番屋山周回☆八十里越七名山完登〜磐越遠征2024��
新潟県
生獣☆mogless
体力度について
- GPS
- 02:23
- 距離
- 7.1km
- 登り
- 572m
- 下り
- 572m
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| 天候 | 曇 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2024年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
未舗装。広大。枠あり。無料。出入り自由。キャンプ場併設。 トイレは、建物に併設。夜間利用できるかは不明。 スタッフに伺ったところ、駐車場は登山者も駐車可だそうです。 なにしろ、番屋山のバッジが売ってるくらいですから。 ▼吉ヶ平自然体感の郷の先の橋を渡って右手の広場 草地。広大。枠なし。無料。出入り自由。 さらにその先、軽トラ規格の林道を200mほど行ったところの林道終点の左手側に、草地の広場みたいなところがあり、そこにも数台は止められる。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
よく整備されていて、特段、難しい箇所は無かったと思います。 山頂から八十里越に合流するまでは、急坂。ロープ設置。 椿尾根取付から八十里越分岐までは、かつての八十里越街道となるので、快適そのもの。 |
| その他周辺情報 | ▼温泉 ○咲花温泉 柳水園 9.00-20.30 不定休 ￥500 P25台 新潟県五泉市佐取7241 0250-47-2121 http://www.sakihana.jp/stay/ryusuien.html ▼食事 ○進来軒 11.00-14.00 16.00-20.00 水休 駐車場は道路向かい３台分 新潟県五泉市村松甲2206-2 0250-58-6696 ▼番屋山バッジ 吉ヶ平自然体感の郷で１種￥600。スタッフ常駐 他に、守門岳のバッジも販売してる。 9.00-17.00 営業期間6月１日〜11月15日（積雪状況で変動あり） 新潟県三条市吉ケ平160番地 090-3226-5912 https://www.city.sanjo.niigata.jp/sanjonavi/see_do/nature/outdooractivity/2340.html |
写真
吉ヶ平自然体感の郷の駐車場。登山者も置いてよいそうです。スタッフに確認済み。もっとも、番屋山の登山者は少ないだろうから、あまり影響ないのでしょう
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ここ。橋の先の駐車スペース。けっこう、広大だけど満車になることはなさそうである。こっちのほうがより番屋山に近い。車を置くところは意外にたくさんある
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林道は続いていて、ここまで車では行ってこれるっちゃ入ってこれる。道は狭い。ここまで入ればかなりの短縮。ここに駐車してよいのか分からないけど
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八十里越との分岐。八十里越は実際には八里しかないけども、あまりの険しさから10倍の八十里に感じられたからってのが由来らしい
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おお。不思議な熊の爪痕ではないか。文字のようにも見えるぞ。さすがは知能の高い動物だ。そこかしこに「昭和」とか「○○年」なんて爪痕があった
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いまだ建設中の国道289号線。只見まで2027年ごろ開通らしい。開通したトコロで、どれだけの交通量があるのだろうか。私も通ることがあるだろうか
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これが八十里越か。越後長岡藩の河井総督が吉ヶ平から八十里越に入ったのは、1868年8月4日のこと。今から156年前に河井総督がたどった道のりを逆方向から歩いている
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八十里 こしぬけ武士の 越す峠。この自嘲ともとれる継之助の狂句。落城する長岡城をあとにして会津藩を頼り、二度と生きては戻れないであろう越後からの退却。どんな心境でここを通ったのだろう
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この辺りは156年前から時間が止まっているようだ。河井総督が見た山と空と、当時と見えている風景はなんら変わらないだろう。ああ、ついに来れた八十里越。ここに来ることが長年の夢だった
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ちなみに。吉ヶ平自然体感の郷の料金表。こういうところでは、駐車場で車中泊ってわけにもいかんわな。最寄り公衆トイレのある八木ヶ鼻辺りまでは8kmくらい
