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Yamareco

記録ID: 734305 全員に公開 無雪期ピークハント/縦走 甲信越

30年越しの越後三山制覇 - 八海山、中ノ岳、越後駒ヶ岳

情報量の目安: S
-拍手
日程 2015年10月02日(金) ~ 2015年10月04日(日)
メンバー
アクセス
利用交通機関
車・バイク、 自転車
自家用車にて八海山屏風道二合目駐車場から登山開始、その前に下山口の十字峡登山センターに自転車デポ
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地図/標高グラフ


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歩くペース 0.5~0.6(とても速い)
※ヤマプラ掲載の「山と高原地図」標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率(全コースのうち66%の区間で比較) [注意事項]
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コースタイム [注]

1日目
山行
3時間22分
休憩
42分
合計
4時間4分
S屏風道、新開道2合目登山口12:0813:40五合目13:5614:40七合目(ノゾキの松)14:4415:42千本檜小屋16:0416:08八海山(薬師岳)16:12千本檜小屋
2日目
山行
6時間59分
休憩
1時間9分
合計
8時間8分
千本檜小屋05:3606:23八海山(大日岳)06:4107:01八海山07:0507:32五竜岳07:4209:22オカメノゾキ09:2810:52出雲先11:0311:59御月山12:0012:10祓川12:2013:26中ノ岳避難小屋13:3213:37中ノ岳13:4013:44中ノ岳避難小屋
3日目
山行
10時間44分
休憩
1時間21分
合計
12時間5分
中ノ岳避難小屋04:0305:27檜廊下06:30天狗平06:3607:15中ノ岳、グシガハナ分岐07:29越後駒ヶ岳07:3107:42中ノ岳、グシガハナ分岐07:4308:14天狗平08:1509:19檜廊下10:23中ノ岳避難小屋11:0511:11中ノ岳11:1411:25池ノ段分岐11:2712:28日向山12:3414:13十字峡登山口14:2914:32林道入口駐車場16:04屏風道、新開道2合目登山口16:0616:08ゴール地点G
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
コース状況/
危険箇所等
屏風道の4合目から千本檜小屋まで、千本檜小屋から大日岳への稜線コース、五竜岳から御月山までが鎖場がいずれも鎖場が連続する破線ルート。手掛かり無く足場も滑りやすい所が多いので鎖に頼るが、腕力握力を切らさないことも重要。五竜岳-御月山間の鎖場以外、中ノ岳-駒ヶ岳間は笹で足元が見えにくい場所、足場が細く踏み外してはいけない場所、滑りやすい急坂多し。
過去天気図(気象庁) 2015年10月の天気図 [pdf]

