聖岳・光岳(時計回り縦走)百名山コンプリート(便ヶ島より)
- GPS
- 52:45
- 距離
- 36.4km
- 登り
- 4,045m
- 下り
- 4,049m
コースタイム
- 山行
- 9:50
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 11:01
- 山行
- 9:23
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 10:04
天候 | 4日曇、5日晴、6日曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
県道83号線から入り富田局を左折し県道251号線へ入った方が道がよい。 国道152号線は上島トンネル手前を右折して林道に入る道がよい。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
希望峰で道標を確認。 |
その他周辺情報 | かぐらの湯で入浴&食事 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
カメラ
テント
テントマット
シェラフ
|
---|---|
備考 | アブに刺されたのでムヒ。 |
感想
今回で100名山最終となる。同じ目的を持つ多くの方がそうであるように光岳が最後になる。特に決めたわけでなく、行ける山を自然にやってきた結果でこうなった。聖岳と光岳をやりあわよくば200名山池口岳も頂こうと計画した。テント装備だがザックは38L。ゴアライトの小さいテントなら軽いザックでも縦走できる事に慣れてきた。
前日21:10群馬発。岡谷で中央高速に乗り松川で下りる。矢筈トンネル抜けたトコで睡魔に勝てず1:10ダウン。起きると5時すぎ。便ヶ島まで1時間かかる。
9月4日(金) 山ガール率0% ダメージ率0% 装備C
聖光小屋キャンプ場には有料の水洗トイレあり。駐車場にはかなり余裕ある。寝坊して出発がちょっと遅れてしまった。西沢渡はでは沢沿いに平坦な道。すぐに噂のゴンドラが出る。最初はおもしろがって乗っていたが、真ん中からは登りとなり腕でロープを引くのがかなり辛かった。もし次回があるなら迷わず上流にかかっていた丸太橋を渡るだろう。造林小屋から急登が始まる。途中で休憩してたらアブに刺された。夜になるとかゆくてたまらず装備に追加したムヒが初めて役に立った。急登は3/5まで。薊平で樹林帯を抜け展望が開けるのだがガスで何も見えず。レインカバーに包み宿泊装備はデポ。聖岳へ向かう。小聖岳までは尾根東側なので無風だったがそこから稜線に出る。風と小雨が打ち付け出す。天気良ければこの付近から聖本体が立ちはだかるように見えるのだろうが今日はガスって何も見えず。これが良かったのか淡々と登り続けて聖岳山頂着。展望無いので写真撮ってすぐ下山。赤石岳もそうだけどもったいないなぁ。また気が向いたらこのあたりはゆっくり歩きに来よう。聖平小屋に着くとヘリで荷揚げしてるのでまだテント張れないとの事。冬期小屋でラーメン食べて待ってるとOKが出た。テン場はとても広く場所には困らない。トイレが水洗で綺麗なのには驚いた。上下ダウン着用で20時就寝。しかし寒さで23時に起きてしまった。寒さ対策強化せねば。
9月5日(土) 山ガール率0% ダメージ率0% 装備C
