栗駒山・秣岳

2015年10月04日(日) [日帰り]

• GPS: 06:28
• 距離: 11.9km
• 登り: 733m
• 下り: 795m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:58
• 休憩: 1:28
• 合計: 6:26

7:29 栗駒山登山口(須川温泉)
7:51 7:51 名残ヶ原
7:58 7:58 苔花台分岐
8:09 8:09 地獄谷
8:18 8:23 昭和湖
8:55 9:01 天狗平手前標高1500m付近（休憩）
9:09 9:13 天狗平
9:30 9:36 栗駒山
9:55 9:55 天狗平
10:04 10:04 展望岩頭
10:10 10:13 御駒岳
10:25 10:33 標高1450m付近（休憩）
11:13 11:58 秣岳まで1.2km地点（昼食）
12:30 12:35 秣岳
12:52 12:52 秣岳分岐点（下降点）
13:15 13:21 標高1150m付近（休憩）
13:38 13:38 秣岳登山口
13:55 須川湖駐車場

　秋田市を自家用車2台で5:00出発。秋田中央ICより秋田自動車道，横手JCTより湯沢横手道路を経て十文字ICで高速道路を下りた。十文字ICを下りてすぐの国道13号線に面したローソンで休憩。ここで買い出しの必要な人は飲み物などを仕入れた。国道13号線を少し南下し，国道342号線で須川温泉登山口へ。須川湖駐車場に7:05着。
　今回の登山コースは，須川温泉登山口 → 須川コースを経て栗駒山山頂 → 天狗平まで戻って天馬尾根（秣岳コース） → 秣岳 → 秣岳登山口 → 須川湖駐車場の予定で，予定通り行動できた。自家用車2台のうち1台を須川湖駐車場に置き，1台を須川温泉の大駐車場に置いて7時半頃に歩き始めた。
　帰りはジュネス栗駒のやまゆり温泉に入浴，さらに十文字ラーメンの老舗「マルタマ」でラーメンを食べ，18:06に秋田市の集合場所／解散所に着いた。

