新緑のブナノキ峠へ（京都北山・芦生研究林）

2024年05月09日(木) [日帰り]

• GPS: 05:33
• 距離: 16.7km
• 登り: 797m
• 下り: 785m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:02
• 休憩: 0:18
• 合計: 5:20

8:41 芦生山の家駐車場
11:22 11:40 ブナノ木峠
14:01 芦生山の家駐車場

天候

晴れ 時々 曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

「芦生山の家」有料駐車場利用（入口に料金箱有り）

コース状況／危険箇所等

　コースの大部分は車両も走れるような林道で、「ブナノキ峠」の頂上手前（「ケヤキ坂」から先）だけが山径になります。山径区間は、ルートがやや不明瞭な箇所も有りましたが、道標や白杭による道案内が続いているので、迷う恐れは小さいと思います。
　コース全体を通して歩き易く、危険箇所は見当たりませんでしたが、「クマ」を見かけたとの情報が...😱　林道区間の「落合橋」付近です。

その他周辺情報

●京都大学「芦生研究林」の入林案内　
https://fserc.kyoto-u.ac.jp/wp/ashiu/use/visit/

●公衆トイレは、「芦生山の家」駐車場の傍らにあります。

写真

5/9 8:28

今朝は「芦生」へやって来ました。
「芦生山の家」の駐車場を利用させていただきます。

5/9 8:28

駐車料金は、黄色の箱へ自主的に投入する仕組み

5/9 8:30

少し奥に「京都大学 芦生研究林」の入口が有ります。
本日はソロなので、「研究林事務所」にて入林申請します。
（ソロでなければ、入口で「入林申請書」を記入してポストに投函すれば、事務所まで行かなくてもOKのようです）

5/9 8:39

山小屋風の「研究林事務所」。
建物前に「コナラ」等の立派な樹が立っています。

5/9 8:37

入口の直ぐ左側に申請窓口が有ります
（受付時間は平日8：30〜17：15とのこと）

5/9 8:41

先ほどの「研究林入口」へ引き返し、一旦出林。
左方の「林道 内杉（ないすぎ）谷線」入口から再スタート。

5/9 8:48

「内杉谷川」に沿って舗装道路を進みます

5/9 8:51

早速、絵になるような景色が現れ...

5/9 8:52

青空の下、新緑が眩しいほどに輝いています

5/9 8:54

「天然林」なので、様々な樹が混じっているのが分かります

5/9 8:55

林道沿いに立つ「ホオノキ」。
巨大な葉が特徴ですね...

5/9 9:06

立派な「トチノキ」が覗いています。
水際が本当に大好きなんですね...

5/9 9:08

開けた場所からの「内杉谷川」の流れ。
思っていたより穏やかで、見てると心安らぎます。

5/9 9:10

「落合橋」を渡ると...

5/9 9:11

林道が左右に分岐。
道標とハイキング案内板が立っており、右の「内杉線」へ進みます。
（左の「櫃倉（ヒツクラ）線」沿いも楽しそうですが、また次の機会にということで...）

5/9 9:17

その先に「研究林」入口ゲートが有り、此処から再び入林します

5/9 9:18

直ぐに「メタセコイア」並木を通り...

5/9 9:20

「トチノキ」や...

5/9 9:22

「イタヤカエデ」等を見上げながら進みます

5/9 9:38

下に覗く「内杉谷川」は少し渓流っぽくなってきます

5/9 9:39

「幽仙橋」を渡ると...

5/9 9:45

林道は川筋から離れ、カーブを繰返して高度を上げていきます

5/9 10:00

心地よい新緑のトンネル

5/9 10:08

行先に稜線が覗きます

5/9 10:26

「サワグルミ？」や...

5/9 10:27

「ケヤキ」の巨樹の下を通過

5/9 10:34

これも「ケヤキ」のようですが、別の樹が宿って怪物のような姿に...

5/9 10:39

林道「八宙・中山線」の分岐点を過ぎると...

