中川川水系 東沢 ヤビキ沢

過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
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コース状況/ 危険箇所等 |
kamogの遡行記録↓ http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-318255.html |
ファイル |
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6951.xls
計画書
(更新時刻:2013/07/18 13:55) |
写真
感想
hitomimiです。
本日はL学沢実技!
沢は3回目(4回目と思ってたら違いました)
今回の場所はkamogさん曰くマイナーらしいヤビキ沢。
全行程の3分の1が水が流れていて、3分の1は詰め、残りは下山。
はじめてのナメ体験!2つもナメがあった!!
すごい綺麗!!
水冷たい!!
kamogさん曰く湧水だそう。
水場が終わったと思ったら、アルパインルートに様変わり。クライミングあり、全てが浮き石で落石しまくりの詰めでした。大きいのから小さいのまでほぼ浮き石。
特に自分は先頭の班だったので多少間をあけて進んでいるとはいえ、ふわふわ浮いている石がたくさんで傾斜がある道でふっと後ろを振り返った時には他多数の受講生がいる。みんな登るのに必死で下を見ている。絶対落石させられない、と怖かったです。
めちゃ確認してなんとか危険な落石はさせずに進むことができた。
途中ロープを2回出した&約20名弱の人数だったため、かなりの遡行時間となる。
ロープにフリクションノットをかけて各自登る。自分はタイブロックを持ってたのでそれであがる。見ていてフリクションノットはクライミングに慣れてる方ならまだしも、初心者には大変そうな感じでした。
読図については、だいたいの山で意識して地形図と地形を見比べているおかげか、ほぼ場所を間違えなくなった。
でも、沢の歩きはまだまだ大きな石のアップダウンについていけず慣れなくて遅い。
さらに下山でローカットの登山靴のつま先が当たって痛い。そのため地形はほとんど見れず。。。換えるかな。
学んだこと
・事前の打ち合わせ(標高、コンパスで確認する場所)
・コミュニケーションのためとにかく声を出すこと(これは普段無口に加え、山でもあんまりしゃべらないのでなかなか慣れずにできてなかったかも)
・落石はさせない
・分岐では沢の方向と合わせて尾根の方向も見る
・滝を見つけたら遠くから巻き道探す。近くで見て登るか巻くか判断。
・下りで進む尾根の方向確認するときは沢の方角を確認する
などなど。
次は泊まりの沢。
沢に泊まるってどんな感じなんだろう。未知です。
ひとみ
L学 沢講習
行先は「ヤビキ沢」。
・事前の机上講習:
初級者に与えられた課題は地形図上の「言語」をチーム内であわせておくことと声を出して確認をし合うこと。
地図読みを行う際、標高や目印の呼び方が統一されていないと意識合わせに無駄な時間がかかってしまい、意識が合わないまま行動をつづけるとトラブルの原因となる。
事前準備を「チーム」で行っておくこと。沢にかぎらず大事なこと。
経験も知識も技術も体力もそれぞれではあるが、最低限レベル合わせできることはちゃんとしておく。そんなに難しいはずではないけれど、意外とやっていないことが多い。
・本番
Kamog先生曰く「癒し系」の沢。どんなところだろう、と楽しみにしていた。
前半はまちがいなく癒し系、ゆっくり遡行していただいたこともあり、初心者でも楽しめるやさしい沢。
ところが水がなくなってからの詰めはガラガラの岩場を登るクライミング要素のある急な登り。
沢登はやはり「道なき道」をいくアドベンチャー。予想以上にエキサイティングな詰めがたのしい沢登となりました。
西丹沢自然教室から檜洞丸へ向かう登山道を40分ほどあるきゴーラ沢へ到着。
