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Yamareco

記録ID: 705135
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
東海

中尾高原口〜笠ヶ岳・抜戸岳・弓折岳 周回

2015年08月23日(日) 〜 2015年08月24日(月)
 - 拍手
GPS
32:40
距離
27.5km
登り
2,469m
下り
2,464m

コースタイム

1日目
山行
7:30
休憩
0:50
合計
8:20
5:20
50
中尾高原口スタート
6:10
6:10
40
最初のクリヤ谷越え
6:50
7:00
130
錫杖沢出合い
9:10
9:20
80
最後の水場?
10:40
10:50
100
クリヤノ頭・雷鳥岩?
12:30
12:40
40
2775m 稜線に出る
13:20
13:30
10
笠ヶ岳山頂
13:40
笠ヶ岳山荘
2日目
山行
7:30
休憩
1:10
合計
8:40
5:20
80
笠ヶ岳山荘発
6:40
6:40
20
笠新道との分岐
7:00
7:20
30
抜戸岳山頂
7:50
7:50
60
秩父平下り地点2741m
8:50
8:50
30
大ノマ乗越
9:20
9:30
10
弓折岳山頂
9:40
9:40
40
弓折乗越
10:20
10:40
60
鏡平
11:40
11:50
30
秩父沢
12:20
12:20
10
小池新道分岐
12:30
12:40
40
ワサビ平
13:20
13:20
40
新穂高林道ゲート
14:00
中尾高原口ゴール
 3:20 自宅 穂高有明出発 (2時間弱で中尾高原口)
16:00 自宅 着
天候 曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
新穂高 中尾高原口 無料駐車場
コース状況/
危険箇所等
クリヤ谷 今回は水量も少なく無事通過
滑る岩、ササが道をふさぐ部分もあり要注意
その他周辺情報 温泉沢山ある
横尾高原口駐車場
横尾高原口駐車場
槍見旅館前の登山口
槍見旅館前の登山口
クリヤ谷
ここを通り錫杖岳を目指す人も」
クリヤ谷
ここを通り錫杖岳を目指す人も」
4,5回沢を渡る
今回は水量が少なかった
2
4,5回沢を渡る
今回は水量が少なかった
奇岩が現れる
蜂の巣岩
奇岩が現れる
蜂の巣岩
クリヤノ頭
クリヤノ頭を過ぎると笠ヶ岳が目の前に
2
クリヤノ頭を過ぎると笠ヶ岳が目の前に
笠ヶ岳への登り
山頂が間近になる
1
山頂が間近になる
笠ヶ岳山頂
今日歩いてきた稜線
2
今日歩いてきた稜線
笠ヶ岳山荘
雲間から槍
雲間から槍の先
穂高の峰々
山荘前の花と
朝日 穂高
笠ヶ岳のキャンプ場から
6
笠ヶ岳のキャンプ場から
雲が沸き上がる
笠ヶ岳山頂とキャンプ場
3
笠ヶ岳山頂とキャンプ場
ブロッケン
黒部五郎岳と薬師岳
1
黒部五郎岳と薬師岳
笠ヶ岳を振り返る
2
笠ヶ岳を振り返る
焼岳・乗鞍岳・御嶽山
火山が並ぶ
1
焼岳・乗鞍岳・御嶽山
火山が並ぶ
抜戸岳の山頂と槍・穂高
抜戸岳の山頂と槍・穂高
抜戸岳山頂と笠ヶ岳
3
抜戸岳山頂と笠ヶ岳
抜戸岳山頂から槍・穂高
抜戸岳山頂から槍・穂高
抜戸岳から笠ヶ岳
4
抜戸岳から笠ヶ岳
抜戸岳から大キレット
1
抜戸岳から大キレット
秩父岩と穂高の峰々
1
秩父岩と穂高の峰々
秩父平から
弓折岳方面
トリカブト
弓折岳山頂
弓折岳山頂
ミヤマリンドウ
オヤマソバ
弓折乗越
ウスユキソウ
野イチゴ
シシウドと鏡平
オオカサモチ
アサギマダラがワサビ平に大量出現
1
アサギマダラがワサビ平に大量出現
車道を歩き横尾高原口駐車場へ戻る
車道を歩き横尾高原口駐車場へ戻る

感想

2015(平成27年)8月23日(日)〜24日(月)
○クリヤ谷経由の笠ヶ岳山行
○雲間からの槍・穂高の絶景
○ブロッケンの一瞬
○お花畑
4点が主なめあて、感動であった。

