浜金谷〜鋸山〜小鋸山〜日本寺


- GPS
- 07:07
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 887m
- 下り
- 887m
コースタイム
- 山行
- 5:57
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 7:08
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
日曜日に登った富山(とみさん)から見た山容が印象的だったので,鋸山の縦走を計画した。夕方には帰宅する必要があったので,早朝に家を出て,周りが明るくなり始める6時過ぎに駐車場に到着した。4台しかキャパが無いので少し心配していたが,早かったためだろう他には1台のみだった。
細い車道を少し行くとJR内房線の線路に出合い,その下を潜って行くと三差路になっているので,真ん中にある階段(関東ふれあいの道)を登る。両側に木が立ち並んでいるが,ガサガサと音がする方向を見ると鹿が二頭でこちらを見ている。少し近づくと逃げてしまったが,この後も方々で茂みから物音が聞こえたので,結構繁殖しているようだ。
途中,富士山や鋸山の切り立った崖などを見ながら登って行くと,採石場に到着した。垂直に切り立った岩が被さってくるようで迫力満点。そそり立つ壁の間を縫って進んで行くと,車力道との分岐点に出た。標識に従って,「東京湾を望む展望台」の方向に向かう。この展望台からは,早朝ということもあって素晴らしい景観を楽しむことができた。富山では少しぼんやりとしていた南アルプスがよりはっきりと見えた。
景色を堪能した後,鋸山へと向かうが,路は良く整備されていてアッと言う間に山頂に着く。この先,林道口までは小さなアップダウンが続くが,予想していたよりも楽で,余り歩いた実感がない内に金谷元名林道に着いてしまった。本来のルートはこの林道を辿るのだが,途中で崩壊している個所があるとのことで通行止め。市町村境界に沿って歩かれているようなので,それを使って小鋸山を経由して周回する計画。先ずは通行止め個所の付近を探すと,赤目印があり,ロープが残置してあったので,そこから取付くことにする。暫くは倒木が多くて難儀したが,228mのピークを過ぎた辺りからは,しっかりした踏み跡が付いていた。後で「みんなの足跡」で確認すると,林道を少し進んだ所から入るのが楽なようだ。
結構,歩かれている路のようで問題なく進むが,小鋸山へ向かって東に方向を変える地点が良く分からず,200m程手前でルートを間違える。周囲の地形から間違いに気づき,携帯のGPSで現在地を確認。元のルートに戻って,もう少し先に進むと,小鋸山,嵯峨山への分岐点を示す標識が立っていた。ここから先は,少しだけルートのレベルが上がる感じで,先週の伊予ヶ岳の岩場を思い出した。
小鋸山の山頂は,鋸山を前景に富士山が望める最高のロケーションだった。この先,白狐峠を経て,嵯峨山に至るルートがあるようで,帰ったら調べてみよう。山頂でのんびりした後,下山すべく先ほどの分岐点まで戻って南西に続く稜線を下り始めた。しかし,暫く行くと前方が切れ落ちている個所に出てしまい,下れそうにない。周りの状況を良く見ると,少し戻った辺りの沢状地形の傾斜が緩そうに思えた。地形図でも等高線の間隔が広いので,引返すことにする。
先ほどの分岐点よりも更に数十m戻ったコル状の所で赤目印が沢方向に付いていた。登って来た時にも見たはずだが,すっかり忘れていたようだ。踏み跡を辿ると難なく下まで降りることができた。下側から先程の崖を見ると,20〜30m程の高さである。上ではもっと高度があるように感じたが。ここから見ると,ルートさえ間違わなければ降りられないこともなさそうだが,ノーザイルではリスクが高いだろう。引返したのが正解だったろう。
荒涼とした石材の採掘跡の中を通る広い作業道を通って,林道との合流点まで辿り着く。道中では鋸山の稜線を南面から間近に眺めることができた。更に行くと,鋸山ダムの湖畔を通る道となる。小さなダム湖では点々と水鳥たちが浮かんでいた。
ここからは車道歩きになるが,車はほとんど通らず,海を眺めたりしながらゆったりと歩けた。日本寺の東口管理所で700¥の拝観料を払い,中に入る。大仏や観音の大きな石像を見て廻るが,やたらと階段があって脚に堪えた。山頂の展望台は空中に飛び出しておりスリルがあるが,外人客数人がワイワイと楽しそうだった。北口管理所から車力道に出,石でできた坂道を下った。駐車場には当初予定通りの13時半頃に到着し,車の渋滞も無かったので,16時過ぎには帰宅できた。やはり平日の方が車の移動は楽である。
今回は,小鋸山からの下りで尾根筋をルートにしてしまい,引返さざるを得なくなった。思い込みで歩いたせいであり,地形図を読み込んでおけば,傾斜の緩い沢筋を選べたはずであり,又,小鋸山への登りで通過した際に,赤目印に気付いていればとも思う。一層の精進が必要なのだろう。
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