初めての伊吹山で足攣った


- GPS
- --:--
- 距離
- 8.4km
- 登り
- 1,161m
- 下り
- 1,157m
コースタイム
- 山行
- 6:40
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 6:50
天候 | 雨のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
普段は小さいバスだが、登山者が多かったので大型のバスに急遽変更してくれた。 帰りは、ぎりぎりバスに間に合わず、タクシーを頼もうとしたが、待ち人数の割に台数が少ないためかなりの待ち時間となるらしく、次のバスを待った。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
1合目までは噂通りの泥んこ道。帰りは特にひどくなっていた。 避難小屋から上は急登。頂上台地はガスや吹雪の時は方向が判らなくなる可能性あり。特に下山時に台地からの下降地点が分かりにくいと思われる。 |
写真
感想
関西在住で20年以上山歩きをしているが、なぜか伊吹山には一度も登ったことがなかったので、初挑戦しました。
大阪駅7:15発の新快速で米原まで行き、接続している大垣行普通電車で近江長岡へ。名古屋方面からの電車も到着し、小さいバスでは乗り切れないため、運転手さんは急遽バスを大型に変更して出発。登山口までで降車。
バスを降りるとまだ雨。天気は回復傾向なので、そのうち止むことを期待して装備を整えた。バス停の横の階段を上がると公衆便所があり、そこでも準備している人が多数。正面には三之宮神社。その右手に、登山届のポストと入山協力金箱があったので、登山届と協力金300円をそれぞれに入れた。
登山道は、まだ朝なのでコーヒー色のシャーベットの感じ。九十九折の道をぼちぼち登って、徐々にコーヒーが薄くなってくると、一合目の伊吹高原荘。ちょっと上に公衆便所があるので、そこに立ち寄ることにする。きれいなトイレだ。
ここからは完全に雪の上を歩く。傾斜がちょっと増したり、緩やかになったりしながら歩を進める。まだガスっていて全く展望がない。が、ちょっと先は見えており、六合目の避難小屋は見えている。上の方は天気が悪い(風が強かったり、ガスで全然見えなかったり)と言って、下山してくる人もちらほら。もちろん登る人の数も多い。相方のペースがかなり落ちてきたが、とりあえずは避難小屋まで頑張ろう。
避難小屋の周りには多くの人がいた。休憩している人や、ここまでの人や、この周辺で雪訓している人など、さすが冬の伊吹山、関西での人気スポットです。
相方は調子が悪いらしく、冬伊吹の経験もあるため、今日はこの周辺で遊んでいるから、私には登ってきなさい、と言う。仰せに従って、一人で頂上往復してくることとする。上方にかかっているガスも、先ほどに比べたら、ちょっと薄くなってきてるようだ。
ここからは斜度が増し、トレース通りに行くには、短足の私にはすごい段差をよっこらしょと登っていかねばならない。が、マイペースので登れるので、意外と楽に登れる。直登と聞いていたが、ちょっと左寄りにトレースがついている。確かに、右の方は、シリセードなどで下りてくる人がいるのでちょっと危ない。
左寄りのトレースは、灌木がまばらに生えているところを通ったあと、右上方にトラバース気味だなぁ、とトレースを見ながら登っていると、灌木帯に入ってちょっとのところで左足の内腿が攣った! 何とか歩けるので、右足で段差を一歩一歩登って頑張ってみる。が、この右足も内腿が攣った!! 両足の内腿が痛くて歩けない。この急斜面で超ヤバい。何とかトレースの左側にザックを降ろせるスペースを掘って、即座にザックから芍薬甘草湯を出して経口投与。そういえば、汗をかいている割には、あまり水を飲んでなかったかもしれない。急斜面で注意しながら内腿のストレッチをして、痛みが和らいできたので、再度登り始める。トラバースしているうちに痛みは消えた。さすが、即効性の漢方薬。とはいえ、下りもあるので、無理な負荷をかけないように一歩一歩慎重に歩く。
急斜面が緩くなったら、頂上台地に飛び出た。風が強くて、カメラを出す気にもならない。ガスは濃くはないものの、とりあえずトレースを頼りに、平らな雪上を頂上へ向かう。予想よりも頂上の小屋まで距離があるように思った。エビの尻尾で覆われた小屋の風下側でちょっと休憩した後、頂上の写真を撮りに行く。このころになると、ガスの合間に青空も見えるようになってきた。標識はエビの尻尾で固められている。日本武尊さんがいるはずなのだがわからない。エビの尻尾で覆いつくされているのかも。展望は皆無ではなく、ぼんやりと北尾根方面が見えた気がする。
頂上台地は強風なので長居は無用。足の痙攣の再発の心配や六合目で相方が待っているので、とっとと下山することにする。が、下りは超苦手。とにかく無理しないように、一歩一歩丁寧に下る。青空が随分と広がってきて、下界も見えるようになってきた。六合目の相方は、それなりに楽しんでいたようで一安心。
薄日が差して、緩んで歩きにくくなった雪上を下っていく。一合目からは雪があまりなく泥んこ道になるようなので、伊吹高原荘前でアイゼンを外す。ここから下は、本当に泥んこでうんざりするくらい。内腿に気使いながら泥道を降りて、ようやく登山口に到着。三之宮神社の前の水路には、靴洗い用にブラシが複数本おいてあり、非常にありがたい。泥を落としてバス停に行くと、バスが出たばかり。泥落としをしなければ間に合っていたかも。
タクシー待ちの人が多数いたので、次のバスまで待つことにする。バス停の上の公衆便所前のベンチで荷物整理をする。バス停の周辺に売店がないのが残念でした。バス停付近からは真っ白な伊吹山が青空をバックにはっきりくっきり見えてました。次は、天気の良いときに来たいものです。
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