記録ID: 7148220
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
六甲・摩耶・有馬
新神戸〜布引〜市ケ原〜掬星台
2024年08月17日(土) [日帰り]


体力度
2
日帰りが可能
- GPS
- 02:50
- 距離
- 6.1km
- 登り
- 793m
- 下り
- 157m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 2:34
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 2:46
距離 6.1km
登り 793m
下り 157m
天候 | 晴🌞時々🌤曇 わずかに秋風を感じる🌬 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
まやビューライン🚡 星の駅→🚟摩耶ケーブル駅 900円 🚍神戸市バス[18] 10駅 14分 210円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
整備が行き届いているので、安全安心😊 |
その他周辺情報 | 🍙まやむすび🍙 摩耶ケーブル駅前(道の向かい側) 手作り🍙 テイクアウトもできるけど、お店で食べるとお味噌汁を出してもらえます。 缶ビールやアイスもあって、バスの待ち時間に寄るのにぴったり😊 |
写真
新神戸改札を出てコインロッカにスーツケースを入れ、少し改札側に戻ったところにあるエスカレータで地上フロアに降ります。地上階すぐ左の出口(「トレイルステーション」左にある出口)から出て、左手方向に歩くと3分もしないうちにここ😊
おおっ😃「玉葉」の九条兼実っ!……かとおもったら孫の基家でした😅が、定家のライバルで「続古今集」撰者のひとり、超メジャー歌人です🐤
この後も、続々と素晴らしい歌人の歌碑が続きます😍
あしのやの砂子の山のみなかみを のぼりて見れば布びきの滝
伊勢物語の昔、蘆屋の灘に来て「さあ、この山の上にあると言われている布引の滝を見に登ろう」と言って来てみたら、長さは20丈、広さは5丈ほどの石の表面に、白絹で岩を包んでいるように見事に布を引いたような滝であったという……まさにこれが布引の滝だょ。
※「伊勢物語」87段より
この後も、続々と素晴らしい歌人の歌碑が続きます😍
あしのやの砂子の山のみなかみを のぼりて見れば布びきの滝
伊勢物語の昔、蘆屋の灘に来て「さあ、この山の上にあると言われている布引の滝を見に登ろう」と言って来てみたら、長さは20丈、広さは5丈ほどの石の表面に、白絹で岩を包んでいるように見事に布を引いたような滝であったという……まさにこれが布引の滝だょ。
※「伊勢物語」87段より
雄滝の案内矢印に従って坂を登ると、雌滝を見そびれてしまいます。雌滝への案内に従って、まず雌滝を見てから(その先に、ちゃんと雄滝に行く道があるから)雄滝へ行くのがよろしいようです🐤
法性寺忠通(「栄華物語」によると京極師実)
さらしけむ甲斐もあるかな 山姫のたつねて来つる布引の滝
布を滝の水にさらした甲斐があったようだょ、布引滝とは! 山の女神が白絹の衣を着て訪ねて来てくれたみたいじゃないか!
さらしけむ甲斐もあるかな 山姫のたつねて来つる布引の滝
布を滝の水にさらした甲斐があったようだょ、布引滝とは! 山の女神が白絹の衣を着て訪ねて来てくれたみたいじゃないか!
九条良経
山人の衣なるらし 白妙の月に晒せる布引のたき
山神の衣であるかのようだ。いままさに月光に晒されている布のように光輝く布引滝よ。
「新古今集」仮名序の作者。超教養人だけれど、良経って天井からなにものかに狙われて亡くなったお方……建仁元(1201)年の作なら、この歌を詠んでから10年も生きられなかった😢
山人の衣なるらし 白妙の月に晒せる布引のたき
山神の衣であるかのようだ。いままさに月光に晒されている布のように光輝く布引滝よ。
「新古今集」仮名序の作者。超教養人だけれど、良経って天井からなにものかに狙われて亡くなったお方……建仁元(1201)年の作なら、この歌を詠んでから10年も生きられなかった😢
男もすなる日記といふものを……というより「古今集」撰者、仮名序の紀貫之
松の音琴に調ふる山風は滝の糸をやすけて弾くらむ
松風を琴のように奏でる山風は、今も滝の水を琴糸のように透かして弾いていることだろう。
……って、これ松山の滝の屏風歌なのですか? 布引の滝でなく😒……熊野川支流に布引滝と松山滝というのがあるらしいねですが🙄え〜っと、どうしてこの歌を採用したのかな?
松の音琴に調ふる山風は滝の糸をやすけて弾くらむ
松風を琴のように奏でる山風は、今も滝の水を琴糸のように透かして弾いていることだろう。
……って、これ松山の滝の屏風歌なのですか? 布引の滝でなく😒……熊野川支流に布引滝と松山滝というのがあるらしいねですが🙄え〜っと、どうしてこの歌を採用したのかな?