5/9 10:41

直ぐに「ケヤキ坂（峠）」へ到着。
右に「ブナノキ峠」の道標が現れ、此処から山頂を目指します。

5/9 10:43

ちなみに、歩いて来た林道はその先でさらに左右に分岐。
間に立っている道標には、「内杉線」および「杉尾・権蔵線」と記されていました。

5/9 10:49

頂上への道は、天然林の中の小径。
落葉が堆積して、フカフカしてます。

5/9 10:54

途中で、より幅の広い道が交差しますが、道標や白杭を追いかけて、踏み跡のような小径を辿ります

5/9 10:57

その後、立派な「スギ」や...

5/9 11:02

立ち枯れた樹にできた「サルノコシカケ」...

5/9 11:04

「ブナ」の高木や...

5/9 11:06

巨大な「ミズナラ」等に出会いました

5/9 11:14

「ミズナラ」の若葉は透き通るよう...

5/9 11:20

最後に緩やかに上って...

5/9 11:23

「ブナノキ峠」の山頂に到着

5/9 11:24

三等三角点
標高939m
基準点名：芦生

5/9 11:25

頂上からの展望は無く、「ホオノキ」や...

5/9 11:28

「ミズメ？」等々、多様な樹木に囲まれた山頂でした

5/9 11:38

同じルートを引き返して下山します。
山頂直下で、木々の間から北方が覗きます。
「若狭湾」に浮かぶ島がおぼろげに見えていたのですが...写真ではとらえられませんでした 😅

5/9 11:45

マリモのようなモフモフ

5/9 11:53

「ブナ」のみずみずしい若葉

5/9 11:59

林道まで戻り、さらに元来た道を引き返します

5/9 12:10

再び緑のトンネルへ...

5/9 12:20

「サワシバ」ですかね？

5/9 12:48

「カツラ」も見つけた...

5/9 12:55

「芦生杉」が登場

5/9 13:00

「天然杉系統別試験地」と記された場所に...

5/9 13:00

「白山」や「智頭」等と記された「スギ」が...
産地による違いが研究されているようです。

5/9 13:18

「内杉谷川」沿いまで戻って来ました

5/9 13:49

本日は風が強かったものの、天気に恵まれました

5/9 13:52

この先「由良川」となって、日本海へ向かうんですね...

5/9 14:00

林道入口まで戻ってレコを終了。
お付き合いありがとうございました。

5/9 15:19

（付録1/3）
帰りは、折角なので人気の観光スポット「美山 かやぶきの里」へ立ち寄ることに...

5/9 15:07

（付録2/3）
「重要伝統的建造物群保存地区」ですが、いつもは時間に余裕が無く、素通りしていました...😅

5/9 15:12

（付録3/3）
外国人も大勢訪れています。
京都府民の一人として、「美山町」のような山里が京都に残っていて、少し誇らしい気分にさせて貰いました🎵

撮影機器：

Galaxy A53 5G SC-53C docomo サムスン

装備

個人装備

スパッツ グローブ 日よけ帽子 サングラス フェースカバー 防虫剤 熊鈴 雨具 ヘッドランプ 食料 飲料 地図 モバイルバッテリー スマホ

感想

pine-village

京都大学「芦生研究林」では、研究教育のために自然が保護されており、ガイド無しでの入林を許可しているのは、二つのコースに限られています。その内の一つである「ブナノキ峠」コースに、今回チャレンジしてきました🎵

このコースは林道歩きが長く続き、「ブナノキ峠」山頂まで登っても、ほとんど展望が有りません。そこだけをとらえると、「京都北山」に沢山有る「地味なお山」の一つに過ぎません。しかしながら、「由良川源流」だからこその豊富な水流、心安らぐ沢の景観や、「天然林」だからこその多様な植生に注目すると、見どころは沢山有ると思われます。

今回、新緑の季節と晴天に恵まれ、多くの美しい景観に出会えましたが、紅葉の季節はさらに凄いことになっていると思われ、季節を変えて再訪してみたいエリアの一つとなりました。