記録ID: 711928
全員に公開
トレイルラン
富士・御坂
田子の浦-富士山剣ヶ峰-スバルライン五合目 (海抜0mから3776mへ)
2015年09月06日(日) [日帰り]


体力度
10
2〜3泊以上が適当
- GPS
- 14:00
- 距離
- 45.1km
- 登り
- 4,135m
- 下り
- 1,814m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 11:27
- 休憩
- 2:33
- 合計
- 14:00
距離 45.1km
登り 3,762m
下り 1,459m
6:11
39分
スタート地点
20:11
天候 | 晴れのち大雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
21:02 河口湖駅着 21:19 河口湖駅発 (富士急行大月行き) 22:16 大月駅着 22:24 大月駅発 (中央本線高尾行き) 23:00 高尾駅着 23:01 高尾駅発 (中央線東京行き) |
コース状況/ 危険箇所等 |
富士山には何度も登ってますが、富士宮口からだけ登ったことがなかったので、折角だから一度はやってみたいと思っていた田子の浦の海抜0mから3776mへの登山に挑戦。富士市が今年設定した「登山ルート3776」のコースに沿って登る計画を立てました。 富士市の推奨プランは3泊4日ですが、自分の走力でどの位のタイムで行けるのか色々調べるも、ルートは判るもののタイムは分からず。毎年8月開催の富士山頂往復マラニックの完走者のタイムから大体10時間前後で30km地点の5合目まで行けるだろうと踏んで、そこまで行ってしまえば2時間で剣ヶ峰まで登って、1時間で下山と計算していたのですが、大雨で予定が大幅に狂いました。 結果的に田子の浦から途中村山古道を使って8時間で6合目の宝永山荘に到達。ここで昼食の為に1時間休憩した後、合計11時間で海抜0mの田子の浦から剣ヶ峰に到達出来ました。晴れていれば多分10時間は切れたと思います。 今後同じことをやられる方の参考に自分の走力を書いておくと、フルマラソンのベストは3時間9分で、ハーフは1時間28分。富士山はスバルライン五合目から2時間、須走口五合目から2時間18分がベスト。下山は御殿場口新五合目へ55分がこれまでのベスト。 単独で夜走るのは嫌なので、前日は富士駅前のスーパーホテルに宿泊して、朝5時半にホテルを出て、ふじのくに田子の浦みなと公園へ。富士駅から公園へは走って30分と結構距離がありました。 公園内の起点の看板の下に備え付けの箱に「登山ルート3776」のガイドマップが入っていたので、印刷して来たものより大きくて見やすいので一部頂いて、これを見ながら進んだのですが、途中大淵林道の辺りで間違えて関係ない林道に入ってしまい、どうにか元のルートに復帰しようと彷徨っていたら村山道の標識に遭遇。 調べたら元のコースより、村山古道を登ったほうが悪路ではありますが、舗装路を行くより距離は短いので途中から村山古道にルート変更。村山古道は山と高原の地図では破線ルートですが、トレイルは明瞭でテープもあるのでルートを見失うことはなかったです。途中から倒木が多く、藪漕ぎとまではいかないですが、草が生い茂っていて朝露でタイツがずぶ濡れになりましたが、全く問題なく進めました。 樹林帯を抜けて6合目の宝永山荘に到着する頃には雨がかなり降って来ており横殴りの雨に。宝永山荘で休んでいたら上は暴風雨で8合目や9合目から引き返して来る人ばかり。山荘のおばさんと話していたら、その日と翌日は悪天候で宿泊客は全部キャンセルとのことで、天気も悪いから泊まって行けと言われました(笑)。 雨と風が強くて山頂まで行けるか怪しかったのですが、濡れた衣類を全部着替えて、ゴアテックスの上下と、防水手袋と靴下を履いて準備万端。暴風雨の中頑張って登って、6合目から2時間15分でなんとか山頂に到達。