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

10/4 7:14

須川湖より秣岳（まぐさだけ）。2台の車のうち1台を須川湖の駐車場に止めて須川温泉の登山口より全員が歩き始めることにした。

10/4 7:14

須川湖。須川湖は周囲2km余りのの栗駒山の火口湖の一つ。酸性が強くて魚はいないという。

10/4 7:15

須川湖の公衆トイレ

10/4 7:28

須川温泉登山口脇の露天風呂，大日湯。

10/4 7:29

大日湯横の湯けむり

10/4 7:29

温泉が流れる横を通って出発。歩き始めは時刻の須川温泉の気温は5℃であったようだ。

10/4 7:29

登山口の脇を流れる温泉

10/4 7:30

登山口の脇を流れる温泉

10/4 7:30

登山口脇の露天風呂

10/4 7:31

須川温泉登山口を振り返る。湯けむりのすぐ上にある岩は大日岩。

10/4 7:40

歩き始めて間もなく北の方向の奥に焼石岳が見えた。

10/4 7:42

弥陀ヶ原手前の道脇に「ゆげ穴」。気温が低いので白い湯気が出ているのが目立つ。

10/4 7:42

名残ヶ原手前の展望台よりゆげ山とその奥の剣岳

10/4 7:47

名残ヶ原

10/4 7:49

名残ヶ原よりゆげ山

10/4 7:49

名残ヶ原よりゆげ山と写真中央に剱岳

10/4 7:50

黄色く色づいた名残ヶ原のミネカエデ

10/4 7:50

名残ヶ原より剣岳とゆげ山

10/4 7:51

名残ヶ原のタカネナナカマドの紅葉

10/4 7:51

名残ヶ原の「栗駒山（須川岳）登山道案内図」

10/4 7:54

黄色く染まったミネカエデの葉

10/4 7:57

苔花台（たいかだい）。自然観察路（産沼コース）分岐。沢を渡った向かいの小さな湿原が苔花台。

10/4 8:01

苔花台から須川コースへ少し進んだところから栗駒山（須川岳）を見上げる。

10/4 8:03

登山道脇のゼッタ沢の地熱変質の跡

10/4 8:04

登山道脇のゼッタ沢。須川コース登山道はこの付近よりゼッタ沢を渡る。

10/4 8:06

地獄谷の脇に出る。

10/4 8:06

地獄谷の道標

10/4 8:07

地獄谷

10/4 8:07

イオウゴケ（硫黄苔）。ハナゴケ科ハナゴケ属の地衣類。

10/4 8:11

地獄谷の一部では噴気がたちこめる。

10/4 8:12

地獄谷

10/4 8:13

地獄谷を振り返る。

10/4 8:13

地獄谷

10/4 8:15

地獄谷

10/4 8:17

昭和湖手前の湿原

10/4 8:17

昭和湖手前の湿原

10/4 8:18

昭和湖に着いた。

10/4 8:19

昭和湖

10/4 8:18

昭和湖

10/4 8:21

昭和湖

10/4 8:22

昭和湖の説明板

10/4 8:23

昭和湖。昭和湖は1944年（昭和19年）の噴火口。

10/4 8:35

昭和湖付近より栗駒山

10/4 8:38

昭和湖からの急坂の階段（胸突坂）を過ぎたあたりより登山道を振り返る。

10/4 8:40

賽走り付近から栗駒山の山頂

10/4 8:40

賽走り付近の登山道

10/4 8:50

標高1440m付近より北の方向，奥が焼石岳。

10/4 8:55

天狗平手前標高1500m付近より栗駒山を見上げる。山頂はガスがかかってきた。

10/4 9:00

天狗平手前標高1500m付近より登ってきた方向（北）。奥羽脊梁山脈。中央が焼石岳。

10/4 9:09

天狗平（須川分岐）着

10/4 9:09

天狗平はかなりの強風でリュックからものを出したらすぐに飛んでいきそうな感じ。

10/4 9:10

天狗平の平面分岐案内板

10/4 9:10

寒くて長く休んでられないので天狗平でも少し立ち止まっただけで山頂へと進む。ここで手がかじかんできたので手袋着用。

10/4 9:13

天狗平付近からは栗駒山頂がガスで見えなかった。

10/4 9:14

山頂への途中にある天狗岩を目指して登る。

10/4 9:15

天狗岩を目指して登る。ガスのかたまりが来ては去るせいか，急に青空が見える瞬間もある。

10/4 9:15

天狗岩を目指す。

10/4 9:17

天狗岩

10/4 9:17

天狗岩から如来稜線へ。山頂までは山頂から下山するグループも多く，すれ違うときに歩みがにぶるところもあるくらい。

10/4 9:20

如来稜線上を進む

10/4 9:20

如来稜線の南側。日が当たれば紅葉の色が映えるはず。

10/4 9:21

如来稜線の南側

10/4 9:23

アカミノイヌツゲ（赤実の犬黄楊）の実。アカミノイヌツゲはモチノキ科モチノキ属の常緑低木。

10/4 9:24

ハイマツとタカネナナカマドの赤い実。ここではナナカマドの紅葉は終わり，葉が散った後のようだ。

10/4 9:24

如来稜線の南側の崖

10/4 9:28

栗駒山山頂付近より北方向の奥羽脊梁山脈

10/4 9:29

栗駒山山頂に着

10/4 9:30

栗駒山山頂のの三角点

10/4 9:31

山頂の日宮駒形根神社（ひるみやこまがたねじんじゃ）奥宮。駒形岳は栗駒山の古名。

10/4 9:31

栗駒山山頂

10/4 9:36

山頂より下山開始。天狗平ほどではないが，頂上も寒いのでそそくさと後にした。

10/4 9:38

如来稜線を戻る。

