雷は怖い!白馬撤退記
- GPS
- 07:59
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 1,153m
- 下り
- 488m
コースタイム
- 山行
- 2:20
- 休憩
- 0:09
- 合計
- 2:29
- 山行
- 4:44
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 5:20
10:30栂池高原中央駐車場着
11:30栂池ロープウェイ自然園駅スタート
11:35登山口
13:00天狗原2180m
13:30雷雨のため下山開始
15:20登山口ゴール
6日
8:10栂池ロープウェイ自然園駅スタート
8:15登山口
9:20天狗原
9:25風吹大池分岐
10:15雪渓トラバース
10:35乗鞍岳2436.7m
11:25白馬大池・白馬大池山荘11:45
12:10乗鞍岳
12:26雪渓トラバース
13:35天狗原
14:40登山口ゴール
7日(ドライブ)
7:00栂池高原中央駐車場出発
7:45国営あずみの公園
8:10安曇野ちひろ公園・美術館
18:00自宅到着 走行距離940キロ
天候 | 5日晴れ&曇りのち雷雨&晴れ 6日晴れ時々曇り 7日快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
天狗原の木道から先、大岩ゴロゴロの沢、 雪渓トラバース前も大岩ゴロゴロの急登 |
写真
感想
夏の北アルプステン泊山行は白馬岳か薬師岳にしようと思っていたが、天候不順で延期。家事都合と天気がやっと巡ってきた。栂池からゴンドラリフト&ロープウェイでかなりの高所まで登れる白馬岳を選択。白馬大池にテン泊し、白馬岳をピストンする計画。しかしこの判断も結果的には甘かった。
1日目、5日午前3時に自宅を出発。栂池高原駐車場まで約7時間のドライブ。深夜の高速をひた走る。途中PA、SAで何度か休憩をとりながら安全速度で巡航。10:30晴れの栂池高原中央駐車場に無事到着。少し休んでゴンドラリフトへ。水と酒、食糧満載のザックが重い。登山案内所に登山届を提出しゴンドラ、ロープウェイを乗り継ぎ栂池自然園へ。ビジターセンター横の登山口から山道へ。初めは階段が続き、その後は大石のゴロゴロする山道に。天気が持つかな???天狗原までたどり着いた時にはガスがたちこめ、湿原もガスの中。ベンチで休憩していると木道にポツポツと大粒の雨が降ってきた。遠くで雷もゴロゴロ鳴り出す始末。ヤバい。あわててザックカバーを取り付け、カッパを着る。雨の中を木道を進む。木道終点からは大きな岩の沢を登る。雨がドンドン激しくなる。天狗原から20分程進んだ地点で撤退下山を決める。しかしこの雨と雷の中でも年配登山者グループは登って行った。下山もひと苦労。山道は川のようになり、水の中を歩くようなもの。濡れたザックが肩に食い込む。しかし雷の音は止まない。誰もいない山道を必死で下った。15:20ビジターセンターの登山口に無事到着。この頃には雨もやみ晴れ間も見える。白馬大池で飲もうと決めていたビールでとりあえず無事下山に乾杯。まあ無理をしないが今回の山旅の第一条件。ロープウェイ、ゴンドラを乗り継いで駐車場に戻る頃にはすっかり晴れていた。まあ人生こんなもの。
駐車場に止めた車の前で晩飯。ビーフステーキとワインが美味かった。
食後は駐車場奥の温泉へ。貸切状態。初めての車中泊。窓を少し開けていたため、夜中蚊にまぶたの上を刺され、朝起きると打たれたボクサーになっていた。
2日目は予定を切り上げて帰るつもりだったが、朝の空は快晴。白馬の峰々が赤く染まっていた。急遽予定を変更して白馬大池までリベンジすることにした。2回目のゴンドラ。しかしゴンドラ駅前の天気予報はまたも午後から雨マーク。登山案内所のガイドさんから雷があるのでAMラジオをつけっぱなしにしておくように勧められた。登山口から前日歩いた山道を進む。小さなザックだけの空身なので楽だ。天狗原から雪渓が良く見える。岩場を登り切り雪渓へ。思っていたほど滑らない。恐怖感はない。最後の急登を終えるとハイマツの生える平坦な場所に出た。しばらく進むと遠くに三角形のモニュメントが見えた。乗鞍岳2437m山頂だった。白馬大池が見えてきた。白馬大池山荘の赤い建物も池の向こう岸に見える。岩場を下り池畔を歩くことわずかで大池山荘に到着。小屋前のテン場にはテントが2〜3張り。自分もここに張るはずだったのになあ。山荘で買った缶ビールで残念の乾杯。天気が崩れることが心配で早々に出発。元来た道を戻る。乗鞍岳下の岩場で高齢のご夫妻に道を聞かれた。「天狗原までは岩場が続きますよ」と言うと驚かれていた。猿倉から大雪渓を登り、白馬岳で一泊し、ここまで来られたとのこと。凄い体力。白馬大池山荘から3時間ほどで登山口に無事戻って来れた。駐車場で2泊目の車中泊。ハンバーグカレーに赤ワインで最後の夜を楽しむ。駐車場前には酒屋もあり、ウイスキーを補充。ほど良く酔って温泉へ。この夜も完全貸切状態。この夜は車の窓を閉めて寝た。
