記録ID: 7782213
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ハイキング
九州・沖縄
豊後国志より旗返峠古道と畠返嶺（双子嶽・荒内城山・小表山・鷹巣岳・上津小野山）
2025年02月09日(日) [日帰り]
大分県
らる
体力度
4
1泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 07:50
- 距離
- 19.6km
- 登り
- 1,041m
- 下り
- 1,041m
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日帰り
- 山行
- 7:22
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 7:43
距離 19.6km
登り 1,041m
下り 1,041m
| 天候 | 快晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年02月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
日曜日なので、一台も駐まっていなかった。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
!CAUTION! 小表山への尾根は典型的な坊主尾根です。次から次へ登攀困難な岩が出てきて、巻くか登るかを逐次決めるスタイル。間違えるとギアなしだと帰ってこられなくなります。軌跡のトレース禁止。 |
写真
地形図を見ていると山頂直下は崖だと思っていたが、最後までなだらかな尾根でした。逆地理院詐欺です。
一座目「双子嶽」
大分1077の双子嶽は隣のピークだが、こっちの方が明らかに高いので。
大分1077の双子嶽は隣のピークだが、こっちの方が明らかに高いので。
切り通し？
こんなところに峠道あったかな・・・。
（帰って調べたらバッチリありました。）
こんなところに峠道あったかな・・・。
（帰って調べたらバッチリありました。）
道は・・・微妙です。
おそらく沢そのものを登っていくルートなのだろうけど、完全に流されてガリーになってる。
おそらく沢そのものを登っていくルートなのだろうけど、完全に流されてガリーになってる。
このまま舗装道直進で小表山登山口へ行けます。
時間をチェックして、行けそうだったのでここからバリルートへ。
時間をチェックして、行けそうだったのでここからバリルートへ。
低木薮。
前回の楯ヶ城山よりも熾烈ですが、晴れているので全く問題ないです。
前回の楯ヶ城山よりも熾烈ですが、晴れているので全く問題ないです。
ここからこのコースの核心部。国土地理院の地図ではのっぺりした尾根ですが、スーパー地形で書き起こすと多数の岩峰が連なる鋸状の尾根です。
3
2/9 10:42
ここからこのコースの核心部。
国土地理院の地図ではのっぺりした尾根ですが、スーパー地形で書き起こすと多数の岩峰が連なる鋸状の尾根です。
国土地理院の地図ではのっぺりした尾根ですが、スーパー地形で書き起こすと多数の岩峰が連なる鋸状の尾根です。
・・・。
行く先になんだかとんでもない岩壁が見えた。
あれ、小表山じゃないよね・・・？
行く先になんだかとんでもない岩壁が見えた。
あれ、小表山じゃないよね・・・？
この先に生身では上れない岩壁が現れた。
左右の調査をして人工林の渡れそうな左側へ。
左右の調査をして人工林の渡れそうな左側へ。
支尾根がないので、道間違えの心配はありません。
（道は危険ですが）
（道は危険ですが）
そして現れた閉塞岩。尾根上にどーんと居座っている。登れるけど降りられない構造。
右は30m級の崖。左もひどい傾斜だけど、こっちしかない。念のためザイルで降下。
2
2/9 11:24
そして現れた閉塞岩。
尾根上にどーんと居座っている。登れるけど降りられない構造。
右は30m級の崖。左もひどい傾斜だけど、こっちしかない。念のためザイルで降下。
尾根上にどーんと居座っている。登れるけど降りられない構造。
右は30m級の崖。左もひどい傾斜だけど、こっちしかない。念のためザイルで降下。
足がかりがあるのはここしかない。でも一人で登るのは自殺行為だろうし。もうすこし探索してみよう。
もう少し進んだら安全に尾根に復帰できるポイントがあった。