写真

八海山屏風道、新開道共通の二合目登山口。坂の上に登山道と表示されているのは新開道の方。
2015年10月02日 11:50撮影 by uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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八海山屏風道、新開道共通の二合目登山口。坂の上に登山道と表示されているのは新開道の方。
屏風道は河原に下りて渡渉する。やぐらが組んであるのは人力の渡しゴンドラ。
2015年10月02日 12:05撮影 by uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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屏風道は河原に下りて渡渉する。やぐらが組んであるのは人力の渡しゴンドラ。
1
霊山ですね。
2015年10月02日 12:30撮影 by uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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霊山ですね。
1
三合目から少し上の沢筋から稜線を垣間見る。
2015年10月02日 12:47撮影 by uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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三合目から少し上の沢筋から稜線を垣間見る。
四合目水場への分岐。片道3分ほど歩く。
2015年10月02日 12:56撮影 by uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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四合目水場への分岐。片道3分ほど歩く。
1
清滝小屋使用不能とある。
2015年10月02日 12:57撮影 by uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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清滝小屋使用不能とある。
1
鎖場登場。こんなウエットな鎖場も多い。
2015年10月02日 13:15撮影 by uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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鎖場登場。こんなウエットな鎖場も多い。
リッジの鎖場を攀じると展望が広がる。
2015年10月02日 13:36撮影 by uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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リッジの鎖場を攀じると展望が広がる。
七合目かな。
2015年10月02日 14:32撮影 by uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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七合目かな。
大滝を見下ろす。
2015年10月02日 14:36撮影 by uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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大滝を見下ろす。
1
小屋が見えた。
2015年10月02日 15:28撮影 by uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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小屋が見えた。
2
岩稜の紅葉は独特。天気が今一だが。
2015年10月02日 15:29撮影 by uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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岩稜の紅葉は独特。天気が今一だが。
2
千本檜小屋に到着。
2015年10月02日 16:02撮影 by uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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千本檜小屋に到着。
1
祭壇のある客室。
2015年10月02日 15:50撮影 by uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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祭壇のある客室。
3
薬師岳から山小屋方向。
2015年10月02日 16:07撮影 by uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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薬師岳から山小屋方向。
八ッ峰へ向けて出発。先行する人は今日中に駒ケ岳から下りると言う。
2015年10月03日 05:34撮影 by uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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八ッ峰へ向けて出発。先行する人は今日中に駒ケ岳から下りると言う。
1
すっきりとは晴れないが、下界が見えて来た。
2015年10月03日 05:47撮影 by uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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すっきりとは晴れないが、下界が見えて来た。
1
くもまの朝日
2015年10月03日 05:48撮影 by uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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くもまの朝日
2
不動岳にも朝日が
2015年10月03日 05:48撮影 by uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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不動岳にも朝日が
明け行く岩稜
2015年10月03日 05:48撮影 by uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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明け行く岩稜
6
大日岳までで破線路ではなくなるが
2015年10月03日 06:29撮影 by uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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大日岳までで破線路ではなくなるが
1
入道岳を目指す。
2015年10月03日 06:30撮影 by uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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入道岳を目指す。
3
下りて来た大日岳の岩峰。鎖が見えますか。
2015年10月03日 06:34撮影 by uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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下りて来た大日岳の岩峰。鎖が見えますか。
5
八海山最高地点の入道岳
2015年10月03日 07:02撮影 by uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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八海山最高地点の入道岳
4
中ノ岳が高く聳え、手前の縦走路は深く落ちて行く。
2015年10月03日 07:09撮影 by uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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中ノ岳が高く聳え、手前の縦走路は深く落ちて行く。
3
こんな痩せ尾根を行くんだ。
2015年10月03日 07:52撮影 by uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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こんな痩せ尾根を行くんだ。
6
谷筋には残雪も
2015年10月03日 09:13撮影 by uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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谷筋には残雪も
荒山を過ぎ、この先が最低鞍部のオカメノゾキ
2015年10月03日 09:13撮影 by uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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荒山を過ぎ、この先が最低鞍部のオカメノゾキ
1
1528mの出雲先を望む。雪崩に磨かれた壁が凄い。
2015年10月03日 10:02撮影 by uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1528mの出雲先を望む。雪崩に磨かれた壁が凄い。
1
出雲先から御月山を望む。
2015年10月03日 11:01撮影 by uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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出雲先から御月山を望む。
御月山の肩まで来て、御月山越しに中ノ岳
2015年10月03日 11:46撮影 by uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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御月山の肩まで来て、御月山越しに中ノ岳
4
御月山の頂がもうすぐ
2015年10月03日 11:48撮影 by uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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御月山の頂がもうすぐ
1
御月山まで来ると、中ノ岳の腰回りが独特の色合い。
2015年10月03日 11:58撮影 by uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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御月山まで来ると、中ノ岳の腰回りが独特の色合い。
3
中ノ岳への最後の斜面
2015年10月03日 12:37撮影 by uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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中ノ岳への最後の斜面
1
中ノ岳避難小屋にやって来た。背後に中ノ岳山頂。
2015年10月03日 13:27撮影 by uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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中ノ岳避難小屋にやって来た。背後に中ノ岳山頂。
1
快適な避難小屋の中。
2015年10月03日 15:46撮影 by uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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快適な避難小屋の中。
3
視界最悪の駒ケ岳に到達。
2015年10月04日 07:29撮影 by uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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視界最悪の駒ケ岳に到達。
2
中ノ岳に戻ってこれから下山。5人パーティーが居合わせて撮ってもらった。
2015年10月04日 11:12撮影 by uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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中ノ岳に戻ってこれから下山。5人パーティーが居合わせて撮ってもらった。
4
標高1000mを割って下方の視界が開けた。十字峡からしゃくなげ湖にかけてが見える。これまで10時間は延々と視界不良で歩いてきたのだ。
2015年10月04日 13:37撮影 by uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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標高1000mを割って下方の視界が開けた。十字峡からしゃくなげ湖にかけてが見える。これまで10時間は延々と視界不良で歩いてきたのだ。
十字峡の登山口。これより自転車で八海山麓の愛車に戻る。
2015年10月04日 14:29撮影 by uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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十字峡の登山口。これより自転車で八海山麓の愛車に戻る。
4
八海山を目指す登りになって、八海山が見えた瞬間。
2015年10月04日 15:24撮影 by uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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八海山を目指す登りになって、八海山が見えた瞬間。
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二合目の登山口に帰還。
2015年10月04日 16:04撮影 by uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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二合目の登山口に帰還。
3

