遠見尾根を歩いて五竜山荘まで行きました

2024年04月27日(土) 〜 2024年04月28日(日)

• GPS: 12:12
• 距離: 12.8km
• 登り: 1,195m
• 下り: 1,325m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:34
• 休憩: 0:20
• 合計: 3:54

12:25 アルプス第1ペアリフト終点
14:18 14:34 小遠見山
15:01 15:05 中遠見山
16:08 16:08 大遠見山
16:19 宿泊地

2日目

• 山行: 6:40
• 休憩: 3:23
• 合計: 10:03

5:13 宿泊地
6:05 6:05 西遠見山
7:14 7:27 五竜山荘
7:42 7:42 折返し地点
7:56 9:45 五竜山荘
10:47 10:47 西遠見山
11:26 12:00 テント撤収
12:04 12:04 大遠見山
12:53 12:54 中遠見山
13:20 13:58 小遠見山
14:52 15:00 地蔵の頭
15:05 15:05 アルプス第1ペアリフト終点
15:16 白馬五竜アルプス平

天候

1日目曇り時々雨、2日目晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

往きは、アルプス平で乗り継ぎ、アルプス第1ペアリフト終点までリフト利用
帰りは、アルプス平駅より

コース状況／危険箇所等

＜一部ログが途切れてしまったので、可能な範囲で修復しています。＞
・遠見尾根は、所々夏道が出ていますが、概ね雪の上を歩ける状況です。

写真

4/27 12:23

リフトの終点までやってきました。ここが登山口になります。作業中の係員の方に見送られていざ出発！

4/27 12:57

地蔵の頭は回り込んでから樹林帯を登って最初の肩が見返り坂。ここからゲレンデ上部のアルプス平を見下ろすことができます。

4/27 13:41

急登をひとつづつ登って高度を上げていきます。

4/27 13:41

解放的な雪の稜線の登りです。空は曇っていますが、温度は高く順調に登って行きました。目指すのはその先のP1892です。

4/27 14:07

やっと、小遠見山が近づいてきました。

4/27 14:07

五竜の方を見て見ますが、今日は五竜山頂は雲で隠れています。でも、武田菱は見えていますね。

4/27 14:20

小遠見山に到着しました。ここで最初の登りは一段落。あとはアップダウンでどこまで進むかです。

4/27 14:21

小遠見山のお地蔵さん。

4/27 15:02

一旦緩やかに下ってから登り返して、中遠見山です。遭難碑のケルンがありました。

4/27 16:54

大遠見山の領域に入ると、稜線は広い伸びやかなものに変わります。既にテントをひとつ発見。この先にもいいテン場はたくさんありそうですが、テントを張ったあとを見つけたので、本日はこれにて終了。テント設営します。

4/27 16:54

唐松岳の方向です。

4/28 4:52

夜に入るとすっかり雲はとれ、朝になると一面雲一つない快晴でした。

4/28 4:53

テン場から見る鹿島槍。上の方に月が見えています。

4/28 4:53

月と鹿島槍ヶ岳！

4/28 4:53

唐松岳と八方尾根。

4/28 5:06

赤く染まる五竜岳。

4/28 5:06

もう一度鹿島槍と月。

4/28 5:12

いろいろアングルを試しています（笑）。

4/28 5:12

さて、正面に五竜を見て出発します。白い鞍部が五竜山荘の位置になります。

4/28 6:31

西遠見山付近には5〜6張のテントがありました。西遠見山を過ぎると、白岳の巻道に入ります。巻道は朝なので雪が締まって歩きやすいですが、休む場所など無いので、一気に登り切ります。

4/28 6:32

巻道の途中から見た五竜岳の山頂部。

4/28 7:15

五竜山荘までやってきました。既に疲労困憊状態です。

4/28 7:52

五竜を目指す道は夏道が出ています。急登ですっかり体力不足を痛感。足も出なくなり、先も長いので、私はここまでにしました。あとは同行者だけで行ってもらいました。白岳を目指して戻ります。

