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ハイキング
房総・三浦
石切場のラピュタ感を楽しむ鋸山グループハイク(金谷海浜公園→車力道→東京湾展望台→山頂→石舞台→ロープウェイ)
2024年06月01日(土) [日帰り]


- GPS
- --:--
- 距離
- 5.9km
- 登り
- 609m
- 下り
- 609m
コースタイム
金谷海浜公園9:00→浜金谷駅9:05→車力道・ふれあいの道分岐9:15→車力道入口9:30→猫丁場9:50→石切り場分岐10:05→10:15東京湾を望む展望台10:15→鋸山山頂10:40→石切り場分岐11:15→石切り場跡11:25→石舞台11:30→日本寺北口管理所11:50→地獄のぞき12:00→ロープウェイ山頂駅12:15→ロープウェイ山麓駅→金谷海浜公園12:30 【歩行時間:3時間30分】
天候 | ☀☁晴れ一時曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2024年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
🌑駐車場 金谷海浜公園(千葉県富津市金谷2204-1)にある駐車場を使いました。この公園にはプールがあり、夏季は混み合うものと思われますが、この時期は駐車場に空きがありました。館山自動車道富津金谷ICからは車で10分、JR内房線浜金谷駅からは徒歩5分程の場所にあります。駐車可能台数は17台。無料で利用できます。 なお、最寄りのコンビニは、セブンイレブン富津浜金谷店(千葉県富津市金谷2174-2)です。 https://www.city.futtsu.lg.jp/0000003136.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
鋸山(のこぎりやま)は、千葉県鋸南町と富津市との境に位置する標高329.5m山で、日本百低山に選定されています。正式名は「乾坤山(けんこんざん)」で、乾坤は天地という意だそう。 山体は凝灰岩から成り、切り出された石は「房州石」と呼ばれ建材として使われてきました。横須賀軍港や横浜の港湾設備、東京湾要塞の資材として利用されたほか、靖国神社や早稲田大学の構内にも利用されているそうです。1985年(昭和60年)を最後に採石を終了し、現在では石切場や石材搬出路の跡は産業遺産として観光資源になっています。また、鋸山が国道127号の上から東京湾へ落ち込むところは明鐘岬(みょうがねみさき)と呼ばれ、磯遊びや夕日観賞の観光ポイントです。 今回は、東京湾に面した金谷海浜公園を起点に、登りは車力道(しゃりきみち)で東京湾を望む展望台と鋸山に登り、下りは折り返して石切り場分岐から石切り場跡、岩舞台、地獄のぞきを経由し、ロープウェイで下りました。以下のリンク先に概念図が掲載されています。 https://nokogiriyama.jp/nokogiriyama-map/ ●金谷海浜公園→車力道入口→東京湾を望む展望台→山頂 浜金谷駅を出て最初の交差点を左折し、肉屋と薬屋のある三叉路を左折します。内房線の天王川ガードを抜けて、暫く道なりに歩くと、車力道コースと関東ふれあいの道コースの分岐(標識あり)に差し掛かります。関東ふれあいの道コースは、入り口部分から長い階段になっていますが、車力道は左手へと、まだ暫く舗装路を進みます。 やがて、館山自動車道の高架を潜ると、道は緩やかに勾配をつけ始め、「←鋸山登山道 車力道」の標識からは、トレイルへと入ります。木の根が張る土道や岩を踏み、切通しを通過し、いくつかの休憩用ベンチを見ながら歩くと、鋸山の岩壁が間近に迫ってきます。 前回(数年前)に訪れた時には無かった「猫丁場」と呼ばれる石切場への分岐が出来ており、登山道から100m程寄り道をすると彫刻を楽しむことができるようになっていました。 石切り場の分岐(標識あり)から先は、勾配のきつい階段の連続。さながら「手摺に掴りながらの腿上げ運動」で、どんどんと高度を上げていき、振り返ると館山自動車道やその先の浜金谷の町が眼下に一望できるようになります。 稜線に辿り着くと、山頂への登山道から分岐した50mほど先に「東京湾を望む展望台」があります。本日は雲が多く富士山を見ることは出来ませんでした。 登山道へ戻ると、いくつかの小ピークを越えるため、階段の登降を繰り返します。鋸山山頂は樹木に囲まれ、僅かに北側に眺望がありました。 ●鋸山山頂→石切り場跡→地獄のぞき→ロープウェイ→金谷海浜公園 山頂から石切り場分岐まで戻り、車力道コースと分かれて、関東ふれあいの道コースへ入ります。この道は岩壁に沿って下部を通過しますので、大きな岩壁につけられた房州石の採石跡を見上げることができます。 その先の分岐(標識あり)からは、関東ふれあいの道が分岐しており、「あじさい広場」を経由して観月台(かんげつだい)から下山することができます。一方、私たちは再び尾根に向かって登り返し、階段の先には日本寺北口管理所が現れますので拝観料を払って境内に入ります。地獄のぞきは、石切り場の上部にある展望所で、観光名所となっています。また、ロープウェイ山頂駅脇にはテラスがあり、東京湾を一望できます。なお、堂々とした「鋸山山頂」のニセ標識がありますが、本物の山頂もテラスからは良く見えます。 ●全体的に 標高300m余の低山ながら、海岸から歩き始めますので登り応えを感じることができます。車力道は2019年に房総半島を襲った台風の影響ですさまじい量の倒木が発生し、未だその爪痕が残っている感があります。 指導標識は豊富ですが、分岐も多いので予めルートの予習をしておきたいです。登り応えのある階段の先にある「東京湾を望む展望台(標高292m)」からは、まるで臨海にある超高層ビルから眺めるような絶景を楽しむことができます。他にも石切り場跡のラピュタ感を楽しみ、地獄のぞきでスリルを味わい。麓には食事処も温泉もあって・・・。東京にほど近い鋸山には低山歩きの楽しみが詰まっていると感じます。 今回ルートに天然の水場はありません。トイレは山中ではロープウェイ山頂駅にありました。私のau携帯は概ね電波が入っていたようです。 |
