無実山〜鋸山

2025年01月29日(水) [日帰り]

• GPS: 07:57
• 距離: 22.7km
• 登り: 1,565m
• 下り: 1,665m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:44
• 休憩: 1:14
• 合計: 7:58

距離 22.7km 登り 1,565m 下り 1,665m

8:27 湯沢バス停
8:38 横根峠
8:41 山中バス停
9:00 9:01 林道保田見線起点
9:22 内台十字路
9:53 無実山
9:58 10:12 房州アルプス展望台
10:17 無実山
10:39 10:40 内台十字路
10:58 保田見峠
11:03 11:07 三浦三良山
11:10 保田見峠
11:50 11:51 嵯峨山
11:55 嵯峨山展望台
12:01 12:02 スイセンピーク
12:11 小保田峠
13:20 13:25 白狐峠
13:29 13:38 小鋸山
14:11 鋸山林道口
14:29 鋸山東の肩
14:43 鋸山
14:55 14:59 東京湾を望む展望台
15:06 関東ふれあいの道・車力道分岐 上部
15:08 15:13 切通し跡
15:13 15:17 猫丁場
15:18 15:27 石切り場跡
15:28 15:33 日本寺山頂展望台
15:33 15:40 地獄のぞき
16:03 あじさい広場
16:07 観月台
16:12 16:16 関東ふれあいの道・車力道分岐 下部
16:19 房州大福温泉
16:25 浜金谷駅

天候

晴れ時々曇り　終日10m/s超の強風

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

◆行き（平日のみ）：
・中央線始発電車＞総武線快速＞内房線　保田駅
　三鷹4:40発（新宿4:58）⇒東京5:21⇒木更津6:47⇒保田7:39着
・鋸南町営バス　青バス号　保田駅7:58発〜湯沢バス停で下車　時刻表目安8:15着
※保田駅に一度7:49に来た後、鋸山登山口まで行って引き返してきます。
※注：この第1便バスは平日限定です。2便は2時間後になります。

◆帰り：浜金谷に直接下山

2024年3月に日東交通の路線バス金谷線が廃止されたことにより、公共交通機関利用での金谷〜鴨川線周辺のアクセスがかなり厳しくなりました。
かろうじて使えるのは鋸南町のバスくらいですが、朝の便は平日にしか運行がありません。

コース状況／危険箇所等

・無実山の登山口までは車道歩き

・無実山〜房総アルプス展望台：令和元年台風の爪痕色濃く荒れ気味ですが復旧されており歩行に問題は無し。倒木、路面流出したトラバースや痩せ尾根は少々あります。

・嵯峨山の取り付きまで：林道歩きの移動です。

・嵯峨山〜白狐峠の登山道：実線ルートになっており道標付きの道はありますが、荒れ気味。痩せ尾根あり、道迷い箇所あり。房総海沿いの里山らしいザレの上に土が粉を吹いているような脆い足元でトレランシューズだとグリップしません。道迷いで尾根を外すと浮いた倒木祭りで復帰が困難。常にアップダウンありプロフィールの数値よりずっと骨が折れます。標高100〜200mくらいの低山ですが奥多摩や丹沢の破線ルートより難しいと思います。

・小鋸山：このルートの核心部と言われており現在ヤマレコ上に実線無し。狭い背びれ状の岩場になります。切れ落ちた崖沿いなので危険箇所多数ありますが、よく整備されており新しいロープもあり難しくはありません。スピードが出ないことを除けばここまでの登山道よりも気持ちよく楽しめると思います。

・鋸山周辺：関東ふれあいの道のハイキングコースで観光地です。安全です。

写真

1/29 7:51

始発電車を乗り継いで保田駅着。青バス1便を待ちます。すんごく風強いです。千葉予報風速8m/sとありましたが海沿い山間でもっと強そう。
なお青バスは青い車両じゃなくて白いのになっているようです。