「伊勢物語」在原業平
ぬきみたる人こそあるらし 白たまのまなくも散るか 袖の狭きに
白玉を緒から抜いてバラバラにして乱れるのを見ている人がいるらしいよ、こんなに間もなく降り散るなんて。うけとめる袖はこんなに狭いのに……
これも「伊勢物語」87段
ぬきみたる人こそあるらし 白たまのまなくも散るか 袖の狭きに
白玉を緒から抜いてバラバラにして乱れるのを見ている人がいるらしいよ、こんなに間もなく降り散るなんて。うけとめる袖はこんなに狭いのに……
これも「伊勢物語」87段
「八雲御抄」の順徳院
たち縫わぬ紅葉の衣染め出てて何山姫のぬの引の滝
裁ったり縫ったりしてない紅葉の天衣を紅に染め出して、ああ、山の女神が贔屓する布引の滝よ。
在位中、佐渡に流される数年前の作😢
たち縫わぬ紅葉の衣染め出てて何山姫のぬの引の滝
裁ったり縫ったりしてない紅葉の天衣を紅に染め出して、ああ、山の女神が贔屓する布引の滝よ。
在位中、佐渡に流される数年前の作😢
賀茂季鷹
分入りし生田の斧の柄もここにくちしやはてむ 布曳の滝
分け入った生田の森の小野じゃないけれど、斧の柄もこの布曳の滝で朽ち果てただろうか。
※生田社は、元々は砂山(いさごやま)に鎮座していたところ、延暦18(799)年の大洪水で布引渓流が大氾濫し山ごと崩壊したために今の生田の森に安置された……という由緒があるみたいです🙄
分入りし生田の斧の柄もここにくちしやはてむ 布曳の滝
分け入った生田の森の小野じゃないけれど、斧の柄もこの布曳の滝で朽ち果てただろうか。
※生田社は、元々は砂山(いさごやま)に鎮座していたところ、延暦18(799)年の大洪水で布引渓流が大氾濫し山ごと崩壊したために今の生田の森に安置された……という由緒があるみたいです🙄
最後の大トリ🐥藤原定家🙂
たび人の袖ふき返す秋風に夕日淋しき 山のかけ橋
山のかけ橋では、旅人が涙を拭く袖をはためかせて吹く秋風が夕日と相俟ってますます淋しく感じさせてくれるじゃないか……
「拾遺愚草」中 128首和歌 建久7年9月18日内大臣家他人不詠
たび人の袖ふき返す秋風に夕日淋しき 山のかけ橋
山のかけ橋では、旅人が涙を拭く袖をはためかせて吹く秋風が夕日と相俟ってますます淋しく感じさせてくれるじゃないか……
「拾遺愚草」中 128首和歌 建久7年9月18日内大臣家他人不詠
この橋……猿のかずら橋だったと思うんだけれど……この橋を渡った対岸に定家の歌碑があったので、わざわざ渡って📷?撮ってきたのですが、この歌碑は神戸市「歌碑のみち」に掲載されていないのですっ😢なんで??
https://www.city.kobe.lg.jp/d49614/kuyakusho/chuoku/shoukai/nunoichi/36kahi.html
追記:定家の歌碑は新神戸からすぐ(砂子橋渡るよりも前)のとこにひとつあるから……かな? 今日はノーマークで見落としてきたけれど🙄
https://www.city.kobe.lg.jp/d49614/kuyakusho/chuoku/shoukai/nunoichi/36kahi.html
追記:定家の歌碑は新神戸からすぐ(砂子橋渡るよりも前)のとこにひとつあるから……かな? 今日はノーマークで見落としてきたけれど🙄
分水随道
このあと、紅葉茶屋(桜茶屋かな?)あたりで出会った地元のベテランハイカーさんとしばらく同行しました。摩耶山方面への正しい分岐を教えてもらったので、不安なく稲妻坂〜天狗道に進めました😊ありがとうございます💕✨
このあと、紅葉茶屋(桜茶屋かな?)あたりで出会った地元のベテランハイカーさんとしばらく同行しました。摩耶山方面への正しい分岐を教えてもらったので、不安なく稲妻坂〜天狗道に進めました😊ありがとうございます💕✨
感想
9時過ぎに新神戸に到着する🚅のぞみに乗りましたが、どこに登るのか決めかねておりました。ヤマレコには油コブシ〜六甲ガーデンテラス辺りまでのルートを、ヤ●ッブには新神戸〜布引の滝〜市ケ原までのルートをそれぞれに設定して、新幹線を下車した時の気分でどちらかを選択することにいたしました。
暑いから水のあるところ😅……というので布引の滝に行き、布引貯水池まで気持ちよく歩いてハーブ園でビール🍺……と思ったけれど、まだ時間が早すぎるからもう少し歩こう🚶♀……あと少し🚶♀と思っているうちに最後のハーブ園への分岐(右)をやり過ごし、摩耶山に向かって歩く🚶♀ことに😅
岩場登りでヒーハー息があがってちぴっと後悔したけれど、無事に掬星台に到着して心地よい快風🌬に吹かれつつ神戸の市街地を見下ろしながらログをオフいたしました🐤
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