3日目の朝も快晴。朝焼けで赤く染まった白馬の山々を堪能し、午前7時に名残惜しい駐車場を出発。今回の山旅の2番目の目的地、安曇野ちひろ美術館を目指す。この美術館、絵本画家いわさきちひろの記念館でもあるが、自分にとっては大好きな映画「明日の記憶」のロケ地でもあるのでぜひ訪れたかった。この映画では若年性アルツハイマーにかかった主人公が入所する介護施設として使われていた。渡辺謙と樋口可南子が夕日を眺めるシーンがあった。美術館の女性スタッフにロケのことを話すと館内を案内してくれた。実際には合成映像も使われたらしい。でも自分の人生に大きな影響を与えた作品のロケ地を訪れることができてよかった。今回の北アルプステン泊山行では白馬大池でテン泊して白馬岳に登頂する当初の目的は果たせなかったが、空身ながら白馬大池にも行けた。あの重いザックを担いでは無理だったかもしれない。あの雷雨は不幸中の幸いだったのかな。
katatumuriさん 遠征登山 お疲れ様でした。
雷で大粒の雨なら無理はできませんよね。撤退は正解です。
予報では晴れや曇りマークでも 夏は、突然の雷雨や夕立が怖いですよね。
目的地まで行けなくても、雪渓歩きや白馬大池等、周辺を堪能できたのではないでしょうか。
私も7月の下旬に旅行会社のツアーで栂池自然園へ行ってきました。下山後は、同じ温泉に入っています。その下の駐車場で車中泊されたのですね。
白馬岳は、また、天候の良いときにリベンジして下さい。
karchiさん、暑中お見舞い申し上げます。
コメントいただきありがとうございました。
雷はホント怖かったです
雨と雷の中、あれ以上先に行っていたら危なかったですね。
ザック重量などを見直し、白馬大池テン泊をリベンジしたいです。
今回は駐車場と「栂の湯」にはお世話になりました。
車中泊もなかなかいいもんですなあ
katatumuriさん、こんばんは。
天候が厳しかったんですね。山で雷はめちゃくちゃ怖そうです
katatumuriさんらしいご判断で無事下山されて良かったです。
薮蚊ですが、僕も先日左耳を刺されて腫れ上がってしまい
左右の耳の大きさが倍くらい違う不気味な姿になってしまいました
やっと元の大きさに戻りました
yamaotocoさん、暑中お見舞い申し上げます。
コメントをいただきありがとうございました。
やっぱり高いお山なんですね。下と上では天気が全く違います。
いいタイミングで歩くのはなかなか難しいです
自分は雷とクマと絶対ダメ
それにしてもあの雨と雷の中を登って行かれた高齢パーティー
は元気なのか無謀なのか
遠征ご苦労様です。大粒の雨に加えて雷なら撤退が正解ですね。駐車場での一人宴会、想像したら少し・・・(笑)車中泊の蚊はきついですね〜、私は電池式の蚊取り線香を活用してます。
しかし、山に美術館と、有意義な遠征、それにビーフステーキが最高に旨そう!!
yokoyanさん、暑中お見舞い申し上げます。
コメントありがとうございました。
だれもいない山の中での雷はホント恐ろしい。
怖くてあれ以上は進めませんでした
帰りの「安曇野ちひろ美術館」はいいところでした。
katatumuriさん おはようございます。
満を持しての白馬遠征だったのに残念でしたね
山での雷なら仕方がありません。
撤退後に、車中泊や駐車場での夕食等 めったにない経験ですね。
味があっていいのかな
それでも、少しでも白馬を堪能できてよかったですね。
蚊に刺されるというおまけはいりませんが…
リベンジ期待してます
stayさん、暑中お見舞い申し上げます。
コメントありがとうございました。
やっと行けましたが、天気が味方してくれませんでしたね。
遠かったなあ
白馬大池までテン泊装備を担ぎあげるのは気合だけでは
ちょっと無理かな
でもやっぱりもう一度行ってみたいところですね
天狗原−乗鞍岳−白馬大池への山行ですね。
遠征初日は雷雨とは・・・、ついてないですね
早々の撤退は正しいご判断だったと思います。
この時期にして「雪渓を歩く」なんてことは、関西では考えられないことですね。
いいご体験をされたことでしょう。
それにしても、この山域の山の風景は格別のものがありますね
今回見上げられた白馬三山も次回山行の視野に入ったのではないでしょうか。
お疲れさまでした
s_fujiwaraさん、暑中お見舞い申し上げます。
コメントをいただきありがとうございました。
ちょっとツキがなかったですね 前後が晴れ とは・・・・。
負け惜しみみたいですが、重いザックを担いであのまま雨の中を
進まなくてよかったです。翌日、白馬大池にも行けましたしね
あらためてあの山域は超人気だと思い知りました。
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