1/29 8:21

湯本バス停で下車。去年津森山まで歩いて以来1年ぶり。

1/29 8:42

車道で房総アルプスに向かいます。もみじロードという名前が付いています。

1/29 9:00

林道保田見線を入る。

1/29 9:23

1時間ほどで登山口に着きました。このあたりは令和元年台風の影響が大変だったエリアですよね。

1/29 9:35

入口が地元の方の駐車場だったので10分ほど迷いましたが、無事入山。トラバースは足元怪しいです。

1/29 9:45

台風の爪痕が残る。整備されている方々に頭が下がりますな。

1/29 9:52

無実山着。源頼朝の頭に実が当たってなんちゃら。日本中の源氏平氏の伝承を全部信じると彼らはどこでもドアでも持ってたんじゃないかしら？ということになりますが。

1/29 10:02

痩せ尾根を歩いて房州アルプス展望台へ。付けなおされた道はすべてピークを巻いているので、意識して登らないと景色が見えないです。景色はまあ、そこそこでした。

1/29 10:45

登山口まで引き返して、林道で次に向かいます。

1/29 10:58

キングっぽい山に登りますが良く見たらカズが無いです。

1/29 11:03

広い。山頂どこだろう？

1/29 11:06

あった。

1/29 11:32

引き返してさらに林道を嵯峨山の取り付きまで進む。

1/29 11:41

今日初の本格的な登山です。なかなか急登。

1/29 11:44

やっと鋸山まで視界が開けた……遠いな？？

1/29 11:49

嵯峨山山頂です。

1/29 11:55

数10m進んだところが展望台になっています。富山三山ほかあのあたりの山が一望できます。

1/29 11:59

自分の予定より多少遅れており、ここで昼になってしまったのでノー休憩で先へ進みます。。結構ハードに登るな？？

1/29 12:00

スイセンピーク通過。お洒落な名前ですが近隣の水仙畑の裏山だからスイセンピーク。ここ自体は地味です。

1/29 12:02

うーん、なかなか歩きづらいな。ずっと標高200mくらいのところ歩いてるはずなのに、奥多摩や丹沢の破線ルートよりずっと難しいっすねこれ……

1/29 12:22

枯れ木は浮いてるし尾根が入り組んでいてわかりづらい。けっこう魔境だったりします？

1/29 12:42

粉を吹いたような浮いた土がまったくグリップせずに滑ります。このへんで多少時間巻こうと思ってたけどなかなか巻けない。

1/29 12:50

いかん、遠いー。このペースだと日が暮れる。
すごいな千葉県民、地形が複雑だし道がおっかねー！こんな手強い山だったのか、鋸山。

1/29 13:00

私は普段GPS（ヤマレコも）を見ないで地図読みを楽しみたい派なのですが、この時点で3、4回ルート外して疲れてきたので素直にスマホ見ることにしました。

1/29 13:14

千葉ンドキャニオン着。すごい景色だな。

1/29 13:17

採石で本当にキャニオンな感じになった場所を通ります。

1/29 13:21

テーブルマウンテンになっているのは採石跡なのか自然地形なのかどっちでしょう。あれ登るのか？？

1/29 13:29

登るんでした。

1/29 13:32

MAJIDE KITSUI

1/29 13:35

小鋸山到着。なんとか日が暮れる前にはゴールできそうだけど、ほんとに撤退を検討しましたよ。。

1/29 13:39

このコースの核心部と言われている背びれ状の区間です。プチ鶏冠山みたいなかんじです。

1/29 13:40

落ちたらしぬので危険ではあるけど、岩が締まっていて先のエリアよりむしろ歩きやすく感じます。

1/29 13:42

2箇所ほどプチ登攀があります。ロープもあって難しくはないです。

1/29 13:48

切通で2mくらい尾根が切れている地点がある。飛び越えるのはちと無理ですね。

1/29 13:57

岩場は超えたけど両側崖が続くので気が抜けない。

1/29 14:08

やっと東京湾が見えました。

1/29 14:10

人の世界に戻ってきた。

1/29 14:11

なんとなくもうゴールした気分です。。

1/29 14:24

小走りで鋸山へ向かいます。おおなんと歩きやすいことか。

1/29 14:42

鋸山着。ここには何もないので有名な観光スポットへ向かいます。

1/29 14:55

15分ほどで東京湾が見える展望台着。強烈に風が強くて誰もいません。貸し切りです。

1/29 15:00

さて観光しに行くか。

1/29 15:04

石切り跡がレンガ造りの神殿みたいに見えますね。

1/29 15:06

現在時刻、15:05……「最終入場15時」……
な、なにー！！
ゴールは日本寺なのでなんとなくは調べてきたけど、17時までロープウェイやってるから16時くらいまでは入れるもんだと思ってましたよ！油断したー！！

