ヌカビラ岳 - 北戸蔦別岳 - 戸蔦別岳

2015年09月22日(火) [日帰り]

• GPS: 10:36
• 距離: 22.1km
• 登り: 2,108m
• 下り: 2,114m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:48
• 休憩: 0:46
• 合計: 10:34

5:52 二岐沢出合 登山口
6:37 6:37 取水ダム
7:12 7:12 二岐・二ノ沢出合 天場
8:33 8:38 トッタの泉
9:45 9:46 ヌカビラ岳肩
9:49 9:51 ヌカビラ岳
10:22 10:27 北戸蔦別岳
10:57 11:04 １８８１ｍ分岐
11:29 11:44 戸蔦別岳
12:08 12:08 １８８１ｍ分岐
12:44 12:45 北戸蔦別岳
13:14 13:16 ヌカビラ岳
13:19 13:20 ヌカビラ岳肩
13:54 14:01 トッタの泉
15:20 15:20 二岐・二ノ沢出合 天場
15:45 15:45 取水ダム
16:26 二岐沢出合 登山口

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

　二岐沢の駐車場は，路肩駐車も多く溢れていたが，駐車場まで入ると数台分が空いていた。30台以上は止まっていたかと思う。

コース状況／危険箇所等

　神威岳（中日高）に行こうかと相方に相談したところ「藪漕ぎはイヤ。」とのこと‥‥。なので，そのうち再開するだろうと思われる山中泊のテン場下見も兼ねて，北戸蔦別岳を目標に，時間があればその先の戸蔦別岳まで足を延ばせるか？と想定しての山行とする。
　そもそも考えが甘く。シルバーウィーク中だが，もう寒いから本州組は居ないと踏んでいた。が，まだまだ大勢が登っているよう。また最近の登山ブームもあるよう。

　前日の仕事を終えて早々に晩ごはんを食べて，眠剤を飲んで20時に寝たが効かず21時50分頃まで，うとうとしただけで，ほぼ不眠のまま札幌を3時前に出発。高速の占冠で下りて日高道の駅で朝ごはんとトイレ。

　登山口には5時45分頃到着するも駐車場の手前から路肩駐車だらけで，今日は，駐車できないのかと思ったが，奥に進むと駐車場には2〜3台の空きがあって安心した。ダメなら芽室岳リベンジへの転身を考えた。

　噂のトイレは，覗きに行った相方によると，凄い状態だったよう…。

　北戸蔦別岳〜戸蔦別岳間の稜線は時折り75kgの自分があおられる位の強風。強風は関係ないが，ハイマツ帯で足を引っかけて体勢悪く転んで，起き上がろうとした時，左のふくらはぎが攣ってしまう。天気もなんかハッキリしない感じ。写真泣かせな一日だった。また，結構な疲労。特に下り時，北電取水施設からの林道歩きの始まりが結構な登り坂で，ここが一番の難所に思えた。不眠登山で心配だったが，途中で睡魔には襲われず，ただただ疲労感。疲れると眠れないので，キツ目の山を選択して正解だったのかもしれない。

　登山道は，流石に大勢が入る人気の山で，明瞭。沢歩きは殆ど無く，巻道もある。何度かの渡渉箇所も問題なし。でも，ヌカビラ岳までの間は急登の上に，ぐちゃぐちゃで足元が良く滑る。稜線に上がるともう迷う心配も無い。悪天候時は不明。

　出だしの二岐沢の高巻部でカメラのレンズキャップを沢にに落として，捜索のため若干のロス。

　紅葉は，トッタの泉〜1,600m位が見頃。花も咲き残りが山行中，ちらほらとあって，疲れを癒してくれた。

　日帰りでの登山者は，殆ど居ないようで，皆さん大きなザックを背負っている。そんな山中泊者を横目に登り下りた。多くても4〜5人での山行。でもそんな中，単独の女性が数名。カッコ良すぎる。最近，山中泊していないので余計にカッコいい感を覚えるのかもしれない。テントは自分も念のため，ツェルトを持って歩いて居るが，お世話にはなりたくない。

