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Yamareco

記録ID: 779302
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

青薙山 〜 沼平から 〜

2015年12月12日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
09:19
距離
19.7km
登り
1,810m
下り
1,813m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:02
休憩
0:15
合計
9:17
7:45
7:45
127
9:52
9:53
140
12:13
12:27
111
14:18
14:18
63
15:21
15:21
50
16:11
16:11
1
16:12
ゴール地点
天候 くもり時々晴れ一時雨
過去天気図(気象庁) 2015年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
◇沼平の駐車場に自家用車を駐車。
・スタート時外1台、下山時外2台。
コース状況/
危険箇所等
【沼平ゲート⇔青薙山登山口】
◆4.5kmほどある長い林道歩きです。
【青薙山登山口⇔池ノ平】
※この区間は、「山と高原の地図」では実線となっていますが、決して整備が行き届いた登山道ではありません!
◆登山道にはピンクテープの印があります。
◆中部電力の作業道に入り込まないように注意が必要です。二ヶ所ほど紛らわしい分岐がありますが、どちらの道を辿ればよいか分かるような標識はありません。登山口すぐの分岐は左手に進みます(自分は間違えて右手に進んでしまいました)。登りでの次の分岐は右手に進みます。黄色のテープ、マーキングは中電の作業道の印のようですが、登山道にも黄色の印があります。
◆登りでワイヤーがかかっている区間が終わるとザレた危険な急斜面のトラバースと登りになります。10mほどトラバースして、少し登り、折り返して逆方向にトラバースする様に登山道が付けられていますが、斜面が崩れ、実質登山道が埋まってしまっている状況です。
【池ノ平⇔赤崩の頭】
◆赤崩の縁を歩く所もあるので少し注意が必要です。
◆登山道を示すピンクテープや赤テープの印があり、踏み跡も濃いため、道迷いの可能性は低いと思います。
【赤崩の頭⇔青薙山】
▼この日は赤崩の頭を過ぎると残雪あり。山頂直下の吹き黙った所で10cm程度の積雪で、滑り止め等を着用する必要がない程度の雪でした。
◆赤崩の頭からしばらくは谷筋を行くので、登山道が少し分かりにくいかもしれません。登山道を示す印は一定間隔であるので、印を辿れば道迷いの可能性は少なくなります。
◆尾根に乗ると登山道を示す印は少なくなりますが、踏み跡が濃く、道迷いするような所はほとんどないと思います。基本的に尾根筋を辿れば問題ありません。
◆山頂少し手前で開けている平坦地があり、積雪で踏み跡が見えなかったこともあり、登山道を辿るのに苦労する部分がありました。登りでは高い場所へ向かえば登山道に復帰できます。
その他周辺情報 ☆南アルプス赤石温泉白樺荘で入浴。
・510円。
・「4月から11月まで10:00〜18:00、12月から3月まで10:00〜17:00」だそうです。
・仄かな硫黄の香りがするぬるっとした泉質の温泉です。
今日はヘッドランプを点けずにスタート。
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今日はヘッドランプを点けずにスタート。
このあたりでポツリポツリと小雨が降り出しました。
青空を期待してきたのですが…。
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このあたりでポツリポツリと小雨が降り出しました。
青空を期待してきたのですが…。
畑薙大吊橋と袂までやってきました。
そばの屋根付き休憩所に一台の自転車が置いてありました。
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畑薙大吊橋と袂までやってきました。
そばの屋根付き休憩所に一台の自転車が置いてありました。
青薙山登山口。
ここを登るとすぐに踏み跡が左右に分かれます。
自分は右側(南側)に延びる踏み跡を辿りました。
青薙山登山口。
ここを登るとすぐに踏み跡が左右に分かれます。
自分は右側(南側)に延びる踏み跡を辿りました。
【道誤り中!】
枯れ枝や枯葉、砂利で登山道が埋まっていて、歩きにくい。ザレザレで足を取られる所もありました。
【道誤り中!】
枯れ枝や枯葉、砂利で登山道が埋まっていて、歩きにくい。ザレザレで足を取られる所もありました。
【道誤り中!】
踏み跡が薄く、歩きにくい道も、こんな黄色い印があるので、歩き続けました。
【道誤り中!】
踏み跡が薄く、歩きにくい道も、こんな黄色い印があるので、歩き続けました。
【道誤り中!】
この様に木に黄色のペンキでマーキングしてある所も。岩にペイントがある所もありました。
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【道誤り中!】
この様に木に黄色のペンキでマーキングしてある所も。岩にペイントがある所もありました。
【道誤り中!】
「中部電力」と書かれた黄色テープが木に巻かれていたところがあったので、道を間違ったかなと嫌な胸騒ぎを感じつつ、歩き続けると、ヤマレコで見た覚えのあるワイヤーがかかっている区間に辿り着きました。このワイヤーを見て、ホッとしたのですが…。
【道誤り中!】
「中部電力」と書かれた黄色テープが木に巻かれていたところがあったので、道を間違ったかなと嫌な胸騒ぎを感じつつ、歩き続けると、ヤマレコで見た覚えのあるワイヤーがかかっている区間に辿り着きました。このワイヤーを見て、ホッとしたのですが…。
【道誤り中!】
さらに黄色の印と薄い踏み跡を辿っていくと、鉄塔に行きつきました。
そして、鉄塔から先には踏み跡や印がありません。
ここで道誤りしたと確信。
スマホのGPSで位置を確認すると、一本南側の尾根を登ってきてしまっていました。
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【道誤り中!】
さらに黄色の印と薄い踏み跡を辿っていくと、鉄塔に行きつきました。
そして、鉄塔から先には踏み跡や印がありません。
ここで道誤りしたと確信。
スマホのGPSで位置を確認すると、一本南側の尾根を登ってきてしまっていました。
【道誤り中!】
地形図を確認すると、池ノ平まで崖や崩壊地など踏破に困難な地形はなさそうです。登山口の分岐点まで戻って登り返すよりも安全かつ短時間で池ノ平まで歩けそうだったので、道なき道を池ノ平まで登り続けることにしました。
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【道誤り中!】
地形図を確認すると、池ノ平まで崖や崩壊地など踏破に困難な地形はなさそうです。登山口の分岐点まで戻って登り返すよりも安全かつ短時間で池ノ平まで歩けそうだったので、道なき道を池ノ平まで登り続けることにしました。
途中、空から落ちる雨粒が大きくなった時もありましたが、無事に池ノ平に辿り着きました。
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途中、空から落ちる雨粒が大きくなった時もありましたが、無事に池ノ平に辿り着きました。
コンコンと水が湧き出る池。
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コンコンと水が湧き出る池。
池ノ平で少し休憩し、先に向かいます。
やはり登山道は歩きやすい!
