南アルプス 黒桂河内川遡行



- GPS
- 24:39
- 距離
- 32.8km
- 登り
- 3,320m
- 下り
- 3,300m
コースタイム
- 山行
- 10:55
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 10:55
天候 | 1日目:曇り時々小雨 2日目:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
前日夜:
都内で集合し、黒桂河内川近辺まで移動。
1日目:曇り一時小雨
朝、ゴール地点に車回収用の自転車を置いて、スタート地点に向かった。当初の予定では林道が取水堤まで伸びているため、2時間ほど林道歩きを行った後に取水堤から入渓する予定だったが、歩いて30分ほどしたところで林道が完全に崩壊しており、前に進めなくなる事態に遭遇した。よもや撤退か?と頭をよぎったが、リーダーとサブリーダーのルーファイで一旦林道を引き返し、川の分岐点にて入渓し林道崩壊地点を通過後に、再度林道に復帰することにより、予定していた時間より2時間ほど遅れて取水堤に到着した。この時、数少ない記録では林道を歩いて取水堤に行っていたが、自分たちはゴルジュ帯を歩くことができた。ゴルジュ帯は景観も良く楽しんで歩くことができたので、時間がある場合は歩くのをおすすめする。取水堤には階段が設置されているので、それを使用して通過し、1日目の本格的な遡行を開始した。
沢は水が綺麗で青々しく、木々は初夏の新緑、両岸は切り立っており、遡行中の私たちの目を楽しませてくれた。しかし、前日等に雨はそんなに降っていないのは確認していたが、水量が多い様だ。滝の水量も多かったため、リーダーの判断の元、滝等は直登は選ばず、巻ける箇所は巻いて進む判断をして進んでいった。
取水堤から2時間ほど歩くと、三ツ釜、五ツ釜の連続した釜が続く箇所に差し掛かった。ここは小さく巻いたりして滝の直登は避けていたが、1日目のハイライトとして滝を一つ直登することになった。ここでのリードはもちろんリーダーが登ることになり、空身になったので、合わせて荷上げ練習も行った。リーダーが慎重にプロテクションを決めながら登り、その後に自分が挑戦。その後に全員分の荷上げを行った後、後続2名も無事登攀を完了して1日目のハイライトが終了した。
三ツ釜、五ツ釜を通過後は特に難所もなく、ゆっくりと景観を楽しみながら遡行し、17:00頃に1日目の幕営地となる二ノ右俣付近に到着し、丁度良い幕営地を見つけゆっくりと1日目の疲れを癒すことになった。
2日目:晴れ
2日目は今回の遡行の本番となり、行動時間も長いことから5:00には出発したいと前日話していたため、3:00に起床し、朝食を食べた後、幕営地を片付けて5:00に出発することができた。
二ノ右俣の遡行を開始すると、小滝が現れたが、行動時間が長いこともあり、基本的には滝の直登はせず巻き中心に遡行を行った。遡行開始後1時間もすると、右岸50m滝・左岸40m滝が現れた。ここは右岸を高巻きし、大滝をかわして遡行を続行した。その後に出てきたのは急登と小滝の連続だった。ここでは滑落の心配もないため、各々が歩きやすい所をルーファイし、小滝を直登したり、巻いたりしながら詰めていった。詰めの最後に、私たちを労うかのように、クッキリと富士山が姿を現して今回の遡行の最後を飾ってくれた。
最後は、谷を進むとガレ場になっており、落石の危険が大きかった為、途中から尾根にあがり12:00頃に登山道に出た。その後は、伝付峠から東京電力管理小屋のある作業道で下山を行い、新倉ゴール地点に18:30頃に到着した。
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