百蔵山-扇山(-権現山のつもりが膝痛で断念)
- GPS
- 06:09
- 距離
- 14.3km
- 登り
- 1,187m
- 下り
- 1,192m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
13:20鳥沢発-(中央線普通八王子行き)-13:49八王子着-13:55八王子発-(中央線快速)-14:13立川着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
猿橋駅から百蔵山登山入口 -駅北口から真っ直ぐ北に進み、国道20号の横断歩道橋を渡り東京方面に向かうとすぐに桂川に架かる橋があるのでその橋を渡ります。中央自動車道の大きな赤いトラス橋をくぐり抜け、葛野川に架かる橋を渡り民家の中の車道を進みます。 大菩薩峠から見える日川ダムは葛野川を活用した東京電力の揚水発電の上ダムなのですが、猿橋で葛野川が相模湖に流れ込む桂川に合流することを今日知りました。 車道を進むとやがて陸上競技場と野球場が現れます。朝8:00以降であれば路線バスでここまで来ることができます。ここから百蔵山への2つルートを選べますが、舗装路の短い左のルートを進むことにしました。 百蔵山登山入口から山道の始まり(登山計画書ポスト) -民家に挟まれた狭くて急なコンクリート舗装の道を進みます。この急坂が生活道路になっているのでお住いの皆様は車を複数台所有されています。歩いて上り下りするにはきつ過ぎます。(別荘なら別でしょうが) ここを登っているときには日差しが強くすでに汗びっしょり。今回の山行で一番きつかった区間でした。 山道始まりから七保からのルートの合流 -登山計画書提出のポストが置いてある山道の始まりで、登山計画書を提出しました。(バインダーに綴じるようです。)最近ヤマレコのユーザーの方の日記でヤマレコの各種機能に山行計画から登山計画書を印刷できる機能があることを書かれていたので、参考にさせていただき持って行って提出しました。また、県警によってはMailで山行記録を受け付けているということも書かれていたので、提出可能な山梨県警にMailで提出しました。計画書とは違うルートになってしまいましたが...。 さて、合流地点までは登り易い勾配の九十九折りが続きます。登り始めてすぐに水場があり、きれいな湧水が利用できます。(柄杓が用意されていました。) 30分ほど登ると展望が開けたところに出ます。ここから富士山が望めるようです。今日も朝のうちは望めたようですが8時過ぎには雲見隠れていました。 七保からの合流から百蔵山頂 -合流から百蔵山頂までは登り易い勾配を進んですぐに到着します。割に広い山頂には富士山展望の案内、百蔵大明神遺跡碑、三角点がありますが、ベンチやテーブルはありません。富士山は展望できませんでしたが、高畑や倉岳山方面は望めました。晩秋から冬にかけての晴れの日には素晴らしい眺望が期待できそうです。 百蔵山頂から宮谷分岐 -山頂からコタラ山・扇山方面へ下るとすぐに百蔵山登山口から右に進んできたルートに合流します。その合流を過ぎると急な下りが始まります。この下りで左膝の痛みが現れ徐々に痛みが強くなってしまいました。この下りは固く閉まった土道ですので、特にソールがへたった靴では滑りやすいので慎重に下りましょう。しばらく下ると尾根道に出ますが、再びやや急な下りが続きます。やがて、広々とした檜の植林地に出ます。この辺りでコタラ山頂へのルートがあるのかと思っていましたが、道標はなく、見過ごしてしまいました。植林地を過ぎ、やや急な下り坂を降りると宮谷分岐に出ます。この分岐は猿橋から宮谷川沿いに登ってくるルートの合流です。 宮谷分岐から大久保山頂 -宮谷分岐からは尾根沿いの巻道をしばらく進みます。宮谷からのもう一つの合流を過ぎると緩やかな登りが始まります。その後やや急な登りになりますが、地図ではこの勾配の境目にカンバノ頭というピークが山道沿いに記してありますがこれまた気付きませんでした。登りが緩やかになると大久保山頂です。大久保山頂はやや狭く、樹木に囲まれていますので展望はありません。三角点が設置されていますが、どうやって視準するのやら?今ではGPS測量なのでしょうね。 大久保山頂から大久保のコルを経て扇山頂 -大久保山頂から緩やかに下るとすぐに広々とした大久保のコルに出ます。大久保のコルでは鳥沢から扇山へ登るルートに合流します。大久保のコルからやや急な短い登りを過ぎ、勾配が緩やかになると広々とした扇山頂です。ここは周りが開けており、特に南側は広々とした眺望が楽しめます。当然、富士山も望めますが今日は雲がかかっていて見えません。今日は扇山頂から権現山へのルートを歩く計画でしたが、百蔵山の下りから左膝が痛くなりましたので、扇山頂に到着する前にあきらめていました。念のため権現山のルートを覗いてみましたが、このルートは歩く方が少ないのか野草が繁茂していてルートが見えないほどでした。