【27/100】試練と憧れの剱岳〜早月尾根から日帰り〜

2015年08月01日(土) [日帰り]

• GPS: 12:58
• 距離: 16.0km
• 登り: 2,407m
• 下り: 2,400m

コースタイム

日帰り

• 山行: 10:39
• 休憩: 2:19
• 合計: 12:58

1:41 スタート地点
2:25 2:25 松尾平
5:22 5:32 早月小屋
7:55 8:03 カニのハサミ
8:10 9:43 剱岳
9:47 10:02 カニのハサミ
11:46 11:59 早月小屋
14:13 14:13 松尾平
14:39 ゴール地点

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

馬場島無料駐車場へ。馬場島荘前以外にも登山口付近の路肩や馬場島荘から登山口とは逆側に進んだところにも沢山駐車スペースあり。

コース状況／危険箇所等

早月小屋より上部のザレ場や岩稜帯は浮石多く、滑落・落石の危険あり。
ルート全般で道迷いの危険は小さい。

その他周辺情報

上市町営アルプスの湯。大人610円。
http://www.town.kamiichi.toyama.jp/info/svFacHP.aspx?faccd=200316

写真

8/1 1:45

土曜のAM2時前なのに、馬場島荘前は満車。奥に進んだ登山口付近の駐車スペースもこの台数です。馬場島荘より手前にも広い駐車場があったので停められないことは無さそうです。

8/1 1:46

登山口の劔岳の碑に気分が高揚します。

8/1 1:47

どのくらいの試練が待っているのか。

8/1 1:48

劔岳の諭。他の方のレコでよく見かけてました。

8/1 1:52

時刻はAM1:52。早月尾根ルートの登山口から入山です。尚、登山ポストは周辺に見当たりませんでした。私はオンラインで家族に託してありましたが。馬場島荘のほうにあったのかな？