感想/記録

金曜日代休になって三日間使えることになり、紅葉山行を考えた時に、越後三山を思い起こした。37年前の10月中頃、枝折峠から越後駒ヶ岳、中ノ岳と進んで避難小屋に泊まったが、夜から降雪、朝には積雪で八海山どころではなく十字峡に下りた。それ以来の懸案であったことを思い出したのだ。そこで、三山制覇を是非やりたい、どこから登りどこに下りるか、車で行くかバスも使うか、何通りもルートを考え悩んで、さらに直前に天候推移も加味して以下の様に実行した。

10月2日: 前日木曜日から日本列島を通過する低気圧が940hPaの爆弾低気圧となり列島は大荒れ、金曜日は新潟中越でも雨のち曇りの直前予報。なので初日は午後だけの半日行程にした。
 六日町から下山予定の十字峡に車で上がり、登山センターの横に自転車をデポ、八海山屏風道の二合目の駐車場に回って丁度正午。漸く雨も上がったようで登山開始とする。駐車場から先ず屏風沢に少し下りて渡渉してから登り始める。ここが増水時には注意とあり、人力で渡るゴンドラも設置されている。確かに増水気味ではあったが、ここで高を括って石を飛び越えた着地でスリップ、見事にドボンしてしまった。大きな支障はなかったが、靴中は三日間びしょ濡れで終始することになる。

 四合目の清滝までは普通に樹林帯の山道。四合目の水場は往復に5分くらいかかる。この先鎖場が現れ、結構連続する。この区間は登り専用、下山禁止になっている。未だ濡れてて滑りやすく、泥付き岩場もあり、慎重且つ鎖を頼るべきはしっかり頼って登って行く。次第に下界の景色、滝と紅葉、峨ヶたる稜線の眺めが楽しめるようになり、稜線の山小屋が見えるとほどなく小屋に着く。薬師岳の山頂を往復して今日は行動終了。

 営業小屋の千本檜小屋と八海山避難小屋は隣接していて、千本檜小屋は素泊まりで寝具持参だと二千円(小屋の布団使うと千円増し)でこの位ならとストーブもあって快適な小屋泊まりにした。自炊も客室内で、折り畳みのテーブル上で火器を使うことができる。水も小屋で貰えるが煮沸して飲めとのことだった。十数人の登山ツアーのグループで小屋は満杯になったが、夕食後は騒がしくはなくゆっくり眠ることができた。

10月3日: 朝5時半にはランプが要らない明るさになって出発。八海山稜線は小屋と大日岳の間「八ッ峰」が核心部。岩場の稜線ルートとトラバースルートが並行していて、当然稜線ルートを行く。ここの岩場はアルプスの岩場とは大分趣が違う。先ず岩質が礫岩で、既に丸まって角のない石をセメントで固めたような状態。滑りやすく確実な手がかり足がかりが得にくい。アルプスの岩場は基本的にできるだけ登り易いラインを引いた上で危なければ鎖を架けるなどしていると思うが、ここは修験道として厳しい岩場にひたすらダイレクトに鎖を架けていると感じられる。従って鎖がなければフリーで登ることが殆ど不可能、思い切り鎖にぶら下さがざるを得ない場所が大半である。それが延々と続くので腕力を使い切らない注意が要ると感じた。

 大日岳から八海山の最高点の入道岳を経て五竜岳までは展望が利いて楽しく歩ける道。越えて来た八ッ峰も今居るあたりも錦秋の盛り、これから目指す中ノ岳、峰続きの駒ケ岳も見えてくる。魚沼盆地も眺められる。さてだんだん、五竜岳から先の、中ノ岳手前の御月山までの稜線が、狭い痩せ尾根でとても深いことが解ってくる。

 五竜岳から最低鞍部のオカメノゾキまで400m下り、御月山へ600m登り返し、最後に中ノ岳へ300m登る。道は明瞭であるが、途中細かい登り下りがあり、圧倒的に急坂が多く、木の根のジャングルを越えたり、そして断続的だが長い鎖場がある。地図上の距離以上に体力と精神力を使うルートである。

