記録ID: 742322
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ハイキング
尾瀬・奥利根
尾瀬:富士見下から富士見峠、皿伏山、尾瀬沼、竜宮ループ
2015年10月12日(月) [日帰り]
体力度
5
1泊以上が適当
- GPS
- 09:31
- 距離
- 31.0km
- 登り
- 1,291m
- 下り
- 1,727m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 9:45
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 10:44
5:38
74分
富士見下駐車場
16:22
ゴール地点
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
それも数年前から歩きたかった富士見下から富士見峠までの林道の紅葉を楽しんで、今回のテーマの皿伏山コースを調査してきました。 富士見下駐車場まで、尾瀬唯一のマイカー規制なし、無料。 車も少なく、なんだか違う時代を感じてしまいました。ここから2時間ほど歩いて峠に到着すると、ガラッと変わって尾瀬のイメージ通りの世界に入ります。 富士見下駐車場の駐車スペースは舗装された林道の終点の周囲を刈り払ったもので、両側におよそ15台ずつ、全部で30台ほど置けるようになっています。その入り口の100mほど手前に水洗トイレがあり、洋式で紙もあります。内部には100円の寄付のお願いが張ってあり、小の方に入金箱がありました。夜間も使えそうで、着いた時には灯りが灯っていました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
GPSロガーの調子が悪く、富士見下駐車場から富士見小屋までほとんど記録できていない。富士見下駐車場を出発したのは05:38。 富士見峠までは未舗装の林道を歩く。当然危険箇所はないが、富士見小屋のすぐ手前まで見晴らしは全くない。小屋の手前で山側に急峻な斜面と上部の崖が見える。この上が昭和30年代、天空の楽園と称され、すっかり荒れ果てたアヤメ平だ。 アヤメ平には短い時間で行ってこれると思っていたが、1時間かかってしまった。眺めが良すぎて長居したようだ。 富士見小屋の前に戻り、標識に従って白尾山、皿伏山へ。見晴が効くのは旧電源開発が立てた電波中継所まで、その後はセン沢田代くらいで、ほとんどなくなる。ぬかるみは小さなものが点在するが、雨の日の翌日にもかかわらずほとんど避けて通れる程度なので、テントを担ぐ大荷物で歩いても心配は無用。鎖やロープ、はしごも全くない。 大清水平は思ったより広くて、もうすぐ尾瀬沼という心理も働き、気持ちがいい。その後は聞いた通りの急坂を降りて尾瀬沼を周回するルートに出る。ここで地図を見て尾瀬沼ヒュッテのキャンプ場まで行ってみるか迷ったが、行くと沼をほぼ周回することになるので時間が足りないと判断、尾瀬沼の西の沼尻へ向かう。 地形図を見ると、尾瀬沼山荘から小沼湿原までが等高線の混んだ岸を行く。歩いてみると細かいアップダウンが頻繁にあって、それがよくわかる。 小沼湿原まで来ると、燧ヶ岳が眼前に大きく迫ってくる。 沼尻は9月に火災があったようだ。木道の一部や標識の一部が焼け焦げているし、コンクリートの基礎の柱だけが十数本立っていて、周囲に炭がたくさん散らばっている。 沼尻の案内板を見ると沼尻まで5Kmとある。 白砂湿原を過ぎたあたりから、道の周囲は紅葉で染まりだした。標高は1,650m から 1,300m に下るコースだ。今の尾瀬はこの高さが紅葉している。それは富士見下から富士見小屋に歩く林道でもよくわかる。尾瀬の紅葉は1,500m前後の紅葉時期が最も美しいと思った。十分満足させてもらった。 見晴十字路で少し休憩。富士見小屋のランチの営業が終わる14時までに戻りたかったが、ここのコース案内板にある時間を合計するととても無理とハッキリわかった。連休は今日で終わるので、小屋の営業が今日の宿泊ではなくランチで終わると思っていた私は、また無人の小屋の横を通るだけかと思っていたが、どうやら今日の宿泊までやりそうだという事は富士見田代で憩う人たちと話してわかった。 尾瀬ヶ原から富士見小屋へは、1.鳩待小屋からアヤメ平を経由するコース、2.竜宮小屋から南へ尾根を登って富士見田代へ出るコース、3.見晴から八木沢に入って富士見峠に出るコース、の3つがあり、八木沢よりも富士見田代へ上がるほうが時間が短い。おそらく歩きやすのだと思い、そちらを選んだ。 竜宮小屋まで急ぎ足で歩き、その先で十字路を南へ、このコースでも紅葉を堪能しながら、前半の急な登りを抜け、なだらかになって少し行くと富士見田代だ。ここは今朝アヤメ平に立ち寄るときに通ったところで、小さな池を手前に燧ヶ岳がうまい具合に収まって見える。 富士見田代に出ると老人が一人休憩していたので声をかけると、今晩はどうするかと聞かれた。この方はLAMDAブランドのカメラバッグを作っている方で、あとでいらっしゃったカメラ店のご夫婦から教えてもらった。皆さんが14時過ぎなのに集まってきている理由は、富士見小屋に宿泊するから。小屋から近いので富士見田代で休憩しているのだ。私も持ってきているお金に余裕があれば、もしかしたら急遽宿泊したかもしれない。きっと盛り上がったんだろうな。 富士見小屋を後にして林道を下る。登りのときは感じなかったが、周囲の紅葉がきれいだ。 |
その他周辺情報 | 三連休なので、帰宅路は沼田の手前で渋滞。ほとんど進まないので、諦めていた日帰り温泉に立ち寄ることにした。ナビで検索すると「ささの湯」が近い。無休で大人630円だったので躊躇なく入り、湯温は比較的低いが冷えた体を温めた。国道に戻ると、渋滞はない。温泉に立ち寄ったおかげで体もきれいにできたし、大きな湯船の中で腿のストレッチもヒザ下のマッサージもできた。おかげで?道路に戻ったら渋滞はすっかりなくなり、体も快調、眠気も出ずに意外と早く帰宅できた。翌日の筋肉痛もなく、腰も膝も快調だ。 |
写真
撮影機器:
感想
30年以上もご無沙汰の尾瀬を歩きました。
ちょうど紅葉のまっただ中を何時間も歩くことができ、本当に満足しました。
今日で富士見小屋の営業は終わるようです。この先営業はしません。3代続いた管理人は80になって、もう維持できないのだそうです。
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