記録ID: 748310
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無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
笠ヶ岳・晩秋の章[飛彈の名峰は陽光にきらめく]
2015年10月21日(水) [日帰り]
- GPS
- --:--
- 距離
- 23.2km
- 登り
- 2,263m
- 下り
- 2,263m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 10:20
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 11:40
5:50
10分
スタート地点
17:30
ゴール地点
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
松本ICから平湯温泉までR158 平湯温泉から栃尾までR471 栃尾から新穂高温泉(登山者用無料駐車場)まで岐阜県道475号 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆新穂高登山指導センター〜笠新道登山口◆ 蒲田川左俣谷に沿って林道を進みます。中崎橋で左岸から右岸に渡り、ヘリポートを過ぎると間もなく左側に笠新道登山口があります。10月21日現在、水場は健在でした。以降、水場はありませんので、必要な場合はここで補給してください。 ◆笠新道登山口〜杓子平◆ 樹林帯の中、緩急を繰り返しながら登っていきます。急な部分もありますが、道は整備が行き届いているため、非常に歩きやすいです。およそ200mごとに標高を示す看板があり、1,920m地点が杓子平までの中間地点となります。標高2,000mを過ぎたあたりから樹木の丈が低くなり、中崎尾根や右俣谷をはさんで槍穂から乗鞍岳、御嶽山までを一望することができるようになります。標高2,300mを過ぎると杓子平は間もなくです。 ◆杓子平〜抜戸岳分岐◆ 眼前に迫る笠ヶ岳本峰に向けて、まずはカールの中を下降したのち、抜戸岳方面に向けて登り、稜線に出ます。特に下りでペンキマークが判別しにくいところがありますので、道を外さないように注意が必要です。 ◆抜戸岳分岐〜笠ヶ岳◆ 右に打込谷を挟んで黒部五郎岳や薬師岳などの越中の山々を、左に槍穂の稜線を見ながらの贅沢な稜線歩きです。緩やかですがアップダウンがあるため、バテないためにもペース配分が重要かと思われます。抜戸岩付近がちょうど中間地点となります。山頂直下に本コース唯一の山小屋である笠ヶ岳山荘(10月15日で今年の営業は終了しています)があり、そこから山頂までは20分ほどです。 |
その他周辺情報 | ちょっと離れていますが、「ひらゆの森」で入浴して帰りました。 http://www.hirayunomori.co.jp/ |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
|
---|
感想
◆うららかな小春日和のもと、山々の記憶を脳裏に刻む◆
本当に暖かい日でした。
澄みわたった空気の中、広がる展望に包まれていると、どこまでも行けそうな気がしました。
お会いしたのは単独の女性ただお一人。
なぜ、この日に笠ヶ岳を選び、登られたのか。
初めてお会いする人にもかかわらず、不思議なことに旧知の友人のように親しい気持ちを抱いたものです。
冬直前の人気が絶えた山に身を置き、一人静かにゆっくりと歩を進めました。
目に映るすべての光景を脳裏に刻みながら。
同時進行で、これまでの山行の記憶を再度上書きすることにもなりました。
改めて気づかされたことがあります。
色々な山に行ってもやはり、思い出すのはいつも故郷富山の山々であること。
今年、チャンスが少ない中にあって選んだのは、黒部川源流部と毛勝山でした。
未踏の山もまだたくさんあります。繰り返し訪れたいところもあります。
少しずつでもいいので、歩きながら富山の記憶を積み重ねていきたい。
今の私のささやかな願いです。
☆追記☆
この日、ヤマレコ友達のsiriusさんに偶然、新穂高でお会いする機会を得ました。
様々な山に挑戦されているその姿勢にいつも触発される憧れの存在ですので、とても感激しました。
まさかここで!?と驚きましたけれどね。
お話を伺うと穏やかで物静かな方という印象を受けましたが、淡々とした語り口ながらも秘めた闘志を感じ取ることができました。
やはりすごい方です。
勇気を分けていただき、私も決意を新たにしました。
ありがとうございました!
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コメント
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無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍 [2日]
笠ヶ岳/笠新道ルート/新穂高温泉起点杓子平抜戸岳分岐笠ヶ岳山荘経由
利用交通機関:
車・バイク、 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
こんにちは。
驚きの出会いでした。
こんなこともあるんですね。
山を長くやってるとこういうこともあるんだと実感しましたよ。
同じくらいにスタートして同じ頃に山頂に着いてますね。
おまけに行動時間も同じくらいだし。
それにしても笠新道の登り、早い! さすがです。
人もすくなかったようで、静かな山を好むlynx1218さんには
うってつけでしたね。
槍のほうも出会ったのは10人ちょっとでした。
いまぐらいの時期のほうが人が少なくていいのかもしれません。
山頂からの展望は素晴らしかった。
笠からの槍穂の展望が気に入りました。
来年こそは笠へと想いを新たにしました。
笠新道登るのを楽しみにしてます。
もちろん北方稜線もです。
siriusさん、こんにちは。
あの日は貴重なお時間をいただいた上に、こうしてコメントまでいただいて恐縮です。
ありがとうございます。
単独での遠出は久しぶりでしたので、新穂高まで行くかどうか直前まで躊躇していました。
でも、まさかのミラクル に不安も疲労もどこかに吹き飛んで行ってしまいました。
季節でいえば、この時季が最も好きですね。
秋から冬に季節が移る際の、独特の緊張感に魅了されるというか。
空気が澄んで展望にも恵まれる確率が高まりますし。
笠ヶ岳は、それ自身ののびやかな稜線美と、槍穂はもちろん富山方面の山々の展望が素晴らしいので、お勧めです。
いわゆるメインルートから外れているため、概して人も少ないですし。
機会があればぜひお運びください。
確かに行動時間も同じくらいで、累積標高差も同じくらい。
おまけに下山後の温泉まで
打ち合わせもないのにここまでシンクロするなんて、なんだか笑っちゃいますね。
またきっとお会いできそうな気がします
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