8/1 1:52

写真だと判りづらいですが、入口からこの激登り！

8/1 2:36

螺旋階段のような急登をどんどん登っていくと巨木ゾーンが。

8/1 2:57

標高1200mから上は200mおきにこのプレートがあります。

8/1 3:33

今日は満月の夜だったので、月明かりが煌々としてました。

8/1 3:51

1600m到達。夜はこれくらいしか撮るものがない。。。

8/1 4:07

左手には赤谷山、白萩山の稜線が見えてました。

8/1 4:20

寝不足のせいかなかなか調子が上がらない。ようやく1800m突破。

8/1 4:23

白ハゲ？

8/1 4:31

右手には月明かりにたたずむ奥大日と大日岳。

8/1 4:51

永遠に続くような急登に辟易しながら歩いていると小屋まであと1kmの道標。あと少しだと奮い起こしたのですが。。。

8/1 4:52

容赦ない激坂の1kmは遠いこと遠いこと。。。

8/1 5:08

時刻は5時をまわって、剱御前がモルゲンロートです。

8/1 5:10

奥大日にも陽が射し始めました

8/1 5:21

ようやく早月小屋が見えました。1kmをこんなに遠く感じたのは初めて。

8/1 5:23

ここで山バッジ購入。帰りも寄りますが万が一売り切れると困るので。

8/1 5:31

小窓尾根のトトロみたいなピーク。ネコ？

8/1 5:33

早月小屋前のテン場は金曜の晩でもかなり賑わってました。

8/1 5:33

劔岳頂上まであと3km。近いようですが、あと800mも標高を上げなくてはいけません。

8/1 6:16

山頂はまだまだ遠い。

8/1 6:16

日本海の方向。どこまでが空でどこまでが海なのか、はっきりしませんが。

8/1 6:16

雄大な眺め

8/1 6:38

少々残雪の上を歩きますが、アイゼンなどは必要ありませんでした。

8/1 6:53

存在感のあった黄色い可憐な花。何という花でしょうか？

8/1 7:17

岩稜歩きというよりよじ登っていく感じ。

8/1 7:24

あと700mなんだけど、ここからが長い。。。

8/1 7:24

まだこれだけのピークを越えたり巻いたりしていくことになります。

8/1 7:25

登ってきたルートを振り返ってみる。

8/1 7:29

なかなかの高度感。

8/1 7:30

この稜線を歩いてきました。

8/1 7:32

チシマギキョウかな。たくさん咲いていました。

8/1 7:39

まだまだ登らなきゃ（汗

8/1 7:41

こういう一見難しそうな場所は、しっかりしたクサリとボルトで足場を作ってくれてるので高所恐怖症でもなければ難なく渡れます。

8/1 7:44

こういう場所よりザレた岩の下りとかのほうが緊張するんですよね。

8/1 8:00

別山尾根ルートとの出合いに到着。
ここまでくれば山頂はすぐそこです。

8/1 8:01

日射しが強烈。

8/1 8:02

この道標もよく出てきますね。視界の悪い時にありがたみを感じるらしい。

8/1 8:09

祠のところに着きました！
写真撮る人で行列中。

8/1 8:09

別山尾根から来た人も合流して、山頂は大賑わい。

8/1 8:09

山頂からの眺め。
立山の向こうに槍ヶ岳も見えますよ。

8/1 8:09

蓮華岳の向こうに浮かんでいるのは八ヶ岳。
その右には富士山のピークも。

8/1 8:16

憧れの剱岳にて。

8/1 8:16

山頂獲ったどーww

8/1 8:17

いや〜すごい眺め♪

8/1 8:17

槍のアップ。

8/1 8:17

八ヶ岳。

8/1 8:17

こないだ田子の浦から富士山に登りましたが、体力的には今回のほうがきつかった気がします。

8/1 8:17

南アルプスの山々。今年はどこか登りたい。

8/1 8:18

快晴！！今年は天候に恵まれてます。

8/1 8:20

岩の陰影が美しい。

8/1 8:53

標高2999mでセミに遭遇。

8/1 8:54

パノラマビューで。

8/1 8:56

笠ヶ岳って北から見ると本当に笠みたいですね。

8/1 9:14

真っ二つに割れている看板を上手いこと支えつつもう一枚記念に。

8/1 9:18

ちょっと潰れたけどスープで一服。

8/1 9:38

忘れちゃいけない三角点タッチ。
点の記ですな。

8/1 9:38

いまだ行ったことがない白馬〜鹿島槍方面。

8/1 9:47

さてこのギザギザを下ります。右下に早月小屋の赤い屋根が見えますが遠っ！！

8/1 9:47

流石にこの岩場下りは緊張するなあ。

8/1 9:52

降り口を間違えないように。

8/1 9:52

間違える人が多いんでしょうね。くどいくらいに強調。

8/1 9:54

ここを歩いてきたんですよ。

8/1 9:54

すごいナイフリッジ。

8/1 10:09

これは、何という花でしょうか？

8/1 10:15

先行者の方が立ち止っておられたので何事かと思ったらライチョウの親子がいました。遭遇は去年の御嶽以来2度目です。

8/1 10:16

可愛い雛も2羽いました。

8/1 10:16

結構近くで見ていても逃げないのが不思議。

8/1 10:16

親子の3ショットです。

8/1 10:21

花の種類も豊富なんですが、名前が出てこない。

8/1 10:34

オレンジ色の高山植物って珍しいかな。

8/1 10:58

下っても下っても小屋に着かない。。。暑さも相まって疲労がピークに。

8/1 11:57

ようやく小屋に到着。あまりの暑さに水分不足になり1本500円のドリンクを3本も買ってしまったwww

8/1 10:59

小屋の前からピークを振り返ってみる。

8/1 11:57

小屋の前で休憩していると急にガスって来ました

8/1 14:06

あとはひたすらの樹林帯下り。これがまた長いんだ〜。
トトロが出てきそうな巨木。

8/1 14:24

登山口近くにたくさん咲いていた花。

8/1 14:32

写真だと判りづらいけど、らせん階段みたいな登山道を急降下していきます。

8/1 14:37

ようやく登山口に戻ってきました。
本当に「試練」でした。

8/1 16:35

富山の名物を食べて帰ろうと、日本海沿い、新潟との県境付近まで足を延ばしてタラ汁を食べます。

8/1 16:44

素朴で美味しかったです。

8/2 0:17

本日の戦利品。早月小屋で500円で購入。

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-3 Tough オリンパス

装備

個人装備

Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック カメラ ポール ヘルメット

感想

tonzablow

7月に入って御嶽、富士山ときて、先々週と先週末は日中が家族サービスデーにつき伊吹山へのナイトハイクで我慢していましたが、今週は久しぶりに遠征できるということで初の富山遠征、ターゲットは剱岳です。
早月尾根ルート日帰りが体力的にハードだと言われているのは知っていましたが、標高差としては田子の浦から富士山に登ったのよりも小さいので何とかなるだろうと思っていました。実際に登ってみると、体力的にはこれまでで一番過酷でした。標高差の絶対値よりもそれを何km歩いて登るかということが重要で、短い距離で高度を上げることがキツイのだと気づかされました。
それでも何とか日帰り達成。翌日の今日は全身筋肉痛ですorz
試練は想像していたよりも過酷でしたが、憧れの剱岳を踏破できて大満足の週末となりました。

コメント

--smile--

凄いです!!
劔岳は、自分も憧れます。
天気もとても良いですね♪

日帰りとは、驚きです。
登山開始時間も真夜中で、これ車の時間とか考えると徹夜じゃないですか？

日夜、伊吹山等で鍛えた成果でしょうか…

劔岳、羨ましいです♪

tonzablow

Re: 凄いです!!
--smile--さん、いつもコメントありがとうございます。
本当は小屋かテン泊でもしながらゆっくり山を味わいたいのですが、毎週末家族を放置するわけにはいかないので、金曜晩に早立ちして土曜の晩には帰宅し、日曜は一日家族サービスが定番スケジュールです。おっしゃる通り今回は寝ずに登ったので、睡魔と疲労でかなりペースが落ちました。注意力も低下して危険だし、少しでも寝るべきだったかなと反省してます。
剱岳は山やる人には憧れですよね。早月尾根の日帰りは人におすすめできるプランではありませんが、ぜひいつか登られるとよろしいかと思います。北〜南アルプスまでパノラマで見渡せる絶景は感動ものです。