由布岳（豊後富士、速見火山群）

2024年05月13日(月) [日帰り]

• GPS: 05:25
• 距離: 7.4km
• 登り: 895m
• 下り: 894m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:51
• 休憩: 1:35
• 合計: 5:26

8:57 由布岳正面登山口
9:09 9:09 日向岳自然観察路入口
9:40 9:43 合野越
10:48 10:57 マタエ
11:01 11:15 障子戸
11:18 11:27 由布岳
11:40 11:43 障子戸
11:51 11:59 マタエ
12:10 12:54 由布岳東峰
13:06 13:07 マタエ
13:53 13:56 合野越
14:15 14:16 日向岳自然観察路入口
14:23 由布岳正面登山口

天候

曇りのち晴れ。気温は15度くらいでした。
マタエ、西峰側の馬の背、吹上付近は風が強かったので、通過時は十分ご留意ください。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

大分自動車道湯布院インターチェンジ→県道216号→やまなみハイウェイ（県道11号）→正面登山口

コース状況／危険箇所等

○登山ポストは正面登山口にあり。
○コースはよく手入れされていて、迷いやすいポイントに道標がきちんと設置されています。
○御鉢巡りは荒れている箇所があるとのことですのでご留意ください（未確認）

その他周辺情報

○湯布院インターチェンジを出てすぐ、道の駅ゆふいんがあります。きれいなトイレがあります。
○倉木山林道、蛇越峠は、眺望が素晴らしく絶好の撮影ポイントです。

写真

5/13 8:25

宇奈岐日女（うなぐひめ・うなきひめ・うなぎひめ）神社。由布岳が御神体とされ、6柱の祭神を祀っていることから、六所宮とも呼ばれている。大鳥居は、この場所から離れた街の中心部にある

5/13 8:27

別名、木綿（ゆふ）神社とも

5/13 8:28

拝殿。今日の安全登山を祈願しました

5/13 8:28

拝殿は池に囲まれている。うなぎ姫とは、池の主の姫という意味がある。また、宇奈岐日女が力自慢の従者「権現」に命じて火山群の一角を蹴破らせて、湖だった由布院盆地から水を抜き、肥沃な土地にしてこの土地を統治したという言い伝えがある