新穂高・中尾高原口よりクリヤ谷経由で笠ヶ岳を目指す。
笠ヶ岳山荘に泊まり、抜戸岳・弓折岳を登り新穂高、中尾高原口まで徒歩
で ぐるっと笠ヶ岳周回。

<1日目>
駐車場にはすでに数台の車。
薄暗い中、槍見温泉へ向かう。
槍見温泉の前で登山届を出し、登山道に入る。
薄暗く、じめじめした登山道をひたすら上る。沢の音が常に響き、最初のクリヤ谷を渡る場所に出る。
今回ここが私にとっては最難関だった。滑りそうな石から石へ飛び移る。
渡れそうだったので飛んだのだが、ぼちゃぼちゃと水の中を歩けば問題はない水量ではあった。
これ以上に水量があれば危険個所だろう。
後は3回渡るところがあったが、問題なく渡ることができた。
錫杖岳への登山者の方がいて、錫杖沢方面へ入って行った。かなり難しいルートと思われる。
笠ヶ岳へも、濡れた笹に覆われた細い登山道は急登で滑る岩も露出し、注意力が必要で、かなりの体力を必要とした。
そんな時、水場と野イチゴ、ブルーベリーもどきが口の中を刺激し、力を出させてくれた。酸っぱく、ちょっと苦みもある。殊に野イチゴの巨大さにびっくりでもあった。
沢が多いので水場はたくさんあるのだが、いわゆる最後の水場と言われるのが、どこなのか明確でなかった。
標識がなく、地図を頼りにおよその位置を確認しながらの山行になる。
したがってクリヤノ頭、雷鳥岩もこれだろうと思い記録したところがある。
私の思う、クリヤノ頭、雷鳥岩を過ぎると雲間から笠ヶ岳の大きな山容がうかがい知ることができた。遠くとも山頂が見えてくると元気も出る。
大きな滑る岩を慎重に進み、笠ヶ岳本峰への稜線にたどり着く、目の前にはさらに大きな岩が折り重なるように迫ってくる。
そんな中、慎重に登り思っていたより早く山頂到着。
雲がかかり展望はほとんどなかったが、今日歩んで来た稜線は振り返ることができた。長く険しい登りであった。
石の敷き詰められた山頂には祠もあり、今日の山行のお礼をしてきた。
今日は山頂直下にある笠ヶ岳山荘へ泊まる。
山荘に入り一休みした後、真上に青空が広がり始めた。
そうこうしているうちに、槍・穂高が雲の合間にその姿を現したのだ。
動く雲の中からごつごつした槍・穂高の素晴らしい姿が顔を出す。
感激のひと時だ。小屋の中から外に出てカメラを構え歓声を上げる人までいた。供えられた望遠鏡からは槍に登る人まで見える。
28年前の笠ヶ岳も夕刻に槍・穂高が見渡せた記憶がよみがえってきた。
長野県側からは逆方向に槍・穂高が並ぶ。どちらから見ても槍・穂高は見応えのある山容に違いない。今回も逆転ホームランの形で絶景を楽しむことができ、山行の喜びを得ることができた。

<2日目>
ガスが取り巻き、視界がない。
それでも真上にはうっすらと青味のかかった空が。
出発すると雲がさっと引き青空が広がり、槍・穂高の山容が見え始めたのだ。
さらに雲には朝日が差しオレンジ色に輝く。オレンジ色の雲の中に槍・穂高が浮かぶ。幻想的な光景が次々と起こる。光が差し込む山肌。湧き上がる雲に躍動感、力強さが増す槍・穂高の峰々。
そして一瞬ではあったが、ブロッケン現象。
光の指す角度、雲のカーテンが整ったのだ。しかしそれはあっという間であった。笠ヶ岳の雲は完全にとれ、青空の中に笠ヶ岳がくっきりと現れ始めた。
また、焼岳・乗鞍岳・御嶽山と火山が3山並ぶ。
この8月の初旬に登った薬師岳・黒部五郎岳も肩を並べて堂々としている。
とくに抜戸岳山頂からは、360度の展望を楽しむことができた。
槍・穂高のシルエット。湧く立つ雲の躍動感。しばし景色に見とれる場であった。
ここは山道から少し外れていることもあり静かなところだと感じた。
朝の清々しい稜線を歩き弓折岳を目指す。
まずは秩父平、ここのすばらしさは秩父岩の荒々しさとお花畑だった。
千畳敷カールに似たところもあるが、背景に槍・穂高が見渡せるところがひと味違うところか。
雪渓もあり、さまざまな花に彩られていた。絶景の場所に入れたい。
弓折岳はそれにしても遠く感じられた。登り下りを繰り返し、ようやく辿り着く。山頂は湿原、雪渓、お花畑が広がる広場になっていた。ちょこんとその広場から飛び出た山頂は目立たない。通り過ぎてしまう人もいる。
ここから下ったところが、弓折乗越。
ここから先は、ただただ下るのみ。
鏡平で牛丼900円とコーラの炭酸で力をつけ足元に気を付け下った。
新穂高到着からは、無料駐車場を通り、車道を出発点へと向かった。
スノーシェイドの中は暗く、車にちょっと危険を感じ進んだ。グリーンベルトがあるので、時に歩く人もいるのだろう。
とうとう中尾高原口駐車場に到着。周回コースの完成。

ハードな行程ではあったが、横尾高原口からの笠ヶ岳が達成できたこと。
様々な絶景に出会えたこと。
素晴らしい2日間となりました。

ふるちゃん







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