 御月山を登りきると破線路は終わって一安心。中ノ岳の斜面がまた良い秋色をしている。ちょっと下りて祓川の水場。水は細いがしっかり流れている。この日あわよくば駒ヶ岳まで行ってしまうことも考えていたが、ここの時点で正午を過ぎたので中ノ岳泊まりと決断した。そうすると水は明日の分までたっぷり必要で、4リットル汲んだが、時間的には余裕でじっくり登ればよい。中ノ岳避難小屋へは下半分は溝中の暗い山道、上半分は笹薮の中の道でいずれもほとんど急坂。

 中ノ岳避難小屋には13時半に到着。この時先着者1名で、16時頃までに3人ほど到着したが、15時半に来た1人は5人組の先着で一人が疲れて遅れていると言う。その1人は17時半過ぎ、薄暗くなって到着した。さらに18時過ぎて暗い中6人組がやって来た。5人組も6人組も八海山からの縦走で、5人組は女人堂からで僕より1時間程度遠い所からではある。このルートは単純に体力だけでなく、難路を歩き続けられる技量も必要で、それが揃わないと大人数のパーティーでは遅れることになりがちだろうと思う。

 37年前に僕が中ノ岳の避難小屋に1泊したことは確かであるが、今の小屋がその時の小屋と同じかは定かでない。記憶の限りでは前は二階は無かった様に思うので、建て替えられているのではないかと言う気がする。寝ている横に出しておいたラーメンをネズミにかじられてしまったのが当時の苦い思い出だった。なお、この小屋では雨水を300リットルほどのタンクにためており、ほぼ満水状態だった。特に注意書きはなかったが煮沸して飲むべきものだろう。

10月4日: 前夜半から風が強まり、轟々と音を立てていた。山に入る前の天気予報では土日共晴れ時々曇りであったが、前夜の中越地方の予報では寒気の影響で明け方まで雨の所がある、になり、朝になったら昼ごろまで雨の所がある、とだんだん悪くなってしまった。

 ともかくも駒ヶ岳を目指そうと、暗い中4時出発。風は強いと言えば強いが、夜中よりは弱まったようで歩くには支障はない。最初は霧で打たれると濡れて来るが、その内雨も降って来た。完全雨中仕様で頑張って歩く。中ノ岳-駒ヶ岳間はメインルートだとは思うが、それにしては道が細い。笹に隠れて足元が見づらく、滑りやすい。踏み外すとヤバい所も随所に、荷物は軽いが暗い中ではなかなかスタスタとは歩けない。駒ヶ岳まで4時間CTを3時間で行きたかったが、3時間半かかって霧の駒ケ岳に到着。明るくなってからの戻りは3時間だった。

 中ノ岳の小屋に戻って一息。荷物をまとめて後は十字峡へと下りる。雨は止み、霧も薄くなったが展望は利かない。急坂は多いが、駒ヶ岳の道と比べると整備されたまともな山道で大分歩き易い。37年前は雪にびびってここを降りたが、それ以外コースについての記憶は残っていない。ひたすら歩いて中ノ岳から3時間で十字峡に到着。

 十字峡の登山口で終わりではない。八海山の麓まで約20kmを自転車で戻るのだ。しゃくなげ湖畔の道は案外起伏があり、ダムを過ぎると一気にダウンヒル、小川で三国川を右岸へと渡り返し、桂山の麓を回って上原まではほぼ平坦。ただここまでで荷物のせいでかなりお尻が痛くなった。上原のA-Coopに荷物をデポして、八海山を目指して緩くはあるが登り返して行く。左に折れる山口からだんだん傾斜が増し、スキー場への道と分かれてセミナーハウスまでまともなヒルクライム、その先二合目までは激坂があるので自転車もデポした方が得策、しばし歩いて駐車場に帰還。自転車と荷物を回収して、六日町駅近くの「湯らりあ」で入浴して富山へ帰った。
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この記録へのコメント

登録日: 2011/12/14
投稿数: 3011
2015/10/5 20:39
 3日間濡れた靴で・・・
ニシデンさん、越後三山制覇おめでとうございました。
初日のドボンは災難でしたね・・・その靴で歩き通すのはちょっと嫌かな(笑)
残雪期に越後駒、滑りに行きませんか?
登録日: 2011/2/23
投稿数: 827
2015/10/6 10:22
 Re: 3日間濡れた靴で・・・
なるほど、4月になったらシルバーラインが開通するんですね。
候補にしておきましょう。

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