大平山

2024年06月16日(日) [日帰り]

• GPS: 07:20
• 距離: 3.2km
• 登り: 273m
• 下り: 272m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:25
• 休憩: 0:56
• 合計: 7:21

距離 3.2km 登り 273m 下り 272m

8:48 スタート地点
10:50 11:21 大平山
12:30 12:50 大平山
13:52 13:57 大平山
16:09 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

6/16 8:46

長野県道112号大前須坂線の第4号カーブの表示から20mほど群馬側に行ったところにピンテのついた入口があります。

6/16 8:47

付近はネマガリダケ採りの人たちで大賑わいです。私は純粋に登山です🫡

6/16 8:49

宮坂さんの本にも書いてありましたが、このルートには下道があります。ただこれは登山のためのものではなくネマガリダケ採りの人たちの下道と思われます。

6/16 8:53

首が出たので左を向くと御飯岳。

6/16 8:53

毛無山と破風岳。

6/16 8:54

正面にジャンクションピークのコメツガの大木。左手に信州山岳ガイドで樺平と呼ばれているダケカンバの若木林。この辺りは胸辺りの高さの藪漕ぎ。

6/16 8:56

コメツガの大木の下を通過。少し左に折れて進みます。ここまでは明確な下道があり迷うことはありません。

6/16 9:01

見える範囲にピンテがたくさんついています。ネマガリダケ採りの人がつけたものと思われます。

6/16 9:06

ピンテだらけ。この辺りからYAMAPの一時停止⏸️解除を忘れていて軌跡が30分ほど取れていません。

6/16 9:33

この辺りでピンテがなくなります。多分この奥はほとんどネマガリダケ採りの人は行かないのでしょう。実はこの辺りまでは一度下見済みの場所。ここからは未知のコースです（怖）😨

6/16 9:35

これは熊の物だよね💦緊張感が走る。こんなネマガリダケがわんさか生えているところに熊がいるんですよ。こんなところで出会ったら人間は身動きが取れず逃げられません😇

6/16 9:41

尾根伝いに歩くとネマガリダケがないところがあり少しホッとします。ずっとこんな感じならいいんだけどね😅

6/16 9:41

自分が歩いている先の藪の中から何かが動く音がする。熊か🐻💦と思ったが足音が人間ぽい。怖いのでゆっくり進んでいくと今度はラジオの音がする。音の方に近づくとラジオを地面に置いて周りでネマガリダケ採りをしているようだ。少しホッ😮‍💨大平山まで行けますかと聞きたかったが会えなかった（笑）

6/16 10:17

正面に大平山（北峰1872m）、奥に国土地理院地図で大平山と表記されていて、YAMAPの山頂マークのある南峰（1824m）。

6/16 10:21

ここは頭が出る高さの藪だけど…

6/16 10:27

すぐにネマガリダケに埋もれる（笑）

6/16 10:33

帰りが登りって嫌だなあ🤢

6/16 10:36

お手頃なネマガリダケがたくさんありますが、採っている余裕はありません（涙）

6/16 10:42

雑木林の方が歩くのが楽ですね。

6/16 10:43

やはり出てきました。藪山の王様、石楠花。

6/16 10:45

北峰直前のガレ場に出た。多分ここが宮坂七郎さんが本の中で書いている笹のない小広場かな。

6/16 10:46

振り返って右から笠ヶ岳、神池山（通称「魔のすり鉢」（須坂警察署指定の遭難多発地域））、剣ヶ峰、箱ノ峰（三角点峰）

6/16 10:46

老ノ倉山、ジャンクションピーク。ジャンクションピークに先ほど通ってきたコメツガの大木の頭が見える。

6/16 10:46

ジャンクションピークの右に御飯岳。

6/16 10:46

毛無山、破風岳、乳山。浅間山は雲の中。

北峰に10時50分頃着いたが、ここで大ピンチ‼️北峰にある残雪期に見れる山名板を探していたら木に頭をぶつけてメガネが吹っ飛ぶ👓私は裸眼で0.1以下なのでメガネがないと全く動けない💦帰るにも帰れないかもしれない。遭難の2文字が頭を過ぎる中、30分ほど手探りで探してようやく発見。しかしフレームが壊れて右のレンズがなくなってしまっていた。ピンテで応急処置して左レンズだけで行動することに😫帰るか迷ったが、メガネも見つかったし、せっかくここまできたのでと南峰へ向かう（無謀😅）しかし片目だと遠近感がわからず転ぶ転ぶ。

6/16 11:21

北峰の上部辺り。メガネが吹っ飛んで気が動転していて北峰付近はあまり写真を撮っていないです😅

6/16 11:27

南峰に向かいます。メガネが吹っ飛んでしまったのでゴーグルを付けたが曇ってしまう。外して帽子の上につけていたら藪漕ぎの最中になくしてしまった😖

6/16 11:28

超急斜面にシカの糞🫎🦌

6/16 12:16

正面にようやく南峰が！林道湯沢線を通っているであろうオフロードバイクの音が聞こえます。

6/16 12:32

YAMAPの大平山の山頂マーク（南峰）にきました。ちょっとだけ平らになっていますが石楠花だらけです😅YAMAPの山頂マークの中心は厳密にはもう少し南側だが崖地になっていて木も高くて怖くて行けない😓 三角点はないのでここで山頂とします。