10/4 9:39

如来稜線

10/4 9:39

如来稜線より南側の景色

10/4 9:44

如来稜線より北側の景色。写真中央直下は剣岳。

10/4 9:45

如来稜線より西側の天馬尾根

10/4 9:45

如来稜線より南側の景色

10/4 9:48

天狗岩

10/4 9:53

栗駒山頂より再び天狗平（須川分岐）に戻ってきた。天狗平は栗駒山頂よりも風が強い。

10/4 9:57

天狗平より秣岳方面へ天馬尾根をゆく。

10/4 9:57

常緑樹のシャクナゲの葉は青々としている。おそらくハクサンシャクナゲ。

10/4 9:58

クマザサ，シャクナゲ，ハイマツの緑の中に葉が散って赤い実が残ったタカネナナカマド。

10/4 9:58

栗駒山を振り返る。

10/4 10:02

前日までの雨で登山道上に水がたまっているところが多い。

10/4 10:04

展望岩頭より栗駒山

10/4 10:04

展望岩頭より真下の池塘や剣岳を見下ろす。

10/4 10:05

展望岩頭より昭和湖

10/4 10:05

展望岩頭より龍泉ヶ原の湿原

10/4 10:06

展望岩頭上はものすごい風で女性陣は動けずに立ち止まってしまうほど。崖の方から吹く風だったので助かった。風速20m/s以上はあったと思う。

10/4 10:06

展望岩頭より龍泉ヶ原の湿原

10/4 10:07

すぐ先に見えるピークは御駒岳と呼ばれているところのようだ。

10/4 10:08

御駒岳付近より栗駒山

10/4 10:08

御駒岳付近よりこれから目指す秣岳（まぐさだけ）

10/4 10:09

何か文字が書いてある石柱。何と書いてあるか確かめなかったが，おそらくここが御駒岳。

10/4 10:10

御駒岳より天馬尾根を下ってゆく。

10/4 10:11

アカミノイヌツゲ

10/4 10:14

秣岳を目指して下ってゆく。強風のところは通過したがこのあたりで上着（ソフトシェル）を出して羽織った。

10/4 10:19

天馬尾根を下る。この先は風が穏やかで強風にあおられることはなかった。

10/4 10:19

なだらかな稜線上にこれから歩く道が見える。

10/4 10:19

秣岳

10/4 10:24

両側にクマザサの茂った道を下ってゆく。

10/4 10:36

両側にクマザサの茂った道を下ってゆく。目線の高さが秣岳に近づいてきたのでかなり下ったことがわかる。

10/4 10:37

サラサドウダンの紅葉

10/4 10:37

サラサドウダンの紅葉

10/4 10:51

アカミノイヌツゲ

10/4 10:51

サラサドウダンの紅葉

10/4 10:54

展望岩頭，御駒岳から天馬尾根からいったん下りきったあたり。先に次のピーク（標高約1360m）が見える。

10/4 10:54

10/4 10:55

展望岩頭，御駒岳を振り返る。

10/4 10:55

サラサドウダンの紅葉

10/4 10:58

光沢のある草紅葉の葉はイワカガミかイワウチワ

10/4 11:00

シラタマノキ

10/4 11:04

1360mピークより展望岩頭，御駒岳を振り返る。

10/4 11:04

1360mピークより先の天馬尾根。手前に見える草原のスロープで昼食をとった。

10/4 11:05

1360mピークより先の天馬尾根

10/4 11:08

10/4 11:12

昼食休憩地点より展望岩頭，御駒岳。

10/4 11:12

タカネナナカマドの紅葉

10/4 11:19

ジェットボイルをお湯を沸かし，インスタントみそ汁とコーヒーを全員に配る。

10/4 11:19

昼食休憩地点より展望岩頭，御駒岳。

10/4 12:01

昼食を終えて再び秣岳を目指す。

10/4 12:01

登山道脇の池塘

10/4 12:02

昼食後歩き始めてすぐのところより剣岳

10/4 12:02

昼食後歩き始めてすぐのところより展望岩頭・御駒岳

10/4 12:02

昼食後歩き始めてすぐのところより北の方向，奥羽山脈。

10/4 12:03

南西の方向に見える山々。虎毛山や神室山など。

10/4 12:03

南西の方向に見える山々。

10/4 12:06

しろがね草原手前。草原の中の岩塔状の小ピークが見える。

10/4 12:07

しろがね草原より北方の奥羽山脈

10/4 12:07

しろがね草原

10/4 12:07

しろがね草原

10/4 12:09

しろがね草原の岩塔状の小ピーク

10/4 12:09

しろがね草原より栗駒山

10/4 12:10

しろがね草原より栗駒山

10/4 12:10

古い道標。もともとは「白金草原」と書いてあったのかもしれない。

10/4 12:10

南西の方向に虎毛山や神室山（奥神室山，前神室山）

10/4 12:12

しろがね草原の岩塔状の小ピークより栗駒山

10/4 12:14

しろがね草原の岩塔状の小ピークよりいま歩いてきたしろがね草原

10/4 12:14

岩塔状の小ピークより栗駒山としろがね草原

10/4 12:14

岩塔状の小ピークより栗駒山

10/4 12:14

岩塔状の小ピーク付近

10/4 12:14

岩塔状の小ピーク付近

10/4 12:14

しろがね草原の中の岩塔状の小ピーク

10/4 12:15

しろがね草原の中の岩塔状の小ピーク

10/4 12:15

岩塔状の小ピークより栗駒山