ここから登山道をはずれ、沢に入渓。
D班はすこし遅れて出発、エンテイを巻く際道をまちがえていきなり懸垂下降でもどるハプニング。前日懸垂を練習していていてよかった。人についていくのではなくちゃんと自分でルーファイしないといけないなあ、と反省するとともに
ロープのありがたさを実感し、気を取り直して再度出発。
しばらくごろごろの岩がつづくゴーロが続く。
足を濡らすことはほとんどなく、いたすら河原を歩くイメージ。
ゴーラ沢・ヤビキ沢の出会いを過ぎ、若干飽きてきたころ、ナメ滝が登場。美しい。今回沢のぼりが2回目、というNさんも笑顔。
ここから水の流れの中を歩く「沢登り」の言葉とイメージが一致するような遡行がはじまる。
その後2つのナメが続く、それぞれ小さいけれど美しい。
とても癒される。
ナメの後は再びゴーロ、途中で湧水を発見。ありがたくいただく。
冷たくてとてもおいしい。「何年前の水が湧き出てきているのかなあ。、、」と静かにつぶやく先生の言葉が印象的。
湧水でのどを潤し10分ほど歩くと三俣2段の10M滝。
ここでいったん集合。おくれてきたD班を皆が待っていてくれた。どうもすみません。
休憩しながらKamog先生より地形の味方についてお話をうかがう。
3つの沢のうち一つは大きく崩壊している。
こういう場所は山自体がくずれてしまているので、詰めることはできない可能性が高い。とのこと。
また、沢がながれてくる方向により崖がえぐれる箇所が変わるので、流れをイメージしながら登る場所、あるく場所を考えるとよいとのこと。
その後、滝を観察し登れるかどうか判断するよう指示。
ホールド、岩の質、水流、自分の力量、あらゆる面から総合判断、これは無理。
全班巻くことに決定。
ちなみにわれわれD班のCLのK先生はベテランのクライマー。岩登りをはじめたころ、よく沢についれていかれ、滝を登るときにルートをイメージする練習をさせられた、とのこと。
登る目的はいろいろあるけれど、どこからのぼるのが簡単か、どうつないでいくのがよさそうか、をその後の滝でも一緒にイメージしていただき、とても参考になった。
巻いたのち、再び滝登場。(約8M)ここはホールドがたくさんあり、問題なし。登る。
ロープを輪にして肩がらみで確保。登る人はクローブヒッチで自己確保。ロープをぐるぐる回して順番に上る。ロープを引き上げたりおろしたりする必要もなく効率的。「メリーゴラウンド」とよばれていた。
その後の3M,4Mの滝、問題なくクリア。でも、岩がもろくなってきたな、、と感じる。
次の水が冷たくなってきたな、と思ったら次の集合ポイント。水量が一気に減り、水がわきでているポイントに到着。ここでまたおいしく水をいただく。
癒しは涸れ滝までの水がある場所まで。
そこから先は「三つ峠へむけての洗礼か???」と思うようなクライミング要素のあるガレガレの詰め。
岩がもろく落石多発。
通常以上に慎重にホールドを確かめながら登る。
はがれる、崩れる、抜ける、いろいろな岩があった。
事前に沢は岩場のクライミングとは違うからね、という話をうかがったが、これを言葉を実感する登りだった。
ちなみにこんなところでもK先生は忍者のように静かにするする岩をのぼっていた。体の使い方、動き、すべてがなめらかで美しい意動き。
無駄な力を一切つかっていないことが見て取れた。う〜んすごい、ひたすら尊敬。
結構危ないのぼりであったが、けがもなく無事に稜線に到着。
ついた先はシカよけの柵のある癒し系の登山道でした。
癒されたのは束の間、下りは登山道ではなくバリエーション。時間が押していたので地図読みはポイントだけとし、足早に下山。
尾根と沢は常にセット。尾根の方向だけでなく沢の方向見て地形全体を地図と合わせるというアドバイスをいただいた。
19名という大所帯、沢がはじめて、という方も多く講師の方々はとても大変だったとおもいます。
ほんとうにありがとうございました。
8月は泊まりの沢。とても楽しみです!!
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