1/29 15:10

気を取り直して石切り場を見学していくことにしました。一旦車力道を降りて猫丁場へ。ハートでお洒落なアートになってます。

1/29 15:16

ここも写真でよく見るスポットだ。

1/29 15:17

なんかラピュタみたいっすね。

1/29 15:22

「安全第一」の文字がかっこいいですね。

1/29 15:34

ラピュタの壁……ってみんな考えることは一緒ですね。

1/29 15:36

もう諦めて石切り場見学してきた後ですが、いちおうダメ元で地獄めぐりに向かってみたところ、ちょうど受付の職員さんが戸締りして帰るところでした。おつかれさまでした。
ゴール失敗、ここで強制終了になったぜ、日本寺が一番手ごわいぜ。。

1/29 15:51

引き返して金谷の駅へ向かいます。16時頃になって普段着の若い女性が「地獄めぐりはあっちですか？」と登ってきたので、もうしまっちゃったみたいです、そしてこれから山頂まで登ると日が暮れてしまいますと伝え、一緒にしょんぼりしました。

1/29 16:13

ロープウェー乗らなくても30分もあれば下山できます。

1/29 16:28

浜金谷着、今日は終日強風でフェリーも欠航でした。ついでにロープウェーも運休でした。先ほどのお姉さんも無事日没前に降りてきました、よかったよかった、またこんどGo to Hellしましょう！！

撮影機器：

XQ-BC42 Sony

感想

つっしー

振休で平日休みになったので、平日しか行けないところに行くことにしました。
去年鋸南から富山まで歩いたときに平日しか朝のバスが無いということを知らずに大変な思いをしたので、そのバスを使って裏側から鋸山へ戻ってくるルートを組みました。房州アルプスと呼ばれる尾根から鋸山まで繋いで歩けそうなのでちょうど良いと思ったのです。

しかし実線ルートが無くて岩場があるということは把握していたのですが、なかなかにハードできっついルートでした。登る！降りる！滑る！迷う！落ちる！（※落ちちゃだめ）この日は風がとっても強くて痩せ尾根の上で煽られてふらつく始末だったので難易度マシマシでした。風が強い日はやめといたほうが良いです。

房総半島の真ん中らへんは魔境だと聞きますが、はたして実際なかなか修羅の国ではないですか。標高こそ低いし距離や標高差のプロフィールではぜんぜん大変そうに見えないものの、複雑な地形が行く手を阻む。実はこんなに手ごわい山だったんですね、鋸山。。鋸岳に引けを取らない侮れなさですよー
そしてこの日一番登頂難易度が高かったのは日本寺でした。門限5分遅れで入山できず！手ごわいな鋸山！

コメント

hk10

つっしーさん
こんにちは
当日お会いしたhk10と申します。

日が暮れる前に下山できて良かったですね。
このレコを見ていれば私も湯本バス停から歩いたのですが。
やらなくても済んだピストンでたっぷり歩くことになりました。
またどこかでお会いしましょう！

つっしー

hk10さん、こんにちは
昨日はお疲れさまでした！風が強くて大変でしたねー。
房総は公共交通機関利用の情報が少なくて、歩く人も少ないのでお会いできて良かったです。

私が降りたバス停は、実は10か月ほど前に朝1便のバスが平日しか走っていないことを知らずに直接歩いて伊予ヶ岳まで周回したということがありまして、その時にチェックしていました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6557531.html

hk10さんのレコも興味深い記録が多いですね！またどこかの山でよろしくお願いします！