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池ノ平で少し休憩し、先に向かいます。
やはり登山道は歩きやすい!
赤崩の縁に出ました。
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赤崩の縁に出ました。
崩壊地を見下ろすも、霧がかかり、見通しが悪いため、それほど迫力を感じません。
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崩壊地を見下ろすも、霧がかかり、見通しが悪いため、それほど迫力を感じません。
赤崩の頭に到着すると、青空が広がってきました。
とはいっても南アルプスの主稜線は雲に包まれたままです。
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赤崩の頭に到着すると、青空が広がってきました。
とはいっても南アルプスの主稜線は雲に包まれたままです。
赤崩を覗き込むと、はるか下に大井川が見えます。
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赤崩を覗き込むと、はるか下に大井川が見えます。
赤崩の頭から少し進むと、残雪が出てきました。
この辺りでは、気温の上昇に伴い、木の枝葉に積もった雪が溶け始めていました。上から降り注ぐ水滴で、髪の毛やザックはびしょ濡れに。
赤崩の頭から少し進むと、残雪が出てきました。
この辺りでは、気温の上昇に伴い、木の枝葉に積もった雪が溶け始めていました。上から降り注ぐ水滴で、髪の毛やザックはびしょ濡れに。
苔や木の葉にうっすらと雪がついている景色は、粉砂糖が降りかかった抹茶ケーキのような優しい色合いで、心地よい風景でした。
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苔や木の葉にうっすらと雪がついている景色は、粉砂糖が降りかかった抹茶ケーキのような優しい色合いで、心地よい風景でした。
幻想的です。
標高2200m標識。
山頂手前の展望地から南アルプスの主稜線を見ると、赤崩の頭から見た時よりも雲が濃くなっていました。
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山頂手前の展望地から南アルプスの主稜線を見ると、赤崩の頭から見た時よりも雲が濃くなっていました。
丈の低い笹原の中を歩く所もあります。
丈の低い笹原の中を歩く所もあります。
積もっている雪のせいか、冷えて、寒くなってきました。
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積もっている雪のせいか、冷えて、寒くなってきました。
この辺りで、登山道を辿れなくなり、少しウロウロしてしまいました。
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この辺りで、登山道を辿れなくなり、少しウロウロしてしまいました。
山頂標識発見!
うす暗い森の中から見えた山頂標識は、光に照らし出され、象徴的でした。
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山頂標識発見!
うす暗い森の中から見えた山頂標識は、光に照らし出され、象徴的でした。
青薙山到着。
ここで休憩。
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青薙山到着。
ここで休憩。
山頂は木々に囲まれ展望はありません。
山頂は木々に囲まれ展望はありません。
下山します。
途中の展望地から茶臼小屋が見えました。
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途中の展望地から茶臼小屋が見えました。
茶臼岳も何とか見えました。
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茶臼岳も何とか見えました。
10分くらい粘りましたが、最も雲が取れた時でこの程度。
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10分くらい粘りましたが、最も雲が取れた時でこの程度。
赤崩の頭まで下りてきました。
南アルプスの主稜線は雲に包まれたままです。
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赤崩の頭まで下りてきました。
南アルプスの主稜線は雲に包まれたままです。
大井川の上流域を見やる。
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大井川の上流域を見やる。
赤崩は大迫力。
1000mほど下を流れる大井川を拡大。
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1000mほど下を流れる大井川を拡大。
一瞬、聖岳の頭の一部が見えました。
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一瞬、聖岳の頭の一部が見えました。
赤石岳も一部見えました。
10分以上粘りましたが、結局、これが限界でした。これ以上時間が経つと、白樺荘のお湯を楽しめなくなりそうなので、諦めて下山することに。
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赤石岳も一部見えました。
10分以上粘りましたが、結局、これが限界でした。これ以上時間が経つと、白樺荘のお湯を楽しめなくなりそうなので、諦めて下山することに。
どんどん下ります。
池ノ平から下は倒木が邪魔になる所もあります。
どんどん下ります。
池ノ平から下は倒木が邪魔になる所もあります。
危険箇所。
登山道がほぼ消失しています。
画像右にトラバースしてから、急斜面を下ります。
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危険箇所。
登山道がほぼ消失しています。
画像右にトラバースしてから、急斜面を下ります。
先ほどのトラバースを折り返すようにして、さらにトラバースします。
ここも登山道は実質消失しています。
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先ほどのトラバースを折り返すようにして、さらにトラバースします。
ここも登山道は実質消失しています。
ワイヤーがかかっている地点。
ワイヤーを手掛かりにできるので、それほど危険は感じません。
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ワイヤーがかかっている地点。
ワイヤーを手掛かりにできるので、それほど危険は感じません。
分岐点を振り返る。
登りの場合、右手に向かうのが正解。
左手に進むと中部電力の作業道となります。
分岐点を振り返る。
登りの場合、右手に向かうのが正解。
左手に進むと中部電力の作業道となります。
登山口近くの分岐点直後。
ピンクテープが登山道を示しています。
登山口近くの分岐点直後。
ピンクテープが登山道を示しています。
林道まで下りてきました。
後は長い林道歩き。
ここ二週連続で長い林道歩きをしていたので、余裕かと思いきや、この林道歩きはかなり苦痛を感じました。
林道まで下りてきました。
後は長い林道歩き。
ここ二週連続で長い林道歩きをしていたので、余裕かと思いきや、この林道歩きはかなり苦痛を感じました。
林道から見た畑薙大吊橋。
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林道から見た畑薙大吊橋。
ゲートまで戻ってきました。
ゲートまで戻ってきました。

