【強風と寒さで縦走撤退】 十勝岳ピストン 〜白銀荘より〜
- GPS
- 05:09
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 1,135m
- 下り
- 1,129m
コースタイム
天候 | ●9/4 曇り時々雨 車中泊の夜中は月が見えたり雨が降ったり ●9/5 曇り 山の下の方は風弱く穏やか 標高1500m辺りからガスと強風 とりわけ稜線はかなりの強風と低温で寒さを感じました → 結果、富良野岳への縦走断念 下山後しばらくして、本格的な降雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・伊丹空港11:15 → 新千歳空港13:00 ANA ・新千歳空港からレンタカー ●登山口 ・吹上温泉保養センター白銀荘(車中泊) http://www.navi-kita.net/shisetsu/hakugin/ ・新千歳空港から、国道337、274、237号等で新夕張、占冠、富良野経由 ・車中泊 500円、テント泊 500円 ・きれいなトイレ(水洗)と、外に水道があります ・今回は利用しませんでしたが、テント場は芝生で快適そうです ※駐車場はとても空いていました |
コース状況/ 危険箇所等 |
●全般 ・ルートのほとんどが、遮るもののない開放的な道です ・視界が悪いときは進路に注意 万が一濃霧のときはペンキマークを頼りに ・溶岩土壌のザレ場や、デコボコが多かったように思います ●白銀荘〜望岳台分岐 ・キャンプ場の奥から登山道が始まります 細かいアップダウンを繰り返しながら横に水平移動 樹林帯に始まり、沢の渡渉など変化のある道です ・沢は流れに勢いがあり渡るのに躊躇しましが、 一番狭そうな場所を見つけて、飛び越えました ●望岳台分岐〜美瑛・十勝分岐 ・小石ゴロゴロの、道幅広い、緩やかな坂道 ●美瑛・十勝分岐〜昭和火口 ・ひと登りで十勝岳避難小屋 その後、斜度がアップしていきます ●昭和火口〜十勝岳山頂 ・緩やかな後に急坂になります ・粘土のような粘り気のある土質もありました ・風向きによっては火山性ガスに注意 硫黄臭がします |
その他周辺情報 | ●下山後の温泉 上記白銀荘を利用しました 600円 |
写真
感想
7月に旭岳〜トムラウシ縦走に成功した後、
この夏のうちに、もう一度北海道遠征をして、
十勝連峰を歩いてみたいと思っていました。
前回の遠征でかなりお金を使いすぎてしまっていましたが、
有効期限が気になるマイレージがあったので、それを使って、
他も気をつければ、なんとか節約旅ができそう。
思い切って行ってみることにしました。
念願の十勝連峰縦走、
本当は、この土日に日帰り2連発で、
富良野岳〜オプタテシケまですべて歩きたかったのですが、
季節の変わり目の不安定な天候に翻弄され、初日はまさかの縦走断念となりました。
天気予報からも、下界は穏やかでも稜線は悪天候が予想されていました。
早くも山の中腹から強風が始まり、十勝岳山頂に到着しても風は強まるばかり。
濃霧で、縦走路は何も見えません。
気温はおそらく5℃以下、風速は10mは越えていたと思います。
雨こそ降らないものの、かなりの寒さを感じました。
指先もかじかんできて、秋冬用のフリース手袋を着用しました。
ダメだ、こりゃ。
この時期、体が冷えると低体温症が心配です。
この状況で、ましてや初めての山域で、進むのは無謀でした。
早々に撤退を決め込み、ピストンに切り替えました。
山頂では、美瑛岳方面へ縦走予定のソロ女性。
やはり撤退されるとのことで、同じく下山されていました。
下山後は、しばらくして下界でも本降りの雨になりました。
無理せず縦走しなくて良かったと思います。
山はすっかり秋模様。
たとえ好天でも、日が短くなってきました。
いつまでも夏山のイメージでいてはいけませんね。
北海道の山へは年に1〜2度の遠征なので、
気軽に延期というわけにもいかず、今日は残念でしたが、
初心を忘れるといつか必ず失敗します。
今日はその前に、判断できて良かったと思います。
久しぶりに、穏やかな下界とは全く違う、山の天気の厳しさを味わうことができました。
※翌日の美瑛富士〜美瑛岳〜十勝岳縦走レコ
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-712779.html
※最終日の樽前山レコ
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-712788.html
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