無理しなくてよかった。
無理しなくてよかった。
後は特に危険無し。
下りで使うと生身では通過不能です。
登りで使うのも危険。このルートは参考にしないでください。
下りで使うと生身では通過不能です。
登りで使うのも危険。このルートは参考にしないでください。
隣が小表山。
このあたりの山は、国土地理院地図では穏やかに見えますが、崖だらけ。当てにならない。
このあたりの山は、国土地理院地図では穏やかに見えますが、崖だらけ。当てにならない。
最後の岩を登っていく。ちなみにこのロープ岩に擦られているので近いうちに切れます。
全体重預けた場合、切れたら鉛直に落下して死にます。必ず3点ホールドを。
4
2/9 11:54
最後の岩を登っていく。
ちなみにこのロープ岩に擦られているので近いうちに切れます。
全体重預けた場合、切れたら鉛直に落下して死にます。必ず3点ホールドを。
ちなみにこのロープ岩に擦られているので近いうちに切れます。
全体重預けた場合、切れたら鉛直に落下して死にます。必ず3点ホールドを。
90度折り返し。ヤマレコの新機能の「目標地の設定」を使って、あらかじめ道間違えしそうな場所を目標にしておけば、変な尾根に入るのを抑止できます。便利。
2
2/9 12:38
90度折り返し。
ヤマレコの新機能の「目標地の設定」を使って、あらかじめ道間違えしそうな場所を目標にしておけば、変な尾根に入るのを抑止できます。便利。
ヤマレコの新機能の「目標地の設定」を使って、あらかじめ道間違えしそうな場所を目標にしておけば、変な尾根に入るのを抑止できます。便利。
地籍の境界線は自然林なので、結構な巨木が生える。
桜の季節は綺麗かも。
桜の季節は綺麗かも。
最後の展望。
佐伯市内方向。
目立ったメルクマールが無くてGPS無いと迷いそう。
佐伯市内方向。
目立ったメルクマールが無くてGPS無いと迷いそう。
台場（累跡）？
確かに旗返峠は西南戦争の時の戦争遺跡があると言うけど。
確かに旗返峠は西南戦争の時の戦争遺跡があると言うけど。
旗返峠。国土地理院の表記の場所とは少し離れています。ここを歩いて岡藩と佐伯藩を行き来していた。古い地図を見ると旗返峠道は何度も路線変更され、最終的には隧道ができて県道となったが、圧壊して通行不能に。今はR326があるので、もはや通る人はいません。
5
2/9 13:42
旗返峠。
国土地理院の表記の場所とは少し離れています。ここを歩いて岡藩と佐伯藩を行き来していた。古い地図を見ると旗返峠道は何度も路線変更され、最終的には隧道ができて県道となったが、圧壊して通行不能に。今はR326があるので、もはや通る人はいません。
国土地理院の表記の場所とは少し離れています。ここを歩いて岡藩と佐伯藩を行き来していた。古い地図を見ると旗返峠道は何度も路線変更され、最終的には隧道ができて県道となったが、圧壊して通行不能に。今はR326があるので、もはや通る人はいません。
少し歩くと「大乗妙典一字一石塔」
一字一石塔は峠道で結構見かけます。
やはり要となる峠道だったのでしょう。
一字一石塔は峠道で結構見かけます。
やはり要となる峠道だったのでしょう。
一字一石塔までもどり、ここから旗返峠古道の宇目方向半分をたどっていきます。
古道のど真ん中の赤松。
赤松は成長が早いが、これだけ大きくなるくらい昔に廃道となったようです。
赤松は成長が早いが、これだけ大きくなるくらい昔に廃道となったようです。
ここだけひどい土砂崩れ。そして薮。
とはいっても10mくらいの辛抱です。
とはいっても10mくらいの辛抱です。
数m下を新道が走っている。
この路は何度も形が変わって敷き直されてきた歴史があります。
この路は何度も形が変わって敷き直されてきた歴史があります。
古道って人里に近づくと消える傾向にあるんですけど、ここはだいぶしっかりしていますね。
ここから降りてきた。
よく見ると引き込むような形で石垣。
初見だとここが入り口とは気がつけないと思います。
よく見ると引き込むような形で石垣。
初見だとここが入り口とは気がつけないと思います。
そして目の前にお地蔵様。
ここが旗返峠古道の宇目側の起点でいいでしょう。
ここが旗返峠古道の宇目側の起点でいいでしょう。
上津小野ふれあいセンター。
次はここの駐車場使わせていただきたいので、誰か探したけど誰もいない・・・。
次はここの駐車場使わせていただきたいので、誰か探したけど誰もいない・・・。
