那須岳(茶臼⇒三本槍⇒朝日) 18切符の山行


- GPS
- 04:50
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 722m
- 下り
- 998m
コースタイム
朝日岳肩 13:50⇒朝日岳 14:00⇒峰の茶屋跡避難小屋 14:40⇒那須岳山麓駅(ロープウェイ) 15:10
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
黒磯営業所(黒磯駅)8:45⇒9:45山麓駅(那須ロープウェイ) 往路始発 7:20〜、復路最終 16:35。 ・那須ロープウェイ 片道650円(往復1100円)。 運行時間 8:30~16:30(下り最終は16:24) この日は12分間隔で運行。111人乗り。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・峰の茶屋跡避難小屋〜朝日岳の肩までは鎖場が断続的にありますが、慎重に歩けば問題なし。 ・日帰り温泉は大丸温泉〜那須湯本近辺で30軒ほどあり。バスの運行を考えて那須湯本の温泉にしました。 (バスは山麓駅〜那須湯本〜黒磯駅のルートとなっており、山麓駅の最終は16:35、那須湯本の最終は20:00) |
写真
感想
青春18切符を使って那須へ。今回で三回目となるが1回目の伊東、2回目の土合、そして今回の黒磯とこれで十分に元手を回収できた。時間がかかるのが難点だが、慣れればそれはそれで楽しめる。(家族への言い訳にもなるし)
黒磯駅から那須岳ロープウェイ山麓駅までバスに乗る。黒磯駅前のバス停そばに東野交通の営業所があり、そこで2日間フリーパスを購入。バスで往復するのであれば100円お得。帰りに途中下車して温泉によるのであればもっとお得。車内は登山者が4、5人と一般客の10名くらい。駅前通りは夏祭り用の提灯がアーケードにゆられているが、人影はほとんどなし。車の数も少なく閑散としていたが、高速道路との合流地点を過ぎると徐々に車の数が増えてくる。山麓駅に到着した時には駐車場待ちの車が列をなすほど混んでいた。今日から夏休みをとる人が多いのだろう。ケーブルカーはなんと111人乗り。皇太子ご一家も訪れたようで比較的新しい写真が飾られている。4分ほどで頂上駅に到着した。
頂上駅から茶臼岳頂上までは大勢の人が登っており、茶臼岳だけを目当てにした観光客が多い。時間(10時過ぎ)が遅いせいか登山姿の人は数えるほどしかいない。火山の山ということもあり大きな石や岩が多くて歩きにくい。頂上までは30分ほど。生憎雲が多く眺めはそれほどでもなかった。火口をほぼ一周して峰の茶屋跡避難小屋に向かう。登山道から見下ろすと、茶色い崖になっているところから噴煙があがっていた。活火山だ!
峰の茶屋跡避難小屋から朝日岳にいたる登山道は、ところどころ崖になっており鎖が取り付けられている。少し緊張する。慎重に歩けば問題ないと分っていても、及び腰になり、山側に重心が傾いてしまう。姿勢を垂直に保ったほうが滑りにくいと分っていても腰が逃げてしまう。こういう道にもすこしづつは慣れてきたつもりだが、もっと経験をつむ必要がある。帰りの下りが心配だなとおもいつつ難所を過ぎる。
朝日岳の肩につく。そこから朝日岳をみると、頂上がマッターホルン(だいぶ大げさ)のようにそそり立っている。バスの時間があるので最高峰の三本槍を優先し、時間があれば朝日岳の頂上にも登ることにする。そもそも今回の山行はバスの時間という制約があるため、茶臼岳だけに絞る予定だった。ところが登山計画の参考にしたガイドブックとは違う本を電車で読んでいると、三本槍が最高峰(わずか2メートだけだが)とわかった。急遽予定を3時間コースから三本槍まで登頂する5時間コースに変更。バスの最終にぎりぎり間に合うという忙しない計画となってしまった。
さて朝日岳の肩から1900メートル峰を越え、清水平に進む。清水平は躑躅などの低木に囲まれた細い道となっている。まるで「となりのトトロ」にでてくる森のトンネルのようだ。初夏、紅葉の季節が最適とガイドブックに書いてある。残念ながら今は真夏。風は低木に遮られ、虫がたかってきて鬱陶しい。
森のトンネルを歩き続けると、少し勾配が急になる。なおも歩き続けると唐突に頂上にでる。十名ほどが頂上におり、何人かは車座になってカップラーメンをすすっている。おいしそうな匂いがあたりに漂う。視界は雲で遮られ、それほど良くない。虫も多いので早々に帰路につく。
予定より1時間ほど早く朝日岳の肩に到着。頂上に向かう。頂上では大きなアンテナを据えて無線を楽しんでいる人がいた。360度のパノラマで無線には最適の場所なのだろう。頂上から峰の茶屋跡避難小屋や、那須の街が霞んで見える。標高は1896m。三本槍までの途中にある1900メートル峰より低い。だがその天に突き出た頂上の形と眺望はすこぶる良い。朝日岳のことが大好きになる。三本槍より断然いいと思うのは私だけだろうか。
峰の茶屋跡避難小屋からロープウェイ山麓駅まで歩く。30分くらいで到着。鎖場は一か所あるがそれほど危険はなかった。麓駅で顔を洗い、3時半のバスに乗る。那須湯本停留所で途中下車し、観光協会で日帰り温泉の一覧表を手に入れた。料金は800円くらいが相場らしい。お湯は白濁した酸性湯。山行の疲れがとれる。汗臭さはなくなったが、少し硫黄のにおいが残る。まぁ電車で嫌がられるほどではない。帰りの電車のなかで再度那須岳のガイドブックを読む。今日の楽しい山行の余韻を味わう。
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