塩地平その2 小黒、宗屋敷尾根
- GPS
- 09:57
- 距離
- 18.7km
- 登り
- 2,006m
- 下り
- 2,006m
コースタイム
- 山行
- 8:20
- 休憩
- 1:37
- 合計
- 9:57
過去天気図(気象庁) | 2024年04月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
立橋尾根越えー1183m高点からの下りがキモ。尾根の外し始めは踏み跡がしっかりしているが、だんだんあやしくなってきて川浦谷へ向かって適当にくだるようになった。 川浦谷林道ー1030m圏で出合う小沢の左岸を行き詰まるまで登り上げ右岸へトラバース。右岸に聳える岩壁の唯一の弱点を抜ける本ルート最大の白眉。 宗屋敷尾根ー下る場合、尾根の枝分かれがいくつかあるので要注意。 |
写真
感想
前回、塩地平へはシアン谷右岸尾根経由で達したが、もう一つ立橋尾根を越えていく方法があるらしい。
今回はそのルート、立橋尾根越えを行ってみた。
早朝すでに林道ゲート前には2台のクルマが停まっている。
Uターンの邪魔になるので少し手前の余地に停める。
営林署小屋の上流に二人の釣り人がいたが、その方たちだろう。
秩父林道の途中から前回夜半に歩いた檜尾根が望めたが、下部の新しい伐採地が生々しい。
秩父林道終点矢岳登山口の烏帽子谷で汗を拭き登山道に入る。
知らぬ間に登山道から外れ目的のブル道に入っていた。
最後は立橋尾根1183m高点に出るためブル道から外れ登り上がる。
第一の関門、川浦谷への下降。
西へ延びる尾根を下っていくと1110m圏で左へ明瞭な山道が川浦谷へ下っている。
始めは踏み跡も良かったが、900m圏辺りから不明瞭となり適当に下っていく。
川浦谷へはスンナリ下りることができ、対岸へも難なく渡ることができた。
左岸には林業のワイヤーや番線が落ちていて、険しい川浦谷でもこの辺りは人の手が入っていたのだろう。
緩い斜面を20mほど上がると呆気なく川浦谷林道に出た。
ここからは前回同様にトレースする。
950m圏で道が右に直角に屈曲した後、2本目のルンゼ状の小沢(テープあり)の左岸を登り上がる。
第二の関門、踏み跡は薄いが(テープをつけました)100mほど高度を上げ右岸へトラバースし、右岸の大岩壁群の唯一の通過可能点を抜けていく。
前回も感心したが、このルート取りはクライミングで言えば、「岩場の弱点をついた好ルート」ということになろうか。
しばらくはトラバースを続け、塩地平からのびる尾根をジグザグに上り尾根を左に巻いていくと崩れかけた廃小屋が見えてくる。
険しい川浦谷の奥地に開けた平地があること自体不思議な景色である。
前回より早い時間に到着したが、早々に腰を上げ塩地平を脱出する(まさしく脱出にふさわしい)。
第三の関門、小黒北尾根400mの登り。
前回も難儀したこの登りがなかなかシンドイが、登らないことには下界へ脱出できないのでひたすらガマン。
前回は巻いてしまった小黒山頂を踏み、もう帰れると一安心するが、今日は長〜い宗屋敷尾根を下るのでまだまだ油断できない。
シラカケ岩で今日初めてヒトと会う。
酉谷山までの往復らしい。
この辺りからアカヤシオが目に入ってくる。
もうそんな季節か、大平山にも見に行ってみたい。
宗屋敷尾根1003m高点(祠)で若い男性に出会ったが、午後3時半を過ぎているのに上に行こうか迷っていて、どう見ても登山の服装ではないので下山を促す。
はたして登山者ではない人が宗屋敷尾根を登ってくるだろうか。
少々狐につままれるような気分のまま680m圏から右に尾根をとり秩父林道に降り立った。
これで川浦谷林道に達する二つのルートを歩いたが、いづれも一筋縄ではいかず、さらに塩地平へはルートファインディングが難しく、塩地平から抜け出すにはかなりのアルバイトが必要。
経験、体力が無いとなかなか足を踏み入れることのできない山域である。
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