4:30起床。今日もヘリで荷揚げするらしいので6時までにテント撤収せねば。5時に小屋で朝食なので撤収途中で小屋に入る。食べてる途中でテント残ってるんで注意される。何とも忙しい朝だ。急いで食事すませテントたたむとすぐに荷揚げのヘリがやってきた。今日は快晴。木道には霜が降りている。寒いわけだ。まずは上河内岳。全周囲の展望が望め天気と相まって最高の山頂だ。この山頂でお会いした兵庫からいらっしゃったご夫婦と今後行程が一緒でちょくちょくお会いする。そこから茶臼岳までの下りの最中早くも空腹感。まだランチ営業には早いと思うも茶臼小屋へ下るとランチの看板が出ているのでチャーハンを頂く。縦走路から茶臼小屋までは10分程度。とてもおいしかった。再度、縦走路まで登りあげ300名山茶臼岳。光岳がよく見える。この先の稜線で携帯の電波が辛うじて入ったので不在着信への返信の電話をしながら歩いていると光岳へと続く尾根が右手に見えだした。何かおかしいと現在地を確認すると、希望峰を直進し仁田岳へ向かっている。おかしくて笑ってしまう(*^_^*)せっかくだから仁田岳へ寄ってみる。するとこの山頂からのアングルだと100名山聖岳、200名山上河内岳、300名山茶臼岳が順番に並んで見える。なんたる発見。これはラッキー。間違えて良かった。でも、これは命取りになる可能性アリ。分岐へ戻りしっかりなぜミスしたのか確認する。原因は南下してくると希望峰の道標が右手に隠れていて見えづらい位置に立っているのと直進する踏み跡があること。そこを電話しながら歩いていたので集中力が下がっていた事。まあ、電話してた自分が悪いのだと反省する。易老岳まで行き展望のない広い山頂で休んでいるとこれから易老渡へ下る人が結構いた。イザルヶ岳直下で最後の登り。これがちょっと長くてちょっと急で。ここまでのアップダウンで消耗している身にはだめ押しのように感じた。光小屋テン場は最後の1張り分のSPが空いていた。隣は兵庫のご夫婦。奥さんはしゃべりかけてくれるが旦那さんは寡黙でずっとタバコ吸っているいかにも山男って感じの方。小屋前のテーブルに移動しラーメンとおにぎり食べてると隣で飲んでたおじさんがパイナップル酒を振る舞ってくれた。とてもおいしかった。ちなみにコンビニのおにぎり、賞味期限1日過ぎまでなら普通に食べられる。2日過ぎだと米が堅くなるが食べられない事は無い。それ以降はさすがの私も試した事が無い。光岳山頂はすぐそこなのですぐ行けるんだけど明日にした。明日は午後から雨になるの予報なので池口岳は行かずに下ることにした。今夜は昨夜の装備に上下レインウェアを着込み就寝。完璧。暖かく寝られた。しかし、1(2)人用テントは狭く、圧迫されているようで落ち着いて休めないな。
9月6日(日) 山ガール率0% ダメージ率10% 装備C
4時起床。食事して5時頃明るくなってきたので光岳山頂へ向かう。寒かったからダウン着たままでいくがやはり途中で暑くなった。薄暗くて恐かったけど岡山からいりゃっしゃったという方と山頂で一緒になり安心。
光岳山頂にて百名山コンプリートで全山達成。もっと気持ちの変化あると思ったが何も感じない。とりあえず山頂標に抱きついて全山達成をかみしめてみる。やっぱり感情の変化無く、いつもの1座やりましたって感じの気持ちにしかならない。もっと感動するとか何かあると思ったんだけど。クールなのが鈍感なのか。
まあよい、岡山の方と共に光岩まで行ってみる。ここは光岳山頂と違って展望良し。今日ピストンする予定だった池口岳を望む。残念だが次の機会に落としてやろうと近いテントに戻る。撤収後下山開始。イザルヶ岳に寄り道。広い山頂は眺め良くゆっくりしたいとこだが天気が崩れる前に下りねば。すぐに大きな風切り音が山に響き出す。易老岳付近ですれ違ったツアー客を率いていたガイド方が「大きな雨雲が迫ってきてますよ!」と教えてくれる。サイトで確認すると、確かに京都のあたりが大きな雨雲で覆われている。ここまえ来るのは時間の問題。てんきとくらすのサイトでは12時から雨の予報。それまでに下山出来るよう予定を組んで歩く。易老岳からの下り、黙々と歩き続ける。林道に出た時はほっとした。聖光小屋に駐めておいた車に着いた瞬間雨が強く降り出した。日本の気象予報の技術は素晴らしい。下りかぐらの湯で風呂と食事。ここでも岡山の方と再会。他にも山でお見かけした方々がちらほら。定番の温泉なんですね。雨の中、ノンストップで群馬へ帰った。
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