フランス階段工-鉢伏山-二ツ山-三峰山-和田峠


- GPS
- 19:59
- 距離
- 29.4km
- 登り
- 1,652m
- 下り
- 1,894m
コースタイム
- 山行
- 6:11
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 6:45
- 山行
- 12:10
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 12:41
天候 | 1日目 高曇り~晴れ 2日目 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
スコップ+のこぎり
スキー・ストック・シール
アイゼン
ラジオ+天気図
その他冬山泊個人装備(寝具一式・ナイフや灯り地図磁石)
|
---|---|
共同装備 |
ツエルト
ストーブ・鍋
|
備考 | ジカタビ |
感想
1日目
はじめ村井駅から歩こうかと思ったが、かみさんが送ってくれることになった。牛伏寺横の階段工遺構はカキンカキンに凍っていたが地下足袋シートラで通り抜ける。低温のため氷はさほどすべらない。1300mくらいで足が冷たくなりタビではきつくなりプラブーツに替える。トレースで圧雪道。圧雪なのでスキーは鉢伏山まではシートラかシーズリ。シールスキーはくほどの雪じゃない。
鉢伏から先は二ツ山まで数人のスノシューわかんトレースあり。随分助かる。下り斜面でもスキーが楽しめないずぶずぶ雪。
二ツ山のイグルーは、使えるかるかた雪層40センチは足元だけからでは取れないので、周囲にブロック切り出し場を作ってバンバン切って50分で完成。切出し場は広いので、かえってはかどり、長くて良いブロックがたくさん取れる。
イグルー作っていたら快晴になった。窓から富士山の夕景。
二日目
二ツ山から先は足跡無し。二ツ山の下り標高差200mは倒木で阻まれ、スキーもズブズブ沈みながらの滑降。稜線の北側に夏道トラバースルートがあるが、行くとドラッセル地獄になる。この季節は南斜面の際の雪の硬いところがよい。終盤はその稜線上が細く急になり、木登りっぽくなる。
やむを得ず北側に巻くとシールの効かないグラニュー深雪の急斜面で、悪戦苦闘する。時間読みを大幅にオーバーした。この山域の雪は特殊だ。少雪の上に低温で、なかなか締まらない。昔南アルプスでもこんな目にあった。
シートラアイゼンとシール登降を何度も替えてようやく三峰山へ。途中低温シール剥がれもあり。テーピングとG3バンドで解決する。水飲んで、行動食バリバリ食べて、ひたすら頑張る。
斜光の山頂は風もなく、展望よし。30年前にもこの時期に来ているけど、雪が更に少ない。このへんで泊まったのにな。今は大人気の山のようで和田峠まで完全圧雪トレース滑走路になっていた。平日なので誰にも会わない。
和田山までは上り下り多き圧雪路面なので、下りはスキー、登りはシーズリで。和田峠は水戸天狗党VS松本藩士会戦や黒曜石縄文族の歴史に浸るヒマもなく、スキーで滑降。意外と快適に全行程をシールスキーで下れた。狭いツボトレースだったのに。自動車道を何度かまたいで、中山道歩きルートが終わり、そこで地下足袋に替えてシートラ。大型車の往来は怖いが2時間歩いてもう慣れた。途中の宿場集落も寄りたかったが、真っ暗になっちゃったのでひたすら駅を目指す。諏訪大社も素通り。
下諏訪駅は周囲に食堂等もなく、ヴェンディングマシーンで買った10年ぶりくらいのコカ・コーラ飲んで電車を待つ。充実したけどタイヘンなラッセルだったな。
コメント
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あそこでイグルースキーもすごい。ちょっとチャレンジしてみたいけどスキー短いのも必要ですね。
スキーろくにやってないけれど短いのも欲しくなってきたよ。
二ツ山ってなんか素敵な写真ばかりですね。行ってみようと思った。
ところで、登り始めは靴の方がよかったくない?
本題ですが、頭巾は下ろす方に一票です。
スキーは長くても短くてもいいよ。ここでは登りでは完全にいらないし、パウダーってわけでも無いから誰もやらないですよね。長いのも短いのもそれぞれ得意場面が逆です。
氷のスベスベ氷河は区間短いので100mくらい。ジカタビは、携帯かさばらないからいいです。朝一は気温低いから見かけほど滑らなかった。
この頭巾帽子は、戦前のドイツ山岳兵の完コピです。函館にいた時帽子屋さんにオーダーしました。
鞍部から雪の三峰への登りはなかなかだったかと。。。
そして二ツ山でイグルー泊なんて
大変そうでしたがなんとも羨ましい山行。
頭巾、トモエちゃんは下げるに一票?
上げるのもよいですよ。一票です😁
二ツ山はキキさんのお気に入り山でしたよね。諏訪湖と富士山を見る完璧な立地。この辺りに木が生えていないのは縄文時代以来黒曜石やミシャグチ信仰が盛んで人が多く、薪として資源を取り山が草原状になったままなのかななどと思いました。立ち枯れのカラマツ林が独特の景観でしたね。
イグルーは、積雪は多く無いけど良い雪はありました。少し雪庇状に吹き溜まるところがあり。
私が持っている和田峠産のものは、石英の筋がピンク、黒というより茶色で、可愛らしいです。
山歩きのコメントじゃなくて、すみません…!黒曜石好きなもので、つい嬉しくなってしましました。
和田峠の黒曜石を知っているんですね。金属が作れなかった縄文時代は、和田峠産が日本中で取引されていたそうですね。組成分析でほぼ全国とわかっているそうですよ。奥蝦夷地のはるみちゃんまで持っているとは。諏訪盆地は縄文国宝土偶も2つも出ていて、縄文聖地探訪は山に登れなくなった老後の楽しみにしています。
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