六甲山Pコースなんとかコンプリート


- GPS
- 10:21
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 1,134m
- 下り
- 1,275m
コースタイム
- 山行
- 9:16
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 10:21
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
六甲山Pコースは何年か前初めて通った時は白ペンキのマーカーベタ打ちでしんどいコースながら迷う要素はあまりないと思ってたが、白ペンキが剥がれたり薄れてきてたり、そのうえ落ちた枝が散乱してたり場所によって笹が背丈伸ばしてたりでコースが相当わかりにくくなってきてると感じた。 場所によっては初見の人は結構厳しいかもと思うようなところも。 ほんとに危険と思うほどのところはないが、迷えば危ない可能性はあるので、初めての場合は通ったことある人に連れて行ってもらうのがいいかも。 |
写真
この日は山頂までマイナールートばかりだったのでそこここでクモの巣に苦しめられたが、ここが一番酷かった。
テープは左に続いてるからこの谷ももっと上まで通れるんだろうけど、通るなら蜘蛛の巣が少なくなるであろう一番寒い時期かも。
六甲山Pコースはそもそもはここから山頂までのようだが、せっかくなら峠越えで歩いてみたいと思って何度か挑戦したもののいつも最初を欲張りすぎて途中リタイヤばかりだったので今回こそは。
ところがここ入ってすぐの苦手な細いトラバース区間ですでに嫌な感じが。
なんか落ちた枝があちこち道ふさいでるし笹も少し伸びてきてて道が見えない。
北斜面でただでさえ細く滑って歩きにくいところなので出鼻くじかれる感じ。
雨の後など絶対通りたくない。
こんな所に窓のサッシ?
近づいてみると木が折れ裂けた所が綺麗に田の字になってて二度びっくり。
以前ここ通ったときもっと遅い時間で良く晴れててこの白ペンキで字が書いてあるあたりに良く陽が当たって眩しくてよく見えず、てっきりこの字が無くなってしまったと勘違い、思い込んでしまったことあったけど、久しぶりに来たら字はまだしっかりあった。
でも、今回船坂峠から感じてたように白ペンキそのものがだいぶ薄れてきてた。
これはこの後十八丁尾根から瑞宝寺谷に下りる区間やそこから上り返す瑞宝寺谷西尾根斜面上部など、分かりにくい所で相当困った。
以前はこのコンクリートの縁から下りれたのがその部分に茨などが生えてしまってて藪漕ぎ状態に。
今はそこは通らないようで横の崩落地の斜面に踏み跡があった。
この後反対側の斜面にとりつくまでも藪が繁殖してしまってて道はどこだっけ状態。
さすがにここの白ペンキは綺麗なまま。
この後も場所によってペンキが綺麗な所と薄れたり剥がれてきてたりする所の差が大きかったから、風雨にさらされる場所かどうかなどが関係してるのかも。
ちょうど古そうな堰堤の下に出るが、この日は水量少なめ。
この後最後の激上りに備えてこのそばで飯。
しかしこの斜面、途中までは矢印やテープも続いてるのが肝心の最上部でとぎれとぎれになっていつも迷う。
今回も小尾根を左から上がるところを迷った挙句に右に回り込んでしまって小さい古い堰堤、初めてここに来た時もそちら側に回り込んでしまってなかなか上れなくて苦労した堰堤のほうに出てしまったが、あれから何年か、自分と同じようにそちらに回り込んでしまう人もいるようで、なんか端がちょっと崩れたようになってて少し上れるようになってたのには驚いた。
というか、昔何かの作業の足場に使われてロープなど降ろした跡のある場所で、以前はもっと開けて眺めもあったのが、なんか木が茂ってきて視界が狭くなってた。
というか、えぐれた道の横の笹が伸びてしまってて普通に歩いてたらこの薄れてきてる白ペンキが隠れて見えず、通り過ぎてしまってからこれはおかしいと道横の小さい縁を何度か上って木を確認しながら戻って行って見つけたが、以前は道を歩いてても笹が低くて気が付けたし、その部分の縁には人が通った感じもあったのが、今回は笹が繁殖して全く分からなくなってた。
ここを通らないと六甲山Pコース完歩とはならないので慎重に右見ながら歩いたのに気が付かなかったので、これからますます人が入らなくなる気がする。
この写真よりちょっと下に出てしまったが、以前は最後までテープがあってもう少し上に出たのでどこだったか土手見上げながら歩いたが見つけられず、ここまで上ってしまったらなんか標識にテープが。
元々はここに出てくるはずだったんだろうか。
16時くらいまでに登れれば帰りは魚屋道か瑞宝寺谷で楽に降りる予定なので何とかへッ電にならずに有馬に着くかと思ってたら結局16時ギリギリに。
個人的にも階段や林道が続く魚屋道よりこちらのほうが静かでより山道っぽくて好き。
