両神山(梵天尾根〜剣ヶ峰〜八丁峠〜坂本)


- GPS
- --:--
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 1,524m
- 下り
- 1,639m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
中双里(なかそり)〜白井差(しろいさす)峠:ひたすら登ります。特にコース前半は急登です。 白井差峠〜剣ヶ峰:入山者が少ない為か、一部踏み跡が錯綜気味です。特にミヨシ岩周辺は注意。 剣ヶ峰〜八丁峠:それなりの鎖が連続しますが、核心部的な場所はありません。表妙義などと比べると完全にワンランク下です。 八丁峠〜坂本:快適な個所と不明瞭箇所が交互に出現します。いかに赤テープを見落とさないかが鍵です(笑) |
その他周辺情報 | 中双里と坂本双方に登山ポストあり。ただし、前者はほとんど回収されていないようです。後者も微妙な感じで、この山域に行くなら計画書はなるべく事前に警察に郵送した方が良いと思われます。 |
写真
感想
最初ヤマレコ掲載予定ではなかったため、特に前半の写真が少ないです(・_・;)。思ったより充実したハイキングになったのでレコをアップすることにしました。
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三峰口駅から西部観光バスに乗車するが乗客はあまり多くない。川又で自分以外は全て降り、貸切状態で中双里着(^^;)
さて、登山ポストがあるとの事前情報どおり、確かにバス停から橋を渡って登山口の方に歩いていくと、右手に小さな黄色い登山ポストが設置されているのが見えてくる。
だが、ポストの中を覗くと、濡れてカビが生えるんじゃないかというような紙が所狭しと詰め込まれており、回収してない感を醸し出している。一応登山届は投函して(ねじ込んで)おいたが、今後行かれる方は事前に警察署に郵送されるのが確実でしょう。。
さて、民家の軒先を抜けると登山道はいきなり急登となり、初っ端としては若干辛い。しかし、今回の計画ではコースタイム通り行っていたのではとても日暮れまでに下山できないので、ガンガン飛ばしていく。
気合で50分で標高差800mを登り、白井差峠着。ここで一息。
続いて梵天尾根の縦走に移る。ちょっとした岩や下草が交互に出てきて概ね快適だが、岩峰を巻くような箇所がいくつもあり、絶えず細かなアップダウンがある。
よほどマイナーらしく、好天の休日にも関わらず、この尾根では一人の登山者にも会わなかった。。。
ミヨシ岩の手前及びミヨシ岩周辺は踏み跡が錯綜し、若干迷った。
まずミヨシ岩手前の岩峰は、最初岩峰に直登するルートをとったが、先が切れ落ちていたため、東側から巻いた。巻く部分に倒木のある湿った鎖場があった。
続くミヨシ岩は、東西に長いピークの東端から一気に下降していくように地図には書かれているが、ピーク付近でどうもそれらしき踏み跡が見当たらない。地図上の位置は分かるので、コンパスで角度を切り、軽い藪を漕ぎながら構わず下っていくと、やがて左手から登山道が合流してきてリカバー。
湿った鎖場を経てヒゴノタワに至る。
ここからひと登りすると、やがて岩稜っぽくなり、ほどなく剣ヶ峰に到着した。なお、白井差方面への分岐のところで振り返ると、自分が来た道にトラロープが張ってあり、逆ルートでは立ち入りにくい雰囲気になっている。。
ここまで誰にも会っていないのに、山頂で一気に人口が増え、賑やかになる。本当に、人はメジャーなところに集中しているんだなと思う。
剣ヶ峰から東岳の方に進んでいくが、かなり高度感のある岩稜が出てきて、「これは相当レベル高いな・・・でもなんか先が切れ落ちている。ちょっとおかしいぞ。道間違ったかな」と思い引き返すと、「そっち行き止まりじゃない?八丁尾根はこっちだよ」とのこと。確かに明瞭な看板が・・・。ひどい凡ミスだ。
さて、ここから八丁峠までは鎖場が随所に現れるが、特段難しいところはない。表妙義全体の縦走などにくらべると完全にワンランク下だ。ただ、同じようなレベルの鎖場がずっと続くので、途中で若干飽きてくる(・_・;)
西岳周辺は開けた箇所も多く快適だが、日向なのでとにかく暑い!水を結構なペースで消費する。
そんなこんなで八丁峠着。
八丁峠からは何もない下りかと思ったが、意外と(ある意味)面白い部分があった。
ジグザグに斜面を下っていくとそのうち沢沿いの道になるが、あまり人が通らないらしく若干荒れた印象。地図に水場マークは無いが、左岸から枝沢が入ってくる地点がちょうどよい水場になっており(写真参照)、渇いた喉を潤す。
頭上の木漏れ日が美しい。
大岩に到着すると、左岸からバイクの音が聞こえだす。車道がすぐそこを通っているようだ。
地図上では車道には乗らず、沢の右岸をひたすら下って行くルートになっているが、ルートが判然とせず沢にかかる木橋を渡り、「坂本⇒」の道標にしたがって行くと・・・車道に飛び出してしまった??
ということで引き返してよくよく観察すると大岩を回り込むことができ、その先の右岸にちゃんとルートがあった。(道標は間違いです。。)これはトリッキー。
しばらく快適に下っていくが、なんとも変てこなルートで、途中でルートが崩壊していたり、沢と一体化したり、渡渉したり、ガレ場が出たり、また非常に快適なルートになったり、変化が激しい。
ルート不明瞭箇所には赤テープが設置されているので、これを忠実に辿っていけば概ね問題ないが、ちょっと迷いかけるような場所もあった。
まあ、何も無いよりはこれくらいの方が面白い。
ベンチが出てくるとほどなく車道へ。車道に出る手前に登山ポストがあったが、こちらも頻繁に回収されているかは疑問だ。(このルート登山者少なそうだし)
後はもう何もないはずだったのだが、地図では車道の屈曲を微妙にショートカットし坂本バス停にダイレクトに出るルートが描かれている。
そこでそれと思しき分岐に入り進んでいくが、もしゃもしゃと蜘蛛の巣の張った墓地(?)のようなところに出てしまい、最後に渡るはずの橋も見えないので、「なーんかちがうなー」と思いまた分岐まで引き返す。
結局普通に車道を辿り、坂本バス停に着いたが、ここから見ると、なるほど、ちゃんと先ほどの墓地の先から川に向かって下る小道があり、ちゃんとバス停直下へ通じていたのだった(^^ゞ
#電光掲示板によると気温31℃とのこと。暑いはずだ。
気だるい午後の熱気の中40分ほど待ち、定刻通りやってきた小鹿野役場行きのバスに乗って帰途についた。
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総じてみると、両神山の色々な顔を見ることが出来、前日に急遽思いついた計画にしては楽しめました。でもやっぱりあんまり暑いときに行く山じゃないなぁ。
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