4/28 8:38

五竜山荘まで戻ってきました。歩いてきた遠見尾根です。

4/28 8:53

五竜山荘の上から五竜岳を見ながら同行者の帰着を待っていました。そこには同じく同行者を待つ方がいましたので、しばらく意見交換。

4/28 12:11

山頂を往復してきた同行者と合流し、すっかり雪が柔らかくなったトラバースを通ってテン場に帰還。撤収後下山開始です。大遠見山の末端から見る、中遠見山と小遠見山。

4/28 12:12

遠くに見えているのは妙高・火打あたりですね。

4/28 12:53

帰路の最大の登り山は中遠見山への登り返しです。息を切らして登ると、山頂のケルンが見えてきました。

4/28 12:54

中遠見を通過。

4/28 13:06

さらに小遠見山を目指します。

4/28 13:09

この小遠見山を過ぎればあとは下るのみ。小遠見への登り返しはそれほど大きくありません。

4/28 13:26

小遠見山はたくさんの登山者でにぎわっていました。展望がよくベンチもある山頂で、ここを目指して登ってきる方も多いようです。これは鹿島槍ヶ岳。

4/28 13:27

遠見尾根と五竜岳。昨日は雲の中でしたが。今日は最高です。

4/28 14:46

一気に下って、最後に地蔵の頭に少し登り返してみます。地蔵の頭の付近の稜線は雪が無く、カタクリの花が一つありました。

4/28 14:46

フデリンドウかな？

4/28 14:52

最後に地蔵の頭の山頂です。反対側に下ると、スキーヤーやボーダーで賑わうゲレンデに降り立ちました。

撮影機器：

iPhone 12 128GB SoftBank Apple

装備

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 防寒着 ゲイター 毛帽子 靴 ザック アイゼン 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 水筒（保温性） 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図（ブック） 常備薬 保険証 携帯 時計 サングラス シェラフ

共同装備

スコップ 調理用食材 調味料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 ツェルト ポール テント テントマット ファーストエイドキット ロールペーパー

感想

泥助

今年のGW山行は、五竜岳にしました。標高差と距離からすれば、ギリギリ日帰りの数値なのですが、積雪期であることと、入山・下山の時間がゴンドラの営業時間に限定されるため、ぐっと難度が上がってしまいます。という訳で前夜発日帰りの行程。そうなると、雪山テント泊という重荷が大きなハンデです。

天気予報は初日が曇りですが、気温は高く、2日目は絶好の晴れ予報。条件は申し分ありません。初日は、もくもくと進んで何とかクリア。初日の夜から晴れ渡ってきて、2日目は朝から絶好の空模様でした。

2日目は山頂往復は軽い荷物での行動で、朝は気温は下がっていたので、雪質は問題なく、白岳のトラバースを通過していきます。しかし、途中休むことのできない区間の登りで消耗してしまい、五竜岳への登りに入ると疲労困憊で足がなかなか進みません。あぁ、このあたりが限界だなと悟って、これからの難路や帰りのゴンドラの時間を気にしながらの行程も考え、私はここらでリタイアと決めました。

五竜山荘の屋根のあたりで、山頂を往復してくる相方の帰着を待って下山開始。帰りはトラバース区間はずぶずぶなので、ちょっと気を遣います。そしてテント撤収後、最大の登りは中遠見山への登りと決め、頑張って登り返し、小遠見山への登りはそれほど大きくは無く、小遠見山まで来ればあとは下るだけでした。最後に小遠見山の山頂で、素晴らしい展望を満喫しました。

結果として、体力不足を実感している訳ですが、大遠見山まで一泊で来られる方や、小遠見山まで日帰りで登られる方もそこそこいらっしゃるようで、遠見尾根の明るい稜線と、大遠見山や小遠見山の展望の山頂を実感しました。このあたりからは、唐松や鹿島槍がいつもとても大きく見えていました。リベンジと行きたいところではありますが、まずは体力増強というか、重荷を背負っての歩行の慣れが必要です。