9合目以降は風があまりにも強くて岩の陰に隠れて突風を避けたりしながら登りました。この天候でも登っている人が数名だけでなく、9合目の万年雪荘へ向かってる30人位の団体もいました。 剣ヶ峰に着いたのは17時半と18:17の日没まであと1時間弱だったので誰もいないってか、山頂で他に人は一切見かけませんでした。剣ヶ峰の最後の登りでは風に吹っ飛ばされそうになって本当に怖くてやめようかと思ったのですが、手すりに掴まりながら登ってなんとか登頂。氷のような雨が顔にあたって滅茶苦茶痛かったです。お約束の田子の浦の海水と石を置いて、かじかむ手で写真を撮って半分だけお鉢巡りして下山開始。 山頂の山小屋は東京屋は中で人がTV観てるのが見えましたが、事前に調べた通り、東京屋も扇屋も営業は終了しているようでした。他にもエンジンが回ってる音が聞こえたので中に人はいたのでしょうが、営業している山頂の小屋はゼロでした。 最終バスはスバルライン五合目も御殿場口ももう時間的に間に合わないので、登山口から富士山駅か御殿場駅まで走るつもりだったのですが、吉田ルートか御殿場ルートで迷って、御殿場口は大砂走りで飛ばせば1時間以内に下山出来ますが、日が暮れて来て雨も酷い為、大砂走りでルートを見失う恐れがあったので(前に昼間でもルートを見失って須走のほうまで行ってしまったことがあったので)、何かの際には人も多く山小屋がある吉田ルートのほうが安全だろうと思い、吉田ルートを選択したのですが結果的にこれが間違い。豪雨とヘッドライトの明かりで岩場を下るのは想像以上に難しくかなり時間が掛かってしまい、普段なら1時間半で下りられるところを2時間半も掛かってしまい、御殿場ルートで大砂走りを駆け下りたほうが早かったと後悔しまくり。 豪雨でゴアテックスのレインウェアも防水手袋も靴下も全く役に立たずびしょびしょで、本当に寒かったです。。。驚いたのがこの豪雨の中登って来る人が多数。途中の山小屋泊でしょうが、ヘッドライトもなしに、上からかぶるポンチョだけで登って来てる人が多数いたのでびっくりしました。 |
その他周辺情報 | ・前日は富士駅南口のスーパーホテルに宿泊。朝食付きですが朝6:30からで5:30に出発した為食べられず。前日の内にちかくのしずてつストアで食料品と飲み物は買っておきました。ここのスーパーは袋は有料です。 ・前日の夜は新富士駅南口を出て国道1号の交差点にある善兵衛と言う寿司屋へ。生しらす丼が食べたかったのですが、天候不順で漁に出てもしらすや鰯が獲れないとのことで、代わりに生桜海老丼。おつまみに塩茹で落花生。 ・大淵街道沿いのコンビにはガイドマップの通り、ミニストップが最後。ここを出る時は合計1.5リットルのポカリを持って出発。トイレもここで借りられました。ここから先は途中に自動販売機があるだけで、林道に入るとそれもなく、6合目まで補給はなし。 ・6合目の宝永山荘では甘酒と富士宮やきそばを頂いて休憩。トイレは200円。 ・スバルライン五合目に下山したのは20時。既に夏季のダイアではない為、最終バスは20時台ではなく17時台。走って河口湖駅まで下りて宿を探すか、上に戻って小屋に泊めて貰うかあれこれどうしたもんかと思っていたところに、同じタイミングで下山した方も同じ状況だったのでタクシーを呼ぼうと話していたら、運良く外国人4人を乗せたタクシーが到着。そのまま帰りに河口湖駅までお願いしたら、降りたばかりのアメリカ人の女の子二人が天気が悪いから登山は諦めて帰るから一緒にシェアしようと言うことで10900円を四人で割り勘に出来て非常に助かりました。 |
予約できる山小屋 |
八合目池田館
九合目万年雪山荘
九合五勺胸突山荘
頂上富士館
江戸屋
胸突江戸屋
日の出館
本七合目鳥居荘
白雲荘
|
写真
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:951人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する