元気な状態でも躊躇したかもしれません。 夏場は日差しを遮るものがない山頂ですので人気がないと見え、山頂には1組のご夫妻がいらっしゃるだけでした。 扇山頂から鳥沢 -再び大久保のコルへ降り、鳥沢へ下ります。鳥沢への下りも適度な勾配の整備された九十九折の山道です。しばらく下ると小さな赤い山ノ神の社が見え、その直下に水量の豊富な水場があります。水場の直下は石段となっていますので、石段で疲れたところで喉を潤せるようにロケーションをアレンジしているように見えました。だんだんと勾配が緩やかになり小さな沢の水音が聞こえてきます。標高も小さくなり、気温が上昇して暑苦し苦なったところで鳥沢扇山登山口に出ます。ここには休憩小屋、トイレ、ベンチが設置してあります。鳥沢登山口へは土日、祝祭日およびハイキングトップシーズンには鳥沢駅からバスが運行されているようですがそれ以外は車道を1時間ほど登ってこなくてはなりません。扇山へ向かうハイカーのためにこの登山口で一服できるように整備されているのでしょう。登山口から鳥沢へは舗装された車道を下って行きます。大月カントリーのコース脇を下り大久保の集落の中を抜けて中央自動車道をくぐり国道20号を横断するとようやく鳥沢の駅です。 |
写真
感想
お盆休みの暑いさなか少しがんばって百蔵山-扇山-権現山をめぐる比較的長いルートを目指して猿橋駅をスタートしたものの百蔵山までの登りで少し引っかかっていた左膝が、山頂からの下りで痛くなり始め、ものの30分もすると相当痛くなり上り下りがつらい状態になってしまいました。この時点で権現山へ向かうのは無理と判断して、どのルートでエスケープしようかと思案しましたが、折角なので我慢して何とか扇山頂まで行き、大久保のコルへ戻って鳥沢へ降りることにしました。
百蔵山頂への途中で展望が開けたところがあり、70歳前と思われる男性がお孫さんと思われる小学6年生もしくは中学1年生の少年を連れて、風景の水彩スケッチをされていました。私がお見かけしたときにはもうスケッチが終わって仕舞われる所でしたので、「朝早くからここでスケッチされているのですか?」とお聞きしたところ。「いやー、20分ほど前からです。」とのこと、チラッとお見受けしたスケッチはA4サイズのスケッチブックに遠くの富士山も描いたすばらしいものでしたので、そんなスケッチを20分で書き上げるとは相当な腕前だとお見受けしました。その方は、「さっきまで富士山が見えていたのに雲で隠れてしまったね。百蔵山へのこのルートは途中で展望が開けた場所があるので、山頂で雲に隠れてしまった富士山を残念がらなくてもすむ場所があるからいいルートだよね。」とおっしゃってました。なるほど!!。
百蔵山から扇山のルートは全般によく整備されたルートですが、夏場は野草が繁茂してルートを覆っている箇所が多くあり、長袖、長パンツが必須です。(その分暑いですが)単独行ですので、地図を入れた防水ケースを折りたたんで手に持ち、くもの巣と伸びた野草を払いながら進みました。我ながらよい方法と自画自賛しました。(笑)
扇山頂には1組のご夫婦が先に到着されており、カップめんを食べるためのお湯を楽しそうにおしゃべりしながら沸かされておりました。ご主人が「途中の山道にあった動物の糞は熊の糞ですかね?」と尋ねてこられたので、熊の糞かどうかわからないけれど、樹木に熊の爪あとがあったのでこの辺りには熊が生息しているのは間違いないと思う旨を返答したところ大層怖がってられたので、「お二人でしたらできるだけおしゃべりしながら歩かれると熊のほうが逃げるのではないでしょうか」
とお伝えしました。熊回避よりご夫婦の絆を強くする効果のほうが大きいかも。
このルートはバスが利用できないと、猿橋からにしろ、鳥沢からにしろアプローチの車道が長いのでよくバスの運行状況を確認して計画を立てたほうが楽しめるでしょう。
晩秋までに膝を直して、リベンジしたいと思います。(笑)
いつもご投稿ありがとうございます
膝痛の具合はいかがですか?
私も膝が弱いので、下りで時々やってしまいます
急な下りは痛めやすいんですよね
よろしければなんですが・・・
膝周りの筋肉を鍛える意味でスロージョギングが、オススメです
これをし始めたら、かなり膝の痛みが軽減されました
方法は、えっと
あ、そうだ 今晩日記に書かせて頂きますね
よければご覧下さい
hanepataさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
太腿が攣ったり、膝が痛くなったり、日頃のふしだらな生活がもろに影響しているのでしょうね。(反省)
膝鍛練法、是非ご教示ください。
「こんなところで...」ではいつもお手を煩わせて申し訳ありません。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する