もう谷の底は陽が山の端に隠れて薄暗くなってきてるので飛ばし気味に降りてきたら鉄の橋の手摺が落ちてしまってた。
まあこの手摺も下が鉄骨になる前の木の時からのものだから、縛り付けてあったワイヤーももうとっくに限界だったかも。
手前のワイヤー縛り付けてあった木の食い込んだ跡が年季を感じさせる。
ここは紅葉の名所とのことで時期には下からライトアップされて綺麗なようだが、今回はまだ一週間以上先のことか、誰もいなくていつも通り公園出口手前の綺麗なトイレのそばで着替えてから街に降りた。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
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感想
船坂峠で初めて六甲山Pコースのマーキング見つけたのはいつのことだったか。
それ以来船坂峠から山頂までの元々の六甲山Pコースそのものは何度か歩いたが、ずっと気になってたのが唐突に船坂峠から始まるのはどうなの、ってこと。
せっかく峠から始まるならどうせならロマンチックに峠越えで船坂峠の南側から上ってきてコースに繋ぎたい。
船坂峠から南側見ると道はわからんけどテープはあった気がする。
そして山と高原地図見ると県道16号、明石神戸宝塚線の小天狗山の左上あたりから黒の細破線がある。
もしかするとここから船坂峠に抜けれるんではないか。
そう思って試しに行ってみるとなんと、立派な堰堤が幾つか続いており、おそらくそれを作った当時にでも出来たのか、所々分かりにくくなってきてはいるけど堰堤部を越えるちゃんとした道があり、その上も船坂峠までしっかり踏み跡がある。
なんなら最上部はロープまで付けられてる。
初めて通った時は最上部ロープ2本を登ったところで間違ってロストし、ちょっと怖い目にもあったが、分かってみれば結局船坂峠まで道はあった。
それ以来、時々全て通して歩こうとしたが、とにかく地図上での小天狗山の左上あたり、唐突に県道から始まるところまでどうやって行くかに迷い、最初は赤子谷からなどという今から考えればとんでもない欲張った計画で途中リタイアしたり、さすがに長すぎたかとごろごろ岳からにしてもやはり寝ていない身にはきつかったり、連敗続きだった。
そんな時、以前みなべさんという方から自分も南から上ったと教えてもらい、それが小天狗山経由だったというのを思い出し、もう無茶せず欲張らず一番近い奥池までバスで入って最初が小天狗山で入ってみることに。
結果、何とか成功。
ただ、小天狗山や船坂峠までの谷筋はちゃんと道があってすでに通ったことあるならなおさらのこと、迷うこともなく通れたけど、肝心の船坂峠から始まって六甲山頂までの六甲山Pコースは、作られたときはもう迷う余地もないくらい白ペンキのマーカー連打だったのが場所によってだいぶ薄れたり剥がれたり。
そうなるとただでさえ分かりにくく人も通らず細く薄い踏み跡は何度も通ったことのある自分でさえ何度かロスト。
そもそもが人が通るような場所でない所を無理に繋いだのではと思われる区間も幾つもあり、そのために白ペンキのマーカー連打してあったと思われ、それが薄れたり無くなったりしてるとマジで分からない。
そのうえもうあまり人が入って無いことを示すかのように倒れた枯れ木や落ちてきた枝などがそこここで踏み跡を遮ってたり、笹の植生も繁殖してきて踏み跡そのものが見えにくかったり、このコースの面白さであったアクロバティックさを楽しむ以前に間違わずに通ることも難しい、このままでは少々ルーファイ力あっても初見では通れるかどうかという道になってきてる気がした。
まあそんなこんなで奥池までバスで入って小天狗山からという最短距離で来たにもかかわらず六甲山到着はこの時間までに着けば何とか明るいうちに降りれるかと想定してたギリギリの16時。
今回はクモの巣にも苦しめられたので笹も少し勢力減退するもっと寒い時期に通りたいのはやまやまなれど、道がわかりにくくて元気なら早く歩けるといったコースでもないので今より陽が短い季節に入るのはちょっと気が引ける感じ。
特に分かりにくくなってた白水尾根と十八丁尾根との間の谷の堰堤周辺や十八丁尾根から瑞宝寺谷への下り斜面、瑞宝寺谷から瑞宝寺谷西尾根への急斜面の上り返し、そして最後の瑞宝寺谷西尾根から魚屋道までの笹の海に入る所と出る所は万が一へッ電になったら正しく通るのは相当厳しいと思われる。
いずれにしてもこのままでは知ってる人、通ったことのある人しか入れない道になっていくかも知れんなと、どこのどなたが作ってくれたのかわからないが、よくまあこんな所にと唸らされるような呆れさせられるようなしんどくも面白いコースもこのままではあと何年通れるかなと思いながら、帰り道に選んだもう散歩道のような瑞宝寺谷道を下りました。
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