5/13 8:45

正面登山口道向かいのトイレ

5/13 8:45

無料駐車場。30台くらいは停めれそう

5/13 8:45

道向かいの有料駐車場。普通車は500円

5/13 8:55

正面登山口のサイン

5/13 8:56

登り始めます

5/13 8:56

正面登山口から由布岳を望む

5/13 9:08

取り付きます

5/13 9:09

看板があってわかりやすい

5/13 9:10

クマシデ、コナラ、ブナ、コハウチワカエデなどが群生する新緑の樹林帯を進む

5/13 9:28

道は歩きやすい。関係者各位の由布岳への愛情を感じます

5/13 9:34

由布岳への愛情を感じる手作りの道標。スーパーボランティアの尾畠春夫さんは、今もボランティアで由布岳の登山道整備をされているそう。もしかしたら…

5/13 9:37

合野越（ごうやごえ）。休憩場所として最適なポイント

5/13 9:37

記念撮影ポイント

5/13 9:39

道標がたくさん。優しい方々に支えられている感がうれしい😆

5/13 9:59

浮石注意

5/13 10:05

九十九折りの道すがら、くじゅう連山を見晴らす

5/13 10:13

深山霧島が咲いていました

5/13 10:14

ところどころに深山霧島。山で見るとうれしく感じる

5/13 10:18

マタエが見えてきた

5/13 10:21

キンポウゲ

5/13 10:27

スミレかな？

5/13 10:46

マタエ分岐直下の急登「胸突き八丁」

5/13 10:48

東西両峰の鞍部「マタエ」に到着。急に風が強くなってきました。シェルレイヤーの出番

5/13 10:48

まずは西峰を目指します

5/13 10:48

東峰への道を見る

5/13 10:51

予定どおり西峰へ。最初の鎖場

5/13 10:57

左へ巻いて

5/13 10:57

二つ目の鎖場

5/13 11:00

イワカガミ？

5/13 11:01

道が細くなってきた

5/13 11:02

馬の背

5/13 11:02

馬の背付近から東峰を望む

5/13 11:02

ガレ場が続く

5/13 11:02

障子ヶ戸（カニノヨコバイ）と呼ばれるほぼ垂直の岩壁です。最後のトラバースが怖かった😭

5/13 11:03

くじゅう連山を見て心を落ち着かせる

5/13 11:13

吹上。突風・強風に気をつけてください

5/13 11:13

由布院盆地を見晴らす。蹴破り伝説（阿蘇山にも同様の神話）が伝わる。大男が火山群の一部を蹴破り湖が肥沃な土地となり、大分川ができた

5/13 11:18

西峰頂上です！

5/13 11:19

霞んでいますが、奥に別府湾が見えます

5/13 11:20

安心院（あじむ）方面

5/13 11:26

ご家族連れの方々と撮り合いっこ。いい証拠写真が撮れました。ありがとうございます😊

5/13 11:26

斜めバージョンも撮っていただきました

5/13 11:28

お鉢巡りは次回にとっておき、東峰を目指します。あの岩壁を下るのかと思うと気が重い

5/13 11:45

こんなところに花（イワカガミ？）が群生していました

5/13 11:45

アップで。励まされますね

5/13 11:51

無事、障子ヶ戸の下りをクリアし、マタエに戻ってきました（安全優先で写真は撮っていません）。いざ東峰へ

5/13 11:59

東峰中腹から望む馬の背と障子ヶ戸

5/13 11:59

ちょっと左側にゴリラの頭ような岩肌。クマのようにも見える

5/13 12:08

東峰頂上までもうすぐ

5/13 12:21

お昼ごはんにします。味噌ラーメンをジェットボイルで調理

5/13 12:46

お鉢巡りウバガウジコース。外国人の方が半袖、ハーフパンツで登っていました。

5/13 12:46

ウバガウジ（火口跡）。直径200m、深さ数十mくらい

5/13 12:48

山頂から東峰中腹を見る

5/13 12:48

東峰頂上から、くじゅう連山を見晴らす

5/13 12:49

仏像がありました。由来を調べてみよう

5/13 12:53

東峰頂上でパチリ。岐阜県からおいでの方に撮影していただきました。ありがとうございました😊　阿蘇山に是非おいでくださいね

5/13 12:55

西峰を見る。真ん中の崩れたところが女神に見える

5/13 12:57

中央に涌蓋山

5/13 12:57

東峰の巨岩

5/13 12:57

頂上での360度パノラマを満喫

5/13 13:04

西峰を別角度から

5/13 13:04

由布院盆地。1000m級の山々に囲まれ、金麟湖、志高湖などたくさんの湖がある

5/13 13:22

下山開始。アセビの森を見上げる

5/13 13:22

アセビの森を通過。下山し始めると天気がよくなる

5/13 13:26

またおいでって感じ

5/13 13:27

九十九折りを下る。名残惜しい

5/13 13:32

下山中でないと気づかないところに深山霧島が咲いていました。後に見える山は、飯盛ヶ城（いもりがじょう）。「いもり」は狼煙のこと？

5/13 13:36

倉木山。後にくじゅう連山

5/13 13:40

新緑が清々しい

5/13 13:48

天気が良くなり、緑が深く感じます

5/13 14:22

登山口付近には杖が置いてありました

5/13 14:23

無事下山できました。次に日女（ひめ）会える日はいつだろう？

5/13 14:47

飯盛ヶ城山腹の巨石の上で、しばしぼんやりと行き交う車を見ている

5/13 14:55

さよなら、また来ます

5/13 14:58

有料駐車場を使用したので、ボックスに500円投入

5/13 15:01

やまなみハイウェイを写し込んだほうが、雄大さが伝わるかも

5/13 15:18

表紙写真候補

5/13 15:21

倉木山方面から、トロイデ型火山の由布岳と飯盛ヶ城を望む。昔の言葉で「ユ」は聖なる存在、「フ」は、〜がある場所の意味がある。聖なる存在が鎮座する場所＝由布が地名の由来とのこと

