鍋割山 新人大学生2座目
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.2km
- 登り
- 860m
- 下り
- 843m
コースタイム
- 山行
- 3:20
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 3:50
天候 | 雨上がりの曇天 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
VR後沢左岸尾根:雨上がりで梯の木がツルツル。 VR後沢右岸尾根(1000mバリ):ベンチより下、伐採・枝打ちで従来の踏み跡が切った枝で埋もれている所多い。やや歩きにくい。 |
写真
感想
烏尾山を登ったK・・・
「もしこれからも山をやりたいなら道具を買わねば。」と言ったところ、
「これからも登りたい。」とのことだったので、先日さかいやで靴、雨具、ヘッデンなどを選んでやり、購入したばかり。
道具をそろえたら、すぐ登ってみたいのが道理。
今日、必須の講義が無いということで、一緒に鍋に登る約束をしていたのだ。
第一の目的は、小屋番の草野さんに会う事。
「草野さんはただの鍋焼きオヤジではないのだ。南米の6000m級の山を『日帰り』で登って降りちゃった恐ろしい登山家なのだ。」と、事前にレクチャー。
狭い人間関係の中でしか人生を想像できないKに視野を広げてもらうためには、草野さんのたたずまいは良い衝撃となるのではないかと思ってのこと。
第二の目的は、鍋焼きうどん。
あんな山頂で、冷めないように土鍋で調理した熱々具だくさんの鍋焼きうどんにびっくりしてもらうため。
第三の目的は、晴れていれば絶景の冠雪富士。
天気予報では、12時から晴れマーク。それを信じて、雨の東京を発ち10時寄大橋から出発。一瞬晴れるがすぐに暗い曇天に逆戻り。雨の再来こそなかったものの、ほぼ全行程で暗い曇天。
後沢出合から沢沿いのバリを登る。雨上がりで梯の木が滑ることを予想して、下りの復路ではなく、登りの往路でこのバリを使おうと考えたのだ。Kには「高所恐怖」が無いことを確認している。
案の定梯はどこのものもツルツル。恐怖空中三段梯では、通過後冷や汗の滲んだKが「こわいですね〜」と妙な感動をしていた。
やがてつづら折りを登り切り、後沢乗越で小休止。ここまで約1時間。
湿気の多い重い空気の中、淡々と登り鍋割山荘へ。
草野さんとバリ情報など話していたところ、若い小屋番W君も話に加わった。
今年夏は北アを南〜縦走して親不知まで抜けたのだという。
しばし栂海新道の話をしたりして過ごす。
穏やかで親しみのある草野さんの雰囲気に、Kは感じるものがあった様子。
Kは鍋焼きうどんを汁まで完食、珈琲も頂いて下山。
草野さんが1000mバリの伐採のことを教えてくださり、用心しながら降りていく。
Kは初めての道でどこに出るのか、当然ながらサッパリわかっていなかったが、後沢出合に出て、取り付きポイントにきれいに降りてきたことに大感激。
朝の雨が影響したのか、往路、山頂、山荘内、復路、すべての行程で他の登山者には一人も会わなかった。
いつものように松田の3階のお風呂で汗を流して帰京。
Kは新茅荘のY夫妻に続き、丹沢屈指の有名人、草野さんと対面できたことになる。
第二回目の登山でした!
今回もAさんのご指導のもと、ノーマルな登山道ではない道を通って自然を満喫しつつ楽しく登ることができました。
木で造られた橋や崖沿いの道などの初めて見る道がとても新鮮で面白かったです。また山頂近くで鹿と目が合って、嬉しいやら驚きやらの不思議な気分になりました。
初めてお会いする草野さんはとても優しい方だなという印象でした。普通のお客さんに対する草野さんも見てみたいなと、ふと思いました。それと、鍋焼きうどんは具が盛りだくさんで山頂でこれほどのものが作れるのかと驚くぐらいハイクオリティで、すごくおいしかったです!
景色が見られなかったのは少し残念でしたが、それを補って余りあるほどのとても実りある一日でした。
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