滝子山


- GPS
- 06:40
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 1,193m
- 下り
- 1,332m
コースタイム
- 山行
- 5:11
- 休憩
- 1:27
- 合計
- 6:38
天候 | 快晴、登山開始時17℃、下山時25℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
路面はドライであった。 登りは、最初はちょっときつめの登山道といった感じ、高度を上げるにつれ岩が増え、岩陵帯も現れ3点確保を心がけながら進む箇所も出てきたが、ホールドに困る処などはなく、見た目ほどには怖い思いをする箇所はなかった。下りは分岐までは明るい尾根道だがその後は樹林帯の中をひたすら九十九折りなどを下る道で、しかしそれほど時間を要さずに進めたため、退屈な程ではなかった。今回、登り下り通して、我々を抜かして行く登山者はおれど、誰も抜かす事などはなく、我々が一番ゆっくり進んでいるような状況であった。 |
その他周辺情報 | 初狩駅近くのLAWSON |
写真
杉の木にも赤いテープが巻いてある。踏み跡も着いている。しかし、あやしい。50m程手前にそれらしい分岐があった。そちらを確認してみることになった。
感想
Oさんのアルパイン登山向け登山靴ならしになりそうな山行プランの中で浮上した滝子山南陵ルート(寂悄尾根)登山。昨年、滝子山からの下山時ルート選定時に検討し、危険そうだと判断し見送っていたルート。今回、参加させて頂くことに。昨年は、鶏冠山からの1泊2日縦走時に下山ルートで通過したのだが、雨の後の湿った路面を1000m超の下山時に、足元は滑りまくって、急坂で、女坂を選択したにも関わらず、怖い思いを重ねながらなんとか下って、安堵したといった経験から、どういったことになるのかと、少し不安を抱えながらの参加であった。
実際、蓋を開けてみると、急登といわれるだけあって、なる程、それなりの傾斜が続いており、また、高度を上げるにつれ、岩が存在感を増し、3点確保を使って登るような箇所も出てきたりと、評判通りといえば、そのとおりなのだが、新緑の時期の初々しい緑に囲まれ、振り返ると、富士の絶景が見え隠れし、また、標高を上げた岩場には、見事なイワカガミが咲き誇っていたりなども手伝って、ただ単に、気持ちいい、心地よい、楽しい、感激に満ちた登りとなっていました。
下りはといえば、去年は天泊縦走装備を背負って、体力も消耗した状態で、路面も雨の後の湿った状況の中を、何もしなくても、足元の落ち葉ごと、泥沼の斜面をズルズルと滑り出してしまい、斜面は急で、ひとたび足を滑らせてしまえば、谷底まで滑落必死な中、慎重に慎重を重ねながら、やっとの思いで下山した記憶が残る不安を抱えながら、進んで行くのですが、路面は乾いていて
所々落ち葉が深い場所もあり、傾斜もきつかったりするのだが、ズルズル滑り落ちることは全くなく、むしろ、グリップはしっかり効いて、あれだけ遠く遥かに感じていた男坂・女坂の合流地点まで到達、その後も、あっという間に水場につき、なんとも拍子抜けというか、何というか、コンディション、天候、路面状況が異なると、ここまで印象が違ってくるのかと、ある種の強烈な認識を得ざるをえない下山体験となったのでした。
この1年で自分たちがそんなに変わったという実感はないのですが、仮に、登山再開直後に同じコースを歩いたとしたら、もしかしたら、きつい、怖い、つらい、登山といった印象になっているのかもしれない。コツコツと経験を重ねて来たことが、少しは自分たちの登山における可能性を引き上げてきているのかもしれないといった気づきを与えてくれた貴重な山行であった。
天候にも恵まれ、絶景を堪能、程よい登山者方々とのすれ違い。負荷としても14時には下山出来ていたり、程よい登り応えを感じれていたり、今後の山行に生かせていければと思う。
Oさんとの小グループ山行は初であったが、今後も機会があればもっと一緒に行けたらと思った。
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