その他周辺情報 | ●海の花(寿司店) 館山駅西口の駅前ロータリーに面したマラガモール(ピンク色の建物)の1階にある寿司屋さん。定置網漁で獲れた地魚、南房総産コシヒカリのシャリ、木更津産の海苔で握りをいただくことができます。営業時間は11時15分〜15時、17時〜22時。木曜定休。 http://uminohana.com/ ●人魚の湯(旅館海紅豆) キャンプ場を併設している宿で、施設は新しくて綺麗。露天風呂からは間近に迫る東京湾越しに富士山を眺めることができます。営業時間は11時〜20時で、入浴料は大人1000円。 https://kaikouzu.com/spa.html ●ピネキ(木村ピーナッツ館山店) 木村ピーナッツさんの直売店で、落花生などを販売しています。スイーツのメニューが充実しており、ピーナッツソフトクリームは絶品ですので是非お試しを。 http://kimura-honpo.com/shop.html ●道の駅とみうら枇杷倶楽部 館山道富浦ICに近い道の駅です。枇杷の二大産地は長崎県と千葉県。なかでも富浦町は「房州枇杷」の代表的な産地で、明治期以来、皇室に献上が続いているそうです。営業時間は、9時15分〜17時で無休。 https://www.biwakurabu.jp/ |
写真
富津市の金谷海浜公園。ここの駐車場をお借りします。
https://www.city.futtsu.lg.jp/0000003136.html
https://www.city.futtsu.lg.jp/0000003136.html
さて、出発しましょう。奥に見えているのは、人気店の「さすけ食堂」。開店1時間前なのに駐車場は一杯。
http://sasukeshokudou.com/
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付近にある房州大福温泉「かぢや旅館」さんの看板。
https://www.kajiyaryokan.com/
https://www.kajiyaryokan.com/
こちらは金谷の町並み。フェリーターミナルが見えています。
https://www.tokyowanferry.com/
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保田方面への下山路入口には「パクチー銀行」の標識。どうやら保田駅近くにあるカフェのようです。
https://bosotown.com/archives/53500
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日本寺の敷地を出ました。
https://www.nihonji.jp/
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では、乗り込みましょう。
http://www.mt-nokogiri.co.jp/pc/p010000.php
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孤独のグルメseason6で五郎さんがあじフライ、さんが焼き、カジメの味噌汁を食べていた「はまべ」は営業中。
https://tabelog.com/chiba/A1206/A120603/12035117/
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装備
個人装備 |
Tシャツ
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
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感想
今年の3月下旬に秩父の宝登山と長瀞アルプスを歩いたメンバーと、6月に房総半島の鋸山へ出かける計画を立てておりました。この山は東京からのアクセスが良く、標高300m余の低山ながら高度感があり、東京湾を見渡すことができる眺望の良い山です。その上、間近で見ることが出来る房州石の石切場跡は存在感が抜群で、天空の城ラピュタを彷彿とさせると評判です。
先週は台風1号が関東地方の南海上を通過して、雨続きでした。1日の天気予報は直前までコロコロと変わりましたが、当日は朝の内こそ雲が残ったものの、昼近くには青空が広がり、気温も25℃に届かず、絶好のハイキング日和となってくれました。
残念ながら、1名が体調不良で欠席となりましたが、皆でワイワイと楽しく会話をしながら、のんびりと山歩きをすることができて満足です。
今の時期は、房州びわの旬ですね。私はびわが大好物でして、農家の直売所で土産に買って帰ることにしました。帰宅して食してみると肉厚で食べ応えを感じます。
最近のフルーツは、どれも昔と比べて非常に糖度が増して甘いですよね。でも、食したびわは、何というか素朴な甘さでみずみずしく、懐かしくもあるし、食べやすくて何個でもいけそうに思いました。
今回のメンバーには、まだまだ見せたい景色が沢山ありまして。次回は秋にハイキングをしたいと思っています。どこがいいかな・・・。今から楽しみで仕方がありません。
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