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で。ここは、八木ヶ鼻という高さ200mの大岩壁。番屋山からも見えました。裏側から登れます。時間切れでこの日は登らなかった。近くは無料キャンプ場なので、そこら中でアウトドア派が野焼きしてた。煙が旨いのか。臭いだけだな
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牡蠣麻婆麺大盛り￥1450。並￥1350。大ぶりの牡蠣が2つ入ってます。他には先代から受け継いだという名物の五目ラーメン￥1150もある
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温泉は咲花温泉 柳水園。館内に入った瞬間にタバコの匂いが充満してなければねえ。感じからして客のモノではないね。湯は抜群でしたので、日記にて
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感想
磐越遠征2024、2日目の午後の部です。午前中は未丈ヶ岳に登ってました。それから、移動してきました。なかなか遠かった。で。番屋山（ばんやさん）は、新潟県三条市にある標高933.3mの山。新潟百名山や八十里越七名山などに指定されています。
番屋山に登るに際して懸念だったのは、ヤマビルがいるのかいないのかということ。なにしろ、靴がヤマビルに齧りつかれた粟ヶ岳の近くだったものですから、非常に気になりまして。念のため、気温が低くなってから登ろうとこの時期にしたのですけども、10月に入ってもさして気温が下がらず。でもなんだか、先人の過去レコを見るに、ヤマビル被害に遭ったという情報が見当たらなかったので、ひょっとして、まるでいないのではという希望的観測から、今回の遠征に組み入れました。
登るに際して、せっかくだから、吉ヶ平自然体感の郷のスタッフにヤマビルについて伺ったところ、「番屋山にはヤマビルはいません」とのことでした。さらには、「おおナントカ」というところから、こっちにはヤマビルは来てませんてことでした。大谷のことだろうか。まあ、とにかく、いないらしい。これで安心した。
山自体は、特段、難しいところもないような。オーソドックスな山と申しましょうか。まあ、山よりも、八十里越に関心があったわけでして。以降、山と無関係の感想。幕末、戊辰戦争の頃。北越戦争における長岡城の攻防戦で、当時の日本に3門しかなかったガトリング砲を自ら乱射して奮戦した河井総督ですが、左膝に銃弾を受けてしまい、会津への撤退を余儀なくされ、吉ヶ平から八十里越に入り、終焉の地である只見へ向かう際に通った道。それが今回のルート上にある。それだけで、興奮するというもの。今から156年前に担送される河井総督が通ったこの道を逆方向とはいえ、歩くことができる。ゾクゾクします。河井総督は八十里越を越えた先の只見の地で銃創が悪化し、最後を迎えるわけですが、以前、只見にある医王寺の裏手にあるお墓を訊ねた際には新しい花が供えられていた。150年以上経っても、お墓に花が供えられる人物が、いったいこの国にどれだけいるだろう。いやあ、感動した。山は薄味だったけど。
八十里 こしぬけ武士の 越す峠
この河井総督の狂句は八十里越を通る際に詠まれたと伝わっている。膝に銃弾を受けて立ち上がれなくなってしまった自分が、腰が抜けて立てなくなったという意味と、越後の「越（こし）」を抜け出していくという意味での「越抜け」をかけているわけでして、絶望的な敗戦退却の最中にありながら、自らの死期が近いのに、少しでも意気消沈している周囲を明るく元気づけようとしている指揮官としての気概を感じる。やっぱり、好きだな。この人。八十里越古道は、河井継之助が通った時の胸中に思いを馳せながら、いつしか歩き通してみたいものだ。
▼河井継之助のこと
https://nagaoka-navi.or.jp/feature/samurai/kawai
翌日も越後の山に登る予定だったけども、新潟方面は天気が思わしくないので、曇予報の会津地方に逃げることにした。
▼磐越遠征2024�� 1日目 霧ノ塔（花の百名山90座目）、上ノ代（新・花の百名山88座目）
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7362642.html
▼磐越遠征2024�� 2日目 午前 未丈ヶ岳（日本の山1000 497座目）
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7367482.html
▼磐越遠征2024�� 2日目 午後 番屋山（八十里越七名山完登）
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7368839.html
▼磐越遠征2024�� 3日目 午前 志津倉山（東北百名山 60座目）
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7370348.html
▼磐越遠征2024�� 3日目 午後 明神ヶ岳（日本の山1000 499座目）
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7370831.html
▼磐越遠征2024�� 4日目 蒜場山（甲信越百名山99座目）
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7372716.html
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