6/16 12:33

毛無山、毛無峠、破風岳。

6/16 12:35

根子岳方面。

6/16 12:36

石楠花の木の上に乗っています。腰を降ろす場所はありません。土は遥か下↓

6/16 12:36

下りてきた稜線。左は北峰。

6/16 12:38

南側の破風岳が見える方向にピンテつけてみました。ピンテ付けるにも一苦労😮‍💨

6/16 12:41

腰を降ろせる場所まで移動して冷たいお茶をガブ飲み。座ると何も見えません🤣

6/16 12:43

枯木に登って背伸びして撮った写真。北側。奥に高社山、その手前は三沢山かな？

6/16 12:43

東側。左にちょこんと老ノ倉山、ジャンクションピークを挟んで御飯岳。

6/16 12:44

枯木にもピンテつけました。高い位置につけたので残雪期なら見れるかな？

6/16 13:02

急ぎ戻ります。気分的に昼飯を食べている余裕がありません😅振り返って南峰。

6/16 13:09

イワカガミ。花はほとんどありませんでした。

6/16 13:38

珍しく大きな岩。

6/16 13:44

どうやって通過しろ言うねん。

6/16 13:50

石楠花地獄。

6/16 13:55

往路で付けた北峰付近のピンテ発見！

6/16 14:03

北峰のガレ場に戻ってきました。ジャンクションピークがまだまだ遠い😓距離はたいしたことないのに全然進みません。

6/16 14:04

毛無峠の奥に浅間山。

6/16 14:12

ここの尾根は灌木地獄なのでトラバース。

6/16 14:36

ガスってきたんですけど💧

6/16 14:44

笹藪漕ぎ。

6/16 14:53

竹藪漕ぎ。

6/16 14:55

これは自分がつけたやつ。結構ピンテ付けてきたのに見つけたのは結局これだけだった。前も上も見えない藪漕ぎではいかに同じルートで歩けないかを思い知らされました。何度も道迷いをして、GPSがなければ間違いなく遭難していました。

6/16 15:27

人工物が出てくると少し安心😮‍💨捨てちゃいけないけどね。

6/16 15:36

樺平は白樺、岳樺が群生しています。

6/16 15:43

これは私が付けたものではありませんが、ピンテを見ると安心します。

6/16 15:52

竹藪漕ぎ。

6/16 16:03

コメツガの大木に戻ってこれました🌲ありがとうコメツガ君😭

6/16 16:06

下道あると楽チンです。出口までもう少し、なんとか生きて帰ってこれました😝

6/16 16:15

さすがにもうネマガリダケ採りの人はいませんでした。

6/16 16:18

藪漕ぎの洗礼で壊れたメガネ👓フレームが壊れて右のレンズがなくなり、ピンテで応急処置。左のレンズだけでもあって良かったよ、ホント😅💦

6/8 9:16

毛無峠付近から見た大平山（左）。右は老ノ倉山。

6/13 8:18

長野県道112号大前須坂線の北信五岳展望台付近から見た大平山（右、北峰）、南峰は北峰の後ろにあって見えない。

明治初期の牧村絵図。真ん中に大平山。字福井山付近から赤い線が登っているが山頂まではない。
明治初期に作成された『長野懸町村誌』には大平山（おおでいらやま）について以下のように記されているそうです（新・高井野風土記より転載）
高さ凡584丈、周囲1里4町、未だ実測を経ず。本村中央より辰の五分にあり。東西南北、本村に属す。山脈、東は本村御飯ヶ嶽に綿亙し、西は本村上福井に接し、南は本村樋澤川に峙ち。北は本村柞澤川に峙つ。草野多し。

9/23 10:33

紫子萩山の上に大平山。手前が紫子萩山～奈良山の稜線。その上は老ノ倉山～大平山の稜線。普段はさらにその奥に御飯岳が見えるので大平山ははっきり見えないが、この日は御飯岳が雲に隠れていて老ノ倉山～大平山の稜線がはっきり見えている（小布施町大豊橋より）。

小布施町の上松川橋より
大平山（赤矢印）、紫子萩山（青矢印）老ノ倉山（緑矢印）

撮影機器：

iPhone SE (2nd generation) Apple

感想

takap728

信州山岳ガイドでは「今までかってない秘峰中の秘峰、奥深い山頂へは辿ることが難しい無雪期」と紹介されている高山村にある大平山（おおだいらさん）

同ガイドには5月初旬の残雪期に老ノ倉山側から北峰への登頂記録が2つあるだけ(ルートや時間の記録はなし)。藪山の達人2人は林道湯沢線横の山の家の尾根伝いで南峰に登っていますがこれも2,3月の冬山。ヤマレコでは1人が2月に山の家側から南峰手前まで登っています。宮坂七郎さんは無雪期に老ノ倉山側からチャレンジしているものの山頂を特定できなかったとして登頂したことにしていません（往復2時間となっていてどう考えても南峰の山頂までは無理。記録を見ると行かれたのはおそらく北峰手前までと思われます）※後日、ネットでもう一人、残雪期に北峰に登っている人発見。

そんな大平山の無雪期登山に無謀にもチャレンジしてきました😆🗻💪正直、遭難しなくてよかったです😅しばらく藪漕ぎはいいかな（笑）