　各所のテン場はほぼ，満室状態（登り時）。草地の良からぬ場所にテントを張っているのもあって，登山者が増え続け皆が利用すると枯れて将来的にはテン場になるのかもしれない。

　山行中，ダニの気配は全く無し。

その他周辺情報

　下山後は，沙流川温泉ひだか高原荘へ泊。

写真

9/22 5:54

二岐沢駐車場を北電施設に向けて出発。

9/22 5:57

北電施設まで，このサイン（3枚あった。）で距離を確認しながら，

9/22 6:15

林道（3,100m）を歩く。前方の山方向はピーカン！

9/22 6:19

途中，ダイモンジソウや，

9/22 6:23

ヒメジョオン，

9/22 6:25

メマツヨイグサ，

9/22 6:34

トリカブトを見ながら，

9/22 6:38

ほどなく北電施設に。

9/22 6:40

北トッタベツ岳登山口のサインを見て，

9/22 6:43

沢伝いのスタート。

9/22 6:46

気持ち良いシラカバ林を抜け，

9/22 6:50

沢に出たり，巻道に入ったり，

9/22 6:53

また沢歩き，また巻道と繰り返して進んで行く。

9/22 7:14

二の沢分岐のテント場らしき跡。

9/22 7:22

渡渉も何度かあって，

9/22 7:24

岩の上の樹や

9/22 7:25

雪崩跡か？

9/22 7:30

またまた渡渉や

9/22 7:34

沢をどんどん登って行く。

9/22 7:41

雰囲気のある苔を見たり

9/22 7:45

ダブルの滝やら，なかなか飽きない。

9/22 7:48

沢の途中で先行の女性ソロの方をパス。自分らは日帰りなので身軽。何か申し訳ない感じ。

9/22 7:51

キツ目の場所を登り切ると

9/22 7:52

エゾオヤマリンドウが咲いていて疲れを和らげてくれる。

9/22 8:01

沢を登り詰めると滝に当たって，

9/22 8:03

右手に入り，ここからが山道。

9/22 8:12

色付き始めた葉が綺麗だと思っていたら，

9/22 8:15

やがて，悪路の

9/22 8:19

どろどろ道…。でも直ぐに

9/22 8:31

紅葉が目に入ってくる。（この辺りから下山者と擦れ違うようになる。）

9/22 8:35

ほどなくトッタの泉に到着。数名の下山者が休憩中だった。自分らも少し休憩と水をいただいて再スタート。

9/22 8:50

トッタの泉から上が

9/22 8:51

紅葉の真っ最中。

9/22 9:09

正面に，まず目指すヌカビラ岳の肩。太陽がまぶしい。

9/22 9:10

後ろを振り返ると青空と秋色。

9/22 9:18

更に登ると葉っぱも落ちて

9/22 9:22

岩々をよじ登ったところの，

9/22 9:35

見晴らしの良い岩場で，しばしシャリバテ休憩。

9/22 9:42

お腹も満たされ，梯子を

9/22 9:44

二つ登ると

9/22 9:47

右手に幌尻岳が見えた。

9/22 9:47

ヌカビラ岳の肩にはテント。

9/22 9:50

肩からハイマツ帯を抜けると

9/22 9:52

三角点のあるヌカビラ岳。山頂標識は無かった。

9/22 9:59

チングルマと

9/22 10:02

ウラシマツツジで色付いた

9/22 10:05

ツガザクラ

9/22 10:13

稜線を進み，いくつかのテント場を確認し，

9/22 10:23

今日の目標の北戸蔦別岳に到着。

9/22 10:26

北戸蔦別岳から戸蔦別岳と幌尻岳方向。

9/22 10:26

北戸蔦別岳からピパイロ，伏美岳方向。いつか，ここを起点に縦走してみたい。

9/22 10:31

時間がありそうなので，この先の戸蔦別岳に向かう。

9/22 10:35

シラタマノキ

9/22 10:36

1,881峰，戸蔦別岳への細道稜線を進み

9/22 10:37

左に，戸蔦別川方向を見たり，

9/22 10:43

ハイマツ帯を抜け

9/22 10:49

岩場を過ぎ，

9/22 10:54

右手に特徴的な岩や，