10/4 12:16

岩塔状の小ピークより須川温泉の方向

10/4 12:18

サラサドウダン街道の標識。天馬尾根に入ってからこの文字の標識に気付いたのはこれが二つ目。

10/4 12:21

岩塔状の小ピークを下った向こうの草原もしろがね草原

10/4 12:21

いよいよ秣岳が近づいてきた。

10/4 12:24

秣岳への登り。登山道の足元は泥炭層。

10/4 12:25

秣岳への登り途中より，岩塔状小ピークを振り返る。

10/4 12:25

秣岳への登り途中より栗駒山

10/4 12:26

秣岳への登り途中より岩塔状小ピーク

10/4 12:26

秣岳への登り途中より栗駒山と岩塔状小ピーク

10/4 12:27

秣岳への登り途中より栗駒山

10/4 12:28

秣岳のすぐ手前より直下に須川湖

10/4 12:28

秣岳のすぐ手前より栗駒山

10/4 12:31

秣岳着。秣岳頂上の三角点

10/4 12:31

秣岳より栗駒山

10/4 12:33

秣岳より南西方向の山々

10/4 12:37

秣岳より急勾配を下りてゆく。

10/4 12:37

眼下に頂部が平らになった山が見える。

10/4 12:40

この先頂部が平な山の山腹をトラバースしながら下りてゆく。

10/4 12:41

須川湖

10/4 12:46

サラサドウダンの紅葉

10/4 12:46

10/4 12:46

10/4 12:47

ブナ

10/4 12:47

ブナ

10/4 12:52

秣岳分岐点（下降点）

10/4 12:52

秣岳分岐点より秣岳

10/4 12:53

秣岳分岐点付近より須川湖

10/4 12:55

シロバナトウチソウ（白花唐打草）。バラ科ワレモコウ属の多年草。

10/4 12:55

エゾオヤマリンドウ（蝦夷御山竜胆）。リンドウ科リンドウ属の多年草。

10/4 12:57

秣岳からの下山途中，標高1270m付近より秣岳を振り返る。

10/4 12:58

斜面トラバースの岩場

10/4 12:59

斜面トラバースの岩場。歩きにくいので自然とスピードがにぶる。

10/4 13:00

ウゴアザミ（羽後薊）かキタカミアザミ（北上薊）。キク科アザミ属の多年草。

10/4 13:05

秣岳からの下山道標高1210m付近より森の中へ

10/4 13:16

ブナ林を下りてゆく。

10/4 13:16

10/4 13:28

ブナ林

10/4 13:32

オオカメノキの葉の紅葉

10/4 13:37

秣岳登山口まで下りてきた。

10/4 13:37

秣岳登山口

10/4 13:37

秣岳登山口からは車道を須川湖の駐車地点まで歩く。

10/4 13:45

車道より秣岳

10/4 13:45

10/4 13:47

車道より須川湖

10/4 13:55

下山時の須川湖と秣岳

10/4 14:05

下山後の須川温泉周辺はものすごい数の車で身動きがとりにくい。多くの車が駐車場からあふれて路駐する状況。

10/4 14:15

須川湖より須川温泉の方をのぞむ。

10/4 15:06

帰りにジュネス栗駒スキー場隣接のやまゆり温泉で入浴。やまゆり温泉はホテルブラン内にある。入浴料1人400円。

10/4 15:13

やまゆり温泉はpH9.8のアルカリ性で美肌の湯

10/4 16:26

入浴後，十文字ラーメンの老舗・マルタマでラーメンを食べて帰った。

撮影機器：

FinePix F80EXR 富士フイルム

FinePix XP70 富士フイルム

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 靴 ザック ザックカバー 昼ご飯 飲料 ガスカートリッジ 地図（地形図） コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト カメラ ジェットボイル

共同装備

ジェットボイル みそ汁 コーヒー

感想

Ssakana

　栗駒山・秣岳の山歩きは，前日の10月2日に予定されていたが，天候がいま一つということで3日に延期された。登山口の須川温泉では晴れていたが，山頂はガスがかかり気味で風も強く，寒かった。しかし雨には見舞われず，天候には恵まれたと思う。栗駒山の頂上も寒かったが，天狗平の分岐地点の方が風が強く，リュックからものを出すとすぐに風に飛ばされそうなくらいであった。最も風が強かったのは天馬尾根の展望岩頭付近で，風速20m/s以上はあったと思う。強風でよろめくくらいで，体重の軽い女性は風に背を向けてしばし立ち止まったりしていた。風は崖の方向から吹いていたので風にあおられて崖に転落する心配はなかったが，逆方向の風だと危なかったかもしれない。前日までの雨のせいか，コースのあちこちで水がたまったり土の表面が滑りやすかったりするところも多かった。
　栗駒は人気の山で，この紅葉の季節は多くの登山客や紅葉狩の人々がおとずれる。昼過ぎの須川温泉周辺はものすごい人の数で，駐車場から車があふれて路上駐車をしている車も多かった。須川温泉に入浴しようとしてもまず車を止めるところがなく，帰りはジュネス栗駒まで行って入浴することにした。
　栗駒山は馬にちなむ名であるが，栗駒山から秣岳に至る稜線も天馬尾根と馬に関連する名で呼ばれている。秣岳の「まぐさ」も馬の飼葉を指す言葉。秣岳近くにはしろがね草原をはじめ，草原も多いことから草に関する「まぐさ」の名がつけられたのかもしれない。