感想

前々日くらいまでは12日(土)は雨予報で、翌日の日曜日は用事があり山にはいけないことから、次の休日は山には行けないとなぁ〜と悶々と過ごしていました。
しかし、低気圧が早めに日本列島を通過したことで、前日のうちに急速に天気が回復し、翌日も晴れの予報となりました。
天気が良いなら山に行かない手はないので、静岡県の奥地にある青薙山に登ることにしました。

沼平の駐車場に着くと、どんより曇り空。
出かける直前の天気予報では晴れ間が広がっているはずだったのですが…。
じきに青空が広がってくるだろうと思い、歩き始めました。
結局、この日は、時折晴れ間を見ることができたものの、基本的に一日中曇り空。一時雨に降られるなど山を楽しむにはあまりいい一日ではありませんでした。
冠雪した南アルプス主稜線の展望を期待していただけに、ガッカリでした。

単に絶好の展望が得られなかっただけでなく、中部電力の作業道を誤って登ってしまい、その後道なき道を歩いたり、溶けた雪の水滴でびしょぬれになったり、全体としてはなんだかなぁ〜の山行となってしまいました。まあ、そんな楽しくない経験も、経験値を積めたとプラスに考えることにします。
迫力のある赤崩、赤崩から望む遥か眼下を流れる大井川、薄く雪化粧した山の景色などなど感動できる景色に出会うこともできたので、良しとしましょう。

次回の山行では青空の下を歩きたいな。

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