5/13 15:21

代表写真候補。手前にある飯盛ヶ城は側火山。稜線が艶かしい。シーツにくるまった女性のよう

5/13 15:22

何枚も撮ってしまう。林道沿いに車が並び、10人程度の方々がシャッターを切っていました

5/13 16:13

大蛇伝説が残る蛇越峠（じゃこしとうげ）から。秋から冬にかけて、雲海に包まれた由布院盆地が見渡せるそう

2/17 12:44

くじゅう連山から見た由布岳

5/25 18:45

鶴見岳にロープウェイ🚡で登った後、ちょっと寄ってみました。夕暮れどきは、真夏か真冬がいいのかな？

感想

よしひろ

　週末になると悪天候に見舞われ、仕事で連休返上など前回の山行（阿蘇山烏帽子岳、杵島岳、根子岳）から1か月。念願の由布岳を目指します。
　午前5時頃、私の熊本県南の町では小雨が降っていましたが、湯布院では午後晴れると信じて出発。高速道路を北上するにつれ天気は回復し、なんとか登山できそうな雰囲気になってきました。
　まずは、宇奈岐日女（うなぐひめ・うなきひめ・うなぎひめ）神社で本日の安全登山を祈願し、正面登山口へ。無料駐車場は30台くらい、道向かいの有料駐車場は50台以上は余裕で停められそうなスペースがあり、きれいで快適な公衆トイレが整備されています。
　由布岳は、東西に頂がある双耳峰で「豊後富士」と呼ばれる霊峰。登山口に立つと、新緑に彩られた由布岳と飯盛ヶ城が目に飛び込んできました。アプローチは準備運動にちょうどいい距離。ブナやコナラ、コハウチワカエデなどの樹林帯を進みます。ウグイスやミソサザイ、百舌鳥？の歌声が気持ちよく響き渡っていました。
　飯盛ヶ城（1067m）との鞍部「合野越（ごうやごし。1025m）」でシェルレイヤーを脱ぎ、ひたすら九十九折りを登ります。しばらくすると展望が開け、くじゅう連山や祖母山が見渡せます。西峰と東峰の鞍部「マタエ」（1470m）に出ると風が強くなってきたので、ふたたびシェルレイヤーを着込み、馬の背に取り付きます。二つ目の鎖場をクリアすると、障子ヶ戸が眼前に現れました。
　障子ヶ戸はほぼ垂直な岩壁で、鎖を左手に持ち、素人の頼りない三点支持でヨロヨロになりながら、吹上を通過して西峰（1583.5m）の頂に立ちました。偶然登って来られたご家族と写真を撮り合い、お気をつけてとご挨拶。下りでは、東京からお出での若いカップルの方に道を譲ってもらい、「もう少しで足が届きますよ！」と声をかけていただき、なんとかクリア。ほんと助かりました！　お礼にくじゅう連山（大船山と三俣山）をお勧めし、東峰（1580m）を目指します。
　西峰の岩場で体力を消耗して、太ももがプルプルしていましたが、無事東峰の頂上にたどり着き、しばらく眺望を堪能した後、味噌ラーメンで腹ごしらえ。岐阜県からいらした方に証拠写真を撮っていただきました。みなさま優しい方々ばかり。普通に日本はいい国だと思います。
　下山後、飯盛ヶ城の山腹の岩の上でぼんやりした後、倉木山林道から由布岳と飯盛ヶ城をパチリ。4月3日にオープンした湯布院ウィスキーさんで、自分へのご褒美を購入。道の駅ゆふいんで家族へのお土産を購入し、蛇越峠から由布岳と由布院盆地を写真に収め、帰路に着きました。
（後日談）
　豊後国風土記（奈良時代初期）には「柚富峯」、万葉集には「木綿山」、和名抄には「由布郷」との記載があるようです。
「ウナグ」は首に何かを付けている状態を意味し、卑弥呼のような女性の統治者が勾玉を着けてこの地を治め、神格化され宇奈岐日女として祀られたという説があるようです。

コメント

mog

こんにちは😃鎖場でお会いした者です。
三俣山と大船山登ってきました！
九重サイコーでした✨
オススメいただきありがとうございました🙏

よしひろ

mogさん、拍手ありがとうございます😊
わたしの大好きなくじゅう連山（大船、三俣）、気に入っていただけて嬉しいです😆
春は黒（野焼き）、夏は青、秋は赤、冬は白のくじゅうで、またお会いしましょう♪