雨飾山
- GPS
- 07:47
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 984m
- 下り
- 989m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 温泉は道の駅が混んでいたのでサンテイン小谷へ。空いてました。 |
写真
感想
今年初めての娘参加の山行は、数年越しの課題だった雨飾山。下調べすると、頂上まで4時間とも2時間半ともあり、われわれのペースで暗くなるまで帰れるのか不安があった。先週、大型の台風が行き過ぎて昨日は快晴となっていたが、今日は下り坂の模様。
3時に目が覚め、そんなことをネットで調べているうちに、起床の4時となった。水、湯の用意をして外に出ると、T先生とCさんが時間通り来ていた。5時にはリーダーたちも到着。Aさんにおおきな卵焼きをいただいたので、冷蔵庫に入れに相方が家に戻った。
朝の道は空いており、朝焼けのアルプスを見ながら、国道を順調に北上した。白馬連峰は本当に素晴らしく、朝日に輝いていた。谷あいに雨飾山が見えた。頂上付近は雲があるが、好天を期待できそうだ。その名に冠している、雨がお似合いの山のようだから、貴重な晴れの日になりそうだ。
登山口の駐車場はだいぶ混んでいたの、少し戻って路肩駐車。リーダー曰く「こんな混んだ雨飾山は初めてだ」と。百名山の人気だろうか。少しだけれど、山ガールのいでたちの人も。
最初は軽い下りで、沢沿いの木道を歩く。柳やブナの巨木が出迎える。幹は1mもあろうかという木々が山を埋めている。道々に「1/11」「2/11」と道程を示す札が置いてあり、2/11からは登りとなった。ブナ平といわれる広場に近づくと、太い白樺が姿を見せる。なかなか他で見られない立派な白樺達だ。ブナ平でしばし休憩した。
粘土質のぬかるんだ道を、足下に気をつけながら歩く。巨木の根がなければ、ハシゴや岩ごろになっていそうな急坂を、根に感謝しながら登る。ブナの葉からこぼれる木漏れ日が気持ちいい。急に視界が開けて、荒菅沢への下りが始まる。初めて、山頂の笹平から頂上岩峰への稜線が見える。
しばらく下ると、結構沢水の多い荒菅沢を横切る。団体さんが休憩している。橋はないので、川の中の飛び石を渡って対岸へ。ガイドには、ここからは、さらに急な登りとあった。木々が低くなってきて、再び視界が開けると、後方に金山の稜線越しに、ニョキッと焼山が顔を出していた。
階段が出現し、ロープや岩登りがあるが、慎重にいけば難しくない。ここを登りきると、今までの急な岩壁の景色から一転、穏やかに一面に笹が広がる笹平となった。なだらかな曲線を描いて山頂まで、笹を分ける道が続いている。あと少しだ。
笹平からは、糸魚川や日本海が見下ろせた。黄色く色づいた田んぼの緑がモザイクを作っていた。
山頂手前の急な登り、荒菅沢の上部になると、不思議な地層の岩盤が見え、少し登ると笹平の中に池も見えた。頂上の脇に遠く、槍・穂高が見えた。
間もなく、山頂に到着。一気に展望が開けた。白馬からの後立山連峰、槍までずっと山並みが見えた。しかし、恒例の連続記念写真を撮った後、間もなく展望は雲に隠されていった。かなり、ラッキーな到着だった。10分ほど遅れていたら見えなくなってしまったのだから。
これまた、恒例のラーメンが始まる。結構な登り、コンロと鍋を担いでくるリーダーに感謝。ビデオをとりながにぎやかにしゃべる埼玉県人が隣合わせとなった。下山も一緒だったので、同行の若者が松本で、登山仲間を募集中と知る。
Aさんが体調不良で笹平に残ってしまったが、Aさんの卵焼きはしっかり山頂でいただいた。出汁が効いていてとてもおいしい。そのほか、漬物や相方のパンプキンケーキともりだくさんのおかずもいつも通りだった。重いのにみんなよく持ってくるなと周りを見たら、別のおばさんグループもおかずのタッパーを回して分け合っていた。
山頂には小さな祠が有って、おさい銭はなぜかちょっと離れた募金箱に入れるようになっていた。なかなかよい方式だ。登山道の整備にアサヒビールがここでもお金を出してくれているようだが、少しは足しになったろうか。
下りは、Aさんのいる笹平で休んだ以外は、荒菅沢までテンポよく下った。確かに、急な下りだったが、つかまるところも有るし、高度感もないので快適な森林歩きだった。
荒菅沢で水を飲んでみる。カルキ臭さのないおいしい水だった。生水はみんな遠慮して飲まない。これだけの沢なのに、結構な水量だ。全員揃った記念写真を撮って、出発した。
少し登りとなるが、思ったより足に来ていてきつくなってきた。「○/11」の表示が恨めしい。再び下り始める。結構長く感じた。ふたたびブナ平で休憩し、後は一気に駐車場まで。
最初の平地の沢で、澄んだ水の中にイワナ?が泳いでいるのを見つけた。
管理棟の水道で靴を洗うことができたのはうれしかった。ちょっと雨がポツポツしだしていたが、濡れないくらいだった。
温泉はサンテイン小谷へ。ちょっと離れるためか、空いていて気持ちよかった。いつもながら、下山後の温泉は最高だ。
2台の車はここで分かれて、解散となった。我々5人の車は、白馬駅付近で工事の待ちがあったものの、あとは順調に流れて、思ったよりずっと早く帰宅できた。
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