9/22 10:57

左手には北戸蔦別から妙敷山までの稜線，

9/22 11:02

右手前方の幌尻岳を見て，

9/22 11:06

1,881峰の幌尻山荘分岐を通って

9/22 11:15

強風に帽子を押さえながら

9/22 11:24

イワヒゲ

9/22 11:25

最後を登り切って

9/22 11:29

戸蔦別岳に到着。

9/22 11:30

戸蔦別岳から幌尻岳と七つ沼。

9/22 11:34

戸蔦別岳から北戸蔦別岳〜1,967峰方向

9/22 11:34

戸蔦別岳から1,967峰〜妙敷山方向

9/22 11:40

戸蔦別岳から中日高の山々。

9/22 11:47

戸蔦別岳から山頂標識越しに幌尻岳。

9/22 11:48

誰も居ない山頂で，しばし休憩して来た道を戻って行く。

9/22 11:57

左手に時折陽が射す幌尻岳を眺め，

9/22 12:04

アズマギク，

9/22 12:13

チシマギキョウを見ながら

9/22 12:16

1,881峰の

9/22 12:25

岩場を過ぎ，

9/22 12:41

軽めのハイマツを漕いで

9/22 12:46

再び北戸蔦別岳に。

9/22 12:47

北戸蔦別岳から妙敷山に延びる稜線を写して

9/22 12:47

そそくさと下って行く。

9/22 12:49

右手には，チロロ方向。

9/22 12:52

稜線コルのテント場には，行きにあったものとは違うテントが。

9/22 13:13

ところどころに，掘り返し。テント場に近く，嫌な感じ。

9/22 13:18

ヌカビラ岳の肩には行きと同じく2張りのテント。

9/22 13:25

肩からの岩場を重い泊り装備の方々をパスし，

9/22 13:40

秋色の中，

9/22 13:42

どんどん下って

9/22 13:57

トッタの泉で，ちょい休止。

9/22 13:58

トッタの泉から上方の紅葉。太陽光が欲しいところ。

9/22 14:34

山道始まりの滝を見て

9/22 14:40

沢を下って

9/22 14:52

ダブル滝や

9/22 15:16

花（ヤマハハコ等々）を見ながら

9/22 15:45

北電施設にやっと到着。

9/22 15:46

北電施設からヌカビラ岳方向。今晩も良い天気か？山中泊者が羨ましい。

9/22 15:48

北電施設からの林道歩き。歩き始めは意外と急登…。かなりツライ…。

9/22 16:27

二人でしゃべりながら出発点に無事到着。まだ，20台位の駐車があった。

9/22 17:03

林道沿いで黒牛が居て，「ほーい！ほーい！」と呼びかけると，皆，こっちを見てくれた。

9/22 18:54

ひだか高原荘の晩ごはん。

9/23 7:07

ひだか高原荘の朝ごはん。

撮影機器：

EOS M CANON

コメント

dominon

お会いしました！
こんにちは、umasanさん。いつもレコ参考にさせてもらっています。
お話もしたし、写真にも写っています。
初めての日高山脈は不安いっぱいで、ヒグマの影に怯え、急登に喘ぎながら、北戸蔦別にテントを張りました。テントを張ってから途中まで下見に行きましたが、風も強く時間もなくなったので戻り、翌朝早々に出発して幌尻岳までピストンしてきました。
ペース良く歩く奥様が美しく、お二人の爽やかな笑顔に癒されました。

umasan

Re: お会いしました！
　こんばんは！あのソロ女性は，dominonさんだったのですね。もう少しゆっくりと話しが出来れば良かったと，今になって思っています。
　少し心配ではありますが，ソロで登っている女性はカッコ良いです。バイクの女性がカッコ良く見えるのに似た感じです。（自分の感覚ですが…。）しかも初めての日高でソロは，ほんと凄いですね。

　山頂稜線上のテン場付近に，掘り返しが多々あったので気持ち悪いですが，沢山の人が入っている時期なので少しは安心だったでしょうか？

　23日は，晴天の中，気持ち良い稜線歩きだったのでしょう。羨ましいです。

　また何処かでお会いできることを楽しみにしています。