4/26 13:02

音羽山・葛城山・額井岳方面

4/26 13:06

金剛山・葛城山・多武峰方面

4/26 13:22

セイヨウタンポポが侵入しています

4/26 13:25

神社の裏に三角点

4/26 13:26

展望台があります

4/26 13:26

展望台の下は避難小屋ですが床も戸もないので宿泊には不適でしょう

4/26 13:27

内部

4/26 13:34

4/26 13:42

ブナの森を下る

4/26 13:42

蘇我入鹿の伝説と関係ある感じ？

4/26 13:45

4/26 13:46

日本最古のボルダラー神武天皇

4/26 13:59

杉谷（左）と下平野（右）の分岐

4/26 14:00

4/26 14:18

オシダかな

4/26 14:19

テンナンショウの仲間

4/26 14:20

オスの花には仏炎苞の下部に花粉を付けた虫が外に出る出口があって、雌の花には出口がなく送粉者の虫は中で死ぬそうです。恩を仇で返す。

4/26 14:24

高見杉

4/26 14:24

小屋がありますが、これも宿泊には不適と思われます

4/26 14:38

イワカガミ

4/26 14:53

下平野の登山口に下りてきます

4/26 14:53

小っちゃい大和棟のような建物があります

4/26 14:54

売り物件なので高見山の登山口に住みたい方はどうぞ

4/26 14:56

下平野バス停

4/26 15:20

ひよしのさとマルシェに着きました

4/26 15:32

たあめんと柿の葉寿司。たあめんは東吉野村の製麵会社で開発された吉野葛入りの太いそうめんです。滑らかな食感で美味しい。

4/26 16:41

外観

4/26 16:44

周囲を散策。鷲家は山村ですが伊勢南街道の宿場町でもあったのでそんな雰囲気があります。

4/26 16:48

幕末の天誅組事件の現場です。自分の住んでる村や家の中で侍が斬り合いしだしたら怖すぎるのでは

4/26 16:50

立派な社殿の八幡神社

4/26 16:54

「江戸」の字のある道標で一番西にあるそうです

4/26 17:01

吉村寅太郎最後の地

4/26 17:01

4/26 17:02

4/26 17:02

聖地のようになっています

感想

山石

　薊岳と明神平に行くつもりでしたが、コミュニティバスの要予約区間を見逃していました。不覚。
　行先変更で登ることになった高見山ですが、大展望の山頂と歴史の道でこれも良い山です。南方の深く険しい大峰台高と北方のなだらかな大和高原は中央構造線を挟んだ西日本外帯と内帯の好対照のようで、室生曽爾の火山に由来する個性的な山々も一望です。伊勢南街道も中央構造線を通る道で、蘇我入鹿の伝説や本居宣長、天誅組など歴史に彩られた地です。地質地形と歴史文化の連関として地域を捉える見方は「ブラタモリ」が世に広めてくれましたが、高見山は登山においてその見方を楽しめる格好の場所です。