GPS精度高すぎて、どこで道路を渡ったかもバレてしまいますね。
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
針金
テーピングテープ
細引
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
飲料
地図（地形図）
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
マグライト
予備電池
ポータブル充電機
GPS
筆記用具
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
カメラ
ストック
ビーコン
サバイバルシート
20mザイル
環付カラビナx6
ハーネス
ヘルメット
60cmスリングx3
120cmスリングx2
エイト環
フリクションコード
10mパラコード
ツェルト
|
|---|
感想
昨日は仕事明けだったのでパス。その代わりに今日は少し重めで。
市境尾根の計画だが、佩楯山までは、ずいぶん昔に建てた計画書がたくさんあり、下調べ十分だったが、佩楯山よりも西はまだコースを練れていなかった。結構入り組んでいるので、市境尾根を歩き、車のデポなしだと一回5km程度が限界。
双子嶽は麓から登る縛りがないなら、上からアクセスした方が道迷いも急坂もないのでだいぶ楽です。城山は登山道が非常にわかりにくく、他の人の記録もあまり当てにならないので、コース取りは独特なセンスがいるかも。行きで赤紐つけながら歩き、帰りで回収したので全く同じ道を歩けましたが、漫然と歩いたら行きと帰りで同じ道は歩くのは難しい。
小表山への登りは、数10mの絶壁の上を渡っていくので、ある程度のロープワークは必要です。田原山の北尾根に近く複雑で、道を間違えても帰ってこられるコース取りを。一般の人は非推奨。
市境尾根は一度歩いた道が半分あったので、快適に歩けた。ただ、何回も急角度で方向転換が必要な尾根なので、明後日の方向に行かないように随時方向はチェックした方がいいです。旗返峠から宇目への下りは尾根道主体のため想像以上に道が残っている。楯ヶ城越と比べても、途中が林道に侵食されていないため、保存状態はかなり良好。岡藩側の道も書き起こしているので、また今度の宿題。
大分県主要山岳丘陵一覧 (685/1077)
No.1049 赤松峰（宇目北西部）
No.1050 城山（宇目北西部）
No.1051 双子岳（宇目北西部）
No.1052 上津小野山（宇目北西部）
体力 ★★★☆☆
傾斜 ★★★☆☆
不明瞭度 ★★☆☆☆
危険度 ★★★★☆
薮指数 ★★☆☆☆
岩指数 ★★★★☆
天気 A
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双子の山頂は�吉任�420mですが、�業任�431.6mのようですね。どちらも行ってみます。もちろん上から！
何度も変わったらしい旗返峠だけど、�業任任牢�返三角点なので近々行ってみます。
上津小野山の登録が「高津」なのは豊後国志ですか？石幢も「高津」ですね。
旗返峠は思ったよりもいろいろ残っていたので、次は三重の方の探索をしたいと思います。隧道の状態も気になるし、併せて廻ってみるのもいいかもしれません。三角点だけ登りたいのであれば、隧道付近まで歩いて行って沢を少し登るのが最短かも知れませんが、状態はよく分からないです。中段の県道から今回歩いた古道を歩いて行くのが一番わかりやすいかも？
「高津」は誤植です。すみません。「上津」に修正しておきました。
らるさんが週末にどこを歩くのか？
凄く楽しみにさせて頂いています。
2/8にわたしも本匠山部・三国峠・鷹巣岳あたりを
うろうろしていました。
久しぶりの鷹巣岳で
Pから見上げる岩稜は危ない雰囲気ありましたが、
あの小表山を東から攻めるのは凄いです。
三国峠から先の市境線は暫く激藪の記憶はありません。
佩楯山から旗返峠までどう歩くのか期待です！
いつもありがとうございます。
SRTは山部の尾根にめり込んだ部分をどう歩くか悩んでいます。忠実に歩くにしても、境界に古道はないし、トラバースは薮っぽそうですし。
近日中に酒利岳と三国嶺をつなげる予定です。冬のうちに何とか海岸から傾山までつなげられたらなと思ってます。
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