氷ノ山


- GPS
- --:--
- 距離
- 5.1km
- 登り
- 702m
- 下り
- 666m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
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アクセス |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
予備電池
1/25
000地形図
ガイド地図
コンパス
笛
筆記具
保険証
飲料
ティッシュ
三角巾
バンドエイド
タオル
携帯電話
計画書
雨具
防寒着
ストック
水筒
時計
非常食
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共同装備 |
ファーストエイドキット(1)
医薬品(1)
ロープ(8mm)他(1)
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感想
ミズノアウトドアスクール関西エリア、今回は鳥取県と兵庫県の県境にある氷ノ山(ひょうのせん)を登ります。氷ノ山は「日本二百名山」や「ふるさと兵庫50山」の一つに選定されており、兵庫県の最高峰であるとともに、中国地方では大山に次ぐ高峰として知られている緑豊かな山です。
バスは午前7:30に大阪梅田を出発し、車内ではミズノアウトドアスクール専任ガイドの松原尚之ガイドよる車中講義が行われました。講義の内容は、秋から冬にかけての登山の注意点とその対策についてです。この時期に必要な装備についての説明は、松原ガイドが実際に使用している装備品をご覧いただきながら講義が行われました。秋の登山は日が出ている時間が短くなり、気温も下がってくるので、良い天気でもヘッドライトや防寒着、ツェルト(簡易テント)やレスキューシートなどが必要です。
また、今回はセイコーウォッチ(株)の菅沼様が同行し、同社の登山用腕時計「アルピニスト」のモニタリングレンタルが行われるとともに、菅沼様より「アルピニスト」の使用方法のレクチャーがありました。
さて、バスは順調に進み、登山口下の駐車場に到着しました。まずは皆さんで腹ごしらえをし、十分な準備体操を行った後、仙谷コース登山口に向かって歩き出しました。今回も松原ガイドとサポートガイド、そしてガイド資格を持った添乗員とミズノスタッフとで、受講生の皆さんの安全をしっかり確保して歩きました。
緑とせせらぎの中をゆっくり歩いていくと、次第に傾斜がきつくなりますが、上を見上げれば紺碧の空に鮮やかな紅葉が燃えています。この季節ならではの、まさに紅葉真っ盛りの氷ノ山を堪能できました。
しばらく歩くと鎖場が出てきます。松原ガイドより、安全な鎖場の通過方法の説明がありました。鎖場の岩は濡れていて滑りやすいので、慎重に一歩一歩を進んでいきます。岩や鎖にまだ慣れない方もいましたが、ガイドとスタッフによる安全管理のもと、無事に通過することができました。
沢の渡渉も経験することができる仙谷コースは、とてもスリリングなコースです。登りでこのコースの醍醐味を味わい、下りは他の易しいコースを通るのが安全です。下りに仙谷コースを選ぶ場合は、岩場や鎖場に慣れているグループでないと危険でしょう。
急傾斜地を頑張って登ると一度平坦になるので、そこで一休みです。この辺りはブナ林で、とても美しい景色が広がっています。そしてもうひと頑張りすると、稜線に出ます。ここからは、歩きやすく見晴らしの良い登山道を登っていきます。途中にあるコシキ岩を右手に見ながら進んでいけば、ほどなくして頂上に到着します。
頂上からの眺めは360°のパノラマで、好天に恵まれたこの日は中国地方の最高峰、大山の姿を見ることもできました。また、頂上には避難小屋やトイレも完備されています。
しばしの休憩の後、下山道を下りていきます。下山時はスピードが出るため、その分登りの時よりも転倒に注意しなければなりません。そのため、私たち一行は氷ノ山越コースを下りました。こちらのコースは緩やかで歩きやすく、特に危険な所もありません。家族連れの登山者の姿も見られました。
再び紅葉を楽しみながら緩やかな道を下り、登山口に到着です。皆さまのご協力のおかげで、全員無事に下山できました。誠にありがとうございます。
今回は絶好の天気に恵まれ、紅葉、ブナ林、鎖場と、さまざまなスパイスが詰まった登山ができました。日中は半袖で登れましたが、これからの季節は防寒具が必携になります。またヘッドライトやレスキューシート、ツェルト(簡易テント)は常時携帯して、これからのシーズンの山を楽しんでいきましょう。
次回のミズノアウトドアスクール関西エリアは、曽爾高原(そにこうげん)〜古光山(こごうやま)です。美しいススキの草原から岩場まで満喫できる素敵なコースです。皆さまのご参